隣人を愛するということ(6月の沖縄13)

金曜日の夜に続いて、今日もまた生活の柄へ。
生活の柄の入口

ちょっとまじめな感じでしょ。
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そうなんです。まじめに語り合っているのです。

今日は、サンパレス球陽館の木佐木さんと、一杯やりましょうとお約束していたのですが、そこにみんなが合流してくれました。
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「最近の沖縄のホテル、すごく安いと思いませんか?安くしないと、お客さんが来ないんです。」
確かに、ちょくちょく沖縄へ来なければならない私たちにとっては、安いホテルが多いのは、とっても嬉しいことだったのですが、問題は、そう単純ではないらしい……。
「ホテルで沖縄の地のものをお客様に提供したい、でも、そういうものは、とっても値段が高くて使えないんです。」
いいものなら高く売れる、そんなふうに考えていたのだけれど、そういうものが高いのは、それだけ手がかかっているからであって、決して作り手が潤っているわけではないのです。ただ、苦労に見合った値段というだけのこと、でも、そうしたものを手に入れることができるのが、内地のお金持ちだけなのだとしたら……。
それが、沖縄のもの作りを担う人たちの望んでいることなのでしょうか。

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誰もが皆、自分の経験からでしか考えられないのかもしれません。でも、隣にいる人の語る言葉を、あたかも自分が経験したことのように耳を傾けることならば、きっと出来るはずです。

そうだよね玉城さん。肝ぐりさの本当の意味を、どうかもう一度、教えてください。

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栄町の夜は更けゆく……
電気は煌々と点いていますが…
お店はもうやってません…

旅の続きへ

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12日の26時(6月の沖縄6)

国際通りを歩いていたら、本物と思われる島バナナに遭遇。
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ずんぐりむっくり。これだ!
偽物らしき島バナナの記事を読む。

黄色くなったのをバラ売りしてた。
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隣にはサトウキビが。
へえ、最近はちゃんと袋に入って売ってるんだね。

島バナナを3本150円で購入。
今日はまだ食べちゃダメ。明日まで待つこと。

バナナをポケットに入れて、“生活の柄”に向かいます。
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西岡美幸さん、玉城さん、金城君、乾杯!
2時間後、宇夫方路さんは稽古へ。入れ替わって、長池朋子さんが合流。
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お開きは深夜25:00過ぎ。
宿まで長池さんに送ってもらって26:00。
今朝、起きてから、既に22時間が経過……

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いぎみてぃぐま展(沖縄通信no.3)

【沖縄通信 No.3】(担当:金城)

大宜味村の『第6回いぎみてぃぐま展』へ足を運びました。「いぎみ」とは「大宜味」、「てぃぐま」とは「手仕事」とか「手先が器用」といった意味です。
大宜味村WEBSITE
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大宜味村の手仕事と言えば、よく知られているのは喜如嘉の「芭蕉布」なんですが、村にはその他にも「ヤチムン」「和紙」「染色」「木工」「漆工」等々、様々なモノづくりをされている方々がいらっしゃいます。このイベントはそんなモノづくりをされてる方々の成果と、村でつくられた産品・文化を発信する場となっています。

会場となる大宜味村農村環境改善センターで、モノづくりの成果を展示即売。入口前では「陶芸玉城」の玉城望さんがろくろの実演をされてました。
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イベントのもう一つの見ものがアヤメ科の「オクラレルカ」(別名アイリス)。この辺りは水田が広がっていて、「オクラレルカ」が栽培されています。なんでも葉や切花が生け花に利用されるんだそうです。青紫色がとてもキレイです。

農村環境改善センターから「オクラレルカ」の水田へと向かいます。途中、おなじみの芭蕉畑。芭蕉には主に糸芭蕉・実芭蕉・花芭蕉と3つの種類があり、糸芭蕉は幹から採れる繊維が芭蕉布や芭蕉紙の原材料になり、実芭蕉からはバナナの実が、花芭蕉はキレイな花がといった感じでそれぞれ異なる特徴があります。
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糸芭蕉

実芭蕉(バナナ)

花芭蕉

月桃(ゲットウ)も栽培されてました。旧暦12月8日のムーチーの行事でお餅を独特の香りのある葉で包むコトでおなじみですが、花も艶っぽくてとてもキレイです。ウチナーグチでは「サンニン」と言います。
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月桃の花(サンニン)

さらに歩くとアグーやヤギの姿も観られます。
アグー

ヤギ

小川にはシロサギが。
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10分程歩いて「オクラレルカ」の水田に到着しました。青紫色の花がよく映える沖縄の田園風景です。
青紫色の花

「オクラレルカ」の水田

村の繁栄を願いつつ、ずっと変わって欲しくない風景だという勝手な思いが沸き起こってきます。どの場所にも言えるコトかもしれませんが「開発と環境保全」を両立させる発展は無いものでしょうか。

那覇へ帰る途中、枝振りがおもしろいデイゴの樹に出会いました。
枝振りがおもしろいデイゴの樹

沖縄ではデイゴの咲き具合で台風の襲来を占うコトがあります。水不足も心配され始めている時期です。様々な被害をもたらすと同時に、恵みの雨ももたらす台風。さて、今年の台風襲来はどんな感じなんでしょうか。
デイゴの花

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ノロエステ鉄道のジャケットデザイン決定

今月28日発売予定のノロエステ鉄道。そのジャケットデザインが決定しました。

ノロエステ鉄道のジャケットデザイン

絵・題字はおなじみの宇夫方隆士さんです。

ちなみに、「おばちゃん」が作ってくれたTシャツのデザインも隆士さん。
紺色のLサイズを送ったら、大変お喜びとのこと、でもやっぱりおなかが大きくて入らなかったんだって。
沖縄で世話になってる方々に差し上げたいとのことで、間もなく隆士様よりご注文が入りそうです。
おばちゃん、LLサイズはありますか?

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またもや宇夫方路の沖縄報告その12

16:00、琉球新報。

7:00、沖縄タイムス。
そこで受付の山田早希さん(左から2番目)を囲んで記念撮影。
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(山田さんの右から玉城さん、金城君、そして宇夫方隆士、父です。)

国際通りで買い物。
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キーストーンというお店。金城君お勧め。
いってみればM.A.P.のライバル。でも私たちは正直に、いいものならばライバルだってなんだって紹介していきます。
だから、当ブログを、今後とも御贔屓に!

わたくし宇夫方路は、18:00より稽古。

これをもちまして、今回の「またもや宇夫方路の沖縄報告」は終了です。ご愛読、ありがとうございました。

沖縄報告その1から読む

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またもや宇夫方路の沖縄報告その11

壺屋焼物博物館のそばにある“にしのみや(北の宮)のうがんじょ(拝む処)”
北の宮
「北の宮」と書いて「にしのみや」と読むのです。

それから“フェーヌガマ(南窯)”
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沖縄の東西南北は難しい。
登り窯なのです。
フェーヌガマ
今は使われていません。というか使えません。修復は可能なのですが、煙害でご近所に迷惑がかかるからダメみたいなのです。でも煙害って、どういう害なんだろう。まさか有害物質が出るとか、そういうこともあるんでしょうか。それとも単なる匂いとか、洗濯物が干せないとか、それだけのことなのかなあ。

ダイオキシンが言われだしてから、東京あたりでは、もうすっかり焚き火が見られなくなってしまいました。もちろんビニールなんかを燃やしちゃいけないけど、落ち葉だけ燃やしていても文句を言う人たちがいます。今の子どもたちは、落ち葉を焼くあの焚き火の匂い、きっと知らないんだろうなあ。焚き火の煙の匂いがついた布団で寝るのも、なかなかいいもんだったんだけど。
「あーたろうか あたろうよー」
ところで、落ち葉のない、あったかい沖縄にも、焚き火の習慣はあったのでしょうか。

理科の教科書に、風速30メートルで瓦が飛ぶと書いてあったけど、沖縄の瓦は飛びません。
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カシャ!
null シーサーとマヤー
「ねーこは こたつで まるくなる」
そんな猫、沖縄にいるのかしら。

tag: 赤瓦  北の宮  沖縄の旅_2009年春  南窯  シーサー    金城史彦 

またもや宇夫方路の沖縄報告その10

モノレールの牧志駅から歩いて壺屋焼物博物館へ。

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金城君と玉城郁恵さんと待ち合わせ。私も含めて全員10分遅れ。優秀。

博物館は1階は常設展で入場料が要ります。だからというわけではないのですが、1階には目もくれず、すぐに無料の3階へ。
だって3階では、陶芸玉城の、現代沖縄陶工展「玉城望・若子展」が開催中なのですから。
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壷屋焼物博物館HPの玉城望/若子展
壺屋陶器事業協同組合HPの陶芸玉城の紹介ページへ

トイレの手洗いも陶器でした。
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tag: 金城史彦  玉城郁恵  沖縄の旅_2009年春  壺屋焼  陶芸玉城  壺屋焼物博物館 

またもや宇夫方路の沖縄報告その6

北中城にあるMOSO’Sの工房へ。
機織機

MOSO’Sの三人です。
真ん中の橋川さんは、先日お会いした時にご紹介しましたが、今日また、あらためて。
MOSO’Sの三人
左から
“きのこ”こと大城智海(ともみ)さん。
“お団子”こと橋川初美さん。
“大人の女”こと玉城由加さん。

まだまだ織物だけではとてもやっていけない。だからみんなアルバイトしながら頑張ってます。決して楽ではないはずですが、なんて素晴らしい笑顔なんでしょうか。笑顔を忘れないこと、今の日本、彼女たちに見習わなければならない人たちがたくさんいるのかも。ねえ高山さん。
三人の笑顔のアップ
わたしたちは、もうすっかりMOSO’Sの三人のファンになってしまいました。
M.A.P.は、MOSO’Sの作品を、“しよん”に続く第2弾として、全国に届けるお手伝いができればいいなあと思っているのですが。

きのこさんのおばあちゃんが住んでいらした古い民家がMOSO’Sの工房。
トートーメー(仏壇)もそのまま。きっとおばあちゃんが見守ってくださっているのでしょうね。
トートーメーの前でお仕事

さあ、皆さんの作品をご紹介しましょう。
専属モデルでもある、“大人の女”さんに、作品のショールを巻いてもらいました。
ショールを巻いた“大人の女”さん
めがねを外して、ちょっとお化粧なんかしたら、きっと楽天市場で初のアイドルなんてことになったら楽しいのになあ……

3人の大切な作品たちです。
コースター、エコバック、箸袋(箸付き)、はがき、手ぬぐいなど。
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一点一点丁寧に織られていて、色合いも落ち着いていて、どれもこれもとてもいい感じ。染料も糸もすべて天然の素材を使って作っているのです。染料は草とか虫とか、虫? ひえー。

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今、化学製品アレルギーの子どもたちも増えています。そんな方たちには最適なのではないでしょうか。

きのこさん、グァテマラで織物の勉強をしていたことがあります。
最初は、グァテマラの織物の色に惹かれて興味を持ちました。調べるうちに色んなことを知りました。グァテマラでは各家庭で子供たちに着せるために織物をするのが当たり前、食事を作ったり掃除をしたりすることと同じように機織の仕事があるのです。村や家庭によってそれぞれ柄が違い、柄を見ればどこの村の誰が作ったものなのかがわかるのだそうです。
(もしかして、これが「生活の柄」ということかしら?)
それがとても素敵なことだと思ったきのこさんは、グァテマラまで飛んでいっちゃった、そして本格的にグァテマラ織を習ったのです。
でも、いくらやってもきのこはきのこ、グァテマラ人にはなれない、やっぱり自分の故郷で作りたい、そう思って沖縄に帰ってきたのです。

グァテマラ織は、木の棒に糸を巻き、それを自分の体に固定させて、反対側を柱などにくくりつけて織っていきます。
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え、それじゃあトイレにいけないじゃない、確かにトイレに行けないときもある、ってきのこさんは言ってました。
きのこさんのブログのサイドバーに、実際に木に括りつけているところの画像があります。どうぞご覧あれ。
 ⇒きのこ(Tonmy)さんのブログ

グァテマラ織りです。
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きのこさんの織ったグァテマラ織りを、金城君が紅型で染めた作品です。コラボレーションですね。
金城君、「やっちゃいました」
これからどしどしやっちゃいなさい。

オマケに続く…

≪追伸≫
どれもこれも捨てがたい笑顔だったので、全部のっけちゃいました。
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染織ユニットMOSO’Sのブログ

tag: トートーメー  大城智海  橋川初美  玉城由加  沖縄の旅_2009年春  MOSO’S  沖縄の織物  沖縄の染物  紅型  金城史彦 

またもや宇夫方路の沖縄報告その4

那覇。夜の栄町。「生活の柄」という居酒屋で、織物工房“しよん”の長池朋子さんとお会いしました。

集まった人たちで記念撮影。(中途半端に飲むのは嫌だという長池さんに敬意を表して、今日のこの会となったのです。)
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「生活の柄」とは、なんとも妙な名前ですが、ここの店のマスターは長池さんのお友達です。
マスターの奥様は井上真喜ちゃんのお友達の幼馴染でした。
真喜ちゃんの太鼓仲間の小泉さんを、太鼓の練習が終ってそのまま引っ張ってきちゃったのですが、明日の仕事が早いので残念ながらいらっしゃれなかったもう一人のお仲間の仲野さんが、長池さんのお友達だということが判明しました。
ともかく、沖縄は狭いのです。世田谷区民が殆ど区外に出ないで生活していると想像してみてください。学校も職場も世田谷区、遊びも飲み屋も世田谷区、そうしたら、きっとどこかで繋がってしまいますよね。

写真の後ろに写っているエメラルドグリーンの額縁。
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これ、くらげの絵です。紅型なのです。
この店のマスターはバンドを組んでいて、そのメンバーの奥さんの作品。バンドメンバーの旦那さんのほうも紅型を作っていて、ご夫婦で売れっ子の紅型作家なのだと金城君が教えてくれました。
このくらげには秘密があって、何回も通わないと、その秘密は分からないのだそうです。
なんだか気になる、新たなミステリーでしょうか。私たちのブログみたい……

ん? 新しいミステリー? じゃあ古いミステリーは?
さあ、いよいよミステリーの謎解きの時ですね。
次の記事に続く…

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またもや宇夫方路の沖縄報告その3

新都心の住宅地、“パリのパン屋”
パリのパン屋
金城君お勧めの店。

寄宮と壷屋の間の道、島唄カフェ“いーやーぐぇゎー”
いーやーぐぇゎー
マスターの小浜司さん。その肩書きは「島唄解説人」。
1983年沖縄のお正月のTV番組“民謡紅白歌合戦”を見せて貰った。
八木政男さんが応援団長。北島角子さんや北村三郎さんのお顔も。審査委員長は今は亡き大宜見小太郎氏。
白組の勝ち。

安謝小学校。
井上真喜ちゃんが毎週1回通っている太鼓の練習。
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大太鼓の後はエイサーでも使われるパーランクーという小さい太鼓。

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習っているのは、琉球国祭り太鼓や那覇太鼓直伝の振り付け。
後列左に島袋先生。真ん中は仲野さん。右端が小泉さん。仲野さんと小泉さんは真喜ちゃんがカルチャーでエイサーを習ったときの仲間。前列は島袋先生の娘さんとそのお友達。高校生。
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撮影担当は金城君でした。

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