2018年05月11日(金)19時28分
青空とオスプレイと猫とスッポン
おはようございます。


前回来た時は、まだ母親の腹の中だった。
まだ名前はない。というか、名前なんか付けないのかもしれない。考えてみれば、こいつにとって、きっと名前など意味はないのだから。
ん…

識名さんの畑での、今日の出来事エピソード。

識名さんの農場の奥には、地図にも載っていない不思議な池がある。そいつも見に行った。

すると、池の傍に置いてあったでっかいポリボックス?の中から、キーキーという音がする。
識名さん曰く、亀が落っこちて出られなくなって、内側を爪で引っ掻いているんじゃないかな… そう言って躊躇なく手を突っ込んだ。

と!
ぎゃっ!

スッポンじゃああーりませんか!
「識名さん、危なくないの?」
「あぶないさー」
でも識名さんは笑っている。


もし亀だったら、池に返してやるつもりだったそうだが、スッポンじゃあそうはいかない。ぼちゃんとまたポリの中に放り込んだ。
「今度スッポン鍋にしよう」
いつも僕は、盲目の識名さんの生きる力に圧倒され、そして尊敬するのである。東京あたりで、あてがわれたものだけ食っているボクに、スッポンがかわいそうなんて言えるわけがないと思う。
え? あてがわれているんじゃない? 自分で働いたお金で買って食っているんだって?
そいつはご立派ですこと、でもさ、お金をかじって生きているワケではあるまい。できるものなら、自分の手で、スッポンでも猪でもマグロでも、取って来てみるがいい。
ボク、一番偉いのはお百姓さんだとずっと思ってきたのです。因みに、二番目は消防士さん。お巡りさんはずっと下の方。
そんなわけで、ここ数年途切れていたM.A.P.でのゴーヤー栽培、また今年始めようと決めた。まあ、こっちは飯事(ママゴト)だけれども。
五月蠅い。

新しい畑に行ってみよう。

ここは海沿い。

いい写真だ。

しかし…
またオスプレイ。

識名さんなら、このシバサシを投げて、オスプレイを打ち落とせるんじゃないかな。

それからまた、あちこち案内してもらって、今夜は那覇に戻るボクなのでした。


前回来た時は、まだ母親の腹の中だった。
まだ名前はない。というか、名前なんか付けないのかもしれない。考えてみれば、こいつにとって、きっと名前など意味はないのだから。
ん…

識名さんの畑での、今日の出来事エピソード。

識名さんの農場の奥には、地図にも載っていない不思議な池がある。そいつも見に行った。

すると、池の傍に置いてあったでっかいポリボックス?の中から、キーキーという音がする。
識名さん曰く、亀が落っこちて出られなくなって、内側を爪で引っ掻いているんじゃないかな… そう言って躊躇なく手を突っ込んだ。

と!
ぎゃっ!

スッポンじゃああーりませんか!
「識名さん、危なくないの?」
「あぶないさー」
でも識名さんは笑っている。


もし亀だったら、池に返してやるつもりだったそうだが、スッポンじゃあそうはいかない。ぼちゃんとまたポリの中に放り込んだ。
「今度スッポン鍋にしよう」
いつも僕は、盲目の識名さんの生きる力に圧倒され、そして尊敬するのである。東京あたりで、あてがわれたものだけ食っているボクに、スッポンがかわいそうなんて言えるわけがないと思う。
え? あてがわれているんじゃない? 自分で働いたお金で買って食っているんだって?
そいつはご立派ですこと、でもさ、お金をかじって生きているワケではあるまい。できるものなら、自分の手で、スッポンでも猪でもマグロでも、取って来てみるがいい。
ボク、一番偉いのはお百姓さんだとずっと思ってきたのです。因みに、二番目は消防士さん。お巡りさんはずっと下の方。
そんなわけで、ここ数年途切れていたM.A.P.でのゴーヤー栽培、また今年始めようと決めた。まあ、こっちは飯事(ママゴト)だけれども。
五月蠅い。

新しい畑に行ってみよう。

ここは海沿い。

いい写真だ。

しかし…
またオスプレイ。

識名さんなら、このシバサシを投げて、オスプレイを打ち落とせるんじゃないかな。

それからまた、あちこち案内してもらって、今夜は那覇に戻るボクなのでした。
tag: 猫 勝連城跡 沖縄の旅_2018年5月 識名盛繁 オスプレイ
2011年07月28日(木)23時32分
観光か仕事か
《7月28日(木)》
あの大震災から139日目。
鈴木雄介氏が撮った勝連城。

海中道路を通って伊計島へ。

沖縄そばを食べて……

又吉健次郎さんの工房。

そしてピーナッツさんへ。

それから……

すべて後日報告。
あの大震災から139日目。
鈴木雄介氏が撮った勝連城。




海中道路を通って伊計島へ。
沖縄そばを食べて……
又吉健次郎さんの工房。

そしてピーナッツさんへ。

それから……
すべて後日報告。
tag: 勝連城跡 沖縄の呑食処.ロコブルー 又吉健次郎 PEANUTS
2009年02月03日(火)22時07分
沖縄3日目の午後その2、東海岸
知念氏とのお話がどのくらいかかるのか、全く予想がつかなかったので、この日のこの後の予定は決めていませんでした。有難いことに、すんなりとお話が出来たので、少し時間ができました。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
(文責:高山正樹)
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