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またコンクールのお手伝いです

台風が近づいていて、飛行機はかなり揺れたらしいのですが、ぐっすりと寝ていたので、わからないうちに那覇に着いていました。到着時刻は何と午前2時半。風に乗って予定よりかなり早く着いたみたい、でも特にうれしくありません。だってどっちにしても朝まで寝るんですから。
空港からタクシーで関先生のお父さんのお宅へ。関先生の子どもたち、双子の尭之と杏那が敷いておいてくれた布団にソーッと潜ってそのまま朝まで熟睡しました。

関りえ子研究所のメンバー、関優子さんが今年優秀賞に挑戦します。受験日は13日です。私はその稽古のお手伝いに来たのです。優秀賞の課題曲、女踊りは伊野波節(ぬはぶし)。この花笠を持って踊ります。
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(私もお披露目公演でこれを踊るつもりです。ちなみに「伊野波節」は三線の新人賞の課題曲でもあります。)

男踊りは「下り口説(くだいくどぅち)」と「前の浜(めえのはま)」のどちらか、受験日の2週間前に抽選があって、それによってどちらを踊るかが決まります。

午前中は那覇の家元の稽古場で稽古をさせていただいて、夕方新報ホールに行きました。
段取りは一週間前の新人賞の時と同じです。
コンクール期間中、朝審査が始まるまでと、昼休みの1時間とその日の審査が全部終わった後、ホールを閉めるまでの間、舞台を自由に使わせてくれるのです。受験者はその時間を狙って一斉に舞台に立ちます。舞台の中央まで何歩で行かれるか、どこを目指して歩くのか、顔の向きや目線の高さなど、それぞれ確認をするためです。
受験者の数で午前中の審査が終わる時間はおおよそ検討がつけられますが、棄権をする人や途中失格になる人が出ると終了が早くなることもあります。そのため、余裕を持ってホールに出かけました。

ホールに着くと、ロビーのテレビでは興南高校の試合が放映されています。私たちと同じように舞台が空くのを待っている人やちょっと手の空いた人たちが、テレビ観戦中でした。
ここで歓声をあげると、舞台まで聞こえるんだそうです。夏の甲子園とたいてい時期が同じなので、ロビーの歓声を聞きながら踊るということも時々あるらしい。

興南高校は勝ちました。
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私たちはちゃんと静かに観戦してました。

舞台を確認した後は、また稽古場に戻って、確認してきたことを踏まえての稽古です。

夕飯は関先生の娘、杏那ちゃんがゴーヤチャンプルーを作ってくれました。豆腐がなかったから豆腐抜きだったけどね。でも、おいしかった。
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(宇夫方路)


【おまけ】
新報ホールに行く途中、隣のパレットの前にある木に実(?)がなっていました。この木には以前、確か赤い花が咲いていたはず。
岩手川のわきにあるさいかちの木に似ていたので、思わず写真を撮りました。
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この正体をご存知の方、教えてください。

tag: ゴーヤーチャンプルー  沖縄芸能コンクール  伊野波節  下り口説  前の浜  沖縄の旅_2010年8月 

狛江むいから民家園にて【岡本るい一人芝居“銀色の波”】

狛江の“むいから民家園”
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その古民家。
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ここで、ちいさなお芝居が催された。
岡本るい一人芝居「銀色の波」
岡本るいさんは狛江在住の女優さん。(喜多見にある劇団グスタフにも客演されたことがあるらしい。グスタフの若い役者さんが、一度M.A.P.の事務所に来訪して宣伝をしていったことがあるが、以後音沙汰なし、どうなってるのかな?)
去年の12月20日狛江のエコルマホールで行われた“JIN DANCE FACTORY”で舞台監督をやられていた小澤さんは、岡本るいさんの旦那様である。(※ちなみに小澤さんは、慈恵第3病院の真ん前で“いち絵”という怪しげな店をやっている、と御本人が話していた。)

今日のことは、その小澤さんからと、そして野原千鶴先生からも伺っていた。岡本るいさんと野原先生は劇団東演での同期で、一番の仲良しだったのだとか。そして今日はゲストで芝居の前に琉球舞踊を踊られるのだ。

お客様が、続々と集まってくる。
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この日、野原先生は「伊野波節(ぬはぶし)」を踊られた。この曲は、沖縄でのコンクールの優秀賞の課題曲で、20分のおどりである。
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悠久の時の如く。
煌めく房指輪も美しく。
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tag: 狛江  房指輪  野原千鶴  伊野波節