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三線・琉球舞踊・胡弓の無料体験

Start日時:6月27日(木)17:00
(※無料特別企画です。)

※6月27日は、10時と19時から「スケッチ・オブ・ミャーク」14時から「新城亘ライブ」もございます。

 喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

【宇夫方 路(うぶかた みち)のプロフィール】
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玉城流喜納の会関東支部 関りえ子琉球舞踊研究所所属
平成8年 琉球新報琉球古典芸能コンクール舞踊部門新人賞受賞
平成11年 琉球新報琉球古典芸能コンクール舞踊部門優秀賞受賞
平成15年 琉球新報琉球古典芸能コンクール舞踊部門最高賞受賞
平成20年 教師免許取得
《主な出演》
沖縄県人会主催沖縄フェスティバル
夏川りみコンサート(新宿コマ)
JTB主宰「社のにぎわい(コンベンションホール)」
「かりゆし芸能公演(沖縄郷土芸能芸場)」
中国福建省、スペインなど国内外の公演に参加
他、多数。

tag: MAP三線教室  MAP琉球舞踊教室 

リック・タナカ「エネルギーの話」

現在オーストラリアに住むパーマカルチャーの伝道師、リック・タナカ氏が、スカイプ中継で現地の景色を交えながら、オーストラリアから見た日本の、そして世界の原発エネルギー事情を、様々な資料とともに報告してくれます。この機会を逃せば、暫くリックの話を日本で聞くことはできないでしょう。
是非、喜多見へお集まりください!

Start日時:6月26日(水)17:00
(※無料特別企画です。)

※6月26日は、10時から「あしたが消える」14時から「イエローケーキ」、19時からは「ポスターガール」と「IVAW明日へのあゆみ」もございます。是非併せてご覧ください。
 喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

【リック・タナカのプロフィール】
リック・タナカの横顔1980年、林立する原発に嫌気がさして離日。
シドニーに漂着後、音楽マネージャーなどを手がける傍ら、オーストラリアABCでラジオ番組の製作にも携わる。 13年間続いた『ニッピィ・ロック・ショップ』は放送が終了してから20年後も語り継がれる伝説の人気番組だった。日本の原発へも、番組の取材であちこちでかけた。彼の製作した東京大空襲を扱う番組は世界で最も権威ある伊RAIの大賞(ラジオドキュメンタリーのグラミー)を取る。
97年、シドニーでの都会暮らしから足を洗い、郊外で楽農生活を始める。その過程でパーマカルチャーの創始者、デビッド・ホルムグレンに出会い、04年の訪日ツアーでツアマネ、通訳を務める。
07年にはオーストラリア初の環境難民(国連未認定)として大陸の東南にある島に引越し、南緯46度にある人口300人の村はずれで牛や羊や鶴を飼い、野菜を作り、薪を割る生活をしながら、地域社会の構築、執筆やメディア活動を続けていた。
一時帰国していた日本で3.11に遭遇。原発やエネルギー問題に詳しいことから、あちこちで講演をしたり、ずるずると鴨川自然王国に居候し、農作業を手伝い、加藤登紀子をおっかけたりしながら執筆などメディア活動を続けていた。
しかし14年、好きなフットボール・チームの試合見たさに南半球へ近々戻り、現在パーマカルチャーの修行を続けている

主な著書
(日本語単著)
『おもしろ大陸オーストラリア コアラの経済学から宇宙基地まで』知恵の森文庫(2000/09)
『オーストラリア楽農パラダイス』東京書籍(2003/12)
『人工社会―エコビレッジを訪ね歩いて』幻冬舎(2006/03)

(日本語 訳書・共訳書、英訳本については割愛)
『日本軍捕虜収容所の日々 オーストラリア兵士たちの証言』(1995/08)
  ハンク・ネルソン 筑摩書房
『ピーク・オイル・パニック 迫る石油危機と代替エネルギーの可能性』(2006/09)
  ジェレミー・レゲット 益岡賢らとの共訳 作品社
『未来のシナリオ ピークオイル・温暖化の時代とパーマカルチャー』(2010/12)
  デビッド・ホルムグレン 農山漁村文化協会
『パーマカルチャー 農的暮らしを実現するための12の原理』(2012/11)
  デビッド・ホルムグレン著、共訳 コモンズ

(英語共著)
“Higher Than Heaven: Japan, War and Everything”by Tony Barrell, Rick Tanaka
“Okinawa Dreams”by Tony Barrell, Rick Tanaka

tag: リック・タナカ 

「主権在民~女たちのレジスタンス」(新装改訂版)

ドキュメンタリー(79分/2013年)
監督:西山正啓

「脱原発いのちの闘争」「主権在民~フクシマから東海村へ」
…に続くシリーズ第三弾!


武藤類子さん

福島原発告訴団団長・武藤類子さん(上の写真の人)
被災者・子ども支援に奔走する母親たち
須賀川市で自然食レストランを経営する有馬克子さん
そして沖縄へ自主避難したミュージシャン

上映日時:6月30日10:00~
(※上映後、西山正啓監督によるトークあり)

※6月30日は他に14時から斎藤哲夫ライブ、19時から「映像作家2人展」がございます。是非併せてご覧ください。お得な3枚綴りチケットもあります。
 喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

(※↓クリックすると大きくなります!)
「主権在民~女たちのレジスタンス」【西山正啓監督自ら新作を語る】
3.11から一年、郡山で行われた全国交流集会、郡山では初めてという街頭デモの熱気、大飯原発再稼働阻止ハンスト宣言~16万人集会~首相官邸前デモ~そして沖縄へ…

日本の二大差別政策をめぐる大衆行動の流れを追いながら、福島県須賀川市で自然食レストラン「銀河のほとり」を経営する有馬克子さんの地元に残って生き抜くことへの葛藤と決意、告訴団・子ども・被災者支援法で東奔西走する宇野さえこさんや避難者家族の思い。

そして娘を連れ沖縄へ避難(移住)したミュージシャンciuco&ta-ke家族の生活と表現活動。
彼らが先頭を切って参加した「愛と怒りのサウンドパレード」、那覇市内でのライブ、宜野湾市に残された僅かな田芋(水いも)水田の手伝いをしながら、農的生活への決意を語るta-ke。夫婦は沖縄へ来て政府による理不尽な基地問題に正面から向き合い、基地封鎖行動にも参加するようになった。沖縄の風にふれて表現することの大切さを知り、再び音楽活動も始めた。
「何もかもきっかけはあの原発事故、生き直すことを迫られたんですよ」

全編、唄あり、三線あり、踊り(かんしょ踊り、さんさ踊り)あり。
抵抗はアートである!

tag: 西山正啓 

「演劇のれっすん in Filmfes」

映画と演劇はどう違う?

映像の演技、舞台の演技は何が違うのだろう?
そして、違ったものになる理由とは?
観客の視点を含め違いを探ることで「表現」を浮かび上がらせる。
「台詞」を口にしてみたい、あるいはもっともっと映画と演劇を楽しみたい方に送る、演技未経験者の方も歓迎の体験ワークショップ。
レッスン

講師:丸尾 聡(“世の中と演劇するオフィス・プロジェクトM”代表 劇作家・演出家・俳優)

※興味あるけど自分でやるのは恥ずかしい、という方は見学もどうぞ。但し、同料金でお願いいたします。

Start日時:6月24日(月)17:00~18:20
(※有料特別企画、チケットは共通です。)

※6月24日は、10時と14時から、それぞれ「引き際」と「なまず」(どちらもmetroの舞台を映像化したもの)があります。レッスンの前に観るのはいかがですか? また19時からは「極私的エロス・恋歌1974」もございます。是非併せてご覧ください。
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tag: 丸尾聡 

腹話術「ゴローちゃん」しろたにまもる

腹話術師しろたにまもるさんがゴローちゃんと一緒にやってくる!
ゴローちゃんとしろたにまもるさん

当日会場のお客さんを見て、大人ばかりなら大人向け、お子さんがいればお子さん中心に。
なんでもござれのベテランです。

【城谷護(しろたにまもる)さんのプロフィール】
日本で数少ない腹話術師。
1985年から相棒「ゴローちゃん」と全国各地で上演。ロシア、韓国など海外公演も。
2011年7月にはアメリカで開催されたVent Haven International Convention(ベント・ヘブン国際大会 - 腹話術の国際大会)に日本代表として出演。
東京演芸協会(牧伸二会長)の会員として、浅草の演芸場でもレギュラー出演。
テレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌などの報道多数。

開演日時:6月23日16:00~
(※無料の特別イベント、でも予約してね!お子さん大歓迎です。)

 喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

※6月23日は、この腹話術の公演の前の14時から山猫合奏団のライブ、後の19時からはプロジェクトMの短編芝居2本立てがございます。是非併せてご覧ください。

※去年暮れの朝日新聞全国版です。
しろたにまもるさんの朝日新聞記事

「沖縄の声―山シロ博治」&「美ら島の自然遺産」

無料のサービス上映です!

【上映する作品】
山シロ博治

「沖縄の声―山シロ博治」(28分/2013年)※沖縄からの最新情報
 ※その時々のお客様のご要望によって、以下の作品も併せてご覧いただきます。
「美ら島の自然遺産 絶滅危惧種 ヤンバルクイナ」(30分/1997~2010年RBC)
「美ら島の自然遺産 珊瑚の世界」(30分/1997~2010年RBC)
「宇夫方路初公演 をぅどぅい・うた・しまくとぅば ひやみかち!」(2011年成城ホール)
  …その他
※上映作品はお客様のリクエスト等で変更になる場合や、同時に写真展も開催しているため、お客様の人数・状況によってはTVモニターによる上映になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

美ら島

【上映日時】
6月22日17:00~
 ※「プロジェクトM2本立て」と「あしたが消える」の間
6月25日17:00~ ※「ポスターガール&明日へのあゆみ」と「血風ロック」の間
6月28日17:00~ ※「ゆんたんざ沖縄」と「恨ハンを解いて、浄土を生きる」の間
6月29日17:00~ ※「ぬちどぅ魂の声」と「カメジロー・沖縄の青春」の間
※その他の空き時間にも、お客様のご要望があれば、随時TVモニターで上映いたします。

 ⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

「沖縄やんばる高江を考える」

沖縄本島北部「やんばる」の森に、高江という小さな集落があります。そこにオスプレイのヘリパッドが6個作られようとしている…、そういう話、みなさんご存知ですか?
高江にヘリパッドを作る、この話が持ち上がったのはもう20年近く前の話です。やがてそのヘリパッドは、どうやらあの悪名高きオスプレイ用のものらしいということが分ってきました(結局最後まで国はそのことを認めませんでしたけれど)。やがてオスプレイが普天間基地に配備されそうになって沖縄で問題になり始めました。さらにどうやら日本本土でも飛ぶらしいという段になって、「日本人」が騒ぎ始めました。高江ではずっと前から声を上げていたのにねえ。そして今になっても、日本人は(沖縄の人でさえ)オスプレイは知っていても、高江のことは知らないという人がたくさんいるのです。
だからさ、まずは高江を知ることから始めよう!
そんなイベントを、狛江、喜多見でやろうと思ったのです。

開演日時:6月21日17:00~
(※無料の特別イベントです。)

 ⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

僕、高山正樹が高江のことを知ったのは2009年。それからは、沖縄へ行ったらなんとか時間を作って、遠いけれど高江にも必ず行くことにしました。このブログには「高江」のカテゴリがあって、その記事はもう40個を越えました。
 ⇒高江のカテゴリ記事
その中から二つばかり、M.A.P.的高江入門の記事をご紹介します。
 ⇒高江のこと知っていますか?【米軍海兵隊のジャングル訓練センター】
 ⇒《沖縄通信no.7》【九十九龍氏による東村・高江の記録】

高江のことを伝える朗読劇にも、とても有名な俳優人とともに参加しました。
 ⇒“私(わん)の村から戦争が始まる”東京での公演の初日の記事
 ⇒“私(わん)の村から戦争が始まる”東京での公演の楽日の記事
(※その時の舞台写真。「演劇と教育」という雑誌に掲載されたものです。)
私(わん)の村から戦争が始まる

 ⇒朗読劇「私(わん)の村から戦争が始まる」沖縄北谷での公演の記事
(※終演後、ロビーにての集合写真。)
「私の村から戦争が始まる」北谷公演の集合写真

なんたって映画祭ですからね
とっておきの映像もいくつか上映します。
その1:「(高江資料画像)」
その2:「私(わん)の村から戦争が始まる」沖縄北谷公演の舞台記録映像(一部抜粋)

その他ライブイベントも企画中です。決定次第ツイッター等でもお知らせします。
 ⇒https://twitter.com/KitamiFilmfes
是非是非、皆様のご来場をお待ちしています。特に高江のことちっとも知らないという方大歓迎です。もうよく知っているさという方は、知らないお友達を連れてきてくれたら嬉しいなあ。

※6月21日は、この「沖縄やんばる高江を考える」のイベントの前の14時から「飯館村第一章」、イベントの後の19時からは「壊された五つのカメラ」がございます。是非併せてご覧ください。

【追伸】
ゲストで、ゆんたく高江のnaccaさんが来てくださることになりました。
naccaさんは…

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tag: 高江 

櫻井篤史×加藤到 映像二人展

第一回(二回目があるのかどうかは不明だが)喜多見と狛江の映画祭の、最終プログラムである。
「まず知ることからはじめたい」
そんな言葉を冠したこの映画祭で、我々は何を知ることになったのか。しかし、そもそもドキュメンタりー映画が真実を映せるのかと、最後に問いかけてみるのもおもしろい、そう思った。
事実があって、一人の人間がカメラというモノを使ってひとつの形に固定する。その間にいったい何が起きるのか。観客は作者から提供された「事実」を眺めながら「真実」を読み取り知ろうとする、そして知ったような気になるのだが、最初の事実と「真実」は同じものではない。事実は、カメラを通り抜ける間に、どう変容してしまうのだろうか…

…というような二人展なるのかどうか、僕には分からないが、数十日前、映画祭に作品を出さないかと櫻井篤史に連絡した時にはそんな話になったはずだ。
櫻井も加藤も、かなりコアな付き合いをしていた僕の古い友人である。友人であり続けたかどうかは別にして。
ふたりとも、京都と山形、遠くに住んでいるので、なかなか細かな打ち合わせができない。特に加藤に到っては(洒落ではないが)、天下のNPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭の理事、きっと忙しいのだろうと慮ってはいるが、ここ数十日の僕の比ではないだろうと皮肉をひとつ飛ばしておこう。催促してもプロフィールさえ送ってこない。だからネットで調べて僕がでっち上げた。1990年以降の彼の経歴など、全く知らなかった。

今回の“喜多見と狛江の小さな映画祭+α”、作品を探す苦労は皆無であった。どのプログラムも、なにかしらの繋がりで、自然に無理なく集まった演目ばかりである。だからもしかすると、とても私的な傾向の映画祭になってしまったようにも思う。最後の二人展はその極みなのだが、そのことを、櫻井と加藤は受け入れるだろうか。この映画祭を最後に総括する「二人展」であれと、僕が期待していることに、さて、彼らは向き合ってくれるのだろうか。
(高山正樹)

弁当

「個人映画」は、その作家の想いが普遍化される事を前提にするなら、劇場でかかる、テレビに流れる、どのような商業主義的な商品としての映画・映像よりも興味横溢である!という想いを秘めて、この一見地味なジャンルに分け入り、迷い、出て来れない人間が、意外に沢山居る事を知って欲しい!
櫻井篤史
上映日時:6月30日17:00~
(※上映後は櫻井篤史×加藤到のトーク)
話が詰まらなければ、高山正樹が乱入するに違いない。
※6月30日は他に10時から「女たちのレジスタンス」、14時から「斉藤哲夫ライブ」がございます。是非併せてご覧ください。お得な3枚綴りチケットもあります。)
 ⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト


【櫻井篤史】
●『非同一性不可逆的反復再生』(15min./2000年)
過去のある時点に戻りたいという思いは、誰もが持っている筈だ。その分岐点から違う選択肢を辿っていれば‥‥という想像は、しかし無意味な事だろうか。今生きているこの現実が少なくとも当事者にとって真実であるとするならば、過去のある時点における別の選択肢の延長線上にある(だろう)生き方もまた真実であるに違いない。人は、同時に存在する無数の真実のひとつをたまたま生きているに過ぎないのだ。
●『Who?』(27min./2011年)
映画のカットそのものを擬人化する試み。人格を持った全てのカットが他の全てのカットと関係し、牽制し、干渉し、制御しようとして暴走し始める。そもそも映画のカットの尺はどのように決定されるのか。カット自体が編集そのものを支配しようとする時、この映画は一体誰が作っているのだろうか?

【加藤到】
●『Sparkling』(10min./1991年)
1991年の湾岸戦争は、テレビ史上初めて、実況中継による空襲の映像が世界中に配信された戦争だった。当時住んでいた東京のアパートの一室で、イラクの対空砲火の映像を見た私は、グラスに注いだスパークリングワインの気泡の様な美しさを感じてしまった。
●『ゴーランド』(10min./1981年)
シャッタースピードがテーマ。当時豊島園にあった年代物のエルドラドを露出時間を変えながら撮影した数百枚のモノクロ写真をアニメートした。露出時間は画面上にグラフィカルに表示される。
●『冬の遮眼子』(19min./2009年)
映像作家、批評家として著名な松本俊夫氏の企画構成で作られた6人の実験映画によるオムニバス作品のひとつ。「見るということ」の最初のパートとして、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009で発表された日記映画。遮眼子とは、視力検査で使う片目を隠す用具の名称である。

【櫻井篤史+加藤到】共作
●『KAISEKI料理』(16min./2002年)
東京国立の映像作家佐々木健の経営する居酒屋『キノ・キュッヘ』が、開店10周年ということで、「食」をテーマにした新作の出品を頼まれた。この店には約10坪程度のスペースがあって、映画や芝居、ライヴ等の企画も行っている。山形の映像作家加藤到と二人で当初、映像書簡を企んだが、結局前後半に別れた「連作」となった。蟲毒(或いは蠱毒)は、中世日本でも行われたと言われている呪法である。登場する食品添加物は約1200。天然系を400程省いてもこれだけが我々の体内を通過しているのだ。我々は誰に呪い殺されようとしているのだろう。

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tag: 櫻井篤史  加藤到 

「斉藤哲夫ライブ」+高田渡「グラスソングス」

若き哲学者、歌う哲学者等の愛称で呼ばれたフォークシンガー、斉藤哲夫
現在リハビリをしながらライブ活動を再開した斉藤哲夫さんが、映画祭の+αで参加してくれることになりました。
こんなせまい空間で、すぐそこにいる斉藤哲夫が歌う歌を聴く、そんな濃密な時間を、一緒に共有しにいらっしゃいませんか?
斎藤哲夫

上演日時:2013年6月30日14:00~
(※同時上映:若かりし高田渡のライブ映像「グラスソングス」)
※6月30日は他に10時から「女たちのレジスタンス」、17時から「映像作家2人展」がございます。是非併せてご覧ください。お得な3枚綴りチケットもあります。)
 ⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト


グラスソングス
高田渡「グラスソングス」
ライブ映像(43分/1993年)
ディレクター:永井宏
企画・制作:天空企画
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【極めて個人的な、僕の斉藤哲夫のはなし】
僕が高校生の頃、斉藤哲夫は僕の青春だった。青臭さを拒否した青春、でも今考えれば、やっぱり青臭かった。哲っちゃんが「今の君はピカピカに光って~」なんて歌っても、僕は気にしなかった。哲っちゃんは、あい変らず哲っちゃんだった。哲っちゃんにとっては、「ピカピカ」で名が売れてしまったことが良かったのか悪かったのか、でも、そんなことは関係ない。今も哲っちゃんは哲っちゃんだ。

そんな斉藤哲夫と、ひょんなことで出会うことになった。そのあたりのことは、すでにこのブログに書いてある。「斉藤哲夫」のカテゴリ記事は、もう20個を越えちまった。

その中でちょっと紹介していることだけれど、僕には忘れられないエピソードがいくつかある。それをまたお話ししよう。

ある時、僕が哲っちゃんから聞いた高田渡の話。
哲っちゃんは、当時の多くのフォークシンガーたちに慕われていた先輩の高田渡から「我々」なんてアジる歌は作るなと言われたんだそうだ。自分一人の気持ちを歌わなくちゃいけないと。なるほど、「自衛隊に入ろう」も、あれは高田渡一人で責任取る覚悟で歌ってる歌なんだな。でもさ、と、哲っちゃんは続けた。
「でもさ、我々って言いたくなることあるよなあ」

僕は、ふと考え込んでしまった。例えば「戦争を知らない子どもたち」、その呼び名を「僕らの名前」と言われても、へそ曲がりの僕は、その「僕ら」に僕を入れないでくれって思うだろう。なるほどそういう意味じゃ、高田渡の言うことはごもっともなのである。しかし、なんだか斉藤哲っちゃんの「我々」は違うんだ。
「哲っちゃんの『我々』ってさ、哲っちゃんが歌う『我々』を聞いていると、その『我々』は、斉藤哲夫と僕の、二人だけのことだと思えてくるんだよね」
すると哲っちゃんは僕を見て、2秒くらい固まって、そして…
「それだ!」

それから数ヵ月後、下北沢の小さなBarに、哲っちゃんのライブを聞きに行った。
「少し太ったんじゃないか、気をつけなきゃだめだぞ」

哲っちゃんは大病して、それからお酒を飲まなくなった。きっと健康にはとても気をつけていたんだ。その日のライブでも、脳梗塞で倒れた友達の話をして、体には気をつけてくださいというようなことを、何度も何度もお客さんに語りかけてた。

それから間もなくして、哲っちゃんが旅先の北海道で倒れたという知らせが届いた。

以来、僕は哲っちゃんと会っていない。しばらく北海道の病院に、予定より遅かったが、東京の病院に転院した。見舞いに行きたかったけれど遠慮した。そのうち、そろそろとライブを再開し、ステージに立って歌っていると聞いて安心した。
何度か会えそうな機会もあったのだが、結局、会わなかった。会わなかったのか、会えなかったのか。だから、なおさらなのかもしれない。今度の映画祭で、是非哲っちゃんに歌ってもらいたいと思った。でも、やっぱりそんなの無理だろうな。
ところが、あっさりOKの返事が来た。

哲っちゃんが倒れて以来はじめて、この小さな小さな会場で僕は哲っちゃんと久しぶりに会うことになる。いったい最初に会った時、どんな言葉をかければいいんだろう。「もう身体は大丈夫なの?」なんて、そんなのは嫌だな。まだ時間はある。もう少し気の利いた台詞を探していよう。

そしてその日、哲っちゃんのライブが終わった時から、新しい「我々」が始まるんだ。その「我々」は、もうふたりっきりの「我々」ではなくて、その日来てくださるであろう人たち、哲っちゃんが繋いでくれた人たちが加わって、前よりも暖っかい「我々」になることを、僕は心から楽しみにしているのである。
(高山正樹)

【追伸】
哲っちゃんがどんどん元気になっているという風の噂が聞こえてきた。ホントは風の噂ではなくて、中川五郎さんと智内さん情報。だから、この催しのタイトル「斉藤哲夫ミニライブ」から、「ミニ」の字を外した。でも、哲っちゃんにハッパをかけるつもりはない。無理してもらっては困る。ただちょっと嬉しくて、「斉藤哲夫ライブ」の方がカッコいいじゃないかと、そんなふうに思ったのである。

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tag: 高田渡  斉藤哲夫 

「ぬちどぅ魂の声~韓国・沖縄・日出生台」

ドキュメンタリー(97分/2004年)

監督:西山正啓

混迷する時代だからこそ
“命生き”“ぬちどぅ”の魂を伝えたい

日本と韓国に駐留するアメリカ軍隊によって、生命、財産を奪われ生活を脅かされる地域住民。韓国・梅香里(メヒャンニ)の射撃場、沖縄・辺野古、大分県日出生台実弾演習場の三地域で抗議行動する人々の記録。

N1 N2 N3

●安全保障に名を借りた全ての軍事暴力に抗議する人々の記録
編集作業を始めてから「草の根通信」の発行者で作家の松下竜一さんが亡くなられた。松下さんは毎年、日出生台で行われる米海兵隊の実弾砲撃演習の抗議行動に参加されていた。私たちは松下さんが現場で残した言葉を幸運にも映像で記録していた。その言葉に、参加者はいつも大きな励ましと勇気をもらっていた。
この映画に記録した松下竜一さんや韓国・沖縄・日出生台の“命生きする”人たちの思想と行動は、混迷する時代だからこそ燦然と輝く。

ぬちどぅ魂の声

上映日時:6月29日14:00~
(※上映後、西山正啓監督によるトークあり)

※6月29日は他に10時から「壊された五つのカメラ」、19時から「カメジロー・沖縄の青春」がございます。是非併せてご覧ください。お得な3枚綴りチケットもあります。
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tag: 西山正啓