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“金城実・松島泰勝著『琉球独立は可能か』出版記念会”にチラシを…

出来上がったばかりの高橋美香帰国報告会のチラシを持って、“金城実・松島泰勝著『琉球独立は可能か』出版記念会”に来た。

地下鉄の出口を出ると、北谷食堂の看板。と、その隣のドトールに、青年座の岩倉高子さんが。手を振ってご挨拶。「あら!」というお顔なのでちょっと中へ。
「やっぱりここへ来たの」
ドトールと同じビル、隣が北谷食堂である。
「はい」
「津嘉山も来るんだけれど連絡がつかないの」
「ああ、金城さん、津嘉山さんにお会いしたいとおっしゃっていたので喜びます」
「金城さんから津嘉山に手紙で案内があったのよ。中に津嘉山がいたら、ここでお茶してるって伝えてくださる?」

次々にやってくるお客さんに、受付のところで持参したチラシを配らせてもらう。

場所がわからなかったらしい津嘉山正種さんが来る。
「岩倉さん、先にいらしてますよ」

金欠の高橋美香が来る。
「チラシ配るの手伝って…」

もちろん森口豁さんが来る。
「津嘉山さん、来てますよ」

津嘉山さんと一緒に、那覇の土で豁さんの映画を見たのは、もう10年近く前のことだ。

他にも、知った方々が次々と。

定員60名のはずが70名。超満員である。

実さんのところには、ひっきりなしにお客さんが挨拶に来る。
お客さんと話す実さん

いよいよ実さんが語り出せば…
語る実さん

津嘉山正種さんと岩倉高子さんが金城さんの話に耳を傾け…
高橋美香は金城実をカメラで狙う…
それにしても森口さんは金城さんがいるといつもニコニコなのだ…

金城さんは話し続ける…

さあ、僕は帰ろう。
松島さんと金城さんが、沖縄の独立についてどんな会話をするのか、そいつは聞いてみたいのだが、本は既に実さんがM.A.P.に来た時に購入済み。
『琉球独立は可能か』
まずはこいつを読む、それでいいことにした。
帰ってやることがいっぱいなのだ。
かなり疲れてもいるし。

津嘉山さんと岩倉さんに会釈して…
森口さんの肩をたたいて「帰ります」と…
すると、振り返った森口さん、「え、もう帰るの」と、でもその顔はやっぱりニコニコしている…

後ろ髪引かれたが、やっぱり僕は帰るのだ。また、きっとどこかで会う人たちばかりだろうから。

この後、中西和久さんも駆けつけたらしい。
久しぶりにちょいと話がしたかった。
分かっていれば。やっぱり残ればよかったかなあ…

tag: 森口豁  津嘉山正種  金城実  高橋美香  中西和久 

春なのです【京楽座の花見】

《4月10日(日)》
日曜日は昼間から市民劇の稽古なのである。

春眠暁をおぼえず……
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稽古のことは後日書くとして……

今回の出演者全員を稽古後の居酒屋だけで御紹介し尽くそうというのが当初の目論見であったが、2月24日以来計画は停滞している。そろそろ初志貫徹の見通しが怪しくなってきた。
そこで、本日からはボチボチシラフの方々にも御登場いただこうということにした。

まず、暁をおぼえてないのが演出のふじたあさや氏である。決して酔って寝ておいでになるわけではない。

稽古場の外で。
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右の福留千惠さんはすでに御紹介済み。
左の女性がNewFaseの長門綾子さん。綾子(こちらは役名です、あやこしい、じゃない、ややこしい)の妹、後に畠山重忠の妻となる時子役。彼女も中西和久さんが主宰する京楽座の女優さんである。お子さんがお生まれになったばかり(体系維持は大変、でもそれが女優の仕事、え?いえ福留ちゃんと較べてるわけではありません。たまたま並んでる位置がいけないんです)なので、なかなか飲み会にはいらっしゃれない。

さて、今日はこの後、京楽座でお花見があるとのこと、お誘いを受けたので、帰り際、ちょっと寄らせていただくことにした。

いいところに稽古場があるなあ。羨ましい限り。
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そうなんだよなあ、春なんだよなあ。
どうかしらん、恋する乙女って感じ……
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神野美奈実さんでした。
みなみちゃん、年いくつ?

市民劇のメンバーも結構参加。
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では、役名紹介の続き。
右奥で、いまにもイチゴを頬張らんとしていらっしゃるのが島貫晶子さん。島貫さんの役は里の女はな。おいくつかは存じ上げません。右端で演出助手の丸尾氏に詰まらなそうな感じでビールを注ごうとしているのが橋田芽衣子さん、主人公重成の娘、嘉子だよん。こんな画像じゃ可哀相だね。
というわけで……
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タクジ、邪魔だな。
では……
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本日のNewFaceはあさやさんと芽衣ちゃんの2名。累計で29名となった。役名+スタッフ紹介は18+2名。

芝居の世界って、実に理不尽な世界なのである。ここに平等なんてものは存在しない。もし娘が女優になりたいなんて言ったら、僕は徹頭徹尾反対する。

そんな世界で生きてきた人たち。
この師弟は、かなり全うな部類です。
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だいたい二人とも酒飲まないもんなあ。

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tag: ふじたあさや  「枡形城落日の舞い」  中西和久 

【日本の近代戯曲を読む】リハと、本番とシンポジウムと、打ち上げと…

伊藤克・中西和久・瓜生正美・流山児祥…

本日の「和泉屋染物店」。昨日時点での情報によると、すでに定員80人のところ120名の予約があるらしく、立ち見の出る可能性あり(平土間のため、また演者も座っているため、案外、立ち見の方が見やすいかも)。どうぞお早めにお越しください。
……って、本番の日の朝じゃあ遅すぎますよねえ。

今から行ってきます。では、後ほど・・・

【リハ】
「満席なので、相手チームの本番が見れないかもしれません。よろしければリハを…」
中村哮夫組「釣堀にて」
文学座の戌井市郎大先生、台詞はほんの少しですが、それを見るだけで料金1,000円の元が取れるってなものです。しかし…
戌井先生の出番。しかし、先生微動だにしない。熟睡中。
演出であり、且つト書きも担当する中村哮夫さん……
「〜登場…… 〜登場… 〜登場、〜登場!〜登場!!」
もう大笑いである。2,000円払ってもいい。
我がチームふじた組の長老、瓜生正美さんもニコニコ。
「眠くなるよね。でも僕は寝ないよ」

【本番】
客席の大多数は業界人ぽい感じ。
ふじたあさや組「和泉屋染物店」
突然、バサッと音がした。横を見ると、瓜生さんが台本を拾い上げている。そのあと、流山児祥氏と、「今どこやってるの」みたいなひそひそ話をしている。青年劇場で100人を越える劇団員を率いる瓜生正美さん、寝てたのである。
ちなみに、中村組の戌井さんは寝ませんでした。

【シンポジウム】
“近代戯曲を読むということ”
結構な参加者。ますます業界人ぽいけれど。
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パネラーは当然「近代戯曲」について語る。しかし、実は役者の方は、いつだってもう少し具体的な言葉に関心がある。こうしたことは演劇という場の常。
僕は、実はパネラーと同じ、あの時代にこのテーマの戯曲が上演されたということのほうに興味があったのだが、ついつい演者の立場で発言してみたくなった。
「〜なのだ」のはなし。
ふじた氏や宮田慶子さんあたりはちょっと面白がったのかもしれないが、概ねみなさん演劇人。リーディングという方法論には、さほど興味はないんだろうなあ。いや、それはそれでよくわかるのですけれど。
5月4日のしんゆり芸術祭までに、朗読の形而上学を書き終えることができるかなあ。新しい試みのために。

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tag: 戌井市郎  井餘田笑子  流山児祥  佐々木治己  瓜生正美  中西和久  伊藤克  和泉屋染物店  ふじたあさや