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キタコマ沖縄映画祭2022 「サンマデモクラシー」

キタコマ沖縄映画祭2022 プログラム①

「サンマデモクラシー」
(ドキュメンタリー 99分/2021年)
監督・プロデューサー:山里孫存
 ⇒サンマデモクラシーオフィシャルサイト

統治者アメリカを相手に人々が訴えたのは、
民主主義とはなんだ?という単純な問いかけだった。


ナビゲーター うちな~噺家 志ぃさー
ナレーション 川平 慈英

サンマデモクラシーのチラシ

1963年沖縄。祖国復帰を願う沖縄の人々が、日本の味として食べていたサンマ。サンマには輸入関税がかけられていたが、その根拠は琉球列島米国民政府の高等弁務官布令、物品税法を定めた高等弁務官布令十七号(1958年公布)。だが、関税がかかると指定された魚の項目に、サンマの文字はなかった。そこで「関税がかかっているのはおかしい!」と、魚卸業の女将・玉城ウシが、琉球政府を相手に徴収された税金の還付訴訟を起こした。求めた額は、現代の貨幣換算でなんと7000万円。このウシおばぁが起こした“サンマ裁判”、この裁判を展開した人々の視線の先には、帝王と恐れられた高等弁務官ポール・W・キャラウェイがいた。この裁判は、いつしか統治者アメリカを追い詰める、民主主義を巡る闘いとなる。

そして、ついに!
沖縄復帰運動に繋がる大衆運動のビッグウェーブを巻き起こすのだった。


サンマデモクラシーのチラシ2



①日時:6月15日(水) 13:30~ 会場:狛江市中央公民館 講座室
②日時:6月16日(木) 19:00~ 会場:M.A.P.
③日時:6月17日(金) 10:00~ 会場:M.A.P.
④日時:6月19日(日) 13:00~ 会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なおM.A.P.会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
  ※耳の聴こえにくい方のために日本語字幕を用意しています。
    必要な方は事前にお知らせくだされば対応いたします。
    (いらっしゃらない場合は、字幕なしで上映します。)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
 ⇒Facebookのイベント
 ⇒総合案内記事へ




「サンマデモクラシー」の監督である山里孫存さんに、キタコマ映画祭は大変お世話になっているのです。いままで山里さんが制作したテレビ番組、その多くを、キタコマ映画祭に上映作品として提供してくださっています。

 「むかし むかし この島で」
 「戦争を笑え」
 「島の美よう室」
 「菜の花の沖縄日記」

「菜の花の沖縄日記」は、平良いずみ監督で「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」という映画になりました。ちなみに、語りはM.A.P.が制作した「おきなわおーでぃおぶっく」の『人類館』でお世話になった津嘉山正種さんです。

さて、 「サンマデモクラシー」に話を戻すと、この映画の重要な進行役は、今ちむどんどんに出演中の藤木勇人(志ぃさー)さんで、もう何度もM.A.P.でウチナー落語をやってくださています。ナレーションの川平慈英は、ウチの映画祭に瀬長亀次郎の映画を見に来たり、しゃもじのお笑いを見に来たりしています。

そんなM.A.P.ゆかりの方々がたくさん関わる映画です。是非見に来てください。

そして最後に、山里孫存さんのご本から。

アメリカは、「沖縄を民主主義のショーウィンドー」にするをキャッチフレーズにしていたけれど、その「復帰」から50年、今の沖縄のショーウィンドーに飾られている「民主主義」というやつも、そうとうにヘンだ!
米軍施政権下の沖縄に君臨した悪名高き高等弁務官キャラウェイの、あの言葉が、まるで予言のように聞こえてくる。
「自治は、神話だ」

tag: 津嘉山正種  藤木勇人  川平慈英 

しゃもじと打ち上げ



Facebookを転載

キタコマ沖縄映画祭で沖縄芸人ライブの打ち上げをつぼ八でやっていた。と、その隣に部屋には、お笑いを見に来てくれた 戸川藍山ちゃんや松村知恵子さんが。その時に宣伝してねと貰ったのが松村禎三生誕90年記念コンサートのチラシ。実は小生、松村禎三という作曲家にはちょいと色々と思いがある。しかし、それがなかなか説明し難い。どういう切り口で紹介しようか。

「松村禎三生誕90年記念コンサート~Tomorrow 明日~」
 日時:8月5日(月)19時開演
 会場:狛江エコルマホール

行きたいんだなあ。しかし残念ながら、その日のその時間、有楽町の‟わしたショップ”の地下で、ネットTVの収録があってどうしても都合がつかない。ホントに残念。

このコンサートの真っ当な紹介は、きっと色々な方がされているだろうから、小生は変化球で。それしかできないし。
唐突だが、原発の闇を扱う映画は、前衛的かつ哲学的宗教的な現代音楽でなければ、その重さに釣り合わない。明るいとか暗いとか、そんな単純さでは到達できない世界。最近のドキュメンタリー映画「日本と原発」を見た時にそう思ったのだ。あの新垣隆氏が音楽を担当していて、彼の音楽でなければ、「日本と原発」の成功もなかったのではないかと。情緒を徹底的に消し去った彼の音楽が、原発というテーマの奥深さを支えている。オマケの話だが、新垣氏は天才前衛音楽家中川俊郎の弟子で、中川氏とは古い付き合い、何年か前に共演したこともある。

さて、1978年にATGが制作した「原子力戦争」という映画だが、その音楽を担当したのが、日本を代表する現代音楽家、松村禎三氏である。それから30数年後に起こった原発事故。松村禎三の音楽こそが、それを予言していたと言ったら、あまりに大袈裟だろうか。しかし、そう思わせる力が松村の音楽にはある。30年前、もっと多くの人が、松村禎三氏の音楽に耳を傾けていれば、原発事故は起きなかったのではないかと。



この映画を、次のキタコマ映画祭で、原発対話の会との共催で上映できないだろうか…

tag: しゃもじ  川平慈英 

東京沖縄県人会へ

《4月24日(日)-1》
東日本大震災から44日目……
宇夫方路女史は東京沖縄県人会へ。
この記事は、そのうち御本人に書いてもらいます。

ちょっと客寄せに有名人の画像だけ一枚アップしとこうかな。
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実は弟の川平慈英と高山正樹はちょいとつながりがあるのですが、それについては、宇夫方女史が記事を書いてからということにいたしましょう。

tag: 川平慈英 

暑い(熱い)沖縄県人会総会

狛江の絵手紙展を後にして……
ますます暑い。

霞が関ビル33階で東京沖縄県人会の総会が開催。
そこへ青年座の小笠原さんと、人類館のCDのチラシを配りに行ってきました。
青年座の小笠原杏緒ちゃん

東京琉球舞踊協会会長の川口喜代子先生(左)と東京沖縄県人会前会長(現名誉会長)仲田さんの奥様です。仲田さんは2回目の御登場です。⇒1回目の記事
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ちなみに、現会長は川平朝清氏。ジョン・カビラ、川平慈英兄弟のお父様です。
バタバタして「いたので今日は名刺交換だけ、写真は撮れませんでした。
ちなみに、今から30年前、川平慈英がまだ高校生の時、武道館で群舞の一人で踊ったらしいのですが、その時の舞台監督を高山正樹がやっていたとか。なんだかよく憶えていないらしいけど。

会場はすごい熱気。
ともかく、沖縄の人は熱い……

tag: その他の登場人物  「人類館」  川口喜代子  仲田美智子  川平朝清  川平慈英