2016年03月21日(月)23時59分
居酒屋“酔うへい”10周年は琉球舞踊と「耳なし芳一」再演で

幕開けはもちろん「かぎやで風」
そして…

酔った猛者たちが、酒を前にして、暗がりの中で長い間ひと言も漏らさず闇からの風音に耳を澄ます。
— 高山正樹 (@gajumui) 2016年3月22日
(してやったり?いや、こんなもんじゃない!)
どうやら呼び醒ましたのは、平家の怨霊ばかりではなかった。さて… pic.twitter.com/5ALQKi5xt1
tag: 高山正樹地謡 高山正樹外部出演 喜多見_居酒屋.酔うへい さのし JINさん 池田洋平 瀬戸洋平 宇夫方路踊る かぎやで風
2012年11月06日(火)23時10分
そして… 朗読劇「私(わん)の村から戦争が始まる」北谷公演
gajumui
空が明るくなり始めた頃、小便に立つ。と、義母が台所のヒヌカン(火の神)にウートートゥーしていた。僕はそっと隣の部屋のトートゥーメーに線香をあげることにした。えーと、平御香(ヒラウコー)一本一本バラバラにするんだっけかな、分からないので、六本分を半分に割って火を点けた。
11-06 07:40今日は「ワンの島から戦争が始まる」の本番。後から急遽参加させていただくことになった僕にも三役をあてがってくださった。感謝。それぞれ台詞一個ずつで合わせても三個だが、沖縄の役者さんたちと同じ板の上にいる時間は長い。出演者だが、観客のような気分で楽しむつもり。
11-06 07:50芝居とは難しいものだ。思いがあっても台本を前にすると台詞に追われて思いを見失う。なまじ芝居経験があったりするとそのことに気がつかない。主役は高江、高江に対する沖縄の人々の思い。今日の本番、東京公演で手慣れたプロの役者が作り出した「思い」を、沖縄の若い役者が越えるのを見てみたい。
11-06 08:25今夜の東京にゃいと倶楽部は来月の三線の話の入り口の話。でもさすがに今日は聞けない僕。客入れまで後45分。 @YamanekoEns
11-06 17:46今度の日曜日、今日と同じこの会場で「丘の一本松」が上演されるのですが、主演の予定だった大宜見静子さんが、昨日、肺炎のため、お亡くなりになりました。合掌。
11-06 17:53
(※後日追記しますが、取り急ぎ赤いリボンのことだけをご報告します。)
ゲネが終わり、舞台監督の猪股孝之さんのはからいであった。
「そこにリボンが置いてあります。そのリボンを出演者の皆さんで、背景のセットに結わいて欲しいのです」
大道具の手間を、役者に手伝わせたのではない。沖縄各地での米軍基地のフェンスには、よく赤いリボンが括られている。それは基地反対のメッセージである。もちろん高江にも、平和を願う人たちの心が篭ったリボンが、あちこちで見ることが出来る。そのリボンを大道具のフェンスに結わいつける最後の仕上げをみんなで共有しよう、東京の加藤事務所にいた頃から、いつもクールであった猪股さんの、実にさりげない、しかし熱いメッセージであった。
目頭が熱くなった。僕は共演者に悟られないように、いかにも平静だというように、デジカメを構えた。4枚の画像、全てクリックすれば大きくなる。




沖縄の大女優、吉田妙子さんも北島角子さんも、自分の順番を待って赤いリボンを結んだ。津嘉山正種さんも、占部房子ちゃんも、藤木勇人氏もしかりである。
これで、なんだかみんなの気持ちがひとつになったと、こと沖縄のことになると甘ちゃんになる僕は、そう感じたのである。
だが…(それは後日)
18時29分、客入れまであと1分。もうお客様がたくさん並んでいる。

そして…
朗読劇「私(わん)の村から戦争が始まる」
出演者は…
津嘉山正種、占部房子、藤木勇人、犬養憲子、吉田妙子、富田めぐみ、あったゆういち、新垣晋也、又吉裕子、田原雅之、國仲正也、金城太志、宮城愛未、大山璃紗、泉川慧太、崎浜秀彌、大城なつえ、比嘉モエル、宮城康博、シーサー玉城、大山廉織、陽紗、比嘉恭平、ナツコ、比嘉ニッコ、浦崎明香理、桑江テル子、崎浜茂、島袋寛之、新垣正弘、北島角子、島袋艶子、普久原千筆子、今秀子、高山正樹
終演後、ロビーにて集合写真の撮影。(↓クリックして大きな画像でご覧あれ!)

2012年07月18日(水)23時33分
“私(わん)の村から戦争が始まる”初日
本番当日だというのに、僕は呟いていた。
gajumui
どうぞお気軽に。僕は端っこでちょこっと顔出しているだけなので気にしないでください。TVで仕事している名の売れた俳優の中にも、沖縄の高江のことを考えようとしている人たちがいるということに意味があるのかもしれない。主役は「高江」です。
07-18 09:32共演者も演出家も作家も、実際に僕の芝居を観た人は誰もいない。そんな僕が今回参加することになったのは沖縄繋がり。僕の役割は、琉舞や三線で知り合った人たちに案内して、観客を少しでも増やすことだったはず。しかしガレッジセールのゴリが出るよといっても動かせなかった。能鳳先生が踊るなら万難排して行く人たち。
07-18 10:18三線好きの方に向けての宣伝。劇中、徳之島出身の唄者HiRO君の歌う唄は絶品。沖縄とは全く違う哀愁を帯びたメロディーとそれを歌い上げる地声と裏声の一人コラボ。一聞の価値あり。僕のチンボーラーなんかどうでもいいから聞きに来てね。 http://t.co/QMiuxVYo
07-18 10:32HiRO君の本業は日舞というから驚き。唄は仕事の後に楽しんで歌うもの、職業にしてはならないという教えを守っている。僕は三線をやり始めてからまだとても浅いが、そこは思うところがある。沖縄では人間国宝でさえ定年までサラリーマンで生計を立てていらっしゃたりする。
07-18 11:08
ゴリさんの出演はスケジュールの関係で今日だけ。明日は出ない。

(宇夫方さん、あなたが言っても、みんな来てはくれなかったんだね……)
「高山さん、ゴリさんと撮りましょうか」
「俺はいい……」
《追伸:関連ツイート》
ubukatamichi
一昨日はM.A.P.代表の高山正樹氏が「海のチンボーラー」を舞台でちょっと披露しちゃうというので観に行きました。終演後、出演していたゴリさんと後輩と一緒に記念撮影。撮影は高山さん。公開はOK確認済みです。ジャニーズだったらダメだけど。 http://t.co/onxG8JFB
07-20 20:47
2011年11月22日(火)23時53分
明日です。緊急告知です。
2010年10月16日(土)23時45分
高山正樹「紅い手」を読む【怪奇幻想朗読百物語 第八夜】
怪奇幻想朗読百物語 第八夜
僕は3度目になる。
⇒1度目:2009年2月20日 遠藤周作「蜘蛛」
⇒2度目:同年3月14日 夏目漱石「蛇(永日小品より)」
そして本日の演目は……
●矢内のり子「悋気の火の玉」
●河崎卓也「もう半分」
●高山正樹「紅い手(夢丸新江戸噺し)」
開場間際、矢内さんと河崎さんが最後の確認をしている。
河崎さんの台本を、ちょっと見せていただいた。
「おまえ」→「おめえ」
「だいいち」→「でえいち」
これ、沖縄語とおんなじ音韻変化である。ウチナーグチの音韻講座を丹念に読んでくださっている方なら(そんな方がいらっしゃるのかどうか)、聞覚えのある話だろう。
こうした落語の言葉(江戸弁)が、台本にどう書かれているのかが知りたかったのだ。なるほど、ルビを振っているんだな。
僕はまだどう読むか決めかねている。
【11月29日にようやく追記】
先にやられたお二人の朗読(?)を聞きながら考えた。「紅い手」は派手な噺ではない。おかしな噺でもない。だから結局、普通に静かに読むしかないと思っていたのだが、急遽それはやめることにした。僕は会場をできる限り明るくしてもらった。そして……
行きつけの飲み屋、開店前の仕込みの時間。時間を持て余した落語家が少しばかり早く店にきてしまった。そこで新作落語の練習を始める。奥で仕込みをしているだろう女将さんに聞こえるような声で。
僕は先日お亡くなりになったばくだん畑の奥様が、この会場のどこかで聞いていてくださるというイメージを、その設定にダブらせた。
落語の内容は、街道沿いの居酒屋に立ち寄った男が、その店の女将さんに、なぜ江戸を逃げてきたのかを語るという形で進んでいく。実際の落語なら、落語の中の「地の文」は、時に主人公の男性が話しているようでもあり、あるところは落語家の言葉として書かれていたり……、しかしこの場では、稽古している落語家が読んでいる台本に書かれた単なる地の文なのである。
こんな複雑な構造にして、それを枕で喋って、落語を朗読するという困難さを煙に巻くことにした。
果たしてそれは成功したのかどうか。お亡くなりになった奥様に、楽しんでもらえる出来栄えだったのかどうか。
僕は、この日のことを書きあぐねていたのだが、観に来ていた山猫合奏団の楠定憲氏が翌日、なぜか「宮澤賢治考」で僕の朗読をネタにしてトットと書いた。
⇒宮澤賢治考「読むも語るも」
その記事に、やっぱり観てくれた白石准氏と河崎卓也氏がコメントをつけてくれたが、僕は未だにそれには何も答えていない。
ありがたいことに、文芸評論家の大友浩さんがいらしてくださった。そして、10月21日のご自分のブログで取り上げてくださった。過分な評価に恐縮している。
⇒芸の不思議、人の不思議「『紅い手』の朗読」
終演後、少しだけだが大友さんとお話することができた。
「落語は、熊さんだろうが大家さんだろうが、その言葉の出所はいつも落語家本人なのです。だから、つっかかろうが言い間違えようが、傷にならない。話す度に違う芸なのです。」
これを聞いて僕は考えた。今も考えている。
実はこの記事だが、なんとか三笑亭夢丸with東京奏楽舎の深川江戸資料館公演の前にアップしたかった。しかしそれができなかった理由がここにある。ひとつの音符の間違いが傷になるクラシック音楽と、ミスが傷にならない即興性の強い落語という芸、それを対等に合体させることは、論理的に不可能なことなのではないか。こんなネガティブなことを、プロデューサーが本番前に書いてはいけない。せめて本番を見極めたうえで書こうと思ったのだ。
だが結局、それについてはいまだ語れない。そして、考え続けている。
先に出て、立川の駅近くの居酒屋で待っていてくれた楠氏と白石氏。
何を話していたのか、今となっては思い出せない…、ということにしておこう。
2010年09月16日(木)23時03分
“六千人の命のビザ”初日(とりあえず画像を何枚か先行アップ)
2010年05月23日(日)21時57分
大江健三郎の評論を朗読するということ【大川端語りの会】
“大川端 語りの会”
●川端康成「美しい日本の私」武順子
●大江健三郎「文学者の沖縄責任」高山正樹
(※ブログあたりで、即日あっさりと語ることは、どうやらできそうにない。ややこしい話しは、だからいつものように、後日追記することにする。評判悪いこの「システム」、もう開き直っている。)
左から、河崎卓也さん、そら庵の奥様、武順子さん、そしてどなたなのか残念ながらお名前を聞き損ねた謎の美女……
大江健三郎公認のファンクラブがあるということを、今日はじめて知った。
西口さんです。つい先日、大江氏とお会いしたという。携帯に納められたツーショットの画像を見せていただいた。
文章はとことん納得いくまで何度でも推敲を重ねる。
「携帯でヒョイとメールを送るなんてもってのほかです」
大江健三郎語録だそうな。おっしゃる通りです。だから僕も後日追記するのです。
だが、その結果、文章はこねくり回され、結果“M.A.P.after5”は、分かりにくくてなかなか読んでいただけないブログになる。トホホ。
こらこら、文豪大江健三郎と一緒にしては、ファンクラブの方々に叱られます。
それでも僕は
無闇に段落を変えたり
行を空けたり
そんなことは絶対にしない
のだ
ともかく
後日追記します。
大江健三郎氏の書斎には、尊敬する川端康成氏の写真が飾られてあるということ以外の、ややこしいことついては。
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