2021年09月28日(火)23時59分
(夜)“八月十五夜の茶屋”の話をした
いったん撤収するには中途半端な時間。結局そのままスタジオで篠ちゃんとお喋りして8時を待つ。
果たして、"八月十五夜の茶屋"の内容は伝わったのだろうか。
追伸!
この日のまんちゃーひんちゃーは「八月十五夜の茶屋」について話そうと決めていた。それについては、先週9月21日に書いた。
そう決めてから、もしかして、と思い当たることがあって、昨日映画を観る前に自宅へ、そして昔のアルバムを引っ張り出して確認したことがある。
おお、やっぱりそうであったか!
以下は、放送の中で、後日Twitterに投稿すると言ったエピソードである。
※10月4日の月曜日のツイート
この画像は映画の中で、茶屋の舞台で加那ヨーが踊られるシーンです。ラジオでも話しましたが、この映画の原作は1951年に発表された小説です。映画になったのは56年ですが、その前、小説発表の翌年に、同じ名前の料亭が那覇で開店し、米軍人の社交場として繁盛していたということが分かりました。 https://t.co/DjcNajcNhG pic.twitter.com/BPkewog2KP
— 高山正樹 (@gajumui) October 4, 2021
gajumui
その料亭の名は"Teahouse August Moon、もしかするとその店がそう呼ばれるようになったのは、「八月十五夜の茶屋」が1957年に日本で正月映画として封切られ、人気を博した後なのかもしれません。和名は「料亭松乃下」、2007年まで営業していたという。え?松乃下?僕はその名前にびっくりしたのです…
10-04 23:12今から34年前、沖縄の女性と結婚することになって、その親類の方々にご挨拶するために沖縄へ行きました。その時に用意して貰った宴席、宮廷料理と琉球舞踊、今考えれば、今ではあり得ないような歓待を受けたのです。当時は、沖縄ではこれが普通なのかなと思っていました。そして…
10-04 23:26
そのお店こそ"松乃下"だったのです。記憶か蘇ってきました。「確か、どこかに写真があったはずだ」
— 高山正樹 (@gajumui) October 4, 2021
SNSは家族と無縁、そう決めているのですが、今夜は特別。見つけた34年前の写真、ちょいとご覧頂こうと思います。 pic.twitter.com/FbCUtvRnPp
《以下、沖縄そばの日に追伸》並べられた料理、これはもう忘却の彼方、当時の写真の解像度では、大きくしてみてもわかりません。ただ、こんな料理、この時だけ、以来何度も沖縄に行っていますが、食べたことはありません。ああ、もう一度行きたかったなあ。
— 高山正樹 (@gajumui) October 4, 2021
もう一枚、料亭松乃下の入口の写真です。 pic.twitter.com/eN8jNGUlGH
元来"沖縄そば"は宮廷料理で金持ちの食べ物だった。
庶民が食べるようになったのは戦後のことである。
料亭松乃下についての追伸。
— 高山正樹 (@gajumui) October 18, 2021
きっと並べられたのは、こんな料理だったような気がします。確かに"沖縄そば"は出なかった。スバは庶民のところへ、そして宮廷料理から外れた、ということなのかもしれません。 pic.twitter.com/dRDKjwzUcJ
それなのに俺は、折角の四つ竹に背を向けて平気だったのだ。もしも今の俺が招く側だったら、間違いなく、酷くムカっ腹を立てていただろうと思う。俺は、何ひとつ理解してはいなかったのである。 pic.twitter.com/yeAHk5gLt0
— 高山正樹 (@gajumui) October 18, 2021
今夜はホントに特別。どっかの離島のホテル、そのロビーです。あの頃の沖縄のホテルはみんなこんな感じでした。その後、オーナーがウチナーンチュからアメリカ人に変わることが多くなって、観葉植物なんて無駄なものは消えていきました。
— 高山正樹 (@gajumui) October 4, 2021
ああ、こんな写真アップして、カミさんに怒られる〜 pic.twitter.com/zP7jfWf5iR
いわゆる「アメラジアン」の藤本珠理さんを、次回再びお呼びして話を伺うのだが、「八月十五夜の茶屋」の話が、その露払いのようになればいい。そうなったどうかは、次回10月5日の放送が終わってみなければ分からない。さてどうなることやら。
もうひとつ追伸!!
もうひとつ、やはり放送の中で、マーロン・ブランドの日本語訛りの英語の話をした。日本人にとってはとても分かり易い英語。それがこれである。
さて、珠理さんゲストの放送日10月5日に、真鍋淑郎氏のノーベル化学賞受賞が発表され、その翌日に記者会見があったのだが、その内容はさておき、真鍋さんの英語が、「八月十五夜の茶屋」で日本人を演じるマーロン・ブランドの日本語訛りの英語とよく似ているので、ちょっと比較してご覧頂くことににした。
そっくり!!
マーロン・ブランドの才能なのか、アクターズスタジオの力なのか。アメリカと日本、学ぶこと、研究すること、思うこと多々。あれ、思わず真鍋淑郎さんの話の内容に近づいた。自由とは何か。真鍋氏は自らを「協調性がない」と規定したが、単純化したらきっと間違える。
まさに我が意を得たり!"げっとまいういる"だ。
高山ガンバハルまな兵衛に改名しようかな。
2021年09月21日(火)23時23分
ゲストへの質問を心から待っております
加那よー、宇夫方先生「似てる〜!」と手を叩いてバカ笑い。京マチ子の日舞は「これは素晴らしい、もう一回見てもいい」だって。 pic.twitter.com/hOxA2teQe5
— 高山正樹 (@gajumui) September 20, 2021
確かに劇場での上映は躊躇するが、しかし色々な意味でかなり面白い。ウチの映画祭にはピッタリな映画。そして、全てをジェンダーのヒィルターを通して語る女性に対して、例えば牧瀬茜さんとかは正直どう思うのだろうか、聞いてみたい、と、ふと思ったのである。 pic.twitter.com/OVF92mWEAv
— 高山正樹 (@gajumui) September 20, 2021
宇夫方先生曰く「お笑いだからね」
なんでもかんでもジェンダーの話と絡めちまったら、その時に語られている問題から離れて浅くなる。今話題にしているのはそれじゃないと。ジェンダー問題は重要、それは分かっていても、白けるのである。冷や水をかけられ、弾んでいた会話は停滞し気分は落ちる。何より話が詰まらなくなるのが最悪。でも、言った本人はそれに気づかない。
「在日差別」は障害者に対する差別と同じとか、沖縄の基地問題は福島の原発問題と同じとか、全部に同じことが言える。
というワケで(…って、どういうワケだかよくわからないがw)、今度の火曜日の“まんちゃーひんちゃー”第98回は、この「八月十五夜の茶屋」の話をすることにした。
中秋の名月はとっくに過ぎてるのに間抜けてないかって? いやいや、現在一年かけて開催中のよんたま映画祭と大いに関係があるのだ。それにね、「八月十五夜の茶屋」の八月十五日は旧暦ではなく、新暦の8月15日、つまり終戦の日のこと。この一点でも、沖縄に対する無理解を表しているのではあるが、そのあたりも放送で話そう。
さあ、間抜けたついでに、「名月」について、ちょいと横道に逸れてみたい。
今まで、過去のブログに、いくつか「名月」について記事を書いた。
ひとつ目。
⇒「名月か」(2011年9月12日のブログ記事)
もうひとつ過去のブログのご紹介。上の「名月か」が中秋の名月一般の話なら、こちらの沖縄に特化した「中秋の名月」の話。
⇒「中秋の名月」(2018年9月24日のブログ記事)
こうして二つの表題を並べてみると、分かりにくいな。いずれ修正しよう。
さらにもうひとつ。
昨日のまんちゃーひんちゃーに、珍しくメッセージが届いた。きっとこれは、そら姐さんがスタジオの外で聞いているからである。そらぼっくり効果、そうに違いない。「芋名月」や「豆名月」のこと、知っていますか?というご質問である。
「これ、僕が答えるの?知らないよ」
こんなふうに対応するから、僕にはメッセージが来ないのである。
そこで、送ってくださった方に陳謝し、心から感謝しつつ、ご質問に対して、過去のブログを紹介することでお答えしようと思う。
⇒「月が美しいのは十三夜」(2017年11月1日のブログ)
でも、質問を送ってくださった方は、きっと「芋名月」のことも「豆名月」のこともよくご存じなのだろう。でなければ、「芋名月」や「豆名月」という言葉が出てくるはずもない。つまり、番組でお答えしなければいけなかったのである。
まんちゃーひんちゃーは、できるだけ皆さんがご存じのないコアな沖縄をご紹介しようと努めている。なので、それ以外の一般的?な質問は、なかなか拾いにくいのだ。そのまま横道に逸れて、肝心な沖縄の話をする時間が無くなってしまっては困る。要するに、戴いたメッセージにきちんとお答えしようとすると、どうしても話が膨らんで時間が無くなる。でもそれはボクの責任、うまいこといい塩梅の対処ができない小生の能力、というか悪い性癖なのであり、それが自分でも分かっているからこそ触らぬ神(メッセージ)に祟りなし、そうするしかないのですと、弁解させていただきたいと思う。
でも、沖縄に就いての質問なら大歓迎、沖縄のことならば、いくらでも逸れた道を突き進む。時間が足りなくなれば、「来週に続く」にしてしまえばいいのであるから。
なので、アメラジアンである藤本朱里さんに聞きたいことがおありなら、こちらの記事を参考にしていただき、是非とも番組あてにメール等いただきたいと思っている。
⇒“まんちゃーひんちゃー”のご案内
でもね、当の問題を理解しているからこそ質問できるのであって、社会的問題を扱うイベントなどで、登壇者に質問といいながら、自説を繰り広げる方々とそれを嫌悪する主催者という光景をどれだけ見てきたか、これは「問う」ということの哲学的な意味と関係しているのである。
そしてもしかすると、決して質問者が悪いのではなく、質問を求める側にこそ問題があるのかもしれない。一度、そう考えてみてはいかがだろうか。例えば、問いを求める我々主催者の側が、あらかじめ色々な問いに対して、優劣を決めつけているのではないか、というふうに。
自戒を込めて。
2021年09月20日(月)23時12分
09/20のツイートまとめ
あら、時空を超えたシンクルーム❗️ https://t.co/fJAfICO5bU pic.twitter.com/VzDKT1MuOp
— 高山正樹 (@gajumui) September 20, 2021
明日は中秋の名月、今夜は伝説の映画を鑑賞しよう。
— 高山正樹 (@gajumui) September 20, 2021
「八月十五夜の茶屋」
主演はマーロンブランドと京マチ子。だいぶ前に、たぶん違法にアップされたものを見ようとしたことがある。すぐに嫌気がさしてやめたけど。画質が酷かった所為もあるが、さて今夜はどんな感想が浮かぶのか、我ながら楽しみ。 pic.twitter.com/lW5MSBxXd5
映画祭のお客様が送ってくださったビデオである。
この深夜の映画鑑賞については別途記事にて。
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