えむえいぴいのかわら版(M.A.P.after5 というブログの御説明)


 ●M.A.P.after5は、株式会社M.A.P.のブログです。
 ●現在、M.A.P.after5は旧ブログから引越し作業中です。

旧ブログ引越し中
  • 旧ブログの全ての記事を、この新ブログへ移しました。しかしテキストを単純に移行しただけなので、レイアウト等が整っていません。只今修正中。
  • いまだ殆どの内部リンクが旧ブログに飛ぶようになっています。
  • 旧カテゴリが新ブログのシステムと整合が取れないため、古い記事から順番に、設定し直しています。

  • ●M.A.P.after5の記事は、主にM.A.P.代表の高山正樹と、時々M.A.P.の影のボス宇夫方路が書いています。

    ●M.A.P.after5の記事の投稿順ではありません。
    記事の並び順は投稿順ではなく出来事の日付順になっています。
    また投稿した記事の多くは「暫定投稿」で、後日それに追記したり改稿したりして記事を完成させます。時には、一年前の記事に追記したり新規投稿したりする場合もあります。
    そのため、投稿された記事や更新された記事がどこにあるのかわからないという申し訳ないブログでした。今までもそれを解決するために色々と試してきましたが、なかなかうまくいきません。
    そこで……

    ブログの更新情報はツイッターでお知らせすることにしました。
    @MAPafter5のツイッターで更新情報をリアルタイムにツイートします。
     ※M.A.P.が管理する全てのサイト・ブログの更新情報をお知らせします。
    ●過去の更新情報は@MAPafter5のツイログで確認して頂くのが便利です。
     ※#MAPBlogのタグ付きツイートが、M.A.P.after5の更新情報です。

    ●また、最近の主な記事の更新情報を、次項でお知らせします。

    【最近更新した主な過去の記事】

    "想い"をたずさえて~ 『過去から考える未来への道のり』

    「原発対話の会」Vol.21
    今回は対話の会事務局の鹿目久美さんがFacebookにイベントを立ててくれました。それをここに転載します。


    "想い"をたずさえて~
    『過去から考える未来への道のり』

    浪江から避難している篠原美陽子さんのお話

    4月の福島第一原発の視察・7月には復興本社の石崎さんのお話を伺いました。みなさんは原発事故とあらためて向き合い、何を感じたでしょうか?

    私(鹿目)は、原発の問題を向き合う時に当事者の思いが見えてこないことに、不安や焦りを感じます。

    そこで今回は、解除準備区域に家があり、女将としてご主人とともに守ってきたお店が帰還困難地区にあるという、福島県双葉郡浪江町から埼玉に避難をされている篠原美陽子さんにお話をして頂くことになりました。

    篠原さんは被災当事者でありながらも、震災直後には「賠償コールセンターを運営していた会社」で働いた経験もあります。その経験を活かし、避難先の埼玉では賠償相談会を開いたり、情報を共有する対話の場や冊子「想い」を作ってこられました。

    現在は、原発事故に関係する問題の勉強会に参加したり、本や専門的な資料を読み、専門家の話を聞き調べ、知りえた知識を人の役に立てたいと考えておられます。

    篠原さんが調べてきた内容は多岐にわたります。
    賠償、環境問題、最終処分場、廃棄物問題、原子力の歴史、身体、行政学、食と法、廃炉作業の怖さなど。
    最近は日本学術会議に通い始め、産官学とか財団とかも調べているとか。

    そんな篠原さんならではの視点と、篠原さんでなくては語れないことがたくさんあるはず。とても貴重なお話が聞ける機会です。たくさんの方に集まって頂けるとうれしいです。

    ●日時:10月14日(土) 14時 Start
    ●参加費:1,500円
    (資料代・カンパ含む、高校生以下500円)
    ●会場:M.A.P. 03-3489-2246
      (小田急線喜多見駅徒歩5分)
     狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の2階
      ⇒会場アクセス

    主催:原発対話の会
    「原発対話の会」Facebookグループ
     ⇒https://www.facebook.com/groups/384571738344960/
    FBのイベント
     ⇒https://www.facebook.com/events/176830502688913/

    【篠原美陽子さんのプロフィール】
    埼玉県蕨市で育ち、短大卒業後結婚し、浪江町へ、15年間、日本料理“しのはら”の女将として生きる。
    大震災で、自宅は帰還困難地区、店舗は解除準備区域、そこから埼玉県に避難した。避難後、橋本病、PTS、摂食障害など発症し、現在も療養中。
    "想い"という機関誌を発行したり、賠償相談会開催などを行い、平成24年度から26年度は福島県ふるさと帰還支援事業助成を受けて活動。
    現在は、浪江町へ毎月通いながら、一歩ずつ考え、調べる日を過ごす。

    原発対話の会でトリチウムを徹底的に考えてみる

    去年の3月以来二度目、また電力中央研究所の佐々木道也さんに講演をお願いしました。

    「原発対話の会」Vol.20
    徹底的にトリチウムを考える
    ~再び電力中央研究所の佐々木道也さんを迎えて~

    ※取り急ぎ日程のみ告知します。
    ●日時:10月7日(土) 14時30分 開場 15時 Start
    ●参加費:1,000円
    (高校生以下500円)
    ●会場:M.A.P. 03-3489-2246
      (小田急線喜多見駅徒歩5分)
     狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の2階
      ⇒会場アクセス
    ※そのまま希望者は懇親会へ突入。
    (費用別途でお願いします。お1人1,000〜2,000円くらいで)

    【佐々木道也さんのプロフィール】
     ・1974年静岡県生まれ 喜多見在住
     ・2002年電力中央研究所へ入所
      放射性廃棄物区分や輸送要件確認のための測定技術開発
     ・2012年から2014年までICRP事務局(オタワ)に派遣
     ・専門:放射線計測、線量評価、放射線防護

    主催:原発対話の会
    「原発対話の会」Facebookグループ
     ⇒https://www.facebook.com/groups/384571738344960/
    FBのイベント
     ⇒https://www.facebook.com/events/ただ今制作中

    まずは「みんなでしゃべろう!」から

    まずは、新しいアカウントをTwitterに作って呟きました。

    “喜多見と狛江の小さな映画祭+α”のコダワリから「みんなで踊ろう」というイベントが生まれ、そこからさらに発展して「みんなで◯◯こまえ」というグループが出来たのです。
    みんなで◯◯こまえ
    年一回、全ての人を巻き込むような大きなイベントを計画するとして、それまでの間は、毎回テーマを決めての小さな催しを、出来るだけ数多く開いて、色々な方々と普段から交流しお互いを知ろうということになりました。

    そして、さっそく第一回のイベントが決まりました。
    題して…
    みんなでしゃべろうこまえ
    日時:9月17日(日) 1時半 開場 2時 start
    場所:こまえくぼ1234
    (狛江市市民活動支援センター)

    狛江市和泉本町1‐2‐34 電話:03‐5761‐5556 FAX:03‐5761‐5033
    こまえくぼ地図
    主催:キタコマ映画祭/みんなで◯◯こまえ

    みんなで集まって、「みんなで」を阻害するような様々なエピソードを、みんなで話してみんなで聞いて、そしてみんなで語り合おうというイベントです。
    「こまえ」と銘打っていますが、狛江以外の地域からの参加も大歓迎です。
    参加費無料!
    できれば、お気持ちでカンパをお願いできればと思います。
    集まった皆さんで車座になって、ざっくばらんに話したいと思います。
    狛江の手話の会にご相談したところ、そういう車座の会ならば、手話通訳や要約筆記が必要な方は、個々ご自分がお住まいになっている地域の公的機関(狛江の場合は社協)に依頼してもらうようにするのがよいだろうとのアドバイス頂きました。いわゆる個人派遣ですね。
    主催の方では、いまのところ手話通訳や要約筆記の方を頼むことは考えていませんが、筆談ボードなど、出来る限りのことは、スタッフで考えて対応したいと思います。
    また当日は、特に聴覚障がいの方のためにということではなく、ホワイトボードに皆さんの発言を書いていく、そんなことが出来ればとも思っています。

    定員は60名ほどでしょうか。当日ひょっこりいらしても大丈夫だとは思いますが、できれば参加の意思のある旨、お知らせいただければ嬉しいです。

    【問合せ先】
    TEL:03-3489-2246 M.A.P.(エムエイピー) 担当うぶかた
    FAX:03-3489-2279


    また事前準備や当日のお手伝いなど、実行委員兼ボランティアスタッフを募集しています。
    沢山の方の参加をお待ちしています!

    “今井ミカ監督トーク”について続報

    まずは8月6日の記事“「あだ名ゲーム」&「食べる。」+“今井ミカ監督トーク”について他”をお読みください。

    ひと口に手話と言っても、日本の手話には日本語と同様に様々な方言があります。そのことは前から知っていました。しかしそれとは別に、元々ろうの方々のコミュニティーの中で生まれ、日本語とは全く違う文法体型をもった「日本手話」というものがあり、それは我々がよく知っている日本語の語順で手話単語を並べた(つまり日本語が出来る人たちにとってわかりやすい)手話を「日本語対応手話」とは別物であるということを、今回初めて知りました。

    今井ミカ監督にとっての第一言語は、日本語ではなく「日本手話」なのです。「日本語対応手話」(イコール「日本語」ということですが)もお出来になりますが、苦手だと伺いました。だから、自らの思いをきちんと伝えるためには、やはりトークは「日本手話」で話したい、そんな思いがおありなる。当然のことですし、真摯に上映会のことを考えてくださっているわけですから、有り難いことです。
    そこで、今井さんの話す日本手話を、お客様に伝えるために、今井さんの信頼篤い方に通訳をお願いすることになりました。ただ諸事情があり、当日その方は狛江の会場にまでは来られない。そこで今井ミカ監督のトークは、スカイプ中継で行うことにしました。

    画面には、日本手話で話す今井ミカ監督が映り、音声は通訳の方が監督の日本手話を日本語に訳した声というわけです。

    さて、悩ましき課題はその先にありました。
    上映会にやって来るお客さんの多くは日本手話の出来ない方々のはずです。耳の聴こえる人は、通訳の方の言葉を聞けばそれでことが足ります。また、耳が聴こえない方でも、「日本手話」が理解できるなら、画面の今井さんの手話を見ていれば大丈夫です。しかし問題は、日本語対応手話しかできない耳の聴こえない方がいらした場合です。
    「今井監督の日本手話」→「お客様が必要な日本語対応手話」
    この回路をどのように構築すればいいのか、まさに暗中模索、多くの当事者の方々に伺いながら検討してきました。

    要は、「日本手話」を直接「日本語対応手話」に通訳するか、スカイプから流れて来る通訳の方の日本語を日本語対応手話に再度通訳するか(これはいわゆる手話通訳の方が通常やられていることですね)、そのどちらかの方法を採用すればいいわけです。しかしわれわれにとってこの問題はさほどに単純ではありませんでした。

    もちろん切実な問題として、お金のことがあります。ただ、トークの時間だけお願いするなら捻出できないという金額ではありません。でもそのためには、上映が終わった頃においでくださいということになる。確かに、通訳の方のことを、情報保障するための道具だと割り切ればいいのかもしれない。そしてむしろ手話通訳の方々は、プロとしてそれこそを望んでいらっしゃるのかもしれません。お客様の中に、手話通訳が必要とされている方がいてもいなくても、プロの仕事として通訳をして帰る。

    でも、我々はそこでハタと立ち止まってしまうのです。
    たとえ聴覚障がい者がいなくても、こうした催しには必ず手話通訳をつけるということの社会的な意義も十分理解しているつもりです。それでも考えてしまう。それは、20人そこそこしか集まらないけれど、それだからこそ存在するこの映画祭のアイデンティティと深く関わる問題なのです。そしてそれについては、いずれきちんとお話しなければならないと思っています。

    結局、次のように決定しました。
    映画祭には手話通訳の出来る実行委員がいます。(という言い方がいいのかどうか、対外的にはそうなのだろうけれど、思いは「参加して下さっている、つまりとっても感謝しています」なのですが、)その方に無理をお願いしました。そしてこの日来られるようにお仕事の方を調整してくださったのです。そうして、その日、会場に日本語対応手話による通訳の必要なお客様がいらした場合も対応できることになりました。

    また、決してトークの時間を短くするためというワケではなく、「あだ名ゲーム」(13分)と「食べる。」(13分)に加えて、「100ページ目の告白」(36分)と言う作品を上映することにいたしました。
    それに合わせて告知記事も更新しましたので、そちらも併せてお読みください。
     ⇒プログラム7「あだ名ゲーム」&「食べる。」そして…

    今井監督から「100ページ目の告白」が送られてきて、それを拝見しました。拝見して、なるほど、この作品こそ、今井ミカさんが我々に伝えたかったメッセージなのだと得心したのです。

    ここ数年、ずっと聴覚障害について考えてきました。そして、もし僕に身体がみっつくらいあれば、そのひとつは手話習得に充てたいと切実に思うようになりました。しかし残念ながら、僕にはあまり健康とはいえない不満足な体と、あまり性能の良くない頭、それぞれひとつずつしか持ち合わせがない。
    ふと、沖縄出身の妻とホントにコミュニケーションを取るためには、ウチナーグチに対する理解こそが欠かせないものだったということを思い出したりもしています。

    さて、この思いと関係があることを、Twitterで呟きました。どのように関係があるのが、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ここに転載しておきたいと思います。

    「健常者」と「障がい者」の間にある障壁をどうに乗り越えるか、何も特別なことではなく、お互いに思いやる心があれば通じるのか。良き人は可能だというかもしれないが、しかし現実はそう簡単ではない。まずマジョリティとマイノリティの置かれた状況が、決定的に非対称だという認識が必要なのである。

    だから成熟した社会は、考慮しなければならないのはマジョリティの側であるというルールを採択するのである。そのことがどれほど社会に浸透しているか、その程度がどれだけ成熟した社会であるかのバロメーターになる。

    しかし今井ミカは「100ページ目の告白」に恋愛関係を持ちこむことによって、いったんは非対称の関係性を無化して見せるのだ。その時、耳の聴こえないひとりの男性と、彼を愛した「聞こえる女性」は対等となる。むしろ聾のコミュニティーに入り込んだ彼女の方が、マイノリティーとなる…

    さて、ふたりの筆談ノートの100ページ目に書かれた告白とは。ふたりの(あるいは聴覚障がいを持つ今井監督の)選んだ「方法」はいかなるものだったのか。そこに貴方は、個人的な関係の普遍的な解決策を見出すのか、あるいはそこに限界を読み取ってしまうのか…
    思索のための私的な【覚書】である。

    「あだ名ゲーム」&「食べる。」+“今井ミカ監督トーク”について他

    《以下、Facebookに投稿》
    何と言いましょうか、決して「字幕付き」をウリにしているわけではないのです。

    確かに「FAKE」といい、今井監督の作品といい、今回は聴覚障がいに関する映画を取り上げた、そういう意識があったことも事実なのですが。
    なかなか説明しにくいのですけれど、僕の頭の中は錯綜しています。それは「みんなで踊ろう」の時にもあったこと、いや去年の映画祭の頃からすでに分かっていたのですが、しかしどのように語っても誤解されてしまうのではないかと思い、というか僕自身が何かを見落としているような、あるいはこだわるべきではないことにこだわっているような気もして、結局ずっと口ごもっています。こんがらがった糸を、どうしたらほぐすことが出来るのか、ずっと考え続けている、分かりにくくて申し訳ありません。

    その対極にあるのが「フリークス」です。ある意味、大変シンプル。御幣を恐れず申し上げると、とても分かりやすい。だから(と言っていいのかどうか)この映画に登場する「異形の人々」と「私」の間にある障壁を乗り越える方法は、とてもシンプルなのかもしれません。もちろん、そんな単純ではないということもよく理解したうえで申し上げました。

    一方「FAKE」に登場する佐村河内氏の抱える「障がい」は、敢えて言えば分かりにくい。見終わった多くの人がモヤモヤするという感想を持つ。障がいがグラデーションだということを理解していても、それでもモヤモヤするのです。それは、真実が見極められないが故のモヤモヤとはどうも違う。彼を理解しようとするのだけれど、どうしてもその通信回路が繋がらないという感覚。
    このあたりのことを、上映後に皆さんと語り合ってみたいと思っているのですが…
    (今ツラツラと書いているのは、ボクの極めて個人的な感覚に過ぎないのかもしれません、ということを、ここらで申し上げておきます。)
    その回路として、「手話」という手段を、僕が持っていないということ、その「不足」はとても大きなことです。そしてそれは、外国の方と言葉が通じないということとは違うのだろうと僕は思っているのです。思ってしまっているのかもしれません。

    今回、全ての作品に字幕を付けるという挑戦をしているのですが、ボクは字幕が完璧な回路だとは全く考えていません。100の情報を流さなければいけないのに、その半分も流せないのではないでしょうか。
    自前で文字起こしして作った字幕は、映画の画面の外側に別のスクリーンを準備してそこに映します。それは、映画を制作した方々に敬意を表して、できるだけ作品に傷をつけたくないということがあるのですが、しかしこの「傷」という言い方を、聴覚に障がいを持った方が聞いたら(←「聞いたら」も変ですね)どう思うでしょう。あえて「傷」という言い方をしたわけですが、気を使って別の言い方をしても、きっとその本質は変わらない。
    一方、映画を制作した方は、字幕を別スクリーンに映したところで、どうしたってその文字情報に目が行ってしまうわけで、字幕は本来期待している伝達したいものが歪んでしまう結果をもたらす、と主張されるかもしれません。「歪む」も「傷」も同じです。

    この世の中、誤解だらけです。1000人の友達がいたら1000の誤解があるのだろうと思います。でも、それがあるからこそ、とりあえずこの世の中は回っているのかもしれません。全ての誤解に気付いてしまったら、きっと生きられません。
    でもね、それとは違うんだ!とボクは思ってしまっているのです。

    8月24日(木)のプログラムNo.7は、「あだ名ゲーム」&「食べる。」+今井ミカ監督のトーク、というふうに発表しています。しかしここへ来て、その内容を少し変更しなければならない事情が出てきました。

    みなさん「日本手話」というのをご存知でしょうか。
    ネットでこんな説明を見つけました。
    「日本手話は、日本語とは別の、独立した言語です。独特の文法体型をもっていて、日本語とは語順が違います。手の形・位置・動きに意味があるだけでなく、肩の向き・うなずき・顔の表情・眉や口の動きなどにも文法的な意味があります。これに対して、日本語対応手話は、日本語の語順で手話単語を並べたもので、その原型は聞こえる人によって作られました。だから、ろう児には理解しにくいのです。」

    私たちがよく見かける手話通訳は「日本語対応手話」です。一方、外国で手話を覚えたという今井さんが出来るのは「日本手話」なのだそうです。今井さんご自身が耳の聞こえない方なので、今井さんの日本手話によるトークを読み取って、手話の分からないお客様には言葉で、もし「日本語対応手話」しか理解できない耳の聴こえない方がいらした場合には「日本語対応手話」も同時にやっていただかなければならないということなのです。それをひとりでこなせるものなのか、二人の通訳者をお願いしなければならないのか。

    赤字を出しては続けていけない。なので「日本語対応手話」の通訳を頼むことすらできない我々です。それよりもずっと高額である「日本手話」の通訳の方を頼むことができるわけがない。(決して「日本語対応手話」が簡単で、だから安く頼めるのだなんて、爪の先ほども思ってはいません。そのことは何度でも申し上げておきたいと思います。手話通訳の方々が、とても安い金額で通訳を引き受けてくださっている現状も重々承知しているつもりです。そして深く感謝しています。)

    最後は下世話な話になりましたが、それも僕が感じている「モヤモヤ」の一部ではあります。
    まだまだお話したいことがあるような気もするのですが、今のところやはりなかなかうまく言葉にできません。そんな「モヤモヤ」を、今回おいでくださったお客様と共有できればと心から思っています。

    《Facebookの沖縄グループに投稿》
    ウチナーグチに、かつて「方言札」があったように、手話にも「手話札」というモノがあって、聾学校では手話が禁止され、手話を使った生徒に罰として「手話札」が首から掛けられたというのです。
    「沖縄人」が「日本人」とコミュニケーションを取る方法、「聾唖者」が「健常者」とコミュニケーションを取る方法、僕が感じるモヤモヤには、そうしたことも絡んでいるのですが。


    ※当時ろう学校では、一般人と支障なくコミュニケーション出来るようにと、読唇術と口話が推奨されていました。その所為で(読唇術と口話の習得に時間を費やさざるを得なかったために)、ろうの子どもたちの学力は遅れてしまいました。

    さらに映画祭の初日、20日の日曜日に開催される特別企画“夏休み こどももおとなもみんなで食堂”ではいくつかのパフォーマンスが予定されていますが、そこで大道芸をやってくださる星野りゅーた君のプロフィールが届きました。その中に次のような記述がありました。
    ​幼少期から音のない世界で健常者と共に育ってきた。補聴器から入るかすかな音と口の動きを読み取る読唇術でコミュニケーションをとる。
    そして所持する資格の中に「障害者職業生活相談員」というのもありました。

    決して狙って人選したわけではないのですが、こうしたタイミングでの出会い、なんだかとても不思議です。
    星野りゅーた君に会ったら、読唇術でコミュニケーションが取れる彼に、「手話」についてどう思うかを、是非とも聞いてみたいと思っているのです。

    《補足》
    1000人の友達がいたら1000の誤解がある。でも、聴覚障がい者といわゆる健常者との間の誤解はそれとは違う、という点に関して、少しだけ付け加えさせてください。まず他者との間の一般的に起こる誤解と決定的に違うのは、それが非対称の関係において起きるということです。それは、例えばマジョリティーとマイノリティーとの間の誤解すべてに言えることかもしれません。ただボクは、聴覚障がいを持った方との間に起きる誤解や無理解の背後には、それとは違う、もう少し本質的ともいえるような何かがあるのではないかと思っているらしいのです。自分のことなのに「らしい」とは、なんとも無責任ですが、今のところそうとしか言いようがない。だからここから先が説明しにくい。説明できないのであれば何ひとつ口に出すべきではないのかもしれません。
    ともかく、考え続けています。そして自分自身も納得のいく「説明」を見つけたいと思っているのです。

    なんやかんやで寂しくない

    朝方、映画祭の記事を明日掲載しますと、東京新聞の記者の方から連絡があった。
    その方は、自前で全ての作品に字幕を付けるという我々の試みに興味を待たれたらしい。記事に「聴覚障がい者」という文言を入れるかどうか、記者の方はまだ悩んでいた。取材の時にボクが話したことを、しっかり受け止めてくださっている。「バリアフリー」という言葉を使うと、それがバリアになって「健常者」が来なくなるということもあるらしい。集客にも気遣い、感謝である。

    少なくとも、見出しにはそれっぽい言葉を使わないようにしたいと。しかしデスクは、どうやら「障がい者」とか、はっきりした文言が欲しいらしい。
    「説得できるかどうか…」
    「考慮してくださって、ありがとうございます。あとはそちらにお任せします」とお伝えする。さて、いったいどんな記事にしてくださるのか、明日を楽しみ。

    明日、狛江市内で行われる二つのコンサートに映画祭と山猫祭りの仮チラシを折り込んでくださることになり、その準備作業に追われる。しかし、明日新聞に載ると、予約の電話がかかってくるかもしれない。コンサートに行っている間、電話番をしてくれる人はいないだろうか、などと考えているのだが、そんな人、いるわけがない。

    事務所でひとり寂しく作業をしていると、嬉しい訪問。ホントに感謝。
    といっても、明日留守番してくれるわけはない。

    一昨日ちょっとお手伝いした映画上映会を主催された三人がいらっしゃった。訪問者の写真を撮っておけばよかった。寂しくないんだぞ、という証拠に。

    “山猫合奏団祭り2017”その5 「注文の多い料理店」@こまえ

    “山猫合奏団祭り2017”第五夜
    “注文の多い料理店”

    【プログラム】
    “お楽しみコンサート”
     ??:宇夫方路 他?
     Piano:白石 准 

    “注文の多い料理店”
     作:宮沢賢治
     作曲:白石 准
     Piano:白石 准
     言葉:楠 定憲
     歌:高山正樹

    注文の多い料理店ロゴ

    日時:9月29日(金)19時
    会場:泉の森会館3階ホール
    (狛江市元和泉1-8-12)小田急線「狛江」駅スグ
    泉の森会館

    入場料: 3,000円 ※中学生以下1,000円
        三枚綴 7,500円 ※3人でのご利用可!
    お問い合わせ/ご予約:03-3489-2246 (M.A.P.うぶかた)

    tag: 山猫合奏団 

    “山猫合奏団祭り2017”その4 「華麗なるセロ弾きのゴーシュ?」

    “山猫合奏団祭り2017”第四夜(この日だけは夜じゃないけど)
    “セロ弾きのゴーシュ”

    【プログラム】
    “序奏と華麗なるポロネーズ”
     作曲:フレデリック・ショパン
     Cello:大島 純
     Piano:白石 准

    “セロ弾きのゴーシュ”
     作:宮沢賢治
     作曲:白石 准
     Cello:大島 純
     Piano:白石 准
     言葉:高山正樹/楠 定憲

    ※この画像は2010年2月に撮影
    2010年ゴーシュ

    茅ヶ崎、初見参です!

    日時:9月24日(日)14時
    会場:長谷川楽器3F C Side Salon
    (茅ヶ崎市幸町22-10)JR東海道線「茅ヶ崎」駅南口1分
    長谷川楽器

    入場料: 3,000円 ※中学生以下1,000円
        三枚綴 7,500円 ※3人でのご利用可!
    お問い合わせ/ご予約:03-3489-2246 (M.A.P.うぶかた)

    tag: 山猫合奏団 

    “山猫合奏団祭り2017”その3 「蛙と、どんぐりたちが騒ぐ夜」

    “山猫合奏団祭り2016”第三夜
    “どんぐりと山猫”

    【プログラム】
    “草野心平「蛙」組曲”
     作:草野心平
     作曲:白石 准
     言葉:高山正樹/楠 定憲
     Piano:白石 准
     Cello:大島 純

    “秋山君彦フルート演奏”
     Piano:白石 准
     Flute:秋山君彦

    “どんぐりと山猫”
     作:宮沢賢治
     作曲:白石 准
     Piano:白石 准
     Cello:大島 純
     Flute:秋山君彦
     言葉:楠 定憲/高山正樹

    どんぐりと蛙

    “草野心平の詩を奏でる”…いつか「蛙」の組曲にしたいと思っていました。それが今回実現しそうです。さてさて、如何なりますことやら。

    合奏版“どんぐりと山猫”の初演は1996年7月23日、フルート、ヴァイオリン、ユーフォニアム、ピアノと語りひとりという編成でした。その時、フルートで参加した秋山君彦氏が、21年ぶりに帰ってきました。今年は、フルート、チェロ、ピアノのトリオと、二人語りです。フルートもだけれど、秋山氏が持ち替えて吹くピッコロも実に楽しみです。

    草野心平と宮澤賢治、今年、新しい化学反応が起こりそうな予感がします。

    日時:9月19日(火)19時
    会場:プリモ芸術工房
    (目黒区洗足2-23-11)東急目黒線「洗足」駅0分
    プリモの地図
     
    入場料: 3,000円 ※中学生以下1,000円
        三枚綴 7,500円 ※3人でのご利用可!
    お問い合わせ/ご予約:03-3489-2246 (M.A.P.うぶかた)

    tag: 山猫合奏団 

    “山猫合奏団祭り2017”その2 メロスが走る夜

    “山猫合奏団祭り2016”第二夜
    “走れメロス”

    【プログラム】
    “詩を奏でる”山之口貘の詩 小品集
     作曲/Piano:白石 准
     言葉:楠 定憲/高山正樹

    改訂版 “走れメロス”
     作:太宰 治
     作曲:白石 准
     言葉:高山正樹/楠 定憲
     Piano:白石 准

    走れメロス

    久しぶりに沖縄出身の詩人“山之口貘を奏でる”をプログラムに加えました。なんだか新鮮な気分です。
    そして“走れメロス”は改訂版です。白石准曰く…
    「今年は、より山猫合奏団らしく、言葉のリズムと音楽のシンクロを精密にしてみたいと思っています。」
    ということは、たっぷりと練習しないといけないワケですな。

    日時:9月15日(金)19時
    会場:プリモ芸術工房
    (目黒区洗足2-23-11)東急目黒線「洗足」駅0分
    プリモの地図
     
    入場料: 3,000円 ※中学生以下1,000円
        三枚綴 7,500円 ※3人でのご利用可!
    お問い合わせ/ご予約:03-3489-2246 (M.A.P.うぶかた)

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