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キョンプコートニーのフリーマーケット

《7月30日(土)-2》
山猫一族を名護の小屋に残して、僕は一足先に山を下りた。
そして鈴木雄介夫妻と待ち合わせている基地のフリーマーケットへ。

キョンプコートニーは小さな基地。
でも広い。
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一歩住宅地に入れば、狭い土地に片寄せあうように家屋が建ち、そこでたくさんの沖縄の人々が住んでいる。ところがここは……

ここでは第2・4・5の土日にフリーマーケットが開催される。バーベキューだとか、米軍ならではのグッズとか、そんな店も並んで、人がごった返しているのかと期待していたのだが、なんのことはない、古着だらけのしょぼいマーケットであった。
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大きな基地も、同じようなものらしい。

いったい、何から何を守っているのか。
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ここは金網の中のはず。
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でも、どちらが金網の中なのか、わからなくなる。
金網は、何と何を隔てているのだろう。
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じゃあ後ほど、コザの特設会場で待ってるさ。

tag: キョンプコートニー  駒場28  沖縄の旅_2011年7月 

痩せた猫と……

《7月26日(火)》
あの大震災から137日目……
沖縄ツアーの記事に即日記事なんてない。全て日を改めて投稿している。でもツイッターくらいならなら出来るかなと思っていたのだが、それもなかなかママならない。

ところで、カミサンの実家のテレビの写りが極めて悪い。ほんの少し風が吹いたり、ちょっと雨が降ったりすると全く写らなくなる。電波状況のテストをやってみたら電波がすこぶる弱い。二階の義理の弟の方はちゃんと写っているらしいので、たぶん分波が上手くいっていないということなのだろうけれど、なんで地デジに移行する前に対処しておかなかったのか、という至極当たり前のことが、ここ沖縄では通用しない。とりあえずアナログで見えている、それでいいではないか、見えなくなったらその時考える。こういうことに用意周到な人とテーゲーで行き当たりバッタリの人、いったいどっちが人間的なのか、そういう面倒な設問が沖縄にはゴロゴロと転がっているのだが、それに躓くには、どうやら何か資質が必要らしい。

全国の話。地デジ移行後の問い合わせが20万件だそうである。それについて白石准が「あれだけキャンペーンをしてきていたのに写らなくなってから焦る人たちが理解できない」と呟いた。

【そこで僕はこんなふうに呟いた】

10:08
沖縄では地デジ移行後電波が強くなるという話が。ところが映らない。問い合わせるしかないという現状。

これ、カミサンの実家での本当の話。でもそれをみんな信じていたのかというと、どうもそうでもない。そんなハナシもあったかねえという程度。だから、決して威張れたことではない。

准ちゃんから返信が来た。「それならわかるけど準備をしないで今頃なぜ映らないと訳の分からない質問をしている人たちのこと」。いやさ、だからよー、と、沖縄っぽく呟いてみる。
実際、この日の沖縄タイムスには、地デジ移行後に問い合わせする困ったちゃんが沖縄にはたくさんいるという記事が掲載されていたのである。ただ、沖縄特有の事情も、併せて報告されていた。
(※切り抜いてきたのだが見当たらない。見つかったらあらためて追記する予定)

ともかく、この感覚がどうも説明しにくくて、ましてや140字でどうなるものでもなく、次にようにリツイートしておくことにしたのだが……
11:02
そりゃその通り。でもさ、沖縄にいると感じる「中央」の遠さ。「何万人が問合せ」とメディアは一言で括るけど、その中にはいろんな事情の人たちもカウントされているのでは思ってしまう。

……しかし、これじゃあ、伝えたいことの10%だな。

そこでその気持ちを埋め合わせるために、三つばかり他人様の呟きをリツイートした。

中国の高速鉄道事件について。
「まずは運休し事故原因を突き止め、改善策を発表しろという上から目線の日本人。けど、同じ事が日本の原発にも言えるのでは?」

泡瀬干潟の問題について。
「仮に埋立に経済的合理性があったとしても、壊したら元通りにはできない自然と経済的合理性、将来に必要なのはどこにでもある人工物より自然。」

そしておまけ。
「沖縄のバスは手を挙げないと止まらない。タクシーは挙げなくても止まる」

いずれも、自分がこうだと思っている感覚の根拠を疑ってみようというハナシなのだが、自分の感性をとことん追求するのが芸術家だからなあ……

さて、“山マヤー一族”のことは気にはなるが、今日は小休止。
カミサンの土産物選びに付き合って国際通りへ繰り出すことにした。

那覇の猫はみんな痩せているのである。
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一方、小生は……
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詳細後日。



tag: 沖縄の旅_2011年7月 

夜は“コザ物語”

《7月25日(月)》
あの東日本大震災から136日目……
那覇、栄町“うりずん”の2階にて、構成打ち合わせ。
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オーナーの土屋さんに感謝である。
こんなったら、“うりずん”のカテゴリを作らないわけにはいかない。
因みに、「うりずん」とは……
 ⇒「うりずん」についての薀蓄

“うりずん”と新城亘先生の深い関係をそこはかとなく匂わせる怪しげな看板。
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詳細は後日。


夜はコリンザの3階にあるあしびなー劇場へ。
“コザ物語”の千秋楽なのである。
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今回、早めに沖縄入りしたのには、これを見る目的があった。結果的に、そのおかげで“チョンダラーの歌”の詰めを沖縄でやれることになったわけで、もしそうじゃなかったらと考えるとちょいと冷や汗である。
“コザ物語”については、あちこちから色々な噂が耳に入っていた。ところが、幕を開けてみれば大変評判がいいのだという。連日満員で、当然お金を払ってくださるお客様が優先、消防法が厳密に適用される劇場なので、もう席に余裕がないらしい。「当日、空きがあれば見れるのですが」と事務局。そこで、調光室からでもいいからなんとかならないかなあと、演出のふじたあさやさんに連絡を入れてみた。
「わかった、受付に言っておく」

以下後日。

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tag: 沖縄の呑食処.うりずん  沖縄の旅_2011年7月  土屋實幸