“渡久山英男、沖縄の伝統を謡う”Vol.2「上り・下り口説考」

大震災から565日目……

告知記事はこちら…
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過去の“こだま”でのライブの記事は…
 ⇒5月“こだま”での実験ライブの記事(5月25日)
 ⇒沖縄の伝統を謡う”Vol.1「かぎやで風 考」の記事(7月6日)

そして今日は、渡久山英男さんとM.A.P.のコラボレーションの第二弾です。
「上り口説・下り口説 考」

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今日のライブの「上り・下り口説考」のこと、ずっと考えている。ふと、オスプレイのことも、原発のことも忘れていることに気づく。そんな時間を、もちろん否定しはしない。例えば、オスプレイと戦い原発を忘れる。また、原発に怒り生活を忘れる。それもまた同じ。ただ振り子のように揺れ続けていたい。
09-28 10:33

井上ひさしでも、ふじたあさやでも、坂手洋二でもないから、台本がギリギリになることを、誰も許してくれない。遅筆には僕なりに深い訳もあるのだが、誰も聞いてはくれない。だいぶん遅れたが、今、お茶の水あたり。
09-28 16:49


旅の出立ち 観音堂 先手 観音 伏せ拝で 黄金 尺取て 立ち別る
袖に降る露 押し払ひ 大道 松原 歩みゆく 行けば 八幡 崇元寺
美栄地高橋うち渡て 袖を 連ねて 諸人の 行くも帰るも 中之橋
沖の側まで 親子兄弟 連れて 別ゆる 旅衣 袖と袖とに 露涙
船のとも綱 疾く解くと 舟子 勇みて 真帆引けば 風や真艫に 午未
又も廻り逢ふ 御縁とて 招く 扇や 三重城 残波岬も 後に見て
伊平屋渡立つ波 押し添へて 道の 島々 見渡せば 七島渡中も 灘安く
燃ゆる煙や 硫黄が島 佐多の 岬に 走い並で あれに 見ゆるは 御開聞 富士に見まがふ桜島

以上は上り口説、つまり琉球の役人が薩摩へ出張するその往路の道程。
これに復路下り口説を加え、皆さんと一緒に旅してみようという試み。

さらに、そっと見送る女性の恋心なども盛り込んで…

今後も新しい企画は、まずここ“こだま”でお披露目することになるのかどうか…
ライブを終えて、本日は“こだま”のマスターと今夜も踊った宇夫方路とのツーショットであります。
こだまのマスターと

Vol.2の「上り口説・下り口説 考」も、まだまだ進化する予感。
さて、次回はどこの居酒屋さんでやることになるのかなあ…

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いよいよコンクール【かたかしら】

いよいよコンクール受験の当日です。
今日は朝から琉球新報ホールに入って化粧を始めます。下地だけ私が塗ってあげて(というか、勉強のために塗らせて頂いたという方が正しいかもしれません)、後は会主の先生方にお任せします。
新人賞の女踊りの課題曲は「かせかけ」と「天川」の2曲です。そのどちらかを選ぶのですが、ほとんどの人が「かせかけ」を選びます。
「天川」は何の道具も持たない手踊りなので、新人には難しいからのようです。

今日3日は、26人が新人賞を受けているのですが、まず女踊りを26人一通り終わると、今度は男踊りです。こちらの課題曲は「上り口説」一曲です。
男の頭は「かたかしら」という結い方をします。
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楽屋から舞台ソデに行く途中にチラシが貼ってありました。
「沖縄は訴える」緊急発行だって。
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これ、「内地」で買えるのは私たちM.A.P.のサイトのみです。たぶん。
 ⇒関連記事を読む

男踊りを終えると、すぐに撤収です。そして、明日の受験生のための稽古と準備です。

私は明日からお芝居の稽古です。それに仕事も溜まっているし。だからコンクールのお手伝いは今日まで。明日はお任せして、私はこれからちょっと仮眠をして、朝4時に那覇を発つ飛行機で東京へ帰ります。羽田に6時半ごろ着くので、朝から事務所で仕事が出来るのです。いいような、悪いような……
(宇夫方路)

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麻生区文化協会の文化祭

新百合ヶ丘にある麻生市民館の大ホール。午前11時から、延々と5時間近く、50近い団体(?)の出し物が続きました。そのほとんどが、いわゆる新舞踊。歌謡曲(主に演歌)に合わせて踊る日舞の一種です。

麻生区に本拠を置く関りえ子琉舞研究所の生徒さんたちはトリで踊ります。はたしてM.A.P.琉球舞踊教室のメンバーの出来栄えはどうだったのか、きっとまだまだ修練しなければならないところもたくさんあったのでしょう。でも僕は思わず感動してしまいました。何故か、それはきっと、他の出し物とは格段に差があったからに違いありません。

日舞よりも琉球舞踊の方が優れているなどというつもりはありません。
例えば、海老蔵の踊った“七つ面”はやっぱり見事でした。
http://lince.jp/hito/kabuki…
また、演歌で踊る新舞踊を、どうのこうのいうつもりもありません。かつて僕は、演歌を踊った花柳紀寿郎に、心揺り動かされたこともあるのです。
http://lince.jp/mugon/kudakajima…

また、今日の新舞踊について、とやかくいうつもりも全くありません。お年を召した方々が一生懸命に練習した成果を、一年に一度、お知り合いを招いて大きな舞台で観て頂く、それはそれでとてもいいことだと思うのです。

ただし、です。お客様たちは、ご自分のお知り合いの踊りが終ると、その後の出し物には見向きもせずに会場を出て楽屋に向かわれます。まあ、それも致し方のないこと、だって他人様を楽しますことを目的にしている踊りではないのですから。
そういうわけで、トリで踊るということは、一番お客さんが少ない状態で踊るということに他なりません。

今日の催しにいったいどのくらいの方がいらっしゃったのでしょう。出演者を加えれば、1,000人を越えるのではないでしょうか。でも、そのほとんどの方は、琉球舞踊をご覧にならずにお帰りになりました。その方々が、例えばM.A.P.琉球舞踊教室のメンバーがこの麻生区文化祭に参加していたということを後で知ったら、どう思われるでしょう。きっとM.A.P.琉球舞踊教室も、ただ自分たちが楽しいだけの踊りを習っていると思われるかもしれません。しかし、それは断じて困る! M.A.P.琉球舞踊教室は、見せる(魅せる)ことを重要なことだと考えているのです。プロではないけれど、お客様を感動させることができたとき、はじめて踊りの本当の楽しさを知ることができるはずなのです。

「プログラム48番、かりゆしの宴、琉舞の会のみなさんです」
場内アナウンスが流れ、今までの演歌とは全く違う音楽が聞こえてきます。それでも一つ前の踊りの関係者は、ざわざわと席を立って出て行きます。残ったお客様は100人足らず、内輪ではないお客様もそれなりには残っていらっしゃいましたが、会場はやはりざわついています。

そして四ツ竹。静かに、流れるように歩みを進めます。岡本太郎が感動したのはこれだという感じ。
http://ameblo.jp/okinawaaudiobook…
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一見、ただ立ち、そして歩いているだけ、しかし、この姿勢を獲得するのに、どれだけの稽古を積まなければならないのか、どれほどの途切れぬ集中力が必要なのか、少しでも踊りの経験がある方ならばきっとわかっていただけるでしょう。
いつしか、会場からざわめきは消え、全てのお客様の目は舞台に釘付けになりました。踊りに造詣のあるなしに関わらず。僕はその場にいて、鳥肌が立ったのです。

みんな、勝ったよ……

3曲踊って、最後はみんなで深くお辞儀をして…
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ところがです。(ここからはオマケ)
このあと、ライトが落ちて、みんな引っ込んで、そしてプログラム49番、「麻生まつり唄」を全員で踊るという段取りになっていたようですが、何故かいつまでたってもライトが消えません。「え、これで終わりなんですか」という陰アナの声がスピーカーから聞こえてくる始末。そうしたら、主催者らしき方が出てこられて、平伏して動けずにいる琉球舞踊のメンバーをそのままにして、舞台の真ん中で挨拶をはじめられました。
「本日は事故もなく…」
え? たった今が事故なのでは?

ラストの全員参加の「麻生まつり唄」は急遽中止になったらしい。みなさんご自分の踊りで精一杯、だからもう帰っちゃったのかな。

どうすれば出演者とは関係のないお客様にも楽しんでいただけるような公演ができるか。麻生区を本当に文化の町にしたいのならば、もっともっと考えるべきことがあるのではないでしょうかねえ。
(文責:高山正樹。かなりソフトにお伝えしました?)

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雌花と小倉神社の夏祭り

前回は雄花でしたが…
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雌花、ないかなあ…
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(ゴーヤー作りの先輩は竹内さんです。)

あった。ふたつ。
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明日のゴーヤーへ

夜は川崎市幸区にある小倉神社の夏祭り。琉球舞踊を披露しました。
幕開けは「かぎやで風」。
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そしてその次が春香ちゃんと莉奈ちゃんの出番です。
「上り口説」を凛々しく堂々と踊りました。
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一週間前は順番も覚えていなかった二人ですが、約束どおり毎日自分達で練習をしてきたようです。
そのあとは「貫花」と「太鼓囃子」。
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最後はもちろんカチャーシー。
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でも踊ってくれるのは子供達、大人はたいがい座ったまま、なかなか腰を上げてはくれません。沖縄だったらみんな踊ってくれるのになあ。

終演後、莉奈ちゃんの記念撮影。
春香ちゃんは先に帰ったので、舞台写真のアップ。
莉奈ちゃん 春香ちゃん

帰るとき、スタッフの方が、「また来年もよろしくお願いします!」だって。

tag: ゴーヤー栽培記.2009年  沖縄_カチャーシーの光景  沖縄_沖縄芸能.琉球舞踊.かぎやで風  沖縄_沖縄芸能.琉球舞踊.上り口説  沖縄_沖縄芸能.琉球舞踊.太鼓囃子