2010年03月26日(金)18時06分
ゲゲゲの鬼太郎とキジムナー【人形劇団ひとみ座“ゲゲゲの鬼太郎”】
新宿、スペース・ゼロ。
人形劇団ひとみ座
“ゲゲゲの鬼太郎 決戦!竜宮島”
一年ぶりのひとみ座でした。 ⇒前回は“マクベス”だった。
やっぱり、人形はいいねえ。


篠崎さんも砂かけババアで健在です。
問題。次の3人のうち、どの人が砂かけババアでしょうか。

演出は劇団鳥獣戯画の知念正文氏。チラシの裏に次のようなことが書いてありました。
父が生まれた沖縄の座間味島に行った時に雑木林に迷いこんだ。その時、ここには確かに神がいると感じた。数年後キジムナーの取材で再訪したが、手つかずの海はダイバーの潜り場に変わり、もう神は感じられなかった
なるほど、氏は、人間に追いやられて暮らす鬼太郎と沖縄のキジムナーを重ね合わせているらしい。
こいつがひとみ座版のキジムナーです。

琉球文化圏各地には様々な姿や名前のキジムナー的妖怪が生息していますが、魚が好き、とくに魚の左目を食べ、でもタコは嫌いで、棲家は大きな木の上というのが一般的。しかし美しい海も大きな木も減る一方だから、キジムナーも大変だねえ。
ひとみ座さん、この作品で沖縄のキジムナーフェスタに参加なんてこともあるんですかね。僕ら一足お先にです。(おっと、口走っちゃった。まだ内緒。)
でもね、もし沖縄で公演されるなら、ちょっとイントネーションを直したほうがよさそうですよ。
「キジムナー」とか「シーサー」とか、そのほかいくつかの単語の語尾が下がっていましたが、ウチナーグチなら全て平板です。
照明は龍前正夫舞台照明研究所。
今日は昼公演。従って、明るいうちから飲みはじめたのでありました。
オカモッチャンとタケチャンと…

人形劇団ひとみ座
“ゲゲゲの鬼太郎 決戦!竜宮島”
一年ぶりのひとみ座でした。 ⇒前回は“マクベス”だった。
やっぱり、人形はいいねえ。
篠崎さんも砂かけババアで健在です。
問題。次の3人のうち、どの人が砂かけババアでしょうか。
演出は劇団鳥獣戯画の知念正文氏。チラシの裏に次のようなことが書いてありました。
父が生まれた沖縄の座間味島に行った時に雑木林に迷いこんだ。その時、ここには確かに神がいると感じた。数年後キジムナーの取材で再訪したが、手つかずの海はダイバーの潜り場に変わり、もう神は感じられなかった
なるほど、氏は、人間に追いやられて暮らす鬼太郎と沖縄のキジムナーを重ね合わせているらしい。
こいつがひとみ座版のキジムナーです。
琉球文化圏各地には様々な姿や名前のキジムナー的妖怪が生息していますが、魚が好き、とくに魚の左目を食べ、でもタコは嫌いで、棲家は大きな木の上というのが一般的。しかし美しい海も大きな木も減る一方だから、キジムナーも大変だねえ。
ひとみ座さん、この作品で沖縄のキジムナーフェスタに参加なんてこともあるんですかね。僕ら一足お先にです。(おっと、口走っちゃった。まだ内緒。)
でもね、もし沖縄で公演されるなら、ちょっとイントネーションを直したほうがよさそうですよ。
「キジムナー」とか「シーサー」とか、そのほかいくつかの単語の語尾が下がっていましたが、ウチナーグチなら全て平板です。
照明は龍前正夫舞台照明研究所。
今日は昼公演。従って、明るいうちから飲みはじめたのでありました。
オカモッチャンとタケチャンと…
御大でした。
⇒[subcate.龍前照明]
⇒[subcate.龍前照明]
2009年03月28日(土)20時52分
ひとみ座の“マクベス”
俳優座にて。
先日ご案内した人形劇団ひとみ座の「マクベス」

こちらがマクベスです。

では、バックステージツアーへ。

虫たちです。


なんで虫なのかは不明。


白状すると、私、高山正樹は、大人向けの人形劇が大好きなのです。大人向けといっても、R18とか、そういう類のものではありません。というか、世間には、大人向けの人形劇というと、どこかの秘宝館しか連想できないほど、人形劇は子どものものだという既成概念があるようです。しかし、人形浄瑠璃も結城座も人形劇です。歌舞伎の演技は、浄瑠璃の人形を真似たところから誕生したのです。
ひとみ座だって、ひょっこりひょうたん島だけじゃないんだよ!
何故これほど人形劇に惹かれるのか、それは人形の「肉体」に感じる力の所為です。役者として僕は、どうしても勝てないと思い込んでいるのです。人間ならば嫉妬もするでしょう。しかし相手は人形、僕は人形に対して、かなりミーハーなようです。
さらには、人形遣いと人形の距離感です。それは、役者の精神と肉体の理想的な関係の見本でありながら、自らの精神に影響されて乱れる肉体を捨て去ることのできない役者にとって、決して到達できない境地なのです。
確かに、肉体は役者の半分、残りの半分に、逆に肉体から影響を受ける言葉の問題があります。この言葉に関していえば、ひとみ座さんの場合も、まだまだ修練すべきことは多いでしょう。しかしそうした不足分があるにしても、人形の魅力はそれを覆い隠してなお余りあるもののようです。
(肉体に影響される言葉については、只今「社長とは呼ばないで」に連載中。よろしければ私のへ理屈を、どうかお読みくださいませ。)
ああ、いつか大人の人形劇、やりたいなあ……
左が、龍前照明の西川ちゃんです。今回のオペレーター。
ちなみにプランナーは坂本さん。

つわものどもがゆめのあと…


篠崎さん、魔女役、お疲れ様でした。
先日ご案内した人形劇団ひとみ座の「マクベス」
こちらがマクベスです。

では、バックステージツアーへ。

虫たちです。


なんで虫なのかは不明。


白状すると、私、高山正樹は、大人向けの人形劇が大好きなのです。大人向けといっても、R18とか、そういう類のものではありません。というか、世間には、大人向けの人形劇というと、どこかの秘宝館しか連想できないほど、人形劇は子どものものだという既成概念があるようです。しかし、人形浄瑠璃も結城座も人形劇です。歌舞伎の演技は、浄瑠璃の人形を真似たところから誕生したのです。
ひとみ座だって、ひょっこりひょうたん島だけじゃないんだよ!
何故これほど人形劇に惹かれるのか、それは人形の「肉体」に感じる力の所為です。役者として僕は、どうしても勝てないと思い込んでいるのです。人間ならば嫉妬もするでしょう。しかし相手は人形、僕は人形に対して、かなりミーハーなようです。
さらには、人形遣いと人形の距離感です。それは、役者の精神と肉体の理想的な関係の見本でありながら、自らの精神に影響されて乱れる肉体を捨て去ることのできない役者にとって、決して到達できない境地なのです。
確かに、肉体は役者の半分、残りの半分に、逆に肉体から影響を受ける言葉の問題があります。この言葉に関していえば、ひとみ座さんの場合も、まだまだ修練すべきことは多いでしょう。しかしそうした不足分があるにしても、人形の魅力はそれを覆い隠してなお余りあるもののようです。
(肉体に影響される言葉については、只今「社長とは呼ばないで」に連載中。よろしければ私のへ理屈を、どうかお読みくださいませ。)
ああ、いつか大人の人形劇、やりたいなあ……
左が、龍前照明の西川ちゃんです。今回のオペレーター。
ちなみにプランナーは坂本さん。

つわものどもがゆめのあと…


篠崎さん、魔女役、お疲れ様でした。
tag: 龍前正夫舞台照明研究所 ひとみ座 照明屋さん 篠崎早苗 裏へ
2009年01月28日(水)17時34分
“アルテリッカしんゆり”の狭い世界。
本日“アルテリッカしんゆり”出演が正式決定し、告知記事をアップしました。そこに、フライヤー(専門用語? チラシとパンフレットの中間みたいな感じのもの)の表紙もスキャンして載せました。
そのフライヤーの中の、山猫合奏団が掲載されているページは、こんな感じです。

我々山猫合奏団の左上には、「人類館」を語る津嘉山正種さんの写真。それから、ふじたあさや氏御大が演出するお芝居ふたつ。
事務局の方がおっしゃっていました。
「ふじた先生はお忙しい方でなかなか……」
なかなか、どうなのでしょうか。
昨日のはなし。さかもっちゃんの裏話第一弾。
ある時、あさやさんから聞かれた。
「お前、どのくらい仕事がなくて耐えられる?」
「うーん、三日位無いと不安になりますかねえ」
「俺は3時間だ」
さかもっちゃん曰く、「ありゃ、泳いでないと生きていけないサメだね」
(この言葉には坂本氏の愛情がたっぷりとこもっておりました。そのあたり、決してお間違えのないように。)
そんなに忙しいのに、みんなの迷惑顧みず、あさやさんは舞台に立つらしい。
「あさやさんが出る芝居、坂本さん観に行くんすか?」
「あさやさん、何にも言わないから、俺、知らなかったことにする。」
フライヤーの山猫合奏団の下には、あのひょっこりひょうたん島のひとみ座の人形劇が。山猫合奏団と同じ会場で次の日公演。僕らが終わると、そこですぐさま、ひとみ座さんの仕込みが始まるわけです。
ひとみ座さんといえば、今日こんな案内が届きました。
人形劇でシェークスピアをヤル。なかなか面白いのです。

これはチラシ(「撒き散らす」が語源らしい)です。裏を見たら、照明のプランナーは坂本義美氏でありました。
要するに、狭い世界だということ。
本日はこれまでです。
(なお、簡易的に綴じたものは「パンフレット」。チラシのなかでも政治色の強いモノは「ビラ」というのだそうです。)
そのフライヤーの中の、山猫合奏団が掲載されているページは、こんな感じです。

我々山猫合奏団の左上には、「人類館」を語る津嘉山正種さんの写真。それから、ふじたあさや氏御大が演出するお芝居ふたつ。
事務局の方がおっしゃっていました。
「ふじた先生はお忙しい方でなかなか……」
なかなか、どうなのでしょうか。
昨日のはなし。さかもっちゃんの裏話第一弾。
ある時、あさやさんから聞かれた。
「お前、どのくらい仕事がなくて耐えられる?」
「うーん、三日位無いと不安になりますかねえ」
「俺は3時間だ」
さかもっちゃん曰く、「ありゃ、泳いでないと生きていけないサメだね」
(この言葉には坂本氏の愛情がたっぷりとこもっておりました。そのあたり、決してお間違えのないように。)
そんなに忙しいのに、みんなの迷惑顧みず、あさやさんは舞台に立つらしい。
「あさやさんが出る芝居、坂本さん観に行くんすか?」
「あさやさん、何にも言わないから、俺、知らなかったことにする。」
フライヤーの山猫合奏団の下には、あのひょっこりひょうたん島のひとみ座の人形劇が。山猫合奏団と同じ会場で次の日公演。僕らが終わると、そこですぐさま、ひとみ座さんの仕込みが始まるわけです。
ひとみ座さんといえば、今日こんな案内が届きました。
人形劇でシェークスピアをヤル。なかなか面白いのです。

これはチラシ(「撒き散らす」が語源らしい)です。裏を見たら、照明のプランナーは坂本義美氏でありました。
要するに、狭い世界だということ。
本日はこれまでです。
(なお、簡易的に綴じたものは「パンフレット」。チラシのなかでも政治色の強いモノは「ビラ」というのだそうです。)
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