2022年01月06日(木)23時58分
雪と鬼、寅か猫
沖縄は大丈夫なのか、カミさんも気になって浦添の実家に電話したらしい。だいじょうぶだと、一安心だが、ひどいのは中部だと。基地に対する「感度」の、基地感の薄い那覇と、良くも悪くも基地の影響を強く受ける中部の違いを思う。そして、雪降ってるよと、それは川向うの川崎の話。
あ、狛江にも雪。沖縄も、復帰したら雪が降ると言われていたっけ。「ハブと拳骨」の幻想の場面に降る雪、北斎が琉球八景の一枚に描いた雪。真っ白な雪に対する憧れ。
雪といえば鬼、とくれば、ふじたあさやの「べっかんこ鬼」、なんて連想ゲーム、いったい誰が理解してくれるだろう。
それよりもまだ松の内。丑年から寅年へ。つまり、丑寅は鬼門なのである。
鬼について。
小生のLINEのアイコンは鬼。そして昨年暮れの、あさやさん脚本演出の舞台のチラシ。一昨年の3月、コマラジで能楽師の中村氏を招いて道成寺と執心鐘入の比較をした。あさやさんから「興味深く聞きました」というメッセージをもらった… pic.twitter.com/tdCZDyZcZ5
— 高山正樹 (@gajumui) January 6, 2022
gajumui
あさやさんは、何年か前、芸団協主催の「道成寺のさまざま」という公演のプロデューサーで、沖縄舞踊のメンバーで『執心鐘入』を舞踊劇したという。その時、これは女の観客に育てられた愛の物語、女が自分の意志で愛することが許されない時代に、女性が見た夢なのだろうという感想があったと。
01-06 15:49昨年の舞台は、きっとそこからさらに発展させたのだろう。果たして、まんちゃーひんちゃーの放送も、少しはその参考になったのかどうか、あさやさんにラジオのゲストに来てくださいませんかと、ちょいと連絡してみようかなと思う。88歳。コマラジ最年長のゲストかもしれない。
01-06 15:55今から、鬼に関する自分の過去のツイートをリツイートしてみる。
01-06 16:05RT @gajumui: 「桃太郎」を最初に舞台に乗せたのは去年のこと、ポレポレ坐にて。金城実さんにそのことを伝えたら、途端に実さんの声が険しくなった。想定内の反応。「僕がやるんだから、挑戦的にやるんですよ」すると途端に実さんの表情が綻んだ。このエピソードの意味を理解できな…
01-06 16:24RT @gajumui: 僕は「桃太郎」について、日本における過去最大の異物混入事件などと嘯くのだが、しかし実は異物とは桃太郎ではなく鬼であった。桃太郎は、どこかの星からやってきた「正義の味方」であった。金城哲夫は、そんな正義のアンチとしてウルトラセブンを生み出したのだと、勝手…
01-06 16:24RT @gajumui: あらためてウチナーグチで桃太郎を演ることについて考えている。いかに過激な、そして挑戦的な出し物にするか、鬼の如く目を血走らせる。10分以内なんて詰まらぬルール。来年出演のオファーがなくなっても構うものか。ちっぽけな乳繰り合いなど糞食らえだ。
01-06 16:26RT @gajumui: 追記した。増山麗奈が「まつろわぬ民=鬼」なのかどうか、それは知らない。明日狛江にやって来る生の彼女の頭に角が生えているかどうか、間近で確かめることが出来るのを、心から楽しみにしている。/急きょ決定!“サダコの鶴〜地球をつなぐ”上映会 https://t…
01-06 16:59RT @gajumui: 本人から「私は鬼でしたか?」と聞かれたので、僕は「子どもの時に誰もが生やしている角は、誰かに折られてしまったり自分で折ったりするらしい。どうやら増山麗奈は、その角をまだ生やしている。今度映画を作る時には、是非ボクに演技指導を。いや、演技指導なんて角を折…
01-06 16:59RT @gajumui: 今日は「獅子たちの抵抗」を上映する。鬼となる東北人の意思。まつろわぬ民、蝦夷(エミシ)へ連なる想い。僕は今日、昼の上映を人に任せて、横浜のウタリ達の催しに行く。意図せぬ不思議。
01-06 17:02
こんなNHKにならば、ボクは進んで受信料を支払って応援したいと思う。
昔話法廷2021 「“桃太郎”裁判」
※近々動画は削除されると思われます。
森喜行さんは桃太郎裁判で白石加代子の隣にいた俳優さん。佐藤浩市もだが、その父三國連太郎はどんな俳優だったのか、ネトウヨ並みの発言に惑わされずに知ってもらいたい。そういえば三國さんを偲ぶ会の案内状には、主催の一人にあさやさんの名前があったっけ。これも僕のノスタルジーに過ぎないのか。 https://t.co/FCAjzAW0k4
— 高山正樹 (@gajumui) January 6, 2022
641人なのだけれど、もしも虎🐯が猫🐱になっていなければ中止や延期も大いにあり得るのだけれど、牛のママ惰眠を貪っているワケにはいかず、鼠の如く逃げ惑っているのも嫌なので、まずは告知することにした。
— 高山正樹 (@gajumui) January 6, 2022
義太夫さんに渡す仮チラシを、仕掛人が雪の中、受け取りに来たのだ。 pic.twitter.com/4Z5jsmFpQv
tag: ふじたあさや
2020年02月25日(火)19時10分
アイヌについての長い長い覚書
gajumui
「コタン虐殺」についての覚書(1)芝居の主旋律は1669年の「シャクシャインの戦い」で、アイヌ対和人の大きなみっつの戦いのうちのひとつ。あとふたつは「コシャマインの戦い(1457)」と「クナシリ・メナシの戦い(1789)」、でもラジオでは、それよりずっと前の、内地のまつろわぬ民の話も紹介した…
02-12 22:51「コタン虐殺」についての覚書(2)「アザマロの反乱」(宮城築館780年)「アテルイの戦い」(水沢市789年)桓武天皇に仕えた征夷大将軍、坂上田村麻呂のこと。あ、この人は権力側の人ですよ。(アイヌ民族抵抗史)対する"まつろわぬ人々"、晩年の宮澤賢治とアイヌのこと。 https://t.co/dB6gisT0gS
02-13 20:18「コタン虐殺」についての覚書(補足)ラジオでは語らなかったが…宮澤賢治の「原体剣舞連」について、例えば吉本隆明は、東北が蝦夷地と言われていた頃の東北との関連を指摘している。dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah
02-13 20:542009年10月、ふじたあさや作・演出の舞台、僕と宇夫方女史の二人芝居で、剣舞(“けんばい”と読む)を踊ったっけ。賢治がもっと長生きしていたら、国柱会とアイヌの葛藤から、どんな世界を構築しただろうか。【無伴奏デクノボー奏鳴曲 2日目】https://t.co/5XbwKXgekT
02-13 21:01「コタン虐殺」についての覚書(補足2)新谷行『アイヌ民族抵抗史』より「天皇国家はアザマロ、アテルイの頑強な抗戦に苦しみ、アイヌモシリまでは手が届かなかった。(中略)だが、奥州藤原氏の滅亡(1189年)以降、アイヌモシリにもようやく和人の手がかかりはじめる」
02-13 21:16「コタン虐殺」についての覚書(補足2-2)北海道に数多く残る義経伝説。新井白石も、義経は衣川館では死なず蝦夷地へ逃れたのだと説く。源義経と為朝に関する史料は少ない。次回のラジオの話題だが、義経は北海道へ、為朝は沖縄へと逃れた、そんな「英雄伝説」から見えるコト、次回のお楽しみ。
02-13 21:37「コタン虐殺」についての覚書(3)「アイヌ」とは人間という意味。だからアイヌ民族って人間民族。なんか変だよね、みたいなセリフがあった。アイヌモシリで自足していたアイヌが和人という他者と出会いアイデンティティを確立していく…12年前に書いたブログ。https://t.co/aiPwby8chy
02-13 23:26「コタン虐殺」についての覚書(4)どんな発端でアイヌと和人の戦いが始まったのか。パンフレットにはこう書いてある。「倭人ちょっとズルくね?ってのが原因」確かにどの戦いもそうだった。でもアイヌは強かった。その強いアイヌがなぜ負けたのか、それもやっぱり「倭人のズルさ」だった。
02-14 00:19「コタン虐殺」についての覚書(5)昭和11年、鶴田知也の「コシャマイン記」が第三回芥川賞を受賞。当時、コシャマインの戦いの資料は殆どなく、鶴田氏の想像力に負う部分の大きい作品で、主人公コシャマインは、実在したコシャマインとは全く違う人物である。(続く https://t.co/kCuThl3Vx9
02-14 15:48「コタン虐殺」についての覚書(補足3)「コシャマイン記」は次のように始まる。「勇猛で聞こえたセタナの酋長タナケシが、六つの部落を率いて蜂起した時、日本の大将カキザキ・ヨシヒロは佯(偽)りの降伏によってタナケシをその館に招き入れ、大いに酔わしめて之を殺した」…(続く
02-14 16:05「コタン虐殺」についての覚書(補足3-2)酋長タナケシの蜂起は1529年のこと。鶴田のコシャマインはこのタケナシの後裔として設定されているが、コシャマインの戦いは1454年、つまり史実とは順序が逆なのだが、その鶴田が描いた架空のコシャマインが、今、僕の想像力を掻き立てている…(続く
02-14 16:29「コタン虐殺」についての覚書(補足3-3)流山児★事務所の「コタン虐殺」では、和人の策略によってシャクシャインと分断させられる酋長オニビシが、いわば和人と手を結ぶヘタレアイヌとして登場するのだが、鶴田のコシャマインは、そのオニビシ側の人間としてシャクシャインと戦うのである…(続く
02-14 16:43「コタン虐殺」についての覚書(補足3-4)弁証法的にいうのなら、鶴田のコシャマインは、シャクシャインが即自的なアイヌであるのに対し、和人と対話を試みる対自的な存在である。しかし結局、酔わされて和人に撲殺される。「コタン虐殺」の作者、詩森ろばさんに、このあたり聞いてみたいのだが。
02-14 16:57「コタン虐殺」についての覚書(補足3-5)「コシャマイン記」はプロレタリア文学であった。プロレタリア文学で芥川賞を取った唯一の作品だとか。だが鶴田知也自身、社会主義文学がリアリズムでなければならぬとすれば、この作品は違うと述べている。以後、鶴田は農民文学作家へと転向するのである。
02-14 17:31「コタン虐殺」についての覚書(6)日本では、応仁の乱が戦国時代の始まり。コシャマインの戦いは応仁の乱の10年前の出来事。函館の鍛冶屋がアイヌを殺害したことをきっかけに起きるのだが、北海道でも、それまで何とか住み分けしていたアイヌと和人の戦いの時代に突入する。松前藩の成立もその頃。
02-14 17:40「コタン虐殺」についての覚書(7)コシャマインの戦いからタナケシの蜂起(1529)、タリコナの蜂起(1536)を経て、いよいよ1669年にシャクシャインの戦いが起こる。島原の乱にも匹敵する事件なのに、コシャマインの戦い同様、知っている日本人はほとんどいない。沖縄史も然り。歴史なんてそんなもの。
02-14 17:57「コタン虐殺」についての覚書(8)結局シャクシャインも、和人の偽りの和平会議の席で、謀られて毒殺される。ちょっと寄り道。昔一緒に芝居をしていた女優さんが、家の事情で故郷の北海道に帰った。でも地元で芝居を続け、そこで出演した芝居が評判になり、東京で公演するというので観に行った…
02-14 19:26「コタン虐殺」についての覚書(9)その芝居もシャクシャインの史実を扱った作品だった。そのラストシーン、和平会議に出向こうとするシャクシャインに、村の者たちは、シャモのことだ、策謀があるに違いないから行ってはならぬと進言する。それに対してシャクシャインは決然と言い放った…(続く
02-14 19:46「コタン虐殺」についての覚書(10)「お前たちの言う通りかもしれない。しかしそうした疑念を抱いて和平に赴かず生き延びるより、シサムとの対話を信じる道を選ぶことこそ、たとえそれで騙され殺されたとしても、わが子たちに何より大切なアイヌの生き方とその誇りを伝えることができるだろう」
02-15 11:06「コタン虐殺」についての覚書(補足4)2008年9月に書いたブログ。「アイヌ」のことhttps://t.co/wB6WhkmHAE
02-15 11:26ずいぶんと間を開けてしまったが…「コタン虐殺」についての覚書(11)流山児事務所の「コタン虐殺」で描かれる「シャクシャインの戦い」の結末も、20数年前に見た芝居と同様であった。つまりそれが歴史の定説なのだろう。しかし「コタン虐殺」にはもう一筋、1974年の白老町長襲撃事件の話が絡む。
02-22 23:30「コタン虐殺」についての覚書(12)1974年の話の前に。「科学を相対化する力」のこと。コロナの話ではない。ちょっと戻って、鶴田知也の「コシャマイン記」のこと。プロレタリア文学者だった鶴田知也は、「『コシャマイン記』あれこれ」という自作を語った文章の中で、次のように書いている…
02-22 23:49「コタン虐殺」についての覚書(13)「私の同志の間では、はなはだ不評判だった。それというのも、社会主義文学はリアリズムでなければならぬという、偏狭な教条主義のためだった」「この作品は、偏狭ではないリアリズム」「私のコシャマインはまったく私の空想の生み出した人物である」
02-22 23:58「コタン虐殺」についての覚書(14)白老町は「アイヌ」を観光の目玉としていた。それに対し、一人の男が「アイヌを観光の道具に使っている」と抗議、「死刑執行する」として、1974年3月9日、町長室に乱入、浅利町長の首を刺した。幸い村長の命に別状はなかったが、これが白老町長襲撃事件である。
02-23 12:55「コタン虐殺」についての覚書(15)「コタン虐殺」の主旋律「シャクシャインの戦い」に、白老町長襲撃事件のベース音が重なっていく。というより、刑事が町長を刺した犯人を取り調べる部屋の背景に、シャクシャインの歴史が映し出されるというべきか。その前で、犯人は言う。「俺はアイヌだ」
02-23 23:15「コタン虐殺」についての覚書(16)Wikipediaによると、白老町長襲撃事件の犯人は「特定の党派に属さないノンセクト・ラジカルであった」とある。ノンセクト・ラジカルとは全共闘以降に成立したセクトに属さない活動家やグループ。日本共産党と民青を批判する点は新左翼のセクトと変わりはない。
02-23 23:44「コタン虐殺」についての覚書(17)Wikipediaの記述は続く。犯人は「やがてアイヌ革命論に感化され、事件を起こすこととなった」と。その「アイヌ革命論」を広めたのが「コタン虐殺」の台詞にも名前が出てくる太田竜。40年も前に読んだ本を探し出し、それをまた今、拾い読みしているのだが。 https://t.co/NQDAJBywPa
02-24 10:50「コタン虐殺」についての覚書(補足4-1)従来のマルクス主義は、革命の主体は「労働者階級」であると考えた。さらに下の階級は極貧すぎてその日暮らしが精一杯であり、革命に対する意欲が薄く、むしろ反革命の温床となるとして、最下層の階級を「ルンペンプロレタリアート」と名付けて軽視した…
02-24 11:27「コタン虐殺」についての覚書(補足4-1-a)ひと月後に結婚という時期に、なぜか「資本論」を再読を始めた僕。そんな時に書き留めたノート。僕の裏ブログ。《1987年7月9日のノート》https://t.co/fSXmBCDXt3
02-24 11:32「コタン虐殺」についての覚書(補足4-1-b)結婚すると、毎日働きに出る「妻」と、舞台のある時だけ出掛ける「夫」は、日々洗濯しながらつらつら考えていたのである。《1989年1月4日のノート》https://t.co/t5vu4rqxzZ
02-24 11:38「コタン虐殺」についての覚書(補足4-2)しかし、ミハイル・バクーニンなど、一部の無政府主義者はルンペンプロレタリアートを評価した。日本でいえば「世界革命浪人」を名乗る竹中労、平岡正明、そして太田竜。彼らは、新たに「窮民革命論」を唱えて注目を浴びる…
02-24 11:49「コタン虐殺」についての覚書(補足4-3)Wikipedia"窮民革命論"より「一般の労働者は高度経済成長によって豊かな生活が享受できるようになったことで革命への意欲を失っており、革命の主体にはなりえない。疎外された窮民(ルンペンプロレタリアート)こそが革命の主体となりえる」
02-24 12:00「コタン虐殺」についての覚書(補足4-4)竹中・平岡・太田らは、日本において、アイヌ、日雇い労働者、在日コリアン、部落民、そして沖縄人(ウチナーンチュ)などが「窮民」であるとした。太田竜の「アイヌ革命論」は、つまりこの窮民革命論の亜種なのである。
02-24 12:18「コタン虐殺」についての覚書(補足4-4-a)事務所の書棚にある竹中労の「琉球共和国」はチョンダラーの話から始まる。先日「主権者~」のイベントで泉龍寺の東堂さんにお話しいただいたのも、能楽師の中村さんをコマラジのゲストに呼ぶのも無関係ではないのだが、それはまた別の長い話になる。 https://t.co/FTTSAwCnEd
02-24 12:52「コタン虐殺」についての覚書(18)話を戻そう。僕は「アイヌ革命論」にマルクスや共産革命の文脈からたどり着いたのではなかった。ただただアイヌの現実を知って、貪るように読み漁ったアイヌ関係本の中の一冊であった。そして、太田竜という人物を「アイヌ」だと信じて疑わなかった。
02-24 13:16「コタン虐殺」についての覚書(19)アイヌ・太田竜の言葉のいちいちに、当時の僕は動揺していたと記憶する。動揺しながらも、どれほどアイヌを理解し寄り添っても、倭人であることをやめることができない俺は、いったいどうすればいいのか、決して大げさではなく、一種の絶望を味わった。
02-24 13:41「コタン虐殺」についての覚書(20)しかし太田竜はアイヌではなかった。それを知って読み返せば、確かに自らをアイヌだとか大和民族ではないとか、そんな記述は一切ない。しかし、太田自身が糾弾する倭人の罪から、彼は完全に逃れていた。太田竜とは何者なのか。以来、太田竜は嫌悪の対象となった。
02-24 13:57先週の20日と今日、在日コリアン三世の姜龍一(Yong Il Kang カンヨンイル)君が事務所にやって気来た。昔、一日中、友とこんな話ばかりしていたような気がする。Lisaとか龍一とか、若い彼らが俺を活性化する。まだ俺の人生も捨てたもんじゃない。おかげで「アイヌ」の報告が中断しちまったが。 https://t.co/dMZsfGwZOT
02-24 16:37「コタン虐殺」についての覚書(補足5)太田竜は「革命の原点・アイヌ」の中で竹中労と平岡正明を「いかなる根拠と思想をもって『ゲバリスタ(世界革命浪人)』と自称するのか」と批判する。平岡に対してはまず吉本隆明を切れと。竹中にはアナーキストはゲバリスタとは相容れないと。
02-24 23:48「コタン虐殺」についての覚書(21)舞台の話、白老町長襲撃事件の犯人は取り調べる刑事の尋問によって、非アイヌ民族であることが明らかになっていく。実際の犯人も、アイヌではなく和人であったという。だが、いくら調べても、ネットでは犯人についてそれ以上の詳しい情報が出てこない。
02-25 00:15「コタン虐殺」についての覚書(22)僕の知る限り、白老町長襲撃事件について最も詳しい本は、橋根直彦の「我れアイヌ、自然に起つ」である。その中で、この事件を報じた1974年の北海道新聞が紹介され、その3月11日付の記事に犯人の名前があった。実際の記事には、顔写真も掲載されていたらしい… https://t.co/wyK9LyW2yj
02-25 01:36「コタン虐殺」についての覚書(補足6-1)新聞に掲載された実名で再度検索してみた。しかしそれらしい記事は何も出てこない。いったい何故なのか。あれこれ探っていると、この犯人と太田竜の間にもうひとり、白老町長襲撃事件の首謀者がいた。その男を題材にすれば、芝居が一本書けるような人物が。
02-25 02:22「コタン虐殺」についての覚書(補足6-2)その謎めいた人物のことを語る前に、「我れアイヌ~」を書いた橋根直彦について。太田竜や実行犯は和人だが、橋根はアイヌである。その橋根が実行犯に「ありがとう」と言い、もし右翼左翼に関係なく自主行動なら、私はあなたと共に闘うと誓うのである。
02-25 02:36「コタン虐殺」についての覚書(補足6-3)橋根直彦のことは、先に紹介した「アイヌ民族抵抗史」に詳しい。彼は、東京山谷で、在日の友達ヤマちゃんとちょっとした喧嘩になり傷害を負わせる。「ヤマちゃんが言った『このアイヌ』という言葉は、私の人生をも狂わせて来た言葉だったのです」(続く…
02-25 11:34「コタン虐殺」についての覚書(補足6-4)その場で二人を取り調べた巡査は、苦しむヤマちゃんを病院へと懇願する橋根に対し、「余計なことは言うな、これはお前がやったのだぞ」と取り合わず、結局ヤマちゃんは出血多量で死に、橋根は殺人罪で刑を受ける。橋根は、闘うアイヌへと変貌していった。
02-25 11:51「コタン虐殺」についての覚書(補足6-5)公判での裁判長に向けての橋根の発言から。「アイヌとは何なのかということをよく勉強した上で、私を裁いてくれるものと思っていましたが(中略)、あなたは、はじめからたかが山谷の労務者、北海道のアイヌという気持ちがあったのではないですか」
02-25 12:23「コタン虐殺」についての覚書(補足6-6)「アイヌ民族抵抗史」を書いた新谷行は、太田竜とも親交があった。その新谷が、橋根について次のように述べている。「橋根の思想の中に太田竜の影響を見る者がいる。しかしそんなものをはるかに越えて彼の主張はアイヌのぎりぎりの魂の叫びとなっている」
02-25 12:39「コタン虐殺」についての覚書(補足6-7)さて、白老町長襲撃事件の実行犯と、事件に思想的な影響を与えた太田竜の間にいる謎の人物の話に戻そう。だが、どこまでTwitterで呟いていいものか、迷いながら…太田竜のアイヌ革命論に影響を受けて白老町長襲撃を【計画した】男…
02-25 12:52「コタン虐殺」についての覚書(補足6-8)【仲間が】実行に移したことで逮捕され(つまり実行犯とは別)懲役に服した男。その後、太田竜を厳しく批判して新右翼に接近し、南京虐殺事件の「真相」究明に取り組み、1987年から90年の「赤報隊事件」を起こした赤報隊のメンバーではないかと疑われた男。
02-25 13:05「コタン虐殺」についての覚書(補足6-8-a)「赤報隊事件」一覧朝日新聞東京本社銃撃朝日新聞阪神支局襲撃朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃朝日新聞静岡支局爆破未遂中曽根康弘・竹下登元元首相脅迫江副浩正リクルート会長宅銃撃愛知韓国人会館放火未解決のまま、2003年に時効を迎える。
02-25 13:20「コタン虐殺」についての覚書(補足6-9)実行犯のその後はよくわからない。太田竜も「アイヌモシリから出撃せよ!」に実名で書いているが、橋根の著作より詳しい情報はない。赤報隊と関係があるのか、戯曲「コタン虐殺」では、そのように設定されている。実際の実行犯についてはここまでにしよう。
02-25 14:16「コタン虐殺」についての覚書(補足6-10)そもそも事件の原因を作った太田竜はどうなったのか。まずはエコロジストになり、右翼に近づき、反ユダヤ主義、反国際金融支配を説く陰謀論者、さらには「西郷隆盛とイルミナティの秘密戦争」、ついには「人類は爬虫類人によって支配されている」と。
02-25 15:10「コタン虐殺」についての覚書(23)ともかく、白老町長襲撃事件にかかわる左翼たちが右翼に「転向」することにリアリティを感じるか、というのが、今夜のラジオのテーマ。というつもりだったが、さてどうなるか。ずっと考え続けているのだ。姜君との三島由紀夫談義も、昨夜の沖縄の話も同じ文脈。
02-25 15:30「コタン虐殺」についての覚書(補足7)浅沼稲次郎を刺殺した少年をモデルにした主人公が、最後に「天皇陛下万歳」と叫んで獄中自殺するという禁断の書。30数年前に北大そばの古本屋で大枚出して買ったガリ版刷り海賊版。後に赤軍シンパだった方に聞いたのだが、「これでずいぶん儲かった」と。 https://t.co/ejlNfzVt82
02-25 15:50「コタン虐殺」についての覚書(補足6-11)太田竜についての追加。1983年「日本みどりの党」結成に参加。参院選に立候補し落選。陰謀論者になり「旧字体を使わないのは日本語を破壊しようとするユダヤの陰謀」との理由で太田竜から龍に改名し、靖国神社に参拝して玉串料を納めていた。
02-25 16:21「コタン虐殺」についての覚書(補足8)少し横道へ。太田竜は三菱重工爆破事件などを起こした「東アジア反日武装戦線」にも思想的影響を与えたとされる。「天皇爆殺」はともかく、Hさんから聞いた「賃下げ闘争」は初耳だった。Hさんはそこで降りたが、進めば赤軍があった。https://t.co/vAiRoHVlHc
02-25 17:24「コタン虐殺」についての覚書(補足8-2)鈴木邦男氏は赤報隊事件に関わっているのではとされる「9人のリスト」のひとり。その鈴木氏が赤報隊とは思想的に対極をなす「東アジア反日武装戦線」を評価し、太田竜とも交流があった。また鈴木氏にあれこれ聞いてみたくなった。https://t.co/TrJbBpVmat
02-25 17:53「コタン虐殺」についての覚書(補足8-3)この写真は、2017年8月、ウチの映画祭で「赤軍PFLP・世界戦争宣言」を上映した後のトーク。1971年、若松孝二とともにパレスチナへ渡り、1974年、日本赤軍に合流、1997年にはレバノンで逮捕され、3年間の獄中生活をした足立正生氏と鈴木邦男氏。極左と極右。 https://t.co/Tz6mpsMN2W
02-25 18:00「コタン虐殺」についての覚書(補足8-4)白老町長襲撃事件のキーパーソン、例の謎の男も、鈴木邦男氏と共に赤報隊事件の「9人のリスト」のひとりだった。その男を追った樋田毅『記者襲撃-赤報隊事件30年目の真実』を、中島岳志氏がツイートで紹介している。 https://t.co/4LXZfM1DuP
02-25 18:16「コタン虐殺」についての覚書(補足8-5)はたして「思想的連続性」などというものがあるのだろうか。あるとすれば「空っぽな入れ物」という共通性。今日のラジオで、そのあたり、どこまで話せるだろうか。ツイートしておきたいことはまだたくさんあったのだが、もう時間が無くなった。#コマラジ https://t.co/pSji34eVnw
02-25 18:36
2019年06月17日(月)23時59分
夜は横浜へ
(といっても、藤木さんが企画した番組ではない)
まだちっとも様子が分からない。ともかく、今夜はキタコマ映画祭の案内をして来よう。収録は横浜元町中華街の近く。
ネットTV、そのHP、あら、メンバーの一番最初にこの僕の名前が…、それはダメです。藤木さんがメイン、ボクは小っちゃくていい。直してもらおう。
映画祭の宣伝のために乱入したつもりが、逆に拉致された感じ。なんと小生、レギュラーらしい。まだ、海のモノとも山のモノとも分からない番組。分からないまま、収録を終える。
帰り、登戸で、ふじたあさやさんとバッタリ。
「藤木勇人さんと番組やってきたんです」
「彼は元気?」
「もう金儲けの仕事はやらないって、あさやさんと同じこと言ってます」
「ふふん」
「春蝶さんから、あさやさんとのツーショットが送られてきて驚きました」
「おれも驚いたよ」
【次の日のTwitter】
おはようございます。
— 高山正樹 (@gajumui) June 17, 2019
で、昨夜の続き。春蝶さんから送られてきて驚いた画像とはコレです。そして、あさやさんが驚いたというのはたぶんコレです。 pic.twitter.com/bq1ptsID3j
【追記】
この日のアーカイブがアップされた。
「音が小さ~い~。音声チェックくらいしないと。知り合いに頼めば100倍よくなる」とつぶやいた。
今はもう、アーカイブどころか「がじゅまるch」のホームページもない…
2016年01月30日(土)23時59分
本祭2日目(朝ふじたあさや氏、夜は仲村颯悟くん)
●13:30「沖縄 うりずんの雨」★字幕付
●17:00「チビチリガマから日本国を問う」
●19:00「やぎの冒険」+監督トーク
ふじたあさやさんに渡す物を渡す。そういえば「神々の深き欲望」に出ている三国連太郎さんが亡くなった時、偲ぶ会の案内があさやさんから届いたっけ。映画の中で踊られる不思議な踊りの振付けは関矢幸雄さん、関矢さんが作・演出を手掛ける劇団からも俳優さんたちが何人か来てくれた。東京の片隅。狛江の人の参加は、まだまだ少ない。

「やぎの冒険」の監督仲村颯悟くん。さすがに沢山のお客様が集まった。彼を取り巻く状況が、ここ半年でずいぶん変わったのだ。このままいけば、もうウチの映画祭なんか見向きもしないような監督になるのかな、なんて、フト思う。彼、少し、いや、だいぶ痩せたのかな。
2015年06月14日(日)23時58分
6月14日のツイート
夜中の2時まで飲んで、朝8時に起きて、狛江の泉龍寺仏教文庫へ。金城実、旅の最終日なのである。 pic.twitter.com/q3kvdhfA9i
— 高山正樹 (@gajumui) 2015年6月14日
11時から、金城実VSふじたあさや、酒上戸(さきじょーぐー)と下戸の対話。3時羽田到着。実さん、お疲れ様でした。濃密な四日間、感謝です。ブログ書くの大変だ〜!
— 高山正樹 (@gajumui) 2015年6月14日
金城さんは、今頃那覇で弁護士さん相手に講演しているはずよん… pic.twitter.com/NfNBIZNFon
殆どのお客様が、金城実という人に会いに来る。でも、作品こそ見て欲しいと願う金城実がいることも僕は知っているつもりで、僕はその金城実が愛しいと感じ、ならば金城実がいない最後の二日こそがクライマックスなのだと…
— 高山正樹 (@gajumui) 2015年6月14日
2015年05月27日(水)10時33分
対談「金城実×ふじたあさや」
金城実×ふじたあさや
さきじょーぐー(酒上戸)と下戸の対談
日時:6月14日(日)11時 Start
会場:[金城実彫刻展&大城弘明写真展]会場 M.A.P.
狛江市岩戸北4-10-7 島田歯科2階 ※小田急線喜多見駅徒歩5分
⇒会場アクセス
お問い合わせ:03-3489-2246(M.A.Pうぶかた)
⇒FBのイベント
2014年04月18日(金)11時20分
ふじたあさや氏が仕事を休んでまでやって来る!…か、否か?

映画・演劇などのメディアは、「誰が」「何を」「いかに」伝えるかという三つの側面を持っている。普通、記録映画は「何を」伝えるかが重視され、ものによってはせいぜい「いかに」を問題にする程度だ。「誰が」に至っては、目立たない方がいいとさえいわれた。
ところが、第二回のプログラムを見ると、この原則が音を立てて崩れているのを感じる。
この作品群は「何を」とらえているのか?〈時代〉をである。「いかに」……おそらくは〈下〉から――〈民衆の視座〉から。そして、だからこそ、「誰が」が見えてくる。その「誰が」――作り手の存在そのものが「時代」であるという、そのようなすごいことになっているのが、第二回の《喜多見と狛江の小さな映画祭》なのだ
これは、仕事を休んでも見に行かなければなるまい。
去年は残念ながら海外出張のさなかで、あさやさんには来ていただけなかった。どうやら今年は…
あの仕事大好き人間のふじたあさや氏が…
仕事を休んでまで来てくださるらしい!
【追伸】
そして次の日、あさやさんのメッセージを読んで録画した。
そしてyouTubeにアップした。
しかしこの時はまだ、あさやさんはさらにすごいことになっているのをご存知なかったのである。
tag: ふじたあさや
2013年05月19日(日)07時00分
増殖する“喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α”
⇒最新情報の告知記事へ
M.A.P.が力を振り絞って頑張ってます…
喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α
西山正啓監督作品の試写会のようなちいさな上映会の後の飲み会でのこと。誰からともなく…
「この場所で映画祭やっちゃおうか」
「いつやる?」
…そんなノリで始まったのです。
もちろんコンセプトみたいなものもちゃんと考えました。でもそれってだんだん育っていくもの、それでいいじゃないか。まずはこのちいさな事務所の暖かいこの場所で、それぞれ出来ることをやって、いろんな考えの人が集って、今まで知らなかったことを知って、話す時間を共有する、それだけでいいじゃないか。そしてそこからどんなものが生まれるのか、それは先の話にしよう…
力まず、無理をせず、そんなつもりだったのです。いや今だってそうなんです。
ところがたくさんの人が面白がって、瓢箪から転げ落ちた駒が、いまやでっかい戦車みたいになっちゃった!
いやいや、戦車はいやだな、えーと、うーんと…
なんでもいいや。
そしてとうとう、こんなになりました!

まずは「知る」ことからはじめたい。
それからみんなで今の日本を考える。
そんな 小さな小さな映画祭です。
期間:2013年6月21日(金)~30日(日)
場所:M.A.P.
(小田急線喜多見駅徒歩5分 狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の2階)

料金:一演目1,200円
(3枚綴り3,000円、12枚綴り10,000円 ※一枚づつばらしてご友人とシェアできます。)
⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト
※5月21日現在の情報です。
【21日(金)】
(1)10:00~●『シバサキ』監督:輿石正
(new!※上映後、琉球舞踊「前の浜」)
(2)14:00~●『飯館村 第1章・故郷を追われる村人たち』監督:土井敏邦
ゆふいん文化・記録映画祭第5回「松川賞」
(※17時から特別企画「沖縄やんばる高江を考える」)
(3)19:00~●『壊された5つのカメラ』監督:イマード・ブルナート、ガイ・ダビディ
第85回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品
(※上映後、監督や出演者と親交のある写真家高橋美香さんのトークショーの予定)
【22日(土)】
(1)10:00~●『イエローケーキ』監督:ヨアヒム・チルナー
(※上映後リック・タナカ「ミニトークショー」(オーストラリアから実況中継)
(2)14:00~◎「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」+◎「茶色の朝」
プロジェクトM短編演劇「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」
作:モスクワカヌ 演出:丸尾聡 出演:今野真智子,小山貴司,横澤有紀
2013年度劇王神奈川大会決勝審査員最高得点
丸尾聡ひとり読み「茶色の朝」(大月書店刊より)物語:フランク・バヴロフ 訳:藤本一勇
(3)19:00~●『あしたが消える』(1989年公開の幻のドキュメンタリー)
※この日のイベント3本は、いずれも原発に関連するものです。14:00の回の中で、特別企画も検討中。
【23日(日)】
(1)10:00~●『カメジロー沖縄の青春』主演:津嘉山正種
優秀映画鑑賞会推薦、日本映画復興会議奨励賞
(2)14:00~◎山猫合奏団(白石准+高山正樹)(※テーマは山之口獏です!)
(※山之口獏の娘さんの山口泉さんがゲスト)
(※16時から、腹話術師しろたにまもるさんの“高座”)
(3)17:00~◎「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」+◎「茶色の朝」
【24日(月)】
(1)10:00~●『引き際』2011.10 metoro公演 作・演出:天願大介
(2)14:00~●『なまず』2012.5 metoro公演 作・演出:天願大介
new!(※17時から「演劇のれっすん in Filmfes」有料企画、チケットは他のプログラムと共通)
(3)19:00~●『極私的エロス・恋歌1974』監督:原一男
(※上映後、監督のトークショー)
【25日(火)】
(1)10:00~●『飯館村 第1章・故郷を追われる村人たち』監督:土井敏邦
(2)14:00~●『ポスターガール』+●『IVAW 明日へのあゆみ』
『ポスターガール』監督:サラ・ネッソン
第83回アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート
(※言葉が早く字幕では追いつかない。new!舞山裕子・new!石井ゆき・高山正樹が弁士を。)
『IVAW 明日へのあゆみ』監督:木村修
(3)19:00~●『血風ロック』監督:流山児祥
1986年2月 ヨコハマ映画祭自主製作映画賞受賞作品。
(※上映後、監督のトークショー)
【26日(水)】
(1)10:00~●『あしたが消える』(1989年公開の幻のドキュメンタリー)
(※上映後リック・タナカ「原発を語る」(オーストラリアから実況中継)
(2)14:00~●『イエローケーキ』監督:ヨアヒム・チルナー
(※17時から、リック・タナカの「エネルギーの話」オーストラリアから実況)
(3)19:00~●『ポスターガール』+●『IVAW 明日へのあゆみ』
(※new!舞山裕子・new!石井ゆき・高山正樹が弁士を務める。)
【27日(木)】
(1)10:00~●『スケッチ・オブ・ミャーク』監督:大西功一
沖縄宮古島の古謡や神歌を追ったドキュメンタリー 原案・監修:久保田麻琴
(2)14:00~◎「京太郎の唄」新城亘ライブ
(※14時の催しの後、19時の催しまでの時間、三線、琉球舞踊の体験コーナーあり)
(3)19:00~●『スケッチ・オブ・ミャーク』監督:大西功一
【28日(金)】
(1)10:00~●『よみがえる琉球芸能 江戸上り』
(2)14:00~●『ゆんたんざ沖縄』監督:西山正啓
(※17時頃から30分弱の作品●『沖縄の声ー山シロ博治』森の映画社最新作を上映)
(3)19:00~●『ゆんたんざ未来世~恨を解いて、浄土を生きる』監督:西山正啓
(※上映後、西山監督のトークショー)
【29日(土)】
(1)10:00~●『壊された5つのカメラ』監督:イマード・ブルナート、ガイ・ダビディ
(2)14:00~●『ぬちどぅ魂の声』監督:西山正啓
(※17時頃から●『沖縄の声ー山シロ博治』森の映画社最新作を上映)
(3)19:00~●『カメジロー沖縄の青春』主演:津嘉山正種
(※上映後、主演の津嘉山正種さんのトークショー)
【30日(日)】
(1)10:00~●『主権在民 女たちのレジスタンス 改定版』監督:西山正啓
(※本邦初演!)
(2)14:00~◎斎藤哲夫ライブ
(※「グラスソングス」(高田渡のライブ映像)を同時上映!)
(3)17:00~●映像作家 櫻井篤史+加藤到 2人展
※期間中会場では高橋美香さんの写真を常設展示しています。
new!「パレスチナに生きる」
new!「彫刻家金城実」
各回定員30名です。お早めに御予約ください。小さな会場なので、ご予約のない場合、いらしていただいても入場をお断りしなければならない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【チケット購入・御予約・お問い合わせ】
⇒CoRichチケット!
M.A.P.:03-3489-2246(担当うぶかた)
(FAX:03-3489-2279 mail:mpro@mbh.nifty.com)
facebookのイベントへの投稿でも承ります。またツイッターのDMでもどうぞ。
⇒facebookのページ
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※CoRich以外で御予約の方は、チケット種別ならびに購入方法なども合わせてお知らせください。
※3回券・12回券は一部使用した場合の払い戻しはお請けしかねます。また管理の都合上、チケット種別の変更も原則ご遠慮ください。小さな会場で、入場料収入も限られております。どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。
2013年04月23日(火)14時50分
喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α
⇒最新情報の告知記事へ
6月に、喜多見の当M.A.P.事務所にて、
小さな映画祭を開催することになりました。

これは逆にわたしたちが目にする情報が増えて来たから?
なんにせよまずは「知る」ことからはじめたい。
「今の日本を考える」小さな小さな映画祭です。
期間:2013年6月21日(金)~30日(日)
場所:M.A.P.
(小田急線喜多見駅徒歩5分 狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の2階)

料金:一演目1,200円
(3枚綴り3,000円、12枚綴り10,000円 ※一枚づつばらしてご友人とシェアできます。)
⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト
※5月15日現在の情報です。
【21日(金)】
(1)10:00~new!●『シバサシ』監督:輿石正
(2)14:00~●『飯館村 第1章・故郷を追われる村人たち』監督:土井敏邦
ゆふいん文化・記録映画祭第5回「松川賞」
new!(※17時から特別企画「沖縄やんばる高江を考える」)
(3)19:00~●『壊された5つのカメラ』監督:イマード・ブルナート、ガイ・ダビディ
第85回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品
(※上映後、監督や出演者と親交のある写真家高橋美香さんのトークショーの予定)
【22日(土)】
(1)10:00~●『イエローケーキ』監督:ヨアヒム・チルナー
(※上映後リック・タナカ「ミニトークショー」(オーストラリアから実況中継)
(2)14:00~◎「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」+◎「茶色の朝」
プロジェクトM短編演劇「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」
作:モスクワカヌ 演出:丸尾聡 出演:今野真智子,小山貴司,横澤有紀
2013年度劇王神奈川大会決勝審査員最高得点
丸尾聡ひとり読み「茶色の朝」(大月書店刊より)物語:フランク・バヴロフ 訳:藤本一勇
(3)19:00~●『あしたが消える』(1989年公開の幻のドキュメンタリー)
※この日のイベント3本は、いずれも原発に関連するものです。14:00の回の中で、特別企画も検討中。
【23日(日)】
(1)10:00~new!●『カメジロー沖縄の青春』主演:津嘉山正種
優秀映画鑑賞会推薦、日本映画復興会議奨励賞
(2)14:00~◎山猫合奏団(白石准+高山正樹)(※テーマは山之口獏です!)
new!(※山之口獏の娘さんの山口泉さんがゲスト)
new!(※16時から、腹話術師しろたにまもるさんの“高座”)
(3)17:00~◎「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」+◎「茶色の朝」
【24日(月)】
(1)10:00~new!●『引き際』2011.10 metoro公演 作・演出:天願大介
(2)14:00~new!●『なまず』2012.5 metoro公演 作・演出:天願大介
(3)19:00~●『極私的エロス・恋歌1974』監督:原一男
(※上映後、監督のトークショー)
【25日(火)】
(1)10:00~●『飯館村 第1章・故郷を追われる村人たち』監督:土井敏邦
(2)14:00~●『ポスターガール』+●『IVAW 明日へのあゆみ』
『ポスターガール』監督:サラ・ネッソン
第83回アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート
(※言葉が早く字幕では追いつかないので高山正樹が弁士を務めます。)
『IVAW 明日へのあゆみ』監督:木村修
(3)19:00~●『血風ロック』監督:流山児祥
1986年2月 ヨコハマ映画祭自主製作映画賞受賞作品。
(※上映後、監督のトークショー)
【26日(水)】
(1)10:00~●『あしたが消える』(1989年公開の幻のドキュメンタリー)
(※上映後リック・タナカ「原発を語る」(オーストラリアから実況中継)
(2)14:00~●『イエローケーキ』監督:ヨアヒム・チルナー
(※17時から、リック・タナカの「エネルギーの話」オーストラリアから実況)
(3)19:00~●『ポスターガール』+●『IVAW 明日へのあゆみ』
(※高山正樹が弁士を務めます。)
【27日(木)】
(1)10:00~●『スケッチ・オブ・ミャーク』監督:大西功一
沖縄宮古島の古謡や神歌を追ったドキュメンタリー 原案・監修:久保田麻琴
(2)14:00~◎「京太郎の唄」新城亘ライブ
(※14時の催しの後、19時の催しまでの時間、三線、琉球舞踊の体験コーナーあり)
(3)19:00~●『スケッチ・オブ・ミャーク』監督:大西功一
【28日(金)】
(1)10:00~●『よみがえる琉球芸能 江戸上り』
(2)14:00~●『ゆんたんざ沖縄』監督:西山正啓
(※17時頃から30分弱の作品●『沖縄の声ー山シロ博治』森の映画社最新作を上映)
(3)19:00~●『ゆんたんざ未来世~恨を解いて、浄土を生きる』監督:西山正啓
(※上映後、西山監督のトークショー)
【29日(土)】
(1)10:00~●『壊された5つのカメラ』監督:イマード・ブルナート、ガイ・ダビディ
(2)14:00~●『ぬちどぅ魂の声』監督:西山正啓
(※17時頃から●『沖縄の声ー山シロ博治』森の映画社最新作を上映)
(3)19:00~●『カメジロー沖縄の青春』主演:津嘉山正種
new!(※上映後、主演の津嘉山正種さんのトークショー)
【30日(日)】
(1)10:00~new!●『主権在民 女たちのレジスタンス 改定版』監督:西山正啓
(※本邦初演!)
(2)14:00~◎斎藤哲夫ライブ
(※「グラスソングス」(高田渡のライブ映像)を同時上映!)
(3)17:00~●映像作家 櫻井篤史+加藤到 2人展
各回定員30名です。お早めに御予約ください。小さな会場なので、ご予約のない場合、いらしていただいても入場をお断りする場合がございます。
【御予約・お問い合わせ】
M.A.P.:03-3489-2246(担当うぶかた)
(FAX:03-3489-2279 mail:mpro@mbh.nifty.com)
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劇作家・演出家の ふじたあさや氏から“喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α”に寄せての文章が届きました。HPに先駆けて、まずここでご紹介いたします。

大体「6月下旬で空いてるとこありませんか?」と宇夫方路から電話があった時、悪い予感がしたのだ。
「去年沖縄でやったアシテジ・ミーティングの二回目をオーストリアでやるんだ。19日に行って1日に帰ってくるんだけど、何か?」というと「もろにぶつかってます。残念!」
何が残念だ、と思っていると、企画の全容が送られてきた。一見、今度はこちらが残念という番だった。かねがね見たいと思っていた映画、噂には聞いていたがもう見るチャンスはないだろうと思われていた映画、もはや伝説になっている映画をゴッソリ集めて、おまけに+αと称して新城亘さんやら丸尾聡さんやら山猫合奏団やら、流山児祥さんまで引っ張り出そうというのだから、いい加減にしろ、といいたくなる。「この企画者は、傲慢にも、自分が面白いと思ったものはみんなも面白がると思ってるな」と毒舌をはいたり、「『極私的エロス』ならぬ『極私的アートフェス』だ。自分が見たいものばっかり並べやがって」と毒づいてみたり、怒りはとどまることを知らない。
2~30人しか入らない空間だからこそ可能な企画なのかもしれないが、それだけに入りの善し悪しが影響しやすい。願わくば「もう懲りた。二回目はなし」と言わないですむ程度の入りでありますように。「こういう面白そうなことを来年もやってくれるんなら、今度こそ拝見したい」と思っているからだ。成功を祈っている。
tag: ふじたあさや
2013年02月20日(水)02時59分
加々美さんが亡くなったって…(2/19~20のツイート)
gajumui
「舞踊家」の加々美さんが亡くなったって、あの加々美さん!?
02-19 22:27あさやさんに電話した。やっぱり加々美洋子さんだった。昨日の朝逝った加トさん。あさやさんは一昨日お見舞いに行って「間に合った」と。悲しいと僕がいうと、あさやさんは「悲しい、本当に悲しい」と言葉を詰まらせた。深く合掌。
02-19 23:26川崎市民劇のこと、呟こうと思ったが気が乗らない。でもひとつだけ。西山三郎さんと加々美さんと一緒の現場は、本当に楽しかった。僕ら子どものように遊んだ。プロってきっとプロらしくないと、「市民」の方々に伝えたい。もっと天真爛漫に、子どもの如く遊びなよ。やっぱり・・・
(※次の記事に続く)
02-20 02:16
【追伸】
後日、照明の坂本さんから聞いた話。
癌は全身に転移していたらしい。加々美さんは、自分の死を覚悟しながら、最後まで気丈だったと。
「もし俺だったら、あんなふうにしていられる自信ないよ」
本当に気風のいい姉さんだった。ネットで加々美さんの顔を捜したが、どうしても見つからない。時間ができたら、書斎をさがしてみよう。きっとどこかに彼女の笑顔の写真があるはずだ。
葬儀のことをあさやさんから聞いたが、都合がつかなかった。
心から加々美洋子さんのご冥福をお祈りする。
(※4月3日に記す)
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