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古酒の日に久しぶりの“たきどぅん”

岡山から東京へ。
稽古の時間までちょっと間があったので、いったん事務所に戻ってから自転車で行くことにしました。

(2015/3/11に貼り付け)

生徒さんたちへのお土産は黍団子。決してそれで買収して、お供にしようなんて魂胆はありません。

今日の稽古は夜まで。
というわけで、久しぶりに“たきどぅん”に行くことができました。だってお昼やってないんだもんね。

夕食です。
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ゴーヤーチャンプルー。
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ソバは本物。
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モズク。
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油味噌。
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じーまみ豆腐。
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うれしいサービスはナーベーラー。
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マスター、ありがとう。

今日は自転車で来ちゃったからね、アルコールなし。
今日は……
9月4日、古酒(クース)の日
……だというのに。

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竹富島のデイゴの話は、次回来た時に報告します。
次回来訪は9月8日水曜日の予定。その日は飲みますとも。

tag: 富本たけみ  ナーベーラー  じーまみ豆腐  油味噌  スヌイ  沖縄そば  ゴーヤーチャンプルー  沖縄この日何の日  沖縄居酒屋.たきどぅん  六千人の命のビザ 

あまみのユキへぃ(福永幸平)に会った!

マーキーさんに倣って。
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まずはお酒の神様に捧げるのです。

実はもう日が変わりました。昨日は夕方から“たきどぅん”で飲み始めて、テトラ商会にはちょいと「呑み」を中断して訪問したのです。戻ってきて呑み再開。
“海ぶどう”
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“ナーベーラーンブシー”
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“スクガラス”1個と豆腐にイカの塩辛を乗せたもの2個。
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“久米島の久米仙”に続いて、2本目は“松藤”
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味は…って、2本目じゃもうわからん。

マーキーさんも合流。
夏子さんがユキへぃ君を呼んできました。
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あまみのユキへぃ。本名福永幸平。奄美大島出身。
彼の弾く奄美の民謡は、哀愁があって実にいい。沖縄の唄三線とは全く違う魅力がある。どうしてもじっくり聞きたいなあ、というわけで、酔った勢い、早速ママと相談して、来月の19日、ここ“たきどぅん”で、「あまみのユキへぃライブ」を開催することに決定しちゃいました。
当日のマネージャーは、ハンサム・マーキーさんが担当してくれることになりました。

マーキーさん、4回目のご登場。というわけで、ハンサム・マーキーさんのサブカテゴリを作りました。
 ⇒http://lince.jp/hito/okinawamap/marky…
マーキーさんは年1回東京で開催されている シマ唄三線新曲発表の祭典"S1グランプリ"の主催者なのです。マーキーさんの周りには、マーキーさんを慕ってたくさんの若い三線奏者が集まってきます。ユキへぃ君もその一人です。ユキへぃ君の詳しい紹介はライブの時に。
田中まりこさんも来ました。
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もう、こんな感じ。
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Yusuke氏の世界配信
 ⇒http://www.bcphotoshare.com/photos/…
高山正樹、ノーコメント。

それでも、まだ終わらない…

tag: 山川夏子  沖縄居酒屋.たきどぅん  福永幸平  泡盛.松藤  スク  ナーベーラー  ハンサム・マーキー  海ぶどう 

鶴見沖縄タウン初体験

横浜の鶴見区の一番川崎寄りに、“沖縄タウン”とか“リトル沖縄”とか呼ばれている地域があります。
沖縄を考え始めて30年、かつ神奈川県に居を構えて20年以上、鶴見には行きたい行きたいと思いつつ、それなのに、今まで一度も訪れたことがありませんでした。

今日、ちょいと思い立って、出かけてみることにしたのです。
鶴見駅で駅員さんに聞きました。
「あの、沖縄街って…」
「沖縄物産センターでいいですか」
妙な言い方をする……
そして、バスを案内されました。地図を見せて貰うと、それほど遠いわけではない。いい天気なので、歩いてみることに。徒歩20分、心地よい散歩、苦もなく沖縄物産センターに着きました。
おきつるマート

正直に言うと、ちょっと拍子抜け。もっとたくさんのお店が密集しているのかと想像していたのです。沖縄物産センターの“おきつるマート”にしても、コンビニよりも小さいくらい。

実は「鶴見の沖縄タウン」は、鶴見駅から東側のかなり広範囲の地域を指していて、そこに数十件の沖縄関係のお店が点在しているのです。その中で、この沖縄物産センター近辺が比較的店が多い。それでも数件という程度。昔はもっとたくさんのお店があったようですが。

おきつるマートから僕のカミさんに電話。
「なんか、買ってきて欲しいものないか」
「なにがあるの……」
どうやら、たいがいの物は自宅の近くでも買えるらしい。もちろん値段はここのほうが安いけれど。なるほど全国的な沖縄人気のお陰なのでしょうか。我が家の場合は、カミさんの実家から送られてくるものもあるし、宇夫方女史が頻繁に沖縄へ行くので、どうしても欲しいものがあれば頼むこともできるし。

それでも圧縮した“くるま麩”と“亀の甲せんべい”を買いました。
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いくら沖縄人気でも、こんな販売機は滅多にないよなあ。
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ちょっと離れたお店“ヤージ小(ぐゎー)”で、合流したY夫婦と一緒にお昼を食べました。
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昼間に飲むビールは格別です。もちろんオリオンビール。
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ソーキそばに野菜そば。
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うん、おいしい。都会にあるシャレた沖縄居酒屋で出てくる沖縄ソバとは違う、まさにネーティブな味です。

要するに鶴見の「沖縄タウン」は、横浜の中華街や、また規模はとても小さいですが、計画的に作られた代田橋の沖縄タウンのようなテーマパークではなく、ただ沖縄出身の方々が多く住む地域に、その人たちの生活に密着したお店が、必要に応じてあるということなのだと感じました。だから、沖縄関連のお店が昔と比べて少なくなってきたのだとしても、それは鶴見の沖縄タウンが廃れたということでは全くなく、この地域に住む方々の生活のありようが変わってきた、ということなのではないでしょうか。

いつもの通り、ややこしいブログで申し訳ありません。

たった数時間の鶴見体験、今日のところは、これ以上語ることはやめます。果たして、僕の印象が的をえているのかどうか、しばらく、この鶴見という街へ通ってみて確かめてみたくなったのです。僕の印象が当っていたならば、この先、この地域の沖縄色はもっともっと薄れていくでしょう。そうなる前に、行ってみたいお店や、会ってみたい人たちがたくさんいるような気がしたのです。

鶴見駅への帰途、ふと見上げると、ゴーヤーとヘチマ。
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へえ、ヘチマの花はでっかいんだ。
きっとここには沖縄の人が住んでるんだろうなあ。2世か、3世かもしれないけれど。
(文責:高山正樹)

tag: 沖縄居酒屋.ヤージ小  沖縄そば  ゴーヤー  ナーベーラー 

八重山では「ゴーヤ」ですという話題

今日の稽古は夜、明日は朝から稽古。そこで車を置いて帰ることにして、やっと夜の“たきどぅん”です。五味さんと一緒に行きました。
“たきどぅん”のヒラヤーチーです。
たきどぅんのヒラヤーチー
ニラも入っているけれど、基本的には極めてシンプル。我が家で出てくるヒラヤーチーと同じように薄い。
「そう、これこれ」、という感じ。
それでいて実に旨い。乗っている鰹節が相当上等なのではないでしょうか。
このシンプルさが、韓国料理のチゲとは似て非なるものにしているのです。
さて、ヒラヤーチーは「ヒラヤーチ」なのか「ヒラヤチー」なのか、結論はまだです。
まだそんなこと言ってるの、どうでもいいでしょうとお考えの向きもおありかと思いますが、そうでもない。「ー」はウチナーグチの特徴。きちんと表記することにけっこうこだわっている方々も多いのです。
 ⇒関連記事
ゴーヤーを「ゴーヤ」なんて言おうものなら目くじら立ててけしからんなんていう人もいるくらい。
ちなみに、沖縄語辞典には[goojaa]と発音指示があります。

ところが、『沖縄大百科事典』の「ニガウリ」の項にはこう書いてあるのです。
(沖)ゴーヤー、(宮)ゴーラ、(八)ゴーヤ
つまり、八重山では「ゴーヤー」ではなく「ゴーヤ」が「正しい」ということですかね。八重山毎日新聞で「ゴーヤー」と表記したら、老人クラブから指摘され、「ゴーヤが正しい。地元の新聞社は気をつけてほしい」とおしかりを受けたという記事が掲載されたくらい。

お店でこのゴーヤーの話をしていたら、奥からマスターが出てきて話に加わった。なにしろ竹富島は石垣島と西表島の間にある島、八重山文化圏ですからね。
「沖縄でゴーヤーっていうのを聞くと、何か違うなあと思うさ」

曲がったゴーヤー
さて、ココまでならちょっと詳しい方ならご存知の話です。ところがココからがM.A.P.after5のめんどくさいこだわりどころ。
マスターによると、「ゴーヤ」というのもちょっと違う。「ヤー」と長ったらしく伸ばしはしないけれど、短く切ってしまうのでもない、「ゴーヤァ」という感じなのだそうです。

(余談ですが、「ゴーヤー」には別の意味があります。[gooii]と同じ。ネタばらしは控えますが。)
“たきどぅん”には、沖縄本島とは違う沖縄があります。
使われている食器にも八重山の細帯(みんさー)に使われる模様が。
細帯の模様が使われている器
「いつ(五)の世(四)までも末長く幸せに」
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今日は、マスターからたくさんの興味深い話を聞きました。ご紹介したいのは山々だけれども、公開の場、やっぱり私達もきちんと勉強してご報告したいと思っています。

“ナーベーラーンブシー”です。
ナーベーラーの味噌炒め
 ⇒ナーベーラーのこと
八重山では「ナベーラ」らしい。水臭くて苦手という方もいらっしゃいますが、この味噌炒めを食べたら変わるかもしれません。麦味噌に宮古の赤味噌を加えたあわせ味噌で味付けしてあります。赤味噌は日々発酵が進んで、今日のこの味はもう二度とないらしい。でも、だんだん旨くなるんだからOKですよね。味噌がなくならなければ食べられます。是非一度ご賞味を。
先日、鳥力中央研究所でお米を頂きましたが、今日はこの赤味噌をお土産に頂きました。
宮古の赤味噌
他じゃあ手に入らない貴重なお味噌。すごくうれしい!
その上、前回食べられなかったサーターアンダギーも、今日はたくさんお土産にしてくださいました。
サーターアンダギー
ああ、気がつけば電車がなくなりそうだあ!
ご馳走様でした。また来ます!
皆で撮影
たきどぅんの魔除け兼招き猫のマスター、本日、たけみママから生シーサーと命名されましたとさ。

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tag: 沖縄大百科事典  富本たけみ  サーターアンダギー  うちなーぐち  ナーベーラー  ひらやーちー  沖縄居酒屋.たきどぅん  代田橋沖縄タウン  ふじたあさや  五味正伸 

あららららららら

沖縄から、宇夫方路が報告します。

先日、コンクールのお話をしましたが…
http://lince.jp/hito/yuugao…
いよいよ、その本番です。
今朝羽田6時55分発の飛行機で那覇に到着。そのまま受験生の稽古に合流しました。
交代で稽古が続く中、食料の買出しに行ったスーパーでナーベーラー発見。
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恒例の『沖縄大百科事典』(1983年出版)から。
「ヘチマ:(沖)ナーベーラ、(宮)ナビャーラ、(八)ナベーラ。ウリ科に属しニガウリと並ぶ沖縄の重要な夏野菜である。本土において果実を食用とする地域はきわめて限られており、大半はタワシとして利用されるが、沖縄での調理法が見直され、野菜としての評価がしだいに高くなりつつある。」
そうかしら。ゴーヤーは全国区になったけど。やっぱりナーベーラーは「タワシ」のイメージが強すぎて敬遠されたとか。
でも『おきなわキーワードコラムブック』には「なーべらー(※ママ)」の語源は「なべあらい」らしいと書いてあります。ということは、身体を洗うものを食べるのに抵抗があったのかなあ。
と思いきや、『沖縄語辞典』の[naabeeraa]の項目には「へちま水は咳・やけどの薬、酒の酔ざましに用いる。熟して肉を取り去ったものは浴用に用いる」だって。
あら、もうわかんない。

今日受験する人もいるので、その舞台を見ようと、新報ホールへ。
途中、エイサーをやっていました。すごい人出です。
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エイサーを囲む人垣の後ろで、見えないものを何とか見ようと、自転車の上に立つおじさん発見。
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あらら、気持ちは分かるけど、とっても危ない感じ。

道の反対側では、出番を待つ団体がいくつかたむろしてました。
チョンダラーのグループがいたのでカメラを向けたら、あららら、みんな集まって来た!
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南灯寮のチョンダラーを見る。

私もゆっくりエイサー見たかったのですが、そうもしていられません。後ろ髪を引かれながら新報ホールへ。
信号を渡れば新報ホール、と、そこにサイレン鳴らして救急車が。その救急車に向かって、なんとまっすぐつっこむ一台の軽自動車。サイレン聞こえないのかな……
あ、ぶつかるぶつかる〜〜「どんっ!」
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あららららら〜

tag: 沖縄大百科事典  エイサー  沖縄の旅_2009年8月  沖縄芸能コンクール  ナーベーラー