“中む食堂”の若いカップル

東日本大震災から104目……
高山正樹は経理のつまらない日。報告すべきことなし。
ということで、今日は久しぶりの宇夫方報告。


宇夫方です!

今日は木曜日。厚木と狛江の琉球舞踊教室の日。
 ⇒琉球舞踊専用ブログの記事

稽古の後、お腹が空いたので、“中む食堂”で沖縄そばを食べて帰ることにしました。

そしたら、カウンターには若いカップルが。
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仁君の彼女と仁君のお友達でした。

お友達は、今、喜多見の球屋で、日曜日の夜だけ営業をしているんだそうです。
今度、行ってみようっと。



なんだ、それだけかい。
世の方々は、こういうありがちなブログを御所望なのか……
しかし、仁の彼女は、仁とは似ても似つかない清楚な感じの素敵な女性だな。仁が安心しきって太るのも肯ける。仁にはもったいない。もしかすると、若干画像がピンボケなのがいいのかもしれない。

球屋に彼女来ないかなあ。その時は是非とも行ってみようっと。

tag: 沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂 

【琉舞公演広報活動その2】

東日本大震災から61日目……

【この日呟いたこと】
15:16
そして、今日も今から病院へ、オヤジの顔を見に行く。いや違うな、オヤジに、俺の顔を見せに行く。



【宣伝活動報告その2】
沖縄語を話す会を終えて“中む食堂”へ。
ちょっと面白そうな関西系の方も一緒、でもね今日初めてお会いしたばかり、今のところはミステリーということにしておこう。
しかし、関西系の影響力は強いらしい。

「生ふたっつとオリオンのビンね」
「生とオリオンすか?」
「そう」

「ハイ」と出てきたのがこういうセット。
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つい「なんじゃこれ」と言ってから気がついた。しまった、と思っても、もう後の祭りだ。
「そうそうこれこれ、まずは玉葱丸ごと食って血をサラサラにしなきゃねえ、って違うだろ。それはオニオンだろ。オリオンを出せオリオンを!」
しかしもう遅い。ああ、俺としたことがしくじった。市民劇のぬるま湯で、「ウケ」の鋭さを失っていたのか。

「高山さんならちゃんとノリツッコミすると思ってたんですけどねえ」と石垣仁。
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ええいクソ、腹が立つ。もう10時前なんだぞ、1日の疲れを癒そうと飲みに来ているのに、そういう緊張感を強いるとはなんて店だ。でも許してやるから今度の6月4日の琉舞公演に広告出してちょうだい!
「オーナーに言っときまーす」
※以上、一部フィクションです。

憎き玉葱は、オニオンスライスにして敵を打った。
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ハナシは変わるが……
総合格闘技家のエリア君は、ほとんど毎日この店に顔を出す。エリア君は市民劇で一緒の神野美奈実さんと整体の患者仲間だということを先日知った。だからこんな時間なのに、神野美奈実を呼び出したのであった。

というわけで、この記事も、市民劇のカテゴリにしとこうかね。市民劇のメンバーには神野ファンが多いらしいから。

※追伸:“中む食堂”も広告を出してくださることになりました。感謝感謝感謝!

tag: 川崎市民劇.「枡形城落日の舞い」  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂 

ちょっともう一軒

《もうすぐ3月10日(木)になります》
コンケン・アイで刺身を食べて、事務所に用事があってちょっと戻りました。

そして……
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後日書きます。

そしたら10日になりました。

これでやっと、断絶した二つの過去が繋がりました。

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今年最初の“中む食堂”(暫定記事)

※1月27日
《1月26日24時30分》

(只今画像整理中。書き忘れている記事がいっぱい。どうでもいいようなものは、今更アップしませんが、今年最初の“中む食堂”の記事を忘れちゃあいけないよな。でも時間が無いので後日報告。とりあえず画像だけアップ。)

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tag: 【暫定投稿】  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂 

今年最後の“中む食堂”

※12月30日になりました。
《12月29日(水)24時10分》
というわけで、“中む食堂”は「喜多見限定」というカテゴリから「狛江市」のカテゴリに移行しました。
すっかりニンニクになってしまった僕たちが頼んだもの。
もずく酢 紅芋のアイスクリーム
ニンニクになっている僕たちなので、これが旨いこと旨いこと。もずく酢なんてお代わりだもんね。できることならバケツで欲しいくらい。

今日の“中む”もウチナーンチュ率が高かった。
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あや、失敗。フラッシュ焚いてもう一枚。
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左から総合格闘家のエリヤくん、シェフ石垣仁くん、仲村くんは職業不明、そして特殊映像制作に携わる中真水才くん。みーんなウチナーンチュ。でも、彼らを「ウチナーンチュ」っていうのはあんまりしっくりこない。「沖縄出身ですよ」、そんなところかな。微妙なニュアンスだけど。

仲村くんは、ホントは仲村渠くんなのです。というか、彼のお父さんが、その昔「仲村渠」から「仲村」に変えちゃったんだそうです。「渠」は「名」じゃありませんよ。「仲村渠」と書いて「なかんだかり」と読みます。姓名の「姓」です。
「僕、仲村渠の方が好きなんです」
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何故かある科学者の言葉を思い出しました。
「私は未来を信じています。なぜなら100年単位で歴史を見れば、確実にいい方向に向かっている。100年前、日本には婦人参政権さえなかったのだから」

狛江の皆様。M.A.P.は「沖縄」にこだわっている会社なのです。

tag: 中真水才  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂  沖縄_沖縄の人.エリヤ  沖縄_沖縄的食物.スヌイ 

減塩よりあっさり終わる方がいい

行った店は“中む食堂”です。先週の水曜日も来ました。
持田明美さんと、上地さんと、今日は後藤さんも一緒です。
今日は木曜日だから、ちょっと混んでいます。

食べたもの。
島らっきょ。醤油がかかってないのが嬉しい。
島らっきょ
ポーク卵。キャチャップがかかってるのが……、しょうがないか。
ポーク卵
タコライス。これにもケチャップ……
タコライス
混ぜて食う。
混ぜたタコライス
混んでることもあったんだけどね。最近ちょっと減塩ゲームが疎かかな。反省。
ゴーヤーのサラダだよ。
ゴーヤーのサラダ
今までより4ポイントほど横長の画像。なんだ、これでもいけるんじゃないのさ。
(※旧ブログの話です…)

本日は、さらっとここまで。
おー、珍しく午前様にはなりませんでした。

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喋れない話題、【尖閣諸島】のこと

《ぼちぼち12月2日になる》
今日は水曜日の所為か空いている。石垣仁は西表出身だが、学生時代は石垣で過ごした。ややこしい。その頃からの友達が来ていた。
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石垣仁よりは信用がおけそうである。
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かの幻の泡盛“泡波”については、今まで何度か話題にしてきた。要するに元来“泡波”は親族が飲むためだけに作られている酒なので、基本的には出回るものではない。偽者もあるとかないとかなので、なんともいえないのだが、特別に美味い酒だというわけではないというのが定説。で、石垣仁なんかに言わせると……、あぶないからやめた。で、石垣仁の友達の彼は、どうやら泡波を作っている方と繋がっているようで、彼の元には毎年2本ばかり送られてくるらしい。で……、ってこれ以上はここでは喋れない。

なんだよ、話題満載のはずが、使える話がねえのか。

本日のメンバー。写ってないのは琉球舞踊の先生の宇夫方路と西表島の石垣仁だが、今日の“中む”はほぼこれで全員。みんな沖縄関係者。後ろの席にお顔がちょっと見えますが、ちょっと飲んですぐお帰りになっちゃいました。
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左から2番目が沖縄出身の総合格闘家、エリヤさんで、3番目がM.A.P.三線教室で一緒に習っている狛江高校出身の上地さん。ご両親が沖縄の方。
本日のメインイベントはエリヤ氏なので、その前にセミファイナル、上地さんの話から。
上地さんの前の三線の先生は、この“中む食堂”にも……、だめだ、この話もできねえや。もう参ったなあ。
よし、では上地さんの取って置きの話。今話題の尖閣諸島を実効支配していたのは日本であるという根拠のひとつのに上げられる昭和15年の大日本航空の魚釣島不時着事件で、乗客を救助するために現地へ急行した八重山警察署長の高嶺世太氏は、上地さんの妹のご主人の叔父さんだったらしい。この件は、なかなか難しい問題なので、メインイベントの後の「続き」で書こう。

では本日のメインイベント。坂口道場の松田恵理也、改めエリヤ。1977年5月11日生。1996年全沖縄空手道選手権大会準優勝。プロ戦績は下記サイトへ。
 ⇒http://www.pancrase.co.jp/data/prfl2/matsuda…
石垣仁の友達はマゾらしい。
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「絞めて絞めて……、ああ、死ぬ……」
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でも、確かになあ、プロの絞め技を体験するなんて滅多にできるもんじゃないもんなあ。僕も……、やっぱりやめておこう。
この2ショット、エリヤ君の素敵な人柄がよくあらわれてるでしょ。

彼は中真水才のオヤジさんのジムで一時期練習していたんだって。色んなところで繋がるなあ。
今日は店に出ていない中村君へのエリヤ氏からの助言は「練習あるのみ」だってさ。

エリヤ君の話もなかなか面白かった。尊敬していた前田日明のこと、最強だと思っていたプロレスのこと。ああダメだ。これも喋れないや。ただ、あんな投げられ方して体が壊れないプロレスは、やっぱりすごいんだって。

優しくて力持ち。
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いっぺんにファンになった。
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さて…

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tag: #エリア  #上地さん  尖閣  沖縄_泡盛.泡波  石垣仁  ユダヤとイスラエル  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂 

今夜の“中む”は話題満載

《まだ12月1日》
三線の自主稽古を終えて、“中む食堂”へ行った。
まずは最近恒例の料理の撮影から。
前回の記事で「何サラダだっけ」といってたサラダは“中むサラダ”。
中むサラダ
ライトに気を取られて肝心のゴーヤーを外してしまった。失敗。

塩ソーキとソーミンチャンプルー。
塩ソーキ ソーミンチャンプルー
今までみたいに黄色っぽくないのは成功。でもちょいとピンボケ。ダメだな。

ミミガー。
ミミガー
これは比較的うまく撮れたね。それよりもなによりも美味しかった。

こっから先は面倒くさくなってもう料理は撮影中止。
今後、喜多見居酒屋情報については、一度上手く撮影できたメニューは、もう撮影しないことにした。でも今回合格した画像はミミガーだけだな。

ともかく今日の“中む”は話題満載!
まずはどうでもいいような話から。
石垣仁は相変わらず辛いもので遊んでいる。ハバネロを食わせようするのだ。しかし、これあんまり辛くないのである。
ハバネロ
ところが、種が曲者なのである。
ハバネロの種
やっぱりどうでもいい話だな。

石垣仁は、沖縄ではピーナッツは瓶詰めが定番だという。
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「これを見ると東京の沖縄人は泣いて喜びますよ」
真偽は不明。石垣仁の言うことを信じると、時々ひどい目に会う。

一投稿タグ10個なので、話題満載の場合タグが足りない。
というワケで、記事を分けよう。
次の記事へ

tag: 沖縄_沖縄的食物.ミミガー  沖縄_沖縄的食物.ソーミンタシヤー  沖縄_沖縄的食物.ソーキ  石垣仁  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂 

狛食の奥様に知って頂きたくて

ひとつ前の記事で「ひめゆり」の上映会のチラシを紹介した。だから、お昼を“狛食”で食べることにした。

注文をとりにきたのは、奥様ではなく、若い男性だった。
「奥様、まだ悪いの」
「そうですねえ。でも薬で少しはいいのですが」
奥様は今、リュウマチで苦労されているのである。

黒酢の酢豚セットを薄味でお願いした。
酢豚セット
頼めば、味の調節はやってくれる。当たり前の話なのに、センターから半調理品が配送されてくるようなチェーン店が増えて、当たり前が当たり前でなくなった。

“狛食”はごく普通の中華食堂だが、店内を見渡せば、泡盛もあるしあちこち諸々「沖縄」がある。
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奥様のお母様はいわゆる「ひめゆりの生き残り」である。「生き残り」、嫌な言葉だ。チラシでは「ひめゆりの方々」となっている。それで分かるほど“ひめゆり”は認知されている。新聞などには「生存者」と書かれることが多い。

僕は“みやらび”の竹原くんに“狛食”にチラシ持って行ってみたらとすすめて、僕は遠慮していた。さて、チラシ、届いているかなと気になっていた。

若い男性に聞いても分からない。彼は厨房のご主人を呼んでくれた。
「今度、せんがわ劇場で“ひめゆり”って映画をやるんですけど、誰か、案内に来ました?」
「いや」
「そうですか」

ごちそうさま、と言って店を出た。
道を隔てた反対側に“中む食堂”があってお昼もやっている。そこには、竹原くんから預ったチラシを僕が届けた。そのチラシが残っているはずだ。

中村君夫妻
「この前はありがとうございました」
11月3日の試合のことである。
「どうするの、格闘技、やめるの」
「やめられなくなりました」
「そうか。また、夜来るね」
“ひめゆり”一緒に見に行こうよって言おうかどうしようか、迷っている僕がいた。結局それは言わずに、チラシを数枚戻して貰い、道を渡って狛食に戻った。

「うちに貼っておいても、誰も見ないよ」
「ともかく、奥さんにはお知らせしたくて。どうか奥さんにお渡ししてください。」
リュウマチを患っている奥様が、仙川まで来られることはないだろう。だが、近くに頑張っている若者がいるよということを、どうしても知ってもらいたかった。もしかしたら、奥様が案内してくだされば、小学校の関係とかで、来てくださる方もいらっしゃるかもしれないし。

竹原くんは、そのうちここへ来るのだろうか。一緒に行こうよと言ったのだが。僕はもしかすると先走って出すぎたことをしたのかもしれない。

一緒に行った宇夫方女史は、このあと、まず厚木へ向かった。今日は、厚木と狛江の琉球舞踊教室の日なのである。
 ⇒http://mapryukyubuyou.ti-da.net…

【追伸】
22日。Twitterで、竹原くんが(たぶんですけれど)狛食に行ったことを知りました。
 ⇒http://twitter.com/sengawahimeyuri…
「狛食」を「狛江」と間違っていたけれどそれはご愛嬌?
今度の上映会の後、竹原くんはどうするのだろう。なにか活動を続けていくのだろうか。ちょっと気になる。
何度もしつこく言って申し訳ないけれど、狛食の奥様のお母様は「ひめゆり」だが、お父様は「対馬丸」の生き残りだし、「ひめゆり」の他にも、たくさんの学徒隊の悲劇があったのだということを、多くの日本人が知らないということ、今度の“ひめゆり”を入口にして、是非とも知って欲しいと思うのです。そんなふうに繋がっていける映画であることを願って、僕も必ず見に行こうと思っています。

tag: #厚木教室  沖縄_MAP琉球舞踊教室  沖縄_戦争・基地など.(その他)  沖縄_戦争・基地など.対馬丸  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂  #竹原学  狛江_中華.狛食  健康ゲーム 

中村圭志と石垣仁の賭けの行方【パンクラスディファ有明大会】

今日の試合のプログラム。
試合のプログラム

ええと……

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あれ、そうか、総合格闘技のプログラムって、メインイベントから降順に並べてあるんだ。ボクシングのクラシカルなスタイルとは逆だ。

さて……

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ジャクソン中村の名前を探すのだが……
ん?

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第2試合、坂口道場の中村圭志。あの真面目な中村君じゃないか。そうか、一年間のブランクで、練習生扱いになってしまったって、石垣仁が言ってたっけ。

僕の席から前の方一帯は、“中む食堂”のお客様なのだろうか、中村くんの応援団が陣取っていた。

・・・・・。

そして、目的の試合は終わってしまった。中村くんがこちらの方に向かって、笑顔で合掌して、頭を下げている。彼がリングを去ると、この試合を目当てにやってきたみんなは、ロビーで中村くんに会うためにワサワサ席を立って行った。

僕は、ふと、写真を撮っていないことに気がついて、ゴソゴソとデジカメを取り出した。すでにあとの祭りだが。
パンクラスのリング
僕は、試合を見続けていた。そして、プロってなんなのだろうと、また考えていた。

石垣仁がロビーから戻ってきた。
「負けちゃいましたね」
「5,000円、儲かったじゃない」
「もう、今、貰いましたよ」
血も涙もない奴である。
「中村くん、これで引退?」
「いや、このままじゃやめられないって。ハナシがどんどん変わるんす」

総合格闘技では、前座のような試合でも、各選手の入場ごとにそれぞれ違う曲が大音響で流される。戦後間もなくの落語家の出囃子とおんなじだ。今やそれが伝統みたいに言われるけれど、できたのはそんな古い話じゃない。
著作権料は払っているのかな、なんてくだらないことを考えた。ジャスラックがどんなにおかしくても、著作権料はきちっと支払う、それはプロの興行としてこの社会にきちんとした位置を確保するためには必要なことだ。しかし、そうなるときっと詰まらなくなる。魅力ある興行や芸能は、いつだって観客と共に権威と対峙する存在でなければならないはずだと、僕はいまだに信じているところがある。
お客さんや選手の雰囲気を含めて、総合格闘技はやんちゃである。それに比べて、ボクシングの、特に選手たちは、ずっとストイックだ。
僕は、プロってなんなのだろうと、やっぱりずっと考えていた。

中村君が観客席にやってきた。
「高山さんすか」
そんな意外な顔をするなって。来るといったら来る。
「ありがとうございます。すんません、負けちゃいました」
「写真撮ろう。ブログ用。」
……と、客席の暗がりでセルフスナップショット。
暗がりの中で撮った高山正樹と中村圭志
撮りましょうかと助け舟を出してくれた方がいて、フラッシュ炊いてもう一枚。
フラッシュ炊いて撮った高山正樹と中村圭志
「今日は飲むの?」
「飲みます」
「大丈夫なの、ボクシングで、試合後飲んだら致命的なダメージを受ける」
「頭、やられてませんから、大丈夫です」
「そうか」

第1部の5試合と、メインの第6試合まで見たところで休憩となった。そこで僕は帰ることにした。
ロビーは、試合の終わった選手、取材プレス、お客さんでごった返している。
中村くんと記念撮影しているお客さんたちの脇をすり抜けて、「あした本番だからさ、帰るね」と、僕は仁くんにだけ声を掛けた。
「帰るんすか、ちょっと待ってください」と、彼はお客さんたちに囲まれている中村君を呼びにいこうとする。
「いいから、いいから」という僕の制止も聞かない。すると中村君は、その時一緒に写真を撮ろうとしていた若い連中にちょっと待ってと手で合図をして、僕のところまで飛んできてくれた。
「ありがとうございました」
ここで僕が彼を引き止めては申し訳ない。ウンとだけ頷いて、とっとと退散した。確かに彼のお客さんの中では、もしかするとこの僕が最年長だったのかもしれない。そんな彼らの礼儀正しさに、少しばかり感心してうれしくなった。

会場を出て、今の自分の気分に合う絵が欲しくて、デジカメを出した。
会場 ディファの看板
しかし、なんだかどいつもこいつもしっくりこない。
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あの橋は、どこのなに橋だろう。東京はすっかり見知らぬ街になってしまった。

ゆりかもめは空いていた。窓から外を撮ってみたりしたが、車内の明るさと外の暗さで鏡のようになった窓からでは、上手く撮影できるはずもない。
同じ車輌には僕の他に一人だけ女性が乗っていて、ふいに短か過ぎる黒いミニスカートの裾を引っ張った。その仕草が、僕の前の窓の鏡に映ったのだ。なるほど。僕はおかしくて笑いかけたが、ここで笑ってはますます変態おじさんに間違われてしまう。といって、すぐにカメラを片付けても、そっと車輌を移動しても、もう手遅れだ。彼女の脳にインプットされた記憶データは変えられない。これも運命、僕は一切の思考を停止して目を閉じて、死んだフリをした。

tag: 狛江_居酒屋.中む食堂