何もない一日だったはずなのに

《10月13日(木)》
大震災から216日目……
もう事務所の中の数値はいちいちご報告するのはやめようと思っているのですが、ついつい気になります。
M.A.P.after5は、私的な記録という意味合いもあるので、小さく。
null

9:55の表。
null
だんだん高くなっているような……
左の“RADEX_RD1706”の方は気にしないでください。相変わらず0.9くらいから1.8ぐらいの間で揺れています。たまたま撮影した時にこの数値を表示していたということですから。

もう、終わりだね。いやいや、日本が、じゃなくて、今年のゴーヤーのハナシです。

null null
でも、日本が終わらないとも言ってません。いろんなものが歪んで、そして終わっていく、どうやらそれは間違いなさそうです。

最近、自宅へ帰れる時間が増えてきました。今日も昼前に上がり。去年までは考えられなかった。これも歪んだことをひとつ終わりにしたからかなあ。

帰途の途中、僕は思わずアッと車の中で声が出てしまいました。
null
こんなことして、大丈夫なのか?
null
どこか私立の幼稚園の行事らしい。子供たちが、素手で、土まみれになって畑仕事をしている。
「土壌の線量、測ったのかなあ……」
笑顔で我が子にカメラを向ける母親たちが無知なのか、それともやはり、僕の頭がおかしくなっているのでしょうか。

自宅に帰るとまずはとりあえず線量計を出して測ってみるのです。10月8日以来です。特に変わりはないのですが、やはりこのくらいの巾で数値がぶれます。
null null

問題は書斎です。
null
β線はアルミで遮ることができるらしいので、ちょっとイタズラ。
null
0.18→0.15、誤差の範囲かなあ。
まあそのうち気が向いたら、もう少しきちんと考えて実験してみましょ。

原発のことがなければ、今日なんかは何もない一日だったはずなのに。

なんだか歪んでる。

tag: あちこち測る  MAP事務所の線量  ゴーヤー栽培.2011 

朝の妄想・昼間の現実

《10月4日(火)》
大震災から207日目……
本部のベランダ。今年の2月13日以来である。
null
その間、殆ど富士山は姿を現さなかった。キーンと音がするような空気。水分が目に見えるわけなどないが、湿度の少ない空気は、しっかり見ただけで分かるものだ。ずっと東京あたりで暮らしてきた。アウトドアとは無縁な俺だが、それでもこの程度の感受性は持っている。やっぱり子供の頃の経験が大きいのだと思う。

決して目に見えないものによって穢されてしまった自然。怯える人間たちは、自然との正常な関係を放棄した。
「これからの子供はどうなっちまうんだろう」
「それは親の考えによるさ」

自然の中で自然と共に生きる、それを良しとする考えがずっと嫌いだった。自然を征服できるなどと勘違いしたことは一度もないが、自然に抗って絶望的な思索を続けることが、人間となってしまった存在の運命なのだと思っていた。

妙な屁理屈に聞こえるかもしれないが、欲望深き人間が、原発のようなものを生み出してしまうことは、至極自然なことだと思っていたのだ。だからこそ人間は、そういう人間の自然さに抗い続けなければならないのだと信じていた。
「若い頃のことさ」

「自然との共生」なんて言っている人間に、原発を作りたいと思う人間を止める力などありはしない。なぜなら、どちらもただ自分の思いのママに生きようとしているだけなのだから。どちらも自分が邪魔されない限り、相手の生き方に干渉などしないだろう。

「人間如何に生くべきか」、大きなお世話だと、誰もがそう思っていたのではないか。
しかし今や、ある者は「オレの行き方の邪魔をした」と対岸の者を責め立て、対岸の者たちは「大きなお世話だ」とこちらに向かって罵っている。

被災地の人たちのために、という、良き人々の一群。
「怪しいものだ」
「なぜ?」
「沖縄に向ける眼差しを持たぬ者たち」
「沖縄を絶対化するのはやめること。彼らも『フクシマ』を知って変わるだろう」
「福島を『フクシマ』と呼ぶことに嫌悪する偽善者たちが、『オキナワ』に対する眼差しを獲得することはない。彼らは、被曝して命を失った原発作業者から目を背けたがっている」
「お前は何者なのさ」
「息子の、父だ」
俺は、富士に一度も心動かされたことはない。実に分かりにくい喩えだが。

事務所。

null
もう、終わりかな。
null

外は0.07μSv。
null
中は0.05μSv。
null

薬が切れた。
null

どうやら僕の腎臓が悲鳴を上げているらしい。

現実はややこしいハナシだから、後ほどゆっくりと。

【この日呟いたこと……】

16:20
そういえば最近ポックリ病って聞かなくなった。あれは核実験時代の放射能の所為で、だから低線量被曝は危ないみたいなハナシも最近チラホラ。これからまたポックリ病が増えるぞと。しかし、あのころ中年の人たちはよくこう言っていた、「ポックリ死ぬのがいい。ポックリ死ねたら幸せだ」って。

16:24
三線弾いて、「かぎやで風」歌ってたら眠くなってきて、思わずウトウトした。歌聴いて眠ってしまうことはしょっちゅうだが、楽器弾きながら唄歌いながら寝たのははじめてだ。三線の古典、おそるべし!

16:25
もしかしたらポックリ死ぬ寸前だったのかもしれない。




例えばチェルノブイリ事故の後、日本では心筋梗塞による突然死が頻発したという話も聞く。それが放射能の影響だったのかどうか。チェルノブイリの放射能が減少していくと、突然死もなくなっていったというのだが、ちっとも憶えちゃいない。

妄想もまた……
null

tag: 富士山  MAP事務所の線量  ゴーヤー栽培.2011 

志はどこまでも高く

《9月29日(木)》
大震災から202日目……
だからさ、どーしてそこまでダレることが出来るわけ?
null
猫が志の高い動物だとはやはり思えない。

それなりに多きいくなったゴーヤーはあと一個。
null
葉っぱも黄色くなってきたし、2011年のゴーヤーも終わりに近い。
あれ、なんだい、黄色くなりかかった三個のゴーヤー(左下にチラッと写ってる)は、昨日のまんま置きっぱなしの野ざらしかい。まあ、お忙しいのでしょう、きっと。
なんだか、今年は早かったなあ。でも、目を凝らすと、まだいくつかあるにはある。
null

それから、例のヒンマガリ君も大きくなろうと頑張っている。
null


チビって、差別用語なんですかね?
null

大っきい奴は収穫。
null
さっそく切ってみた。
null

ほったらかしゴーヤーも一緒に台所へ。
null

「もう事務所じゃないなあ」
「床磨いて、鏡を立てて、いろいろやることがあるわけよ」
null

【この日呟いたこと……】
15:20
門仲天井ホールから閉館決定の案内が来た。お金の問題というよりも消防法の方がハードルが高そうだ。あの非常階段ではNGなのだという。何か起きたら責任が取れないか。歴史、文化、リスク、責任、フクシマ……


“門天”には何かとお世話になってきた。なにか僕らに出来ることはないかと思案しているのだが。
2011年、変ろうとしているものは一見して哀しいことばかり。
「前を向いて再生!」と、素直に言えない諸々の事情。門仲天井ホールも、いま少し抵抗してみるらしい。

本日の室内線量。
null

M.A.P.琉球舞踊教室。やっと少し形に。
null
今日は持田明美師匠が地謡。こんな教室、滅多にあるもんじゃない。生の演奏で踊ることによって、その楽しさは倍増する。このM.A.P.の特徴を、どう宣伝していくか。それを考えるのが僕の仕事なのかもしれないが、しかしそれはひとりで出来るものではない。通ってきてくれている人たちに、まずその特異さを感じてもらうことが必要なのだ。
そして、地謡と一緒に練習することを、システムとして構築しなければならない。そうでないとホントの武器にはならない。
 ⇒M.A.P.琉球舞踊教室専用ブログの記事

ただ、気をつけなければならない重要なことがある。
ひとつは、一時の盛り上がりがずっと続くと勘違いしないこと。度を越してはしゃいでいると、近いうちに必ず弊害が出る。その対策が出来ていないとしたら、通常の稽古は、生の三線を入れないと決めておくほうがずっと落ち着いていて安全である。

もうひとつ、録音された演奏で反復練習することの大切さも忘れてはならない。「教室」なのである。ましてやそこに初心者がいるのなら、ある段階までは録音でやるべきかもしれない。多少進んだ後も7割程度は録音のほうがいいのかも。でないと、余程きちんと指導しないと、指導の揺らぎが、生徒さんがこの先苦労する種となりかねない。「教室」であることを捨てるなら必要のない配慮だが、そうではないのだから。

ちょっと余談だが、時々違う録音を使うというのもきっと面白い。生の三線で踊るのとは違った、はっきりした発見があるに違いない。

こうした気遣いが、最終的に生演奏で踊ることの本当の楽しさを深く知る基礎となるはずだ。
志は高く、なのである。

すぐにやること、急ぎ過ぎないこと、躊躇すること。そして責任者自身がその仕分けをきちんとすることが大切なのだ。宇夫方女史、分かってくれているだろうか。

僕は、稽古の端で、溜まった古新聞の整理をしていた。
null
「ふーん……、“花水木”に行こう」

“花水木”のお弁当のウィンナー。
null

後日、志の高いハナシを……

続きを読む

tag:   門仲天井ホール  震災と給食  喜多見_居酒屋.花水木  MAP事務所の線量  MAP琉球舞踊教室  ゴーヤー栽培.2011 

勉強中、孤独に……

《9月28日(水)》
大震災から201日目……

【この日呟いたこと……】

10:32
かじゃでぃふう練習中。だからよく分かるのだが(こんなこと呟きたくはないのだが)、沖縄から帰ってきてから始まった喉のいがらっぽさがまだ消えない。もう50日以上。書斎の線量0.12μSv/h。

17:54
日本人はみんな、シュレーディンガーの猫になりました。この思考実験の成果は、50年後、貴重なデータとなるでしょう。


シュレーディンガーの猫はM.A.P.after5三度目の登場。
 ⇒【自転車が作った京都御所の轍の心理学的考察】
 ⇒【京都出町幸神社(さいのかみのやしろ)の猿】



ここ数日、相変わらず線量の高い自宅の書斎に篭って、ずっと放射能に関する情報の整理をしていた。原発推進とレッテルを貼られた専門家の提示するデータ、反原発派が危険の根拠とする資料、相反する情報。細切れの事実をたくさん拾い集めていると、だんだんと全体がおぼろげに見えてきたりする。まだ三合目といったところだが、続けるしかない。

しかし、原発事故から200日を越えてようやく三合目では、真実を見渡せた時には既に時遅しなんてことにもなりかねないのではあるが。

あらためて思う。正確なデータを小出しにする東電と保安院と官僚と(当初は政府ではなかったような、今は同じ穴の狢だが)に、ここに至ってますます憤りを憶えている。

今日は“沖縄語を話す会”があるので数日ぶりに事務所へ。だからリハビリのため、朝方ちょっと三線をいじくったりしてみたのだ。

事務所入り口外のスペースに置いたテーブルの上に、黄色くなってきたゴーヤーがみっつ乗っかっていた。
null
なんだ、もう少し早く採ればよかったのに。そして写真でも写してくれればよかったのに。連続性の中で考える、それがM.A.P.after5の基本方針。それには、途切れないことも重要なんだ、なんてね、わけのわからないブログのこと、誰も聞いちゃあくれない。というより、書斎に引きこもっていて、そんなこと言えるわけもない。

喜多見地区会館へ。
 ⇒第39回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)の記事
8月24日に1階の部屋のソファーの上で調べた時は0.1μSv/hあったのだが、今日は2階の部屋のテーブルの上。
null
0.05μSv/h、何かが言えるわけもなく。

勉強を終えて、事務所に戻る。五日ぶりに事務所の線量を測る。
null
変わらず。

null null null

null

“コンケンアイ”と“ぎま”のことは後日書く。まだアップしていない記事を順番に。

孤独な連続性の中で。

tag: 松原通_スナック.ぎま  MAP事務所の線量  あちこち測る  松原通_居酒屋.コンケン・アイ  ゴーヤー栽培.2011 

世田谷で組踊り“饒辺真山戸”(暫定記事)

《9月23日(金)》
大震災から196日目……
null
ちょっと雨が降ったので、プランターの土を測ってみた。
null
0.11μSv/h……
9月8日も18日も0.09μSv/hだった。空間線量はいずれも0.07μSv/hだから、その差が0.02から0.04と倍になった。何もかもが正確ならば、この前からの台風や雨で、汚染が進んだってことになるわけだが。

世田谷区民会館へ。
琉球舞踊と組踊「饒辺真山戸(ユフィンメーマトゥ)」特別鑑賞会。
null null
集合写真撮影中
報告後日。

事務所に戻って室内の線量計測。
null
9月28日の計測へ


【この日呟いたこと……】
22:45
今、地球に落下しつつある米国の大気観測衛星。人に破片が当たる確率は3200分の1で、特定の1人に当たる確率は20兆分の1以下。1/3200の数字に注目すれば相当危険。1/20兆なら問題にしないだろう。きっと確率によって判断してはいけないことがある。やっぱり哲学。

23:08
全く科学的根拠ないんですが、現在54歳の極私的安心基準。γ線の空間線量は0.3μSv/h以下なら気にしない。食品に関しては核実験時代でさえ日本人の平均摂取が一日1Bqだったらしいので、一食3Bqまでかな。もっと勉強すれば変わるはずですが、現時点では500Bq/kgはすごく嫌。

23:18
あした多摩川河川敷でBQ。「横浜で女子のトライアスロン世界大会をやるのと匹敵する」と言ったら「気になるならやめたら」と言われた。「いやいやトライアスロンに匹敵するほど健康に良さそうだって意味だ」半分ウソ、半分ホント。

tag: 照喜名朝一  MAP事務所の線量  新作組踊  ゴーヤー栽培.2011 

昨日のデモとラニョミリの稽古見参【毎時0.12μSvをどう考えるか?】

《9月20日(火)》
大震災から193日目……
null
これで全部。もう新しい実のつく気配はない。

せめて水くらいは、安全そうなものを。
null
これ、輸入の水。安いのである。
null

このところ話題にしてはいないが、我が家の書斎の線量は相変わらず0.10~0.12μSv/hあたりである。原因不明も変わらずである。

原発事故以来、なかなか過激な発言で物議を醸す火山学者の早川由紀夫氏の連発ツイッター。

「土曜日の郡山ロックフェスは0.35マイクロで1万5000人。きのうの東京デモは0.13マイクロで2万7000人。郡山のイベントを被ばくの面から批判するなら、東京でも批判せねばなるまい。」
「郡山イベントの主催者側は放射能をずいぶん気にしていた。対策もとった。さて、東京デモの呼びかけ人(大江さんたち)は、デモ参加者の被ばくについてどう思っただろうか。なにかしたのだろうか。」
「まさか、東京は放射能に汚染されていないの政府・テレビ・新聞の言い分を鵜呑みにしているのじゃあるまいな。」
「自分の家が火事になっているのに、いままさに燃え広がっているのに、消火することをせず、他者に向かって決まり文句の火の用心を呼びかけているように私にはみえた、きのうのデモ。」
「「残念ながら確実に被曝を防ぐ方法はないのです。それよりも原発をやめて放射能の元を断つ方が早い。」 めちゃくちゃでずさんな論理。これじゃだめだワ。大江健三郎(ただし肥田舜太郎を引用)」

僕は、0.12μSv/hの部屋で寝ているわけで……。
東京の野外が0.13μSvなら、それはほぼ原発由来に違いない。とすれば確かに吸い込んでの内部被曝が心配? 一方、書斎の0.12μSv/hが原発以前からのものならば内部被曝の可能性は低い?

さて、わからない。

しかし、いずれにしても0.13μSv程度の線量を危険だと言い、その数値の中での反原発デモを批判するのは、何とも奇を衒った発言に思えた。昨日のデモには、色んな思いを抱え、様々なリスクを考えた上で参加を決めた人たちもたくさんいたのではないか。0.13μSvが本当に危険と判断するのならば、2万7000人よりはるかに数が多いであろう何も考えずに街をうろつく若者たちに警告を発した方がよろしいのではと思ったのである。そんな若者たちは、今日も明日も街をうろつくであろう。

そこで早川氏にメッセージ(Twitter用語では「リプライ」というらしい)を送ってみた。
【この日の僕のツイッター……】
8:30
@HayakawaYukio 原発を止めることと今の汚染は別問題。デモに集まった人たち、原発を止めれば今の汚染問題も片付くなんて誰も思っちゃいない。早川由紀夫氏が、ひとりひとりの人間の顔を想像してみることを敢えて拒否している理由はなんなのでしょうか。


すると先方からもメッセージが届いた。
「初めの2文と3文目がつながりません。」
評判とは違い、実に丁重なお返事である。(竹田圭吾とはえらい違いだ。)

そこで再び……
9:15
@HayakawaYukio 返信感謝。言い換えてみます。デモに参加した人たちひとりひとりの思いを敢えて想像しないことによって、今の汚染を直視せず将来の原発を云々する烏合の衆が行ったデモとの批判が可能になる。それはホントに「敢えて」なのか、ありがちな「落し穴」か、興味あり。


早川氏からすぐにメッセージが届いた。(今度は「メンション」という奴で)
「どちらも違う。ひとりひとりの思いを想像したつもりです。いや、想像だけでなく、私はきのう午後、新宿と原宿で観察を実施しました。(限られた数ではあったが)ひとりひとりの顔を見ました。対象を観察したうえでの解釈です。」

ほう、早川氏も0.13μSvの中にいたわけだと思いながら(僕も「メンション」で)……
9:27
つまり早川さんが昨日見た人たちは、どうやら今の汚染現状を理解していないように見えたということですか。RT @HayakawaYukio 対象を観察したうえでの解釈です


3分後(「リプライ」で)……
「大多数がそのようにみえました。」

確かに、そう見えても不思議ではない。そんなことはよくあることだ。しかし、ひとりひとり人間がそれほど一律に単純なわけも無い。「デモに参加した人たちひとりひとりの思いを敢えて想像しない」という最初の僕の印象は、案外当っていたのではないか。
9:39
@HayakawaYukio 僕は昨日デモを気にしながら、新宿近くで60~70年台を思い出すアングラ芝居を観て、そのあとは飲み屋で0.08μSv/hを表示する線量計を机に置いて、汚染を気にせずツマミを食いながら長期移住するためにどこの国がいいか、かなり本気の話をしていました。

さすがに、これには早川氏からの返信は無かった。

昨日のデモの参加人数が何人だったとか、なぜマスコミは昨日のデモを報道しないのかとかでツイッターが賑っている。
9:42
デモ何人の食い違い。沖縄では基地反対集会でお馴染み。そして不毛な論争が始まる。どちらが正確かの議論。しかしいつも反対派の発表が受入れ派の発表より多い。正確さってなんなのだろう。

少し冷静さを装って呟いてみたのだが、結局デモの参加人数を話題にするありがちな呟きになってしまった。僕も「烏合の衆」である。

早川氏のツイッターの方は、デモ批判のやり取りが続き、そして……
「きのうのデモ呼びかけ人5人のスピーチを聞いた。このデモはたしかに「原発いらない」デモであって、フクシマ事故による深刻な汚染をなんとかしようとする目的のものではなかったと判断した。」
「別の言い方をすれば、この呼びかけ人たちは、フクシマ事故はこのままやりすごせると楽観している、になろう。」

なるほど独自である。だからフォロワーも増える。しかし、なんかおかしいと感じる。やっぱり「原発を止めることと今の汚染は別問題」なのだと思う。でも、もうメッセージは送らなかった。あんまり普通過ぎるから。
それにしても、東京の線量の話はどこへ行っちまったんだろう。

早川氏で味を占めた僕は、ツイッターで質問してみた。
11:27
参考にお聞かせください。食物の危険性は日本中どこにいても程度の差こそあれ同じ。貴兄は0.12μSv/h(α・β線は計測されないわけですが)の東京は避難すべき場所だとお考えですか?


ありがたく回答を頂いた。
「年齢と食べるものによるでしょう。空間線量だけでは何とも。ただその5倍なら、移住を。(ただ、移住できない事情がある人は多い。そこを考慮せず強制的?に移住を言う人は、ある意味無責任。)海外で難民化するより、一番はこの国を(完全に元には無理でも)マシにすることでは?」
つまり、0.12μSv/hは絶対に大丈夫という線量ではないということか。聞きたいのはそこだけだったのだ。今の日本、分かり合えるはずの人たちがバラバラに分断されている。



娘(と勝手に決めたのさ)と一緒に、久しぶりに鹿島田へ。稽古を見て、それから……
null
(ミズノタクジ氏が書いた記事から黙って盗んだ画像)
その記事はこちら……
 ⇒“超電磁劇団ラニョミリの公式ブログ”の記事
で、報告は後日ね。頼朝どの(タクジちゃん)、ちょっと待っててね。でも、そちらの本番までに書けるかな、自信なしだけど。

なお、「見参(げざん)」とは、鎌倉時代、御家人が将軍に謁見して臣従の意を示すことである?

tag: MAP事務所の線量  ゴーヤー栽培.2011  「枡形城落日の舞い」 

あっちこっちに行きました

《9月19日(月)》
大震災から192日目……
null
null
かわいいこいつは放射線とは無関係です。これはほぼ間違いない。つまり去年も一昨年も、同じような実が生りましたから。

【この日呟いたこと……】
8:04
九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。 あした、めんど なさいばんしますから、おいで んなさい。とびどぐもたないでくなさい。山猫拝

原点に戻ろう……
原点は懐かしく、そして楽しきこと……


【今日の宇夫方路】

null
 ⇒琉球舞踊専用ブログ記事へ

その後……
null

報告は宇夫方さんから後日。


【今日の高山正樹】
null
娘の(と、勝手にそういうことにした)横澤有紀から「S席とA席でどちらがよろしいでしょうか?」とメールが来たから「普通でいいよん」と返信した。そしたら「できるならば早めに来て並んでくださった方がいい、A席は一番後ろなってしまうとうわわわってなってしまいます」ということなので、少し早めに行って、ちょっと危なさそうなおじさんたちの列の後ろに並んだ。
すると後ろから声がする。「こ、こ、ここ、こ、ここは、と、とと、当日券のれ、れ、列ですか、か」
そこで僕は「さあ、知らん」とつれない返事をしてみたのだった。
続く……
null

智内さんが哲っちゃんと新宿で会うというので、向かった。
哲っちゃんは僕の顔を見るなり「太ったね、だめだよ」と言った。
null

続く……

tag: ゴーヤー栽培.2011  白石准  斉藤哲夫  MAP事務所の線量  宇夫方路踊る  琉球舞踊 

色々とゴチャゴチャと考えている

《9月18日(日)》
大震災から191日目……

【この日呟いたこと……】
10:48
昨日は神田“やいま”で新城亘さんのライブ「チョンダラーの歌」の案内役を務めてきました。50人満杯。やっていて楽しかった。よくある沖縄居酒屋の三線ライブとは一線を画す内容。客層も違う。そこで思った。この企画をあっちこっち売り込もうかな。


null

今日は亘先生の三線教室の日だが、その前にちょっと琉球舞踊の個人レッスン。
null
事務所は少しずつカルチャースペースへと変貌しつつあるわけで。
null
三線教室の話しは別ブログにて。
http://haisaikomaesanshin.ti-da.…

ウッホー!!
null
収穫!
null
いちおうさ、測ってみよう。9月8日以来2度目の測定。
null
そりゃあさあ。なんとなく気持ち悪いさ。すっかり心晴れやかってわけにはいかないさ。考えることは一切止めようって決めちまえば、きっとすごく楽だよ。会社だって、借りてるこの部屋だって、みんな一緒さ。考えることやめちまえば、全部放棄して、身軽になって諦めて、でもさあ、そうじゃなくてさあ……
「なに力入ってるワケ?食べるってことでしょ?」
そうだけど……

「花水木のかおるさんが、スライスして出してくれるってさ」
じゃ、行こ……

酒は、久米島の久米仙のクースー(古酒)43度です。
null
亘せんせいは枝豆をつまんでます。
M.A.P.今年のゴーヤーです。
ゴーヤー持ってはしゃいでいる宇夫方路
かおるさん、三種類作ってくれました。よろしいんじゃないですか、どれもなかなか。でも特に好評だったのは、塩こんぶと合わせたやつ(右上)。これ、美味いねえ。

宇夫方女史がそっと僕に言ったこと。
「かおるさん、料理してくれたからさ、ゴーヤー一個あげてもいい?」
僕は冷たく答えました。
「やめといて」
はたして、僕の真意が伝わっただろうか。しかし、宇夫方女史ちっともこのブログ、読まないからなあ……

tag: ゴーヤー栽培.2011  MAP事務所の線量  新城亘  喜多見_居酒屋.花水木  MAP琉球舞踊教室  MAP三線教室 

結局収穫して食うのか

《9月16日(金)-1》
大震災から189日目……
昨日からはじめた事務所の外の空間線量測定。
null
0.07μSv/h……
昨日より0.02高い値、これがいったい何を意味するのか。

収穫。
null

やはり気になって、室内も調べてみた。
null
昨日より0.01高い。よくわからん。

僕は、食べようと決意した。
null
作ったものを食べずに廃棄するという決断が如何に難しいか、よく分かった。土の表面のγ線を測定して、それでたいした数値は出なかった。
 ⇒「安価」の線量計でできること【DoseRAE2】
それだけの曖昧な「安心」で、食べることにしたのである。

事務所も変わりつつある。
null

健康ゲームを、また始めようと決めた。
空間に漂うα線とβ線核種は確かに気にはなる。だが、現状それを恐れて体を動かさないほうが、僕の場合、確実に死期が早まると判断した。
手始めに、線量計を持って、歩いて自宅まで帰ることにした。
線量計は0.1μSv/hから0.12μSv/hくらいをフラフラする。だがこの線量計は揺らすと正確に測れない場合がある。だから気にしないで歩く。

多摩川の橋の真ん中に東京都と神奈川県の境がある。そこで立ち止まって、しばしジッと線量計を見つめていた。すると数値は、やがて下がって0.08μSv/hに落ち着いた。
null

橋を過ぎて、右に折れる。あの多摩の横山と多摩川の間を歩くのである。
途中、電気工事をやっていた。通り過ぎて、ふと思い立って振り返って写真を撮った。
null
関電工か。東京電力系の企業らしいが、大きな会社だ。

数日前のことである。自宅に青い作業服を来た男性がチラシを持って営業に来た。家の周りの木の枝の剪定をするという。
「木の葉に付着した放射線の測定も一緒にするってことにしたら、結構仕事入るんじゃないの」
と、半ば僕は本気で提案してみた。
「そういう方が結構いらっしゃいます。あの、この作業着、見るかたが見ればすぐ分かることなんですが、実は東電の下請け会社なんです。いつもは電線に掛かる木の枝などを処理する仕事をしているのですが、あれ以来仕事が来なくなってしまって……」
「つまり、原発処理にお金がかかるってこと?」
「そうなんです。で、私たち、こういう仕事ができるもんですから。でもなかなか東電関係には厳しい方が多くて、放射線の測定なんてとんでもありません。」
「あなた方のような会社の人たちが声を上げたら、何か変わるかもしれないのにねえ」
「そうかも知れませんねえ」
たぶん、彼らには放射線を測る資格も技術もない。また、もし仮に高い線量と分かってしまえば、勝手に伐採して処理するなんて出来なくなるのだろう。低線量だったとしても、少しでも汚染されていればゴミとして捨てることを、きっと市民が許さない。つまり、放射線を測らないことで彼らの仕事は成立しているのだ。

また僕は歩き始めた。左側に広がる森。
null
ここがずっと気になっていた。低い森だが、北からの風が当たって、ここにたくさんの放射脳を撒いたのではないか。
 ⇒http://lince.jp/hito/wasurete…
null
0.08μSv/h……
結局、こんな線量計で、目に見えぬ敵を追い詰めるなど、どうやら不可能らしい。

「ネットの喧騒がウソなのだ。そんなものに惑わされることなく、安心して暮らせばいい。線量計が示す値が、そう語っているのだから」

そんな言葉を信じてしまえば、とっても気楽だろうなと思いながら、僕は歩き始めたのだ。

と、聞こえてくるこの喧騒は……
アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、蜩(ひぐらし)、そいつらが一斉に鳴いている。こんなおかしなことが今まであっただろうか、と、一生懸命に数十年間の経験をたどってみるのだが、思い出そうとすればするほど、音というひ弱な記憶は錯綜し、とうとう耳鳴りと全く区別がつかなくなってしまったのだ。

tag: ゴーヤー栽培.2011  MAP事務所の線量  あちこち測る 

今年は、ゴーヤーが変です

《9月15日(木)》
大震災から188日目……
昭和49年築の鉄筋(HPC造)マンション9階、M.A.P.本部室内の放射線量。
 ⇒前回(8月25日)の報告
null
0.1μSv/h、相変わらずの数値だ。マスクを必要とするものではなさそうだが、ともかく原因が知りたい。しかし0.1μSvくらいでガタガタ言っていると、非国民扱いされそうな御時勢だ。自分のことしか考えていないのか、福島の人たちを慮れと。なんともキナ臭い。
別の部屋(5階)を測らせてもらった。
null
同じであった。全部の部屋を調べたくなった。しかし、そんなことを言い出したらきっと大顰蹙だろう。

マスクをして事務所に向かう。
null
0.05μSv/h、変化は見られない。もう逐一報告することはなさそうだ。だが問題はα線とβ線を放出する核種の存在。この線量計では測れないが、γ線の動向を監視することでその影を捉えることが出来るのかもしれない。今後しばらくは、中よりも外の線量を重点的に報告しよう。
null null
0.05μSv/h、今日のところは中と同じ。ということはつまり……、さて、さっぱり分からない。分かったことは、明らかに本部のあるマンションの室内線量が高いということ。

線量に問題のない事務所は、少しずつだが違うものに変わろうとしている。
コンケン・アイのアイちゃんがやって来た。今日は琉球舞踊教室の日なのである。
null
 ⇒M.A.P.琉球舞踊教室の専用ブログ記事

僕は邪魔にならないように、部屋の隅で黙ってPCに向かっていた。聞こえてくる琉球のメロディーの中で妄想に耽っていた。

宇夫方先生は、生徒さんの上別府さんと花水木に行くらしい。
「一緒に行きませんか?」
「うん、先に行ってて」

【そして黙って呟いたこと……】

21:22
日本の流通システムに沖縄が組み込まれているとしたら、それを拒否する沖縄独立への動きが本格的になってもおかしくない状況になってきた。もしそうなったら、今の日本は、きっと沖縄に軍隊を送るに違いない。

21:25
いつだったか、息子に聞いたことがある。「沖縄が独立したら、お前は沖縄人になる権利があるのだが、お前は日本に残るか、それとも沖縄に行くか」すると息子はあっさりと答えた。「沖縄」

21:26
娘はフランスに留学したいらしいのだが、なんとかイタリアにまからんかなあ。そんで、僕を呼んで。

※つまりさ、フランスで原発事故があって、あちらの原発国家フランス政府の発表では空気中に放射線はないということだったんだけれど、一昨日の13日のNHK朝のニュースで、職員が測定していた線量計がアップに、なんと8.1μSv!さらにプルトニウムだという話も。マルクールの線量は6.3μSv/hという情報もある。

【この日のFBへの投稿(ツイッターで呟く事を控えた呟き)】
(21:39)
色々と調べると、反原発で危険危険といってる人たちが相当勘違いしているらしいことも見えてきた。といって、安全なんて口が裂けても言える状況じゃないけれど。
例の北大で内部被曝を調べてもらったという東京在住の男性の件も少し変。もうちょっと調べるけれど。


お通しはカツオ。
null

「上別府さん、食べ物、気にしてる?」
「昔は気にしてましたけど、今は……」
「そうじゃなくてさ、放射能」
「ああ、全然」
嫁入り前なのにね、とは言わなかった。

null
狛江で、農業を営む青年に会った。
そのハナシは後日に回すが、彼から聞いたことをひとつだけ。
「今年は、ゴーヤーが変です。」


tag: 喜多見_居酒屋.花水木  ゴーヤー栽培.2011  MAP事務所の線量  MAP琉球舞踊教室  あちこち測る