2018年03月18日(日)23時13分
20数年ぶりの久高島
※3月18日のこと21日になって呟いた。
さて、少し呟かないと忘れ去れそうだ。20数年ぶりに久高島に渡った。3度目。前は確か10人も乗れば満員というような屋根もない小さな船で、波しぶきを浴びながら渡ったような記憶があるのだが。あの時は観光客なんて誰もいなかったが。 pic.twitter.com/LUnkXy6dfH
— 高山正樹 (@gajumui) 2018年3月21日
tag: 沖縄の旅_2018年3月 久高島
2008年10月28日(火)23時12分
「ほんとうの強行軍の記憶」の補足
前の記事の捕捉です。
識名壕は識名園のそばにあります。

和光小学校の子供たちは、トイレを利用するために識名園の駐車場に立ち寄って、すぐに識名壕へと出発しました。
でも、この時、ちょっと思ったのです。
識名園は、世界遺産にも指定されている名園です。歴史的にも大変興味深いところなのです。
かつて琉球は、中国から使者(冊封使)が来ると、彼らをこの識名園に招きました。琉球国が大きな国であることを示すために、識名園は琉球の土地を見渡せ、しかし且つどこからも海が見えない場所を選んで作られたのでした。海が見えると、琉球が小さな島国であることがわかってしまうから。
確かに、和光小学校の修学旅行の意義や一日の日程を考えれば、識名園を見学する余裕がないことは致し方ない、それもよく分かるのだけれど、ここにも、もうひとつの沖縄の心があるのになあ、ここをただトイレだけのために寄ってサヨナラというのはなんともなあ、と、ふと、勝手なことを考えてしまったということです。
ずいせんの塔で宮城巳知子さんのお話を聞いたあと、最後にひめゆりの塔へ行きました。
地元の人さえ知らないガマと、たくさんの観光客で賑わうひめゆりの塔。子供たちはその違いに何かを感じることがあったのかどうか。
ガマとかにはいると何か感じてしまうので、最初の壕だけ同行して、後は車の中で待っていた「女性スタッフ」にというのは、実は井上真喜さんです。前の記事の写真で、宮城巳知子さんのお話を撮影しているところとか、いくつか写真に写っています。彼女は、ひめゆりでさえ、その前を通りを通過するだけで嫌な感じになるそうです。
「ひめゆりってさ、鎮魂しているんじゃなくて、記憶を再生産しているんじゃないのかな。成仏してくださいというのとは反対にさ」
「そうかもしれない」
でも、東京の子供たちは飄々としていました。壕よりも、そこらあたりをウロウロしているマヤー(猫)の方に興味がある子どもたちもいたりして。
でも、それでいいのだと思ったのです。彼らが大人になった時、この体験をフト思い出して、そして自分の力で考え始める、それが正しいあり方なのだと。やがてこの子供たちがどんな結論を出すことになろうとも、今、ともかく材料を与えてあげられればいいのだと。
本日のところは、重い話はこのくらいにして、ひめゆりの塔の近くにある大きなお土産屋さんで見つけたちょっと大きめのシーサーのご案内。

これ、上を向いてるんです。
このくらい大きいシーサーを買って内地に持って帰ると、置くところに困って結局玄関の床へじか置きになるというのはよくある話。このシーサー、床に置くのに最適なのです。
「おかえりなさい」って感じ。癒されるなあ。6千数百円、ちょっとばかりお高いんですけどね、いいアイデアだなあと感心いたしました。
和光小学校の皆さんとはここでお別れ、お帰りシーサーのせいなのか、なんだかムショウに癒されたくなって、神の島、久高島が見えるレストランのテラスで、ボーっとしました。

遠くに見えるのが久高島です。
20年以上前の、高山正樹の久高島の思い出は、いつかあらためてご紹介しましょう。
夕方、大城立裕先生のお宅にお邪魔しました。沖縄に来た時は必ず、時間を作ってお伺いしようと思っているのです。
長い一日。夜のことは、また記事を分けることにします。
識名壕は識名園のそばにあります。

和光小学校の子供たちは、トイレを利用するために識名園の駐車場に立ち寄って、すぐに識名壕へと出発しました。
でも、この時、ちょっと思ったのです。
識名園は、世界遺産にも指定されている名園です。歴史的にも大変興味深いところなのです。
かつて琉球は、中国から使者(冊封使)が来ると、彼らをこの識名園に招きました。琉球国が大きな国であることを示すために、識名園は琉球の土地を見渡せ、しかし且つどこからも海が見えない場所を選んで作られたのでした。海が見えると、琉球が小さな島国であることがわかってしまうから。
確かに、和光小学校の修学旅行の意義や一日の日程を考えれば、識名園を見学する余裕がないことは致し方ない、それもよく分かるのだけれど、ここにも、もうひとつの沖縄の心があるのになあ、ここをただトイレだけのために寄ってサヨナラというのはなんともなあ、と、ふと、勝手なことを考えてしまったということです。
ずいせんの塔で宮城巳知子さんのお話を聞いたあと、最後にひめゆりの塔へ行きました。
地元の人さえ知らないガマと、たくさんの観光客で賑わうひめゆりの塔。子供たちはその違いに何かを感じることがあったのかどうか。
ガマとかにはいると何か感じてしまうので、最初の壕だけ同行して、後は車の中で待っていた「女性スタッフ」にというのは、実は井上真喜さんです。前の記事の写真で、宮城巳知子さんのお話を撮影しているところとか、いくつか写真に写っています。彼女は、ひめゆりでさえ、その前を通りを通過するだけで嫌な感じになるそうです。
「ひめゆりってさ、鎮魂しているんじゃなくて、記憶を再生産しているんじゃないのかな。成仏してくださいというのとは反対にさ」
「そうかもしれない」
でも、東京の子供たちは飄々としていました。壕よりも、そこらあたりをウロウロしているマヤー(猫)の方に興味がある子どもたちもいたりして。
でも、それでいいのだと思ったのです。彼らが大人になった時、この体験をフト思い出して、そして自分の力で考え始める、それが正しいあり方なのだと。やがてこの子供たちがどんな結論を出すことになろうとも、今、ともかく材料を与えてあげられればいいのだと。
本日のところは、重い話はこのくらいにして、ひめゆりの塔の近くにある大きなお土産屋さんで見つけたちょっと大きめのシーサーのご案内。

これ、上を向いてるんです。
このくらい大きいシーサーを買って内地に持って帰ると、置くところに困って結局玄関の床へじか置きになるというのはよくある話。このシーサー、床に置くのに最適なのです。
「おかえりなさい」って感じ。癒されるなあ。6千数百円、ちょっとばかりお高いんですけどね、いいアイデアだなあと感心いたしました。
和光小学校の皆さんとはここでお別れ、お帰りシーサーのせいなのか、なんだかムショウに癒されたくなって、神の島、久高島が見えるレストランのテラスで、ボーっとしました。

遠くに見えるのが久高島です。
20年以上前の、高山正樹の久高島の思い出は、いつかあらためてご紹介しましょう。
夕方、大城立裕先生のお宅にお邪魔しました。沖縄に来た時は必ず、時間を作ってお伺いしようと思っているのです。
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