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山猫合奏団の旧ブログから当ブログに記事移行作業中

問題は、28日から29日にかけての深夜に発覚した。

いったいいつ作業が終わるのか、見当もつかない。

それにしても、外部リンクは時が経てばボロボロになる。ちょいと興味ある記事だけ流し読みして、読み終われば廃品回収に出す週刊誌のようなモノで構わないというならいいけれど、ブログの記事をアーカイブ資料として残そうと企むなら、youTubeにしろ何にしろ、外部のサイトにリンクを貼るのは禁物である。というか、ブログそのものが、外部の見知らぬ誰かが管理するサーバー頼り、なので画像とテキストくらいは、しっかりバックアップを取っておけ、ということなのだろう。

まあ、今書いているこの記事も、Twitterのリンクを貼り付けたり、まさにいつか腐るような記事である。

2008年1月26日の記事を、山猫合奏団の旧ブログから当ブログに移行した。
 ⇒http://mapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-4147.html(これ内部リンク)

“どんぐりと山猫”と“セロ弾きのゴーシュ”が“iTunes”でデジタル配信開始!という記事である。しかし、ここに貼ってあったリンクがデッドになっていた。

デッドリンク

“iTunes”からは何の連絡もない。もしかして、配信中止になったのかとあれこれ探したが、なかなか見つからない。
そして、やっと見つけたのがこれ、英語版である。(といって、また外部リンクを貼る愚)
 ⇒Acorns and Wildcat (The fantasy world of Kenji Miyazawa)
 ⇒Gauche the Cellist (The fantasy world of Kenji Miyazawa)

またいつデッドになるか分からないので、スクリーンショットをとっておこう。

Acorns and Wildcat Gauche the Cellist

tag: 山猫合奏団  iTunes 

戸田書店と対馬丸記念館にてCD販売開始

※おきなわおーでぃおぶっくのオフィシャルブログから転載

本日26日より戸田書店と対馬丸記念館にて「おきなわおーでぃおぶっく」のCD販売が始まりました。

戸田書店は豊見城市にあるアウトレットあしびなーの向い、沖縄県内最大の書店です。お買いものなどで アウトレットあしびなーにお出かけの際は、是非戸田書店も覗いて、CDを手にとってみてください。
 ⇒戸田書店豊見城店のHP

また対馬丸記念館御来館の際は、是非記念にCDをお買い求めください。
(なお、対馬丸記念館では「対馬丸」のみの販売となります。)
 ⇒対馬丸記念館のHP



それにしてもどうやって宣伝すればいいのだろう。色んな事を試してみたが、最も馬鹿らしかったのがこれ。
amazonおまかせリンク情報その6
amazonおまかせリンク(サイドバーにあります※今はもうありません)は、結局よくわかりません。
新しい記事を追加すると、とりあえずその記事を開くたんびに、最初の3回くらいは売れ筋の商品が入れ替わり表示されて、4回目くらいから関連ありそうな商品を表示して安定するらしいのですが。
でも、大城立裕「カクテル・パーティー」の関連記事に「英国式ティーパーティーの愉しみ」なんて本が貼りついてもねえ。

中には、極めていい感じのものもあります。例えば萱野茂さんのことを書いた裏ブログの記事ですが…
《http://uramapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-358.html》
これは完璧です。5つ全部萱野茂氏の著作が貼りつくのだから。
でも、その記事単独で表示させないとダメ、同じ記事を読んでいるようでも、カテゴリー毎にとか表示していると、amazonおまかせリンクに貼りつくものは全然違うんです。
そして、その安定した状態がいつまで続くのか、それもさっぱりわかりません。

amazon おまかせリンク情報の最初の記事は裏ブログから
そしてamazon おまかせリンクの実験の記事

さて「セロ弾きのゴーシュ」のこと、amazonに出品してから、ずっと「在庫1点あり」か、「在庫2点あり」というふうになってました。
それが売れて「〜週間以内に発送します。」みたいな表示になると、すぐにamazonから商品の納入依頼のメールが届きます。1点送れとか2点送れとか。
(ちなみに「~以内に」という場合は取次店が間に入っている場合で、メーカーや出版社から直の場合は「~週間」となるみたい。)

ところがです。ちょっと前に「3~5週間以内に発送します」という表示になったのですが、いつもはすぐ来る納入依頼が来ないのです。しばらくして「1点送れ」の納入依頼が来て、すぐに送りましたが、やっぱり表示は「3~5週間以内に発送」のまま変わりません。
どうやら、私たちの「セロ弾きのゴーシュ」は、在庫を確保しておくほどの商品ではないと判断されたみたい。つまり、amazonに注文が来ない限り、納入依頼も出さないということらしいのです。
在庫を確保しておくほどの商品ではないと判断したといったって、amazonの誰かが実際にCD聞いて判断したわけじゃありません。(そこがiTunesと違うところ、iTunesはたくさんの人できちんと聞くみたい) ただポンポン売れなかったというだけのことなのです。聞いてくれれば買ってくれる人たくさんいるはずなのに。

amazonで「セロ弾きのゴーシュ」を検索すると、10作品くらい出てきます。私たちの「セロ弾きのゴーシュ」は、どれにも勝ってるという絶対の自信があるのに、他の作品のほとんどが「在庫あり」で、私たちの大切な「セロ弾きのゴーシュ」が「3~5週間以内に発送」なのは、とっても悲しい。聞き比べられないお客さんは「3~5週間以内に発送」より「在庫あり」の方をクリックしちゃいますよね。くやしい。
そうして、もっと売れなくなると、「在庫切れ」。以上終了です。

今、いっぺんに5枚くらいの注文がamazonに入れば、事態は一変するのかもなあ。

ものが売れるって、いったいなんなんでしょうね。なにしろ山猫のメンバーは、みんな自分を売り込むことがとっても苦手なんです。(※ウソ、怠慢なだけ)困ったもんだなあ。

tag: 別ブログから  裏へ  amazon  「セロ弾きのゴーシュ」  山猫合奏団  iTunes  対馬丸記念館  おきなわおーでぃおぶっく 

iPhoneアプリへのリンク

※山猫合奏団の旧ブログより転載

iTunesと契約しているからでしょうか、iTunesから、こんなのが届きました。クリックするとiphone用のアプリケーションダウンロードページにつながります。決してiTunes を応援しているわけではないのですが、なんとなく世の中はどこへ行っちまうんだろうという気がして、そんな気持ちをお伝えしたくて、敢えてご紹介します。

iTunes Store(Japan)
※元々、ここにはあるデザインのバナーが貼りついていました。2017年11月7日、バナーは消え、このテキストのみが表示され、そのリンクはデッドリンクになっていました。そしてクリックすると次のメッセージが出てきました。
Invalid Publisher Code, Offer, or Publisher - Advertiser Partnership Status


(ほんとはね、左の青い鳥が、山口さんの作ったゴーシュのカッコーに似てるから御紹介してみたかったのです。いつまでこのバナーデザインを使うかはiTunes次第なんですけどもね。)

一瞬にして、全世界のホームページやブログの管理者へ、こういうものがメールで届く。そしてそのうち何%かのサイトがリンクを貼る。なんだか虚しい気分になるのは、私たちだけなのでしょうか。

やっぱり、ネット配信よりCDかな。

宇夫方隆士さんCDデザイン再び!
“どんぐりと山猫” と “セロ弾きのゴーシュ” のジャケットをデザインしてくださった宇夫方隆士さんが、高山正樹が朗読するオーディオブックCD「カクテル・パーティー」のジャケットも担当することになりました。
「おきなわおーでぃおぶっく」のサイトの「カクテル・パーティーを読む」の題字も宇夫方隆士さんに書いていただきました。

(余談ですが、その「おきなわおーでぃおぶっく」というサイトの、「おきなわおーでぃおぶっく」の文字は、高山正樹のデザインです。ちなみに、M.A.P.のロゴのデザインも高山正樹です。)

tag: カクテル・パーティー  iTunes  かっこう  宇夫方隆士  おきなわおーでぃおぶっく 

快読ショップ “よむパラ”さんで試聴可能に!(と、ことのは出版)

快読ショップyomuparaさんで“セロ弾きのゴーシュ”が試聴できるようになりました。「トロメライ」だけですが、iTunes shop よりずっと長く聴けます。一度お試しあれ。まだ未購入の方はそのままご注文を!

注:「トロメライ」について。
ちょっとややこしいのですが・・・ ゴーシュのところにやってきた三毛猫が、ゴーシュにリクエストした曲は「トロメライ」でした。三毛猫は「トロイメライ」を言い間違えたのでしょうか。そこのところの揚げ足をとったのか、ゴーシュが三毛猫を懲らしめるために実際に弾いたのは「印度の虎狩」でした。だからというか、しかしというか、その場面につけられた名前(iTunes shopで配信されている3番目のトラック名)は「印度の虎刈」ではなく、「トロメライ」なのです。猫に邪魔されずに弾く「印度の虎狩」の完全版は、最後のアンコールの場面までお預け。よむパラさんで試聴できるのは、第一夜の三毛猫の場面で弾かれるちょいと乱暴な「印度の虎狩」ということです。
音楽的にいうと「印度の虎狩お怒りバージョン」、演劇的にいうと「トロメライの場面」ということでしょうか。うーん、やっぱりややこしい?

もうひとつ。
「ことのは出版」 の代表である野村香久氏が自身のブログで「おきなわおーでぃおぶっく」を紹介してくださいました。

ことのは出版連絡帳vol.16
この中の、「●2:それはニュースだ!」をお読みください。

日本のオーディオブックの現状はなかなか厳しい。
考えなければいけないことが山積みです。

tag: iTunes  よむパラ  「セロ弾きのゴーシュ」  野村香久  おきなわおーでぃおぶっく 

iTunes storeにて“セロ弾きのゴーシュ”が「クラシック」に!

※山猫合奏団の旧Officialブログから転載

iTunes storeにて山猫合奏団の“セロ弾きのゴーシュ”が、当初の我々の希望どおり、「サウンドトラック」から「クラシック」に、めでたく変更になりました。

「オーディオブック」の方が売れるのかも、それでもいいかなと思い始めていたのですが、iTunes store 配信において、「クラシック」と「オーディオブック」では、音質が全然違うらしいのです。
いい音で聞いてもらいたい、だったらやっぱり「クラシック」ですね。
しかし、それよりもCD、是非とも買ってください。ご注文、お待ちしています。

tag: 「セロ弾きのゴーシュ」  山猫合奏団  iTunes 

待望のCDが完成!

待望のCDが完成して届きました!

2007年12月20日、東京の江東区、門仲天井ホールにてライブ録音された“セロ弾きのゴーシュ”がついにCDになりました。
CDジャケットは宇夫方隆氏。路さんの父君。

既にiTunes Storeで配信されておりますが、今回発売されるCDには当日の本番前の前口上も収録されており、更にライブ感が味わえるものになっています。
定価2500円です。

セロ弾きのゴーシュCD

※以下、山猫合奏団旧ブログの5月15日の記事を転載しました。

“セロ弾きのゴーシュ”と“どんぐりと山猫”がiTunes Storeで配信されることが決まったときに、「ちょっと書いてみてくれない?売れたらお金払うから」という娘の願いを断れず、ジャケットの絵と題字を書いてくれました。

盛岡の美術学校で絵を学び、高村光太郎先生にも見ていただいて、感激したとか。

東京でやっていた小さな広告代理店を人に譲り、スペインのセント・ポール・デ・マーという小さな町で14年間暮らした後、沖縄に移り住みました。

今では沖縄で詩画集を作っています。
その作品が沖縄タイムスの方の目にとまり、新聞小説の挿絵を書きました。
時々教会などに頼まれて詩の朗読をし、宮沢賢治の詩を盛岡弁で読んだりしています。
(宇夫方路)

tag: 宇夫方隆士  沖縄  「セロ弾きのゴーシュ」  iTunes 

キャッチコピーが出来るまで(1月4日から5月1日までのこと)

※山猫合奏団の旧サイトの「CD自主制作余談」より転載

2008年1月4日
(宇夫方)
明けましておめでとうございます。
いよいよですね。
さっそくですが、itunes store配信の記事が出る雑誌に載せるキャッチコピーについて、松本さんから大島さんの方に連絡が入ったとのこと、そこで検討しています。
高山いわく、朗読ではないということを言いたいのだけれど、「朗読ではない」と言った瞬間に「朗読」のイメージになってしまう。
「朗読」とはいわずに別の言い方で表現したいのですが、いい案はないでしょうか。
例えば
「聴衆」が「観客」に変わる!
コンサートを聴きに来ていたお客さんが、物語に引き込まれていつの間にか劇場の観客になっている、というようなイメージ。
先ほど白石さんに聞きましたら、コンサートのお客様は「聴衆」と「観客」という言葉を分けて使ってはいないようなので、これではイメージが伝わらないのでしょうか。

皆さんのご意見をいただけますか?
よろしくお願いします。


(大島純)
キャッチコピー、なかなか難しいですねぇ…
さっきまで、ピアノ五重奏のあわせをしていて、そのメンバーに
「聴衆」が「観客」に変わる!
の、印象を聞いてみたのですが、残念ながらあまりぴんと来なかったようです。
引き続き考えてみます。

(楠定憲)
ちょいと考えてみました。

 今、新しい(宮沢)賢治に出会える。
 山猫合奏団が届ける(or語る)賢治の心象風景(orファンタジー・ワールド)。
 (異才の)ピアニスト白石准作曲の2つの交響(楽的)物語「セロ弾きのゴーシュ」・「どんぐりと山猫」
 2月1日同時配信


こんなのです。ご意見を。

1月5日
(大島)
楠さんの案なども参考に、いろいろ考えていたのですが、いつのまにか夢の中へ。嗚呼。
キャッチコピー、結局先方に提出できずに朝になってしまいました…
きっちりとしたキャッチコピーは、やはりメンバーの総意であるべきと思いますし、ここで拙速に決めてしまって後で後悔するのもアレなので、今回は松本さんの原案を元に、編集部の方で考えていただく事にしたいと思います。
CD作成の際にはきっちりと。


1月21日
(松本さん)
とりあえず、どんぐりと山猫は配信開始になりました。

(宇夫方)
視聴できました!楽しそう!面白そう!!!

(楠)
いよいよはじまりましたね。


1月22日
(白石准)
iTune上で山猫合奏団を検索したら“どんぐりと山猫”は出てこなかった代わりに朗読のジャンルの作品がいくつかヒットしてきました。

今のところ「音楽作品」としてミュージックのフィールドで配信されましたが同時に朗読のジャンルでも配信してもらえないのかなあ。同じ内容だと駄目かな。

この作品を買いそうなのは音楽ファンよりそっちの方に(も)沢山いそうな気がするんですけど。

(大島)
ジャンルについては、松本さんもすこし悩まれたようです。
この2作を我々が音楽作品だと考えている以上、メインのジャンルをオーディオブックにしてしまうのはどうなんだ?ということです。

そこで両作品とも配信時のデータとして
Classical and Audiobooks
ということでアップロードしていただいてます。

それでオーディオブックの方にも反映されたのかどうか、
iTunes上での実際の挙動については、よくわかりません。

1月23日
(楠)
皆さん諸々の作業お疲れ様です。
報告を受けるばかりで、実働ができず申し訳なく思います。
ところで、iTunesを開いて山猫合奏団もしくはどんくりを探しているのですが、見つかりません。相変わらず私の誤動作なのでしょうが、知り合いにも配信の始まったことを伝えている手前、私も早く聴いてみたいのですが(宇夫方さんは聴いてそうですね)どんくりに到達するにはどうすりゃいいの?

1月25日
(大島)
やっとゴーシュも配信されました。
鎌ちゃん、白石さん、サイトでの宣伝、よろしくお願いいたします。

ただし、松本さんのコメントにもあるように、なぜかジャンルがサウンドトラックにされてしまっているようです。


(松本さん)
セロ弾きのゴーシュも配信になりました。
しかしながら、ジャンルが勝手にサウンドトラックに分類されてしまっているので、後で修正のメールを送っておきます(有効になるかどうかは、向こうの判断になってしまうのですが)。

(白石)
サウンドトラックでは嫌ですな。
よっぽどオーディオブックの方が良い。


1月26日
(白石)
サイトで告知を始めました。
アメリカ本土からは購入できないみたいですが、やっぱりそうなのか、なんか方法はないものなのでしょうか。

1月31日
(白石)
僕のブログの記事に、「CDを本屋に置いてもらえば?」という提案がありました。
オーディオブックのジャンルでも、という考え方と同じです。
音楽のファンよりは僕は眼に留めてもらう可能性は大きいと思います。


4月28日
(鎌ちゃん)
いよいよ大詰めです。CDの帯のキャッチコピーを募集します。
何かいい言葉をお寄せ下さい。
よろしくお願いいたします。

4月28日
(白石)
キャッチコピーはそれこそ、演奏家や出演者が考えるものではないと思われます(爆)
演奏に従事しない、「売る」専門家の方が良いコピーがでるし、やっている方が恥ずかしいような持ち上げ方しないと衝撃度はないでしょう。
そうじゃないと、賢治の様に「買う買わぬは別として、一度お手にとってください」ということになってしまう(爆)

それでもあえて恥を忍んで自分でひねり出すと、

「白石准渾身の宮沢賢治の心象風景」

「みなさんは音楽なしに"セロ弾きのゴーシュ"を読んでおもしろいですか?」

「音楽抜きで"セロ弾きのゴーシュ"を読めるか?」

「読む"セロ弾きのゴーシュ"より聴く"セロ弾きのゴーシュ"はいかが?」

「チェリスト自ら演じた"セロ弾きのゴーシュ"はいかが?」


P.S.
NGワードは、「世界初、チェリスト自ら演じた"セロ弾きのゴーシュ"」
です。
既成の曲の構成だけど、中国出身の黄原さんというチェリストの方が数年前に台詞を言いながら上演したらしいのです。

許可が得られれば、僕らの作品を聴いたことがある僕の弟子たちに、非公開募集してもいいけど。
ギャラ無しでとは言う(爆)

4月29日
(白石)
白石准知り合い案その1
「聴いて体感!賢治の世界シリーズ~その1
あなたのとなりにゴーシュが来る!」


(白石)
帯キャッチコピー候補その2集

「音楽と語りがつむぎだす賢治の世界を心ゆくまで味わう!
山猫合奏団によるあの大人気公演セロ弾きのゴーシュついにCD化!」

「音楽と語りの不思議な化学反応!超人気山猫合奏団が懐かしくも新しい賢治の世界へと誘う!」

「音楽と語りがおりなすファンタジー。賢治の世界に吹き込まれた新しい興奮!あの山猫合奏団が待望のCD化!!」

「はじめてであう新しい賢治の世界。
あの大人気山猫合奏団がついにアナタのおうちにやってきた!」


4月30日
(白石)
キャッチコピー案集その3

「ゴーシュのセロを聴いてごらん」

史上最も脳が青く光る賢治音楽

納得の賢治

妖しく、そして素朴な等身大の賢治音楽

これまでで最も飾らない賢治音楽

言葉を超えない賢治音楽

時空を超えた 新感覚の賢治ファンタジー

白石准の音楽と語りの織りなす音の劇場は、
観客と一体となり、笑いあり、涙あり、そして大喝采のライブ録音です。



(白石)
ゴーシュキャッチフレーズ候補4集
「音楽と語りの万華鏡。
凄腕表現者ユニット山猫合奏団が贈る賢治の世界~
あなたのゴーシュお探しします!」


(鎌ちゃん)
おはようございます。白石さんにたくさんのキャッチフレーズ候補を頂きましたが、皆様はどのキャッチフレーズが良いとおもいますか。どれも良くて迷ってますので皆さんのご意見を聞いて決めたいのですが・・・。宜しくお願い致します。

(白石)
僕は
史上最も脳が青く光る賢治音楽
というのが意味不明で好きで、
あるいは、
「この物語を音楽なしに理解できるだろうか」
というのはどうだろうと思います。

(宇夫方)
皆さんから頂いたコピーを元に作ってみました(高山さんが)

白石さんのも良いのですが、わからなさ加減が中途半端だとか。

そこで…

あなたの脳が、史上最も青く光る
~音楽と語りの不思議な化学反応、納得の賢治~


(高山正樹)
ちまたによくある賢治評。賢治の言葉は音楽的だってやつ。しかしだいたいこの場合使われている「音楽」とは、文学的な装飾で、音楽家が実際に扱っている音とは、似て非なるもののようです。むしろ小生はそちら側の住人だからよく分かる。
CDの委託販売をお願いしようと考えているサイトの管理者の方と会った時のはなし、音を聞いた氏曰く、
「なるほどこれはオーディオブックではないね。」
音を聞く前から結構話していて、伝わったつもりでいたのに、音聞いたら、やっぱり、あーなるほどそういうことか、と。
それほど「語りと音楽」のセットには、揺るがしがたい固定観念があるようです。
そこで、「音楽なしに理解できるか」という言葉をキャッチコピーで使うのは、表面的にわかりやすい言葉なので、ちょいと危険な感じがしたのです。
僕は、この白石氏のフレーズを、CDに添付するブックレットでも、採用することを断念したのですが、それも同じ理由です。十分なスペースがあるならばまだしも、中途半端に使ってしまうと、文学的な聴衆を敵に回しかねない、いや敵に回さないまでも、むりやり文学談義の土俵に引っ張り込まれて、山猫合奏団の連中って、文学わからないのねって思われるのが、小説家になりたかった高山としては、どうしても我慢ならなかったということを、ここに白状いたします。
本件に関しては、HPにて一連のメールのやり取りを公開するということで、どうか、お許しのほどを。

ところで、僕の決めたコピーはダメ?

(白石)
僕も、賢治の言葉の音楽性という、よく見かける記述には、音楽をやってない人だからこそそれにこじつけるニュアンスを感じていましたので、その経緯はわかります。

キャッチコピーに関しては、「納得の」というのがちょっと変な感じがしました。

納得しないほうが(爆)、いいような気がします。
understandよりfeel。

(高山)
なるほど。
賢治の名前が全く入らないのもどうかと思い、賢治の名前が入っているコピーをちょっと使ってみたのですがねえ。

(宇夫方)
賢治が納得いかないようにするにはどうしたらよいでしょう。

以下、高山がブツブツと。。。

あなたの脳が、史上最も青く光る
~音楽と語りの不思議な化学反応、賢治も納得するか~


とか

~音楽と語りの不思議な化学反応、納得しない賢治~
でもいいんだけどね

あと、例えば~

隣に賢治
はす向かいに賢治
屋根裏に賢治
仏壇の賢治(これはやばいな)
賢治はいずこ
賢治、雨にも負けず
賢治泣き笑い


要するに何でもいいんだけど、どれもちっとも良くないね
何かないかなあ
キャッチコピーだからねえ、みんながそれだって思わず手を打つようなのがいいなあ、むずかしい。
「賢治さん。カッコーは青っぽいのです」ってのはどうだ?
やっぱりだめだね

ずっと、呟いています。
皆さん何かないですか?

(大島)
例えば、
賢治と音楽と語りの不思議な化学反応
とか、全部くくったらダメですかね?

5月1日
(白石)
大島君のコピー気に入った。
それで、前に僕が推したやつと化学反応(爆)させて、

賢治と音楽の史上最も脳が青く光る化学反応

というのは?

(高山)
うーん、たしかにね、そんな手もあるんだろうが。

あなたの脳が、史上最も青く光る
~音楽と語りの不思議な化学反応、(プラス賢治の何かいいフレーズ)

プロデューサーとして、ここまでたどりついた経緯をご説明いたします。
みんながピンときた「脳が青く光る」というイメージ。これは使いたい。しかしいくらなんでもそれだけじゃちょいと不親切、てことで、一番似合いそうな「化学反応」という言葉をあくまで補足として使ってみた。
その意味で、白石先生の今回のご提案のコピーでありますが、せっかくの「脳が青く光る」というインパクトが、少し薄まってしまった感じがあってちょいと残念なのです。「化学反応」のほうがメインになっちゃった。
また、今回のブックレットの作り方からいうと、化学反応をおこしているのは音楽と「語り」というほうが一貫性があってしっくりくる。しかし、あまりにも賢治を置き去りにしている感も否めない。そこで。
化学反応を起こしている音楽と語りを、賢治が眺めているという構図にしたいと考えたのです。ちょいと悩んだのですが、やっぱり「あなたの」ってのはやめたほうがいいかな。もしかしたら脳が青く光っているのは賢治かもしれないし、我々かもしれないのだから。
もちろん、この発想に固執はいたしません。お前は間違ってるというご意見あれば、どしどしお寄せください。また、もっとも重要なのはインパクトとイメージ、これぞというすばらしいコピーがあればもちろん直ぐに差替えます。ただ、仮に高山がそこまで言うならしかたねえとおっしゃってくださるのなら。

メインコピーは「あなたの脳が、史上最も青く光る」か「脳が史上最も青く光る」のどちらにするか。
そして続く補足コピーをどうするか。
「~音楽と語りの不思議な化学反応」までお許しいただけるなら、その先の(プラス賢治の何かいいフレーズ)をご提案いただくという方向で、なんとか時間もないので、ぼちぼち収束に向かいたいという気持ちであります。
もちろん、何度でも申し上げますが、これぞというすばらしいコピーがあればそれにこしたことはありません。でも、いろいろいじくりまわしていると、最初の新鮮さがいつのまにか消えてしまって、なんだ最初のが一番よかったじゃないかということは、よくあるはなしなのでご注意を。もしかすると、僕もそんな落とし穴に落ちている可能性あり。そう感じたら指摘してください。

(白石)
僕の感想から言えば、賢治と音楽の賢治の中に「語り」は内包されているとおもうので、

あなたの脳が、史上最も青く光る
~音楽と賢治の不思議な化学反応~


がいいと思います。

(高山)
他のみなさんのご意見も是非伺いたい。よろしく。
ここから先は、自分の案を採用してもらうためのプレゼンテーションでは決してなく、私のイメージの陳述であります。
なんかね、音楽と語りが、つまり我々がということですが、賢治に相対していたい、という密かないたずら心があるのです。その意味で、僕は語りが賢治に「内包」されていたくないという気持ちがある。音楽対賢治という構図は、否が応でも誰かが言い出すでしょう。しかし、語り対賢治という話題は、ややもすると役者がうまいとか下手だとかの次元でしか語られない。つまり白石氏のおおせのとおり、普通に考えれば語りは賢治に内包しているのが当たり前なのです。しかしながら僕としては、あくまで我々の語りは、音楽側に存在しているということを、密かに主張(矛盾かな)したい気持ちがあり、それを売りにしたいのです。
それからね2元論より3元論のほうが今風(これ死語かな)で洒落てる(これも死語か)。トライアングルな感じが宇宙的拡がりがあっていいなあとも思うのです。
みなさんの腹蔵なきご意見お待ちしております。


《高山正樹による解説》
結局、高山に何を言っても、結局好きなように決めるんだろう、という諦めの感じが漂っています。しめしめ、なんて言ったら顰蹙(ひんしゅく)ですね。
皆さんには、僕のわがまま受け入れてくださったこと、心より感謝しております。
ただ、ひとつ確信したことがあります。
白石准氏が、自分の音楽について、決して安易な妥協を絶対しないのと同じように、プロデューサーもまた、自分が担当している範疇においては、自分の意見を押し通すべきなのだということです。
「だから言ったじゃないか、俺の提案していたコピーにしなかったから、反応が悪いんだ、俺のせいじゃない」
なんて逃げ道を、絶対に作ってはいけないのです。全ての責任をひとりで負わなければならないのです。必要なのは、自分で決めた企画全体のトータルイメージを損なうような妥協をしないことだと思うのです。
結果、プロデューサーの判断ミスで売れなくなったとして、その責任は負うのだけれど、しかし、どんな悪い結果になろうとも、それだから次に繋がる経験となるのだということを、僕は確信したということなのです。
山猫合奏団のCDは、これ1枚で終わりではないないのですから。

そして、

「史上最も脳が青く光る」

このフレーズを提供してくださった、准氏のお弟子さん、「月光仮面」さんと呼んでおきましょう、ほんとうにありがとうございました。

「音楽と語りの不思議な化学反応」

音楽と語り、わが意を得たり、こちらにも感謝です。

また、今回採用させていただくこと、かないませんでしたが、たくさんのアイデアを届けてくださった方々、ありがとうございました。
白石准は、たくさんの人に支えられ、そして愛されているのだということを、改めて思い知らせれました。
屈折して生きてきた僕としては、ただただ羨望の眼差しを向けるのみであります。どうか今後とも、白石准を、支え愛し続けてくださいますよう、白石准から、30年間励まされ続けてきた1人の友人として、くれぐれもお願い申し上げる次第です。
ほんとうに、ありがとうございました。

tag: 山猫合奏団  「セロ弾きのゴーシュ」  iTunes 

“iTunes”でデジタル配信開始!

※この記事は山猫合奏団のブログから転載

本日より“iTunes”にて
“どんぐりと山猫”と“セロ弾きのゴーシュ”

デジタル配信開始!


山猫合奏団による、宮沢賢治原作、白石准作曲、“どんぐりと山猫”&“セロ弾きのゴーシュ”(2007年12月20日、門仲天井ホールにてライブ録音)が、iTunes storeにて配信開始されました。2月1日からの配信という予定でしたが、何故か早くなったようです。その理由はわかりませんが、予定より早くというのはうれしいものです。

tag: 山猫合奏団  iTunes 

「ぶらあぼ」に“どんぐり”と“ゴーシュ”のiTunes配信情報が掲載

※この記事は山猫合奏団のブログから転載

どんぐりと山猫・セロ弾きのゴーシュのiTunesでの配信予定情報が「ぶらあぼ」2月号の46ページに掲載されました。

ふらあぼ



tag: 山猫合奏団  iTunes 

門天で“どんぐり”と“ゴーシュ”の公開録音

※この記事は山猫合奏団のブログから転載

“どんぐりと山猫”(第1回)※高山27回
“セロ弾きのゴーシュ”(第2回)※高山11回
2007年12月20日(木)19時15分開演 
門仲天井ホール
【白石准のピアノ・ラボ】
入場料3,000円(当日3,500円)

語り:楠 定憲 ・ 高山正樹
チェロ:大島 純
piano:白石 准

“どんぐりと山猫”と“セロ弾きのゴーシュ”の公開録音。

門天にて

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

2月1日から“iTunes”にてデジタル配信される予定です。

tag: iTunes