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嘉例山房の“ぶくぶく茶”

15:30
“ぶくぶく茶”体験のため“嘉例山房”再訪
『沖縄大百科事典』より
(実際の嘉例山房の画像を交えてお送りします。また、赤字は、お店の大城さんからご教授頂いた補足です。)
ブクブク茶:茶を泡立てたもの。ブクブクーともいう。沖縄独特の茶道で、那覇の上流家庭に始まり、しだいに一般庶民にも広くたしなまれるようになった。(中略)本式には茶のたて方・飲み方・分量・茶器などに決まりがあった。

玄米を炒って作った煎米湯と清明茶(シーミー茶:中国茶)・番茶をブクブクーザラ(木製の大鉢)に入れ
(これは玄米です。)
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茶せん(長さ約22cm)で手早く泡立てる。
(全体をかき回さずに、一箇所でカシャカシャカシャカシャと動かしてください。2〜3分すると泡が立ってきますから…)
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それには熟練を要し、昔は専門家もいたほどである。
(10分くらい待ってください。そうしたら泡が固くなります。)
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茶碗に小豆御飯と熱い煎米湯を少量入れ
(お茶は何でもいいんです。冷たくても熱くてもお好みで。)
※ちなみに私はゴーヤー茶、金城君はさんぴん茶にしました。

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その上に山のように泡を盛り
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刻んだ落花生をふりかける。
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両手で持ち、箸を使わずに泡を飲み干す。さっぱりした後味がよく、戦前は婦人たちの集まりや船出の祝いなどに盛んにおこなわれたが、現在はほとんど姿を消してしまった。
(あの、私たち、今、飲んでるんですけれど…)

18:00
羽田空港。
プリティー千恵ちゃん、通訳の仕事が長引いて会うことかなわず、また次回。

tag: 沖縄大百科事典  沖縄の旅_2009年7月  沖縄の呑食処.嘉例山房  ぶくぶく茶 

嘉例山房の“黒米カレー”(6月の沖縄14)100店(カフェ-001)

“嘉例山房(カリーさんふぁん)”
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「かせかけ(かしかきと読む)」の踊りで使う道具が飾ってあった。
平べったくて大きいのが「枠(わく)」、筒状なのが「綛(かせ)」
かせ
昨日、moso'sの工房で、ほんものの「かせ」を見せてもらったばかり。
その記事を読んでみる

朝昼兼用の食事。
黒米カレー800円。
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メニューには何も書いていないのに、グアバジュースがついてきた。
お水にはさりげなくシークヮーサーの果汁が入っている。
カレーは文句なし。間違いなく、たくさんの食材を長い時間かけて煮込んだのであろう深い味。

ぜんざい450円。
氷ぜんざい
沖縄で「ぜんざい」といえば氷ぜんざいのこと。豆は小豆ではなく金時豆。
この味も、国際通りあたりのぜんざいとは一味違って、どこか落ち着きがある。白玉も、いい意味で少し粉っぽくて嬉しい。

本当はこのお店の名物はぶくぶく茶。
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(メニューの向こうに置かれた龍の皿。
「沖縄における龍とシーサー」は研究課題。

20年くらい前、どこか南部の観光地でぶくぶく茶を飲んだ(食べた?)時、ああ、なるほどこういうものかと思って以来、特に敢えて飲みたいとは思わなかったのだが、このお店でカレーとぜんざいを頂いてみて、このお店のぶくぶく茶を頼まなかったことを後悔した。でも、もう追加で注文する時間がない。

「ここのぶくぶく茶はおいしいのに」と、お店のママ、大城さん。
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また来ます。その時は、絶対にぶくぶく茶を頂きます。

首里の路地裏にあるお店。知らなきゃきっと辿り着けない。
場所をお知りになりたい方は、100店シリーズの「カフェ」をご覧ください。

M.A.P.販売サイトへ
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楽天ならクレジットも使えます。
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他の商品と、併せてご購入くださいませ。

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