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知名オーディオと遭遇

照屋林助三線店“てるりん”はまだ開いていない。
照屋林助三線店“てるりん”
仕方ない、諦めた。
と、そこにこんな看板。
知名オーディオの看板
これは知る人ぞ知る、世界の知名オーディオではないか。
しかし、やっぱり開いてはいない。
ここも諦めたその時、一台の車が隣の駐車場に。年配のご夫婦であろうか、怪訝な顔でこちらを見ている。
「もしかして、知名オーディオの知名さんでいらっしゃいますか?」
「はいそうです。少々お待ちを」

そうしてすぐにお店を開けてくださった。この人が、音の仙人、知名宏師さんである。

「実は、今から8年くらい前でしょうか、知名オーディオの方が、東京のウチの事務所に遊びにこられたことがあるんです。着物を着ていらっしゃった」
「ああ、石井ちゃんね。秋葉原に店を出していたから」
その時の記事

2008年に東京進出した。そして知名オーディオは広がっていった。
しかし去年の7月、沖縄島内を含む全国の販売拠点を一斉に整理した。そしてここ知名氏の自宅兼工場に全てを集約、つまり、原点回帰ということらしい。

生音の探求。圧倒的な原音再生能力。
「全部溶接で作っているから」
なんで溶接がいいのか、僕にはさっぱり分からないのだが、「日本人はオーディオ大好きだけれど、スピーカーの置き方を間違えたりして…」などと知ったようなことを言ってみたりする。
「機会は知っているが、音を知らないからね」

デジタルの音は、周波数の上と下を切ってしまう。僕の声は上も下も豊かになっているらしく、デジタルには合わないのだと、CD録音の時に言われたことがあるという話をした。すると知名さんは…
「CDは完璧なんです。問題はスピーカー。完璧なCDの音をどう完璧に再生するかは、スピーカーにかかっている」」

そうして、色々と説明してくださった。

でっかくてとてつもなく重いスピーカーも作ってみたが、結局大きさではなかった。
「このでかいのは、今ではテーブルに使ってます」
大きなスピーカー

一方、吹けば飛ぶようなちっぽけなスピーカー。
「こっちの方がよっぽどいい音がする」。
小さなスピーカー

聞かせて下さった音はなんとも温かかった。この建物も楽器なんだと思った。
「これは古いCD、つまりCDは発明された当初から完璧なんです」

終わらない話を、残念ながら打ち切って、再訪を約束して店を出た。


おっと、先走っちゃった。

tag: 知名宏師  コザ  知名オーディオ  沖縄の旅_2018年11月 

【シーサーの日】呟きは続く

祭りのあと…
金城さんの沖縄料理を食べる会も無事終わり、皆さん帰途に……と、思いきや、宴はなかなか収まらない。酒もビールもいくらでもある。事務所に移動してやりましょうってことになった。
大トラ小トラ、ぞろぞろと酒瓶持って歩く。

カチャーシーの余韻覚めやらぬ五味さん。
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今日はじめてお会いした石井さんご夫妻。
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「ベタベタの沖縄フリークの方々だったらどうしようと思っていたんですが、そうじゃなくてよかった」
「はい。ひと癖もふた癖もあるめんどくせえ連中です」
イエイ!
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琉球ガラスのことで事務所までおいでくださった山田智恵子さん。
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その山田さんが、今日も来てくださいました。うれしいですねえ。山田さん、このあとすぐ石垣へ旅立たれるそうです。うらやましいなあ。

他にもたくさん。あっちこっちで名刺交換が始まったりしています。

あら、路さん、おねむ?
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石井さんは、知る人ぞ知る、知名オーディオの方。
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知名オーディオをネット検索していたら、与儀勝之さんがツイッターとやらに知名オーディオのことを呟いていたのを発見。
 ⇒http://twitter.com/yogima…
へえ、Twitterも検索に引っかかるんだねえ。

ほんとうに、祭りのあと。
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もう、吼えるどころか呟く力も残っていない……

そうだ、今日4月3日は、虎ならぬシーサーの日
たんなる語呂合わせ。

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