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キタコマ映画祭6th「憲法九条・国民投票」

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α上映作品5

今年のテーマは“密室の対話”
憲法九条・国民投票
(ドキュメンタリー 98分/2018年)
監督:宮本正樹

市民14人が本音で議論して視えたもの
憲法九条・国民投票の熟議

前回のキタコマ映画祭2017では宮本正樹監督の映画『第九条』を取り上げた。
 ⇒第五回 喜多見と狛江の小さな映画祭 上映作品5
それは台本のある劇映画であったが、今回監督は2018年2月に、『第九条』と同じような状況を実際に設定し、その集中的な議論の模様を記録してドキュメンタリー映画に仕上げた。憲法9条に関する模擬国民投票、熟議によって、はたして参加者の意見はどう変わっていくのか。



自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!
 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

①日時:12月14日(金)18:30~
会場:狛江中央公民館 講座室
②日時:12月16日(日)13:30~
会場:M.A.P.

※各回上映後、皆さんと色々お話をしたいと思います。
Facebook個別上映作品イベントへ

【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なおM.A.P.会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com
オフィシャルサイトのチケット購入ページ

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集客が心許ない。
だからというワケではないのですが、この作品を取り上げるまでの経緯を、今まで既にブログに投稿した文章を再構成してここに掲載したいと思います。どうかお読みください。



宮本正樹監督の前作『第九条』の中で、最後に女性が次のような意見を表明する。戦争放棄してそのために殺されてしまうとしても受け入れる、それが未来の世界平和に繋がると信じると。でも、そういう意見は「お花畑」なのだろうか。
『第九条』の監督の考えは、きっと最後の女性の発言に託したのではないか、そんなふうに思う。つまりたとえお花畑と言われても、未来の世界中の人々のために、憲法第九条は維持すべきだと。実はその思いに、僕も心情的には深く同意する。

お花畑かどうかはともかくとして、たとえそのような感動的な文学的世界観があるとしても、一方それとは無関係に、選択を変えることのない一群の人たちがいるということ。たぶん、憲法擁護派には、現象数理学的な「理屈」が不足していることは確からしい。

昨年の映画祭で、『第九条』の一回目の上映会に、泉龍寺のお経の会でお会いする女性が見に来てくださっていた。その方は元々「改憲反対」の方であったが、映画を見た後、「憲法は変えた方がいいと思うようになった」という話を後日聞いた。伝えてくれたのはやはりお経の会のメンバーで、その方にチケットを売った実行委員のおひとり。
「そんなふうに変わってしまう映画を、わたし奨めてもよかったのかしら」
ボクはそれに対して、「へえ、そのはなしすごく面白い。問題ないです。かえってよかったと思いますよ」と答えた。
つまり、この映画には人を変える力があるのである。第九条と真摯に向き合い、維持か、破棄か、どちらの意見も公平に示して議論をするという「正しい対話」が、『第九条』という作品の根幹となっている証拠である。この映画は、観た者に、自ら深く憲法を考えるための扉を開かせる作品であるという証ではないか。
但し、ココから先こそが重要なのである。扉はただ開かれたに過ぎない。深い思索の森への入口。だからその扉を開けた者は、その先へと踏み出さなければならない。『第九条』を見て、維持から破棄へと考えが変わったというその人は、この問題について自分の頭で考えたことがないということを白状してしまっただけなのである。お花畑なのは「第九条」を維持するという結論の特性ではない。憲法は変えた方がいいと思うようになったその人は、いまだ「お花畑」の中にいるのである。「お花畑」は、「維持」か「破棄」かの違いとは関係ない。

二回目の上映会に、あのちんどん屋さんのボス嶋崎靖さんが観に来てくださった。そして上映後、次のようなことをおっしゃった。「この映画は、へたすると改憲のプロパガンダになる」
この嶋崎さんの御意見は、一回目の女性のエピソードを裏付ける。しかし、女性と嶋崎さんとが決定的に違うのは、この映画の改憲派の論理くらいでは嶋崎さんの意見が揺るがなかったということである。といっても、一回目の女性も、映画を見たことによって意見がすっかり変わってしまったのかといえば、ちょっと揺らいだくらいのことで、結局は今の憲法を守るという気持ちまで変わることはなかった。
女性は、感覚的に憲法は守るべきだと思っていらっしゃったのだが、この映画で展開される改憲派の「理屈」を聞いて、自分の思っていたことは違うのかもしれないと考えた。けれどたぶん、彼女の感覚まで変わることはなかったのである。
一方嶋崎さんは、もっと深く論理的に思考されているのだろうと推測する。だからこそ、この映画で改憲派が語る「理屈」を、冷静に、批判的に受け止めることがたのだろう。

しかし、と僕は思うのだ。
はたしてそこに決定的な違いはあるのだろうか、程度問題でしかないのではないかと。
篠崎さんにして、改憲派の理屈を完全に論破するだけの力のある論理を獲得しえているのだろうか。そして同様のことは日本の改憲反対論者のすべての方々に当てはまることでもあり、この僕、自分自身にこそ問わねばならないのである。

深い考えなしに「憲法改正反対」を叫ぶ人々が「お花畑」だというならば、やはり深い考えなしに権力の喧伝を鵜呑みにして改憲に賛成する人もまた「お花畑」だということは先に述べた。さらに思うことは、どうやらほぼすべての日本人が、真に「対話」する能力を欠き、結果自らの思索を深める機会を持たず、お花畑の中で分裂し、右左の陣営が、文字通りその中で右往左往している。右の左派と左の右派さえ、出会うことは稀という状況なのではないかということ。
このままではいけない。ひとつ上の段階の論理をそれぞれの人が持ち、そしてそれをもって対話できるような場を確立しなければいけない。なんとかそういう場を作ることができないだろうか。その第一歩として、この作品を、そういう意識のを持ってもう一度どこかでやりたいとこの時ボクは思ったのである。
(そう思うには、この映画祭に、狛江の共産党や革新系の方々が、殆ど来ないという現状も大いに影響している。対話が出来ない人々とまでは言いたくないのだが…)

そうして、あらためて上映会をやる、その方向で宮本正樹監督とやり取りをしていた。しかしなかなか色々事情もあって、その機会を作れずにいた。
そうしているうちに宮本監督があたらしい作品を完成させたことを知る。「第九条」は劇映画だったが、新しい作品は同じ状況をつくってそれを記録したドキュメンタリーである。

今回はなるべく劇映画をやりたいと考えていた。そのことは別の話だが、それから言えば第一作「第九条」の方が今回のコンセプトには合っている。しかしそれなのになぜそ新作のドキュメンタリーの方をやろうと思ったのか、それはネタバレになるので、今は控える。上映の際、来てくださった皆さんには、この経緯を語ってみたいと思う。映画祭が終わったらブログにも書こうと思う。

ただ、黙ってはいられないしょうぶんなので、謎めいた一言だけ。
会議に参加した人物たちの感情が動いたふたつの場面…

いずれにしても、宮本正樹監督の「さほど遠くない時期に必ず憲法改正を問う国民投票が行われることになる、しかしこのままみんなが深く考えていない状況で、国民投票が行われてしまうことに危機感を感じる」という問題意識は、大いに共感する。
是非とも、まずは深い思索の入口に、皆さんと一緒に立ちたいと思う。

tag: 宮本正樹  嶋崎靖  泉龍寺 

キタコマ映画祭6th「ある取り調べ」

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α上映作品4

今年のテーマは“密室の対話”
ある取り調べ
(90分/2015年)
監督:村橋明朗

死んだ妻と子のもとに行きたい
取調室という密室。妻と息子を殺害した容疑者の男(佐藤B作)は、「死刑にしてください」と懇願する。鬱病の妻を抱えた取り調べ刑事(中西良太)も、家庭崩壊の危機に直面していた…

ある取り調べチラシ

【キャスト】
 佐藤B作
 中西良太
 他



自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!
 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

①日時:12月14日(金)13:00~
②日時:12月16日(日)10:00~
会場:M.A.P.
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【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com
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キタコマ映画祭6th「12人の優しい日本人」

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α上映作品3

今年のテーマは“密室の対話”
12人の優しい日本人
(116分/1991年)
脚本:三谷幸喜
監督:中原俊

これは、言うまでもなく
「十二人の怒れる男」のオマージュである。


「12人の優しい日本人」

「12人の優しい日本人」夫殺しの罪に問われた女性は無罪なのか…
「十二人の怒れる男」父親殺しの罪に問われた少年は有罪なのか…


【キャスト】※は「十二人の怒れる男」
 塩見三省(1号:陪審員長)女子高校体育教師。※中学校の体育教師。
 相島一之(2号)精密機械製造会社従業員。有罪を主張。※銀行員。無罪説に同意。
 上田耕一(3号)喫茶店店主。議論が苦手なアル中。※会社経営者。息子との確執から有罪に固執。
 二瓶鮫一(4号)元信用金庫職員。終始一貫無罪を主張。※株式仲介人。論理的に有罪を主張。
 中村まり子(5号)商事会社庶務係。※工場労働者。
 大河内浩(6号)医薬品会社セールスマン。審議は上の空。※塗装工の労働者。義理人情に篤い。
 梶原善(7号)職人。中盤以降意見を一切発しない。※食品会社のセールスマン。裁判に興味なし。
 山下容莉枝(8号)主婦。被告に近い境遇。※建築家。検察の立証に疑念を抱き最初から無罪主張。
 村松克巳(9号)歯科医。議論のために有罪説を展開。※最初に有罪意見を翻す老人。
 林美智子(10号)クリーニング店経営。純真。※自動車修理工場経営。貧困層への偏見。有罪主張。
 豊川悦司(11号)役者。中盤から有罪説を論駁。※ユダヤ移民の時計職人。誠実で責任感が強い。
 加藤善博(12号)大手スーパー課長補佐。仕切りたがり。※広告代理店宣伝マン。軽薄。
 久保晶(守衛)
 近藤芳正(ピザの配達員)



自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!
 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

①日時:12月14日(金)10:00~
②日時:12月15日(土)19:00~
会場:M.A.P.
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【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com
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キタコマ映画祭6th「スルース」

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α上映作品2

今年のテーマは“密室の対話”
スルース
(89分/2007年)
監督:ケネス・プラナー

ジュード・ロウ×マイケル・ケイン
主演!二人の男の知性と理性がぶつかりあうサスペンス

72年にローレンス・オリビエ&マイケル・ケイン主演で製作され、2人揃ってアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた傑作サスペンス「探偵スルース」を、マイケル・ケイン&ジュード・ロウ主演でリメイク。
ベストセラー作家(ケイン)とその妻の浮気相手の若手俳優(ロウ)が、ロンドン郊外にある作家の豪邸を舞台に、エゴとプライドをかけて繰り広げる、高貴で不健全な徴発のゲーム。

スルース

「妻が欲しいなら、私の提案に乗らないか?」

マイケル・ケインvsジュード・ロウ
(C)MRC II Distribution Company L.P.All Rights Reserved.

【キャスト】
 マイケル・ケイン
 ジュード・ロウ



①日時:12月13日(木)14:00~
②日時:12月15日(土)10:00~
会場:M.A.P.
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【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com
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キタコマ映画祭6th 特別上映「グッバイエレジー」

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α
上映作品1は特別上映

グッバイエレジー
(118分/2016年)
監督:三村順一

大杉漣 追悼上映
狛江在住の三村順一監督がいっぱいの思いを込めて…
舞台は福岡県北九州市。
夢を追うために故郷を捨てた60代の映画監督・晄(大杉漣)は、かつて将来を語り合った親友(吉田栄作)が亡くなったことを知り、数十年ぶりに帰ってくる。懐かしい街並みを歩きながら親友に思いを馳せるうちに、自分の中に眠っていた郷里愛や映画への思いを再認識した晄は、親友を主人公にした脚本を書き始める…
大杉漣最後の主演映画である。
※最後の主演映画とは何か、クランクアップの日か、完成した日か、公開日か、完成しても公開されなかった作品などもあり、なかなかその判断は難しいのだけれど、三村順一監督によると、公開は早いが、最後に撮影された映画ではないかとのこと、「大杉漣最後の主演映画」で間違いはないとのことであった。

グッバイエレジー1

グッバイエレジー2

【キャスト】
 大杉漣(深山晄)
 石野真子(井川和代)
 藤吉久美子(山口淳子)
 吉田栄作(井川道臣)
 中村有志(虎さん)
 仁科亜季子(清美)
 大和田獏(高木)
 森田順平(やまだホームのオーナー)
 森永悠希(圭一郎)
 遠藤健慎(道臣の中学時代)
 飛葉大樹(晄の中学時代)
 佐々木すみ江(晄の母親)



自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!
 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

①日時:12月13日(木)10:00~(映画祭幕開け上映)
②日時:12月16日(日)18:00~(映画祭エンディング上映)
会場:M.A.P.
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【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com
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第六回“喜多見と狛江の小さな映画祭+α”

第六回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α
今年のテーマは「対話」+追悼上映です。

期間:12月13(木)~16日(日)
会場:
(1)M.A.P.(狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の上)小田急線喜多見駅徒歩5分
(2)狛江市西河原公民館 ホール(狛江市元和泉2-35-1)狛江駅徒歩15分(バスあり)
(3)狛江市中央公民館 講座室(和泉本町1‐1‐5)狛江駅徒歩5分

第六回キタコマ映画祭MAP

料金:
 ●前売り 1,000円(当日 1,200円)
  ※介助が必要な方は、お二人で一人分の料金またはチケット1枚
  ※なお、M.A.P.会場は車椅子の対応ができていません。どうぞお問合せ下さい。

 ●学生及び75歳以上 前売り 500円(当日 700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。

お問合せ・御予約:
 チケット購入サイト:kitamitokomae-artfes.com/6th/ticket…
 TEL:03-3489-2246(担当:うぶかた)
 FAX:03-3489-2279
 Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com


今回も全上映作品で日本語字幕付きの上映に挑戦します!
 ※自前文字起こしに関しては、スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写



スケジュール:
※カッコ番号は会場番号です。
 ※表題をクリックすると順次各プログラムの詳細記事が開くようになります。


12月13日(木)
 ●10:00(大杉漣追悼)「グッバイエレジー」(~11:58終了)(1)
 ●14:00「スルース」(~15:29終了)(1)
 ◯19:00 シークレット企画(予定)
12月14日(金)
 ●10:00「12人の優しい日本人」(~11:56終了)(1)
 ●13:00「ある取り調べ」(~14:30終了)(1)
 ●18:30「憲法九条・国民投票」(~20:08上映終了)+討論会(3)
12月15日(土)
 ●10:00「スルース」(~11:29終了)(1)
 ●13:00「忘れてほしゅうない」(~13:23上映終了)+対話の時間(2)
 ●19:00「12人の優しい日本人」(~20:56終了)(1)
12月16日(日)
 ●10:00「ある取り調べ」(~11:30終了)(1)
 ●13:30「憲法九条・国民投票」(~15:08上映終了)+徹底討論会(1)
 ●18:00(大杉漣追悼)「グッバイエレジー」(~19:58終了)(1)

 ⇒オフィシャルHP
 ⇒FBの映画祭総合イベント

キタコマ映画祭2018表s

キタコマ映画祭2018裏

キタコマ映画祭2018ファイナル「サルサとチャンプルー」

キタコマ沖縄映画祭2018 追加プログラム②

そして、その先へ・・・
「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」
(ドキュメンタリー 100分/2007年)監督:波多野哲朗

混淆と熔解
映画祭とはおもしろいものである。およそたった10日間だが、どの映画も1回目と2回目の上映では、その印象が違う。どうやら自分の中で作品たちとの関係が深化していくらしい。「喋りすぎる実行委員長」と顰蹙を買っているが、だから一回目と二回目と話すことが違う。
さて、この「サルサとチャンプルー」、上映決定したのは映画祭のスケジュールを確定した直後のこと、次回の沖縄映画祭まで我慢して待つことも出来たのだろうが、どうしてもやりたかった。なので無理やり追加上映枠のファイナルプログラムにねじ込んだ。

波多野哲朗監督から届いた資料に、こんな一文がある。
「キューバ移民は、日系としてのアイデンティティが弱く、独自のコミュニティを形成することがなかった。このことが、移民研究一般ではとかくマイナス的な評価を受ける。しかし、日系キューバ移民の現地文化への溶解度をかえって高く評価し、歴史の闇に埋没する離散者たち、ディアスポラの存在に照明をあてる」

ディアスポラとは「撒き散らされている者」、ギリシャ語に由来する言葉。ヘブライ語ではガルート、それは「追放」を意味する。例えばユダヤ人でいえば、パレスチナ以外の地に移り住んでいた人々をさす。難民とディアスポラの違いは、難民が帰還を「期待されている」 のに対し、ディアスポラは離散先で定着している者のである。そこで混淆し、溶解しながら。

今、僕の脳みその中は混濁している。その混濁にワクワクしている。自分の固定観念を打ち砕いてくれそうなものに出会うといつもそうなる。混濁はそのうち混淆くらいに落ち着き、僕はそこからいつも思考を再構築しはじめる。

映画祭で、福島を題材にした作品を取り上げるのはしばらく控えようと数年前に決めた。だが一本だけやった作品がある。それは
「土徳流離」という作品だった。何故その作品だけは上映したのか、その理由を周りには「ただ原発の危険や善悪を云々する映画ではないから」と説明していたが、嘘ではないのだが、実は別の理由があった。今ひっそりとここだけで白状すれば、「土徳流離」で取り上げられる北陸や新潟から相馬に移り住んだ人々に、福島から避難する人たちを、僕は重ね合わせていた。
帰らないという選択を支える哲学的な思索。
しかし、なかなかそれは口に出せなかった。上映後の挨拶で、少し語った記憶はあるのだが。

僕は、沖縄に対して、沖縄に回帰すべきだと、無意識に「期待」しているのではないか。いわば勝手なレッテル。そのことを、今回「カタブイ 沖縄に生きる」と出会って考え始め、少しずつ深化を始めている。行先がいずこにあるのか、まだ何も見えないのだが。そのこととの奇妙な連関…

やめておこう。今回の沖縄映画祭2018最後の作品、まだ一度も上映していないのだ。まだまだこの作品との付き合いが浅すぎる。出会ったばかりなのだ。見終わって、僕自身が上映後の今回最後のご挨拶でいったい何を語ることになるのか、自分でも予想がつかず、なんとも楽しみなのである。お客様にとっては、きっと迷惑なはなしだろうけれど。
(高山正樹)



ちっとも映画の説明をしていない。実行委員長の気持ちばかりが先走っている。
というわけで、やはり監督が送って下さった資料をスキャンして、画像を貼り付けます。申し訳ない、間もなく今日の上映会が始まります。その準備で、自前の言葉で映画の説明をする余裕がなくなりました。ともかく早く告知をして、少しでも多くの方に来ていただきたいということで、どうかお許しください。

サルサとチャンプルー

日時:2月5日(月)19:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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“2本の短編映像(The island's will/Mother )”が突きつけるモノ

キタコマ沖縄映画祭2018 追加プログラム①
“2本の短編映像”が我々に突きつけるモノ

「The island's will」
(4分/2013年)監督:仲村颯悟

君よ、勘違いした正義を振りかざす君よ
意味も分からない歌を口ずさむ君よ
馬鹿でくそったれな世の中に生まれた君よ
何かできることがあるのではないか


仲村君がこの作品を撮るに到ったきっかけは、2017年9月、読谷のチビチリガマが少年たちによって荒らされた事件だったという。彼は琉球新報の取材に答えて、次のように語った…
沖縄戦のことも、基地のことも、僕らより分かっている世代の多くの人が「今の沖縄の現状は良くない」と思っている。沖縄って、忘れちゃいけないことがたくさんあるのに、いつの間にかみんな考えなくなっている気がします。沖縄に向き合うことを、沖縄の人が忘れている気がするんです。でも自分だって、今の「感覚」や「思い」を忘れてしまいそうな気がする。だからこそ、作品にしようというよりも「撮っておかなきゃ」と思ったんです。

この作品は、youTube限定で公開されている。今回、仲村颯悟監督がキタコマ映画祭のために、いつ上映してもかまわないと、上映用のディスクを送ってくれたのである。感謝である。


「Mother」
(19分/2017年)監督:今泉真也

ある日、今泉真也監督からメールが来た。ウチの映画祭で取り上げて欲しい作品があると。それがこのMotherだった。

【予告編】


しかし、すでにプログラムは確定していた。それに短い作品なので、単独のプログラムを組のは難しい。他のプログラムの合間にでもと仰っていただいたが、きっちりと腰を据えて見てもらいたい作品である。さてどのように上映したらよいものか、ずっと思案していた。
仲村颯悟君の「The island will」が上映できることになった。これでいける!と確信した。ちょうどその折、今泉真也監督の上映はどうなっているのかというメッセージが、イチャリバーズのシーサー玉城ちゃんから届いた。なんでも、今泉監督は、沖縄国際大学時代のサークルの先輩だという。
しめた!シーサー玉城を呼んで話をしてもらおう!普段、政治的なハナシや基地のことなど、公式な場所では全く語らない彼女だが、この作品を観て、感想を述べよと言えば、イヤとは言わないだろう。実は小生、彼女とは、沖縄の北谷で、高江のヘリパッド基地のリーディング公演で共演もしているのである。

無料のイベントではあるが、極めて楽しみなプログラムになった。
僕は密かにほくそ笑んでいる。

日時:2月5日(月)16:30~
会場:M.A.P.

無料上映会

お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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tag: 仲村颯悟 

キタコマ沖縄映画祭で「南風原の学童疎開」無料上映

本日雪です。
そんな日の午前中に今日の15時半からのことを告知してどうなるのだろう…
と思いつつ、いやはや字幕作りに追われて、こんなことになってしまいましたが…

キタコマ沖縄映画祭2018 特別プログラム
「南風原の学童疎開 ―あしあとに咲く―」
(ドキュメンタリー 32分/2016年)
企画:南風原町立南風原文化センター

南風原の学童疎開

昭和19年8月21日、南風原の学童疎開を乗せた和浦丸は那覇港を出航し、同じ船団であった「対馬丸の悲劇」に出会いつつ、8月24日に長崎に到着した…
南風原文化センターの平良次子学芸員は「体験者の話を子どもたちに伝えないとなかったことになる。体験者が元気な時に、直接話を聞いて、伝えることが大切だ」と話した。
(2014年5月21日琉球新報)

日時:2月2日(金)13:30~
会場:M.A.P.

無料上映会

お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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キタコマ映画祭⑰ 「森口豁が見た沖縄の若者」

キタコマ沖縄映画祭2018 プログラム⑰
森口豁トークショー
「森口豁が見た沖縄の若者」
※2作品を参考上映します。

森口豁さん森口豁さん

「森口豁」のカテゴリ

プロフィールはこちらの記事へ
 ⇒http://mapafter5.blog.fc2.com/blog…


NNNドキュメント'85「若きオキナワたちの軌跡」
(日テレ1985.4.14)60分
ナレーション:津嘉山正種
ここ狛江から、沖縄を背負う若者たちが巣立っていった!
昔の南灯寮

1947年5月、狛江に在京沖縄学生寮が創設された。「南燈寮」。その名前は、我ら南の島のともしびたらんと、学生たち自身が付けた。この寮を巣立っていた沖縄の若者は時代をどう生きたのか…。古堅宗憲は復帰運動の組織を立ち上げ、野底武彦は琉球の独立を叫んだ。あえて信託統治を望む若者もいた。彼らは今何を見つめているのだろうか。

NNNドキュメント'78「激突死」
(日テレ1978.5.21)30分
命をなげうって抗議とは…
上原安隆のヘルメット

沖縄の本土復帰の翌年、愛車のナナハンバイクで国会正門に激突して即死した沖縄出身の上原安隆26歳。なぜ彼は死んだのか。彼の死は何を意味するのか。上原の軌跡を追い、そのワケを訪ね歩く。

【2018年1月10日追加情報!】
特別ゲストで金城実さんがやって来る!

日時:2月3日(土)18:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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