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“忠兵衛”再訪

二ヶ月ぶり、2回目の忠兵衛です。
 ⇒前回10月18日の忠兵衛
前回の記事は、とりあえず喜多見のカテゴリに入れました。いずれ沖縄の中の単独サブカテゴリをと思っていたわけですが、その前に、川崎市のカテゴリができたので、そちらに喜多見から移動ですな。
お預けしてあったM.A.P.の沖縄関連案内チラシですが、お店のメニューのファイルに入れてくださっていました。感謝。
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でも、ひとりも問い合わせはないですけどね。

奥様に会えるかなと期待して来たのですが、残念ながら本日もお休みでした。また今度のお楽しみですね。

もうひとつ、わざわざこのお店まで足を伸ばしてやってきたのには、実はワケがあるのです。

狛江の中央公民館のつどいで、「安里屋ゆんた」と「安波節」をやろうということになって、僕は個人的に武富節の練習が減りそうで残念だということは、以前の記事に書きました。
 ⇒M.A.P.三線教室は稀有な教室
しかし僕は、秘かに武富節を練習して、「沖縄語を話す会」・「琉球舞踊教室」・「三線教室」合同の忘年会で披露してしまおう、さらには僕の唄三線に合わせて、宇夫方さんに「貫花」の前半を踊ってもらおうと思いついてしまったのです。
その忘年会の日が、いよいよ明日に迫りました。しかし、一度も踊りと合わせていません。もう前の日の夜です。音を出して怒られないような場所がない。
そこで思いついたのが、ここ“忠兵衛”だったのです。

電話をして、三線をお借りできるかを確認して、そしてやってきたのです。
でも、やっぱり踊るまではできませんでした。唄も、大きな声で歌う感じではなく、カウンターの隅に座って、小声で確認する程度。
帰り際にマスターがおっしゃるには、今日は珍しく沖縄の人がいなかった。もしいれば盛り上がったと思うのですが、ということでした。なるほどねえ、そういう事情もあるわけだ。確かに、ここは沖縄じゃあないんだもんなあ。この件も、また今度のお楽しみかな。

そういうことなら、沖縄居酒屋訪問記、前回に引き続き、お料理紹介ブログになるしかありません。
ゴーヤーの酢の物。
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ふーチャンプルー。
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アップ。もちろん塩なし。
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ポークたまごの海苔巻き、そんな名前のメニューだったと記憶しているのですが、ツマミのつもりで頼んで来てビックリ。ビックリして、照明あてて、ホワイトバランス間違えた。
ホワイトバランスを間違えたポークたまごの太巻
なるほど、こういうことでしたか。
この“忠兵衛”さんですが、まず安い。そして量が多い。たぶん、値段×量で考えると、普通の居酒屋さんの倍以上の量だと思います。
じーまみ豆腐にいたっては4倍かな。
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二人ではちょっと辛い。なるべく大人数で来たいお店。ところが、カウンターには一人で訪れる常連さんが多いようで、何か一品頼んで、それひとつをつまみにキープしてあるボトルの酒をのんびり飲んでいるのです。
ははあ、そうか、大盛りの料理を最初にひとつ出しておけば、後はお客さんは利益率の高いお酒を勝手に飲んでいてくれる。これってもしかするとうまい商売の方法ではないのか、そんな気がしてきました。まさかマスターがそんなしたたかな計算をしているとは思われませんが、結果的にそうなってうまくまわっているのではないか、だからこそ結構広いお店を、奥様が休んでマスターひとりでもやっていけてるのかもしれない。もう完全にそうに違いないと思えてきました。

でもやっぱり大人数で来て、三線弾いて盛り上がるのがきっと最高。踊るスペースだって十分。忘年会や新年会にとってもよさそうです。ただし、喜多見じゃないのと、登戸の駅からちょっと遠いのがネック。ここまでみんながスムースに来るいい方法はないかなあ。ちょっと思案してみようと思います。

新しいボトルを入れて、さて、今度来れるのはいつかなあ……
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tag: 川崎  MAP三線教室  じーまみ豆腐  ポークたまご  フーチャンプルー  沖縄居酒屋.忠兵衛(登戸)  ゴーヤー 

“仲宮里”再訪《藤木勇人の色紙》と《大場久美子の色紙》

日本橋高島屋で時間を潰して、やっと夕方になりました。宇夫方路女史と東京奏楽舎の桃原くんと、新富町で待ち合わせ。雨の中、三人連れ立って仲宮里に向かいます。10月20日以来、10日ぶりです。

御挨拶して、それから軽く食事をして帰るつもりが、肝臓ノーダメージと言われたわたくし高山正樹、ついつい頼む泡盛のロック。
泡盛ロック

お酒を頼めばお通しが出てきます。クーブイリチー。
クーブイリチー

宇夫方さん御注文の沖縄ソバ。
沖縄ソバ

桃原くんの好物、フーチャンプルー。
フーチャンプルー

そして僕はプリン体汁、じゃないイカの墨汁!塩なしで頼みました。
イカの墨汁
やっぱり少し薄い。味ではなく墨がです。僕のカミサンが東京で作る墨汁も同様、沖縄のあの濃厚なイカ墨は東京では手に入らないのかもしれません。でも、おいしかった。ご馳走様でした。

今日はあまり時間がないので、これで失礼します、そういってレジへ、ふと見上げると藤木勇人さんの色紙。
有名人の色紙
沖縄語録だって。

「だからよー」
「なんでかねー」
「であるわけさ」

沖縄語にうるさい方々は、これはウチナーヤマトゥグチであってウチナーグチではないと眉間に皺を寄せられることでしょう。でも僕は、それは少し違うと、奄美にルーツを持つ藤木勇人さんと、実際に会って話をしてから思うようになりました。きっと藤木さんは全て分かっていて、敢えて「ウチナーヤマトゥグチ」を「ウチナーグチ」だと言っている。この色紙を見て、あらためてまたそう思ったのです。
 ⇒藤木勇人さんと会った日のこと

だから、僕も語録にいくつか付け加えてみましょうね、っと。

「しましょうね」
「じょーとーさー」
「だーはずよ」

桃原くんは横浜生まれ。沖縄の言葉も宮古の言葉も全くしゃべれません。お亡くなりになったお父様も、いわゆる「標準語」しか使われなかったそうです。田舎に帰っても、御兄弟がいわゆる方言を使っているのに、お父様は標準語で受け答えをされて、一切「方言」は使われなかったようです。つまり、聞き取れるけれど(そしてたぶんしゃべれるにもかかわらず)「標準語」しか話さなかった桃原くんのお父様。「桃原」は「とうばる」と読むのですが、かつてお父様は「ももはら」と名乗っていらしたと桃原くんから聞きました。

沖縄の言葉、それに対して、きっといろいろな人がいろいろな思いを抱いているのだろうなあ。

藤木勇人さんは弟みたいな人、そう仲宮里の奥様はおっしゃいました。

最後に奥様と桃原健一くんとで記念撮影です。
“仲宮里”の奥様と桃原健一くん
「頑張ってね、ウチナーンチュはみんな応援してくれるさー」

【追伸】
藤木勇人さんの色紙の下に大場久美子さんの色紙もありました。大場久美子さんは最近「ウンジュよ」という朗読劇をはじめられたらしい。
 ⇒朗読『ウンジュよ』公演実行委員会公式ブログ
そしてこの仲宮里にもよくおいでになると伺いました。すっぴんで、とっても気さくな方だとか。
おきなわおーでぃおぶっくを企画するM.A.P.としては、とても興味がわいてきた……

「今度、大場久美子さんが来るときに来たらいいさ。紹介するからね」と、奥様は桃原くんだけに言ってました。

tag: 宮古  藤木勇人  うちなーぐち  イカ墨汁  フーチャンプルー  沖縄そば  クーブイリチー  沖縄居酒屋.仲宮里  桃原健一 

久々のパターン「喜多見で沖縄語を話す会」から「中む」へ

そして夜は第16回喜多見で沖縄語を話す会でした。
専用ブログで使われなかった画像を何枚か……
学部長、國吉眞正先生。
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富久さん曰く「助教授」? 高山正樹。
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今日のお菓子。
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久々に“中む食堂”、6月以来の記事ですね。しばらく自転車乗ってなかったからね。歩いて来るにはちょっと遠いんですかね。
沖縄語から“中む”というパターンにいたっては4月以来。喜多見で沖縄語を話す会が本家大崎の話す会の前日という日程になってから、國吉先生が早くお帰りになるので、なかなか飲みに行く機会も減ったというのが原因ですね。

今日はフーチャンプルー。
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その昔、カミサンが作ったフーチャンプルーを初めて食べた時、これって卵を浸した麩で卵焼きを装って、卵を節約しているのかなあとなどと思ったことがあります。フレンチトーストをおかずにしているような違和感もあったっけ。けっこう今は好きですが。

石垣仁君がちょっと変わったラムを飲ませてくれた。
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沖縄産のサトウキビから作ったラム酒。
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味ですか? サトウキビの味。
旨いのかって?
えっと、やっぱり石垣仁は正直で変な男です。
沖縄料理屋で沖縄料理はこうじゃなきゃいけないみたいなウンチクをたれる客が大嫌い。最近は「君は沖縄出身なの」なんて聞かれると、違うと答えるらしい。
小生も、沖縄に妙な(←これが重要)こだわりを持っているウチナーンチュに嫌気がさすことがママあります。人間というものは、きっともっと自由なのです。沖縄からも大和からも自由であっていいはずだ、という正しさ、みたいな。だから石垣仁は正しい、なんてね。

シークヮーサーのソーメン。
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「たいしたもんじゃないっすよ」
確かに、シークヮーサーを絞ってみただけ。正しい意見。でも、夏にはいいかも。今度うちでやってみよっと。

tag: シークヮーサー  フーチャンプルー  狛江_居酒屋.中む食堂  沖縄居酒屋.中む食堂  國吉眞正  ゆんたくの会 

第9回 喜多見で沖縄語を話す会《それから“中む食堂”へというパターン》

勉強家の“中む”の中村さん、本日も参加してくれました。
坊主頭はウチナーグチで「アンカンボージー」という。中村さんの頭には男らしい「カンパチ(禿げ)」がありました。南無さん。
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「なー、しんぐゎちやいびーんやー(もう四月ですねえ)」
「やいびーんやー、たでーまやいびーんやー(そうですねえ、早いですねえ)」
「うんじょー、まーからめんそーちゃが(あなたはどちらからいらっしゃったのですか)」
「狛江からちゃーびたん(狛江から来ました)」
「ちゃーしめんそーちゃが(何で来たのですか)」
「自転車からちゃーびたん(自転車で来ました)」
ふーん、「どこから」も「なにで」も「から」って言うんですねえ。

今日は中村さんがサーターアンダギーを作ってきてくれました。
アチコーコーです。
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「サーターアンダギーは揚げたてのあったかいうちがおいしい。冷めて味の落ちたのを店で出すのってダメじゃないですか」
中村くんのそういうストイックなところがいいのです。だからこそ、店があるのにこうやって沖縄語も学びに来るんだよね。頭が下がる。合掌です。

「喜多見で沖縄語を話す会」→「中む食堂」というパターンは、今日で3回連続ですね。
小瓶ですが、オリオンビールのビンが飲めるのがうれしい。
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フーチャンプルー。
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フーチャンプルーもソーミンチャンプルー系だからね、激辛石垣仁ラー油がよく似合う。
 ⇒鶴見で買った圧縮うるま麩を見る
 ⇒ソーミンチャンプルーと石垣仁ラー油のはなしを読む
 ⇒本当は「ソーミンタシヤー」だよという能書きを仕方ないから読んでみる

チラガーとタンの燻製。
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「沖縄の家庭料理を出しても、それではお金は取れない」
中村さんはそう言います。
そういえば、沖縄に住んでいるなかじんさんが言っていました。「沖縄でほんとにおいしい店を探すのは難しい。家庭で作っているものをそのまま出しているお店が多い」と。
これって、沖縄料理を標榜するお店の難しい課題なのです。多くのお客さんはネーティブな沖縄の味を求めてやってくる。沖縄の観光客相手のお店なら、なかじんさんみたいなうるさいお客は無視して、それでいいのかもしれません。でも東京というグルメ激戦地で、他の洗練されたお店に対抗しようと思えば、色々な工夫をしたくなります。いやすべきだとも思うのです。ところが、ややもすると、その結果、沖縄ではなくなってしまう。たまにやってくる沖縄出身の方からは「違う」と言われてしまう。そういうお客様は無視することもできるでしょう。でも「沖縄料理」を看板に掲げるならば、やはり沖縄でなくなってしまうのは違う、何も知らないお客様に「へえ、これが沖縄料理なんだ」と思わせてしまうのはやっぱりいけないと思うのです。

私たちが“中む食堂”に通うのは、“中む食堂”がそこのところを考えて試行錯誤しているように思えるからなのです。

そんな中村オーナーを、しっかり支えているのは、きっとこの男です。西表出身の石垣仁くん。
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この日、高山正樹の書斎で眠っていたハブ酒を持ってきました。そのまま書斎の本棚に飾っておいてもきっと封を切ることはなさそうだったので、“中む食堂”に進呈して、お客様に振舞って頂こうと思ったのでありました。
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“中む食堂”のハナシはきっと続きます。だから本日はここまで。

tag: フーチャンプルー  石垣仁  オリオンビール  沖縄の食物  ゆんたくの会  狛江_居酒屋.中む食堂  沖縄居酒屋.中む食堂