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沖縄からお忍びのお客様

gajumui

昨日は、沖縄からお忍びでお客様がやってきた。あらためて、まだまだ沖縄は宝の宝庫なのだと思った。やれることはまだある。そして今日。病院。どうやら隠居は許されないらしい。まだまだ頑張れそうな数値。まだまだまだまだ…。人は、どうやら自分の体を喰いながら生きる鬼畜らしい。
04-05 23:05



「まだまだ」「どうやら」「宝の宝庫」
限られた文字数を無駄にする、こんな下手糞な文章、見たことない。我が人生と一緒。「もしもあの時…」振り返れば後悔の道程、愛すべき物語たち。目眩は強すぎる降圧剤の所為らしい。

1月6日のことについてのtweet

gajumui

MEMORisaに会う。京都大学。石井四郎。沖縄の遺骨。731部隊。Risaのおみやげはふじや鰹節店の花鰹。娘がバイトしていた店。今はRisaがバイトしている店。 https://t.co/PAsdrgHuIg
01-07 00:24

「今帰仁村の母按司墓から二六体の遺骨が遺族に無断で掘り出され、いま京都大学の総合博物館に保管されている」死者の人権について、その入口。 https://t.co/A1cFEY0ayw
01-07 12:16

昨日の午後。泉龍寺の仏教文庫にて。妖怪と死者の人権、考える価値があるのかどうか。ただ、過去の膨大な死者の歴史とその記憶に学ぶことを、余りに疎かにしているということ。 https://t.co/N3qcdt5UxY
01-07 12:27

東堂さんに興味深い資料を頂いた。今夜のラジオには間に合わないが、いずれ。 https://t.co/YGnfhVMUbr
01-07 18:45

tag: 泉龍寺 

いったいなに?

狛江南口、バックヤードカフェにて。
名古屋奨くんです

tag: 名古屋奨  コマラジ 

諸々な企みではあるのだが…

昨日の株大暴落の続き。今日も一時19,000円を切り、さらに続落かと思いきや、何とか170円戻して引ける。
株屋は梨の礫。きっと顧客対応で大わらわなのだかもしれない。ん?だったら俺は顧客ではないのか、上客ではないということが。
まあ、ウチの子供たちは俺の金などアテにしていないので、つまり、どうでもいい。


そして成城へ。

面々

お金がないなら、うちの事務所でやればよかったのに。これだけの雁首揃えて、カラオケボックスで飲むこたあなかっただろうに。そんな話を、帰りの電車の中ですれば、三村監督と仲良くなる。
でもね…

tag: 三村順一 

シアタードーナツ再訪

いったいどんな挨拶をしたのか、よく覚えていない。
先月ここにきて思った諸々なことも、伝えたのかどうか。

ともかく、知名オーディオのスピーカーがあることに驚いた。
だって、さっきその知名さんと偶然話したばかりなのだから。
知名オーディオのスピーカーがある

この日は、かなり危なっかしい話もした。それはナイショ。
ただ言えることは、宮島氏は観客が求めている映画を探しているということ。つまりさ、僕よりはるかに観客の側に立っている人だったということ。
ボク、ちょっと反省しようかな、なんてね。

ともかく、今は忙しすぎる。今日の日のことが書けるようになるのは、今度の映画祭が終わって、西川さんのクリスマスコンサートも終えて、それからかな、と思う。
いずれにしても、井上真喜ちゃんの見立てに間違いなかった。


そうだ、これを忘れてはいけない。
手作りドーナツ。
いっぺーまーさんどー!
手作りドーナツ
たいへんおいしゅうございました。食い散らかした画像で申し訳ございません。今度お邪魔した時にはもう少し美しい画像をアップしたいと思います。

tag: コザ  沖縄の旅_2018年11月  シアタードーナツ  宮島真一 

知名オーディオと遭遇

照屋林助三線店“てるりん”はまだ開いていない。
照屋林助三線店“てるりん”
仕方ない、諦めた。
と、そこにこんな看板。
知名オーディオの看板
これは知る人ぞ知る、世界の知名オーディオではないか。
しかし、やっぱり開いてはいない。
ここも諦めたその時、一台の車が隣の駐車場に。年配のご夫婦であろうか、怪訝な顔でこちらを見ている。
「もしかして、知名オーディオの知名さんでいらっしゃいますか?」
「はいそうです。少々お待ちを」

そうしてすぐにお店を開けてくださった。この人が、音の仙人、知名宏師さんである。

「実は、今から8年くらい前でしょうか、知名オーディオの方が、東京のウチの事務所に遊びにこられたことがあるんです。着物を着ていらっしゃった」
「ああ、石井ちゃんね。秋葉原に店を出していたから」
その時の記事

2008年に東京進出した。そして知名オーディオは広がっていった。
しかし去年の7月、沖縄島内を含む全国の販売拠点を一斉に整理した。そしてここ知名氏の自宅兼工場に全てを集約、つまり、原点回帰ということらしい。

生音の探求。圧倒的な原音再生能力。
「全部溶接で作っているから」
なんで溶接がいいのか、僕にはさっぱり分からないのだが、「日本人はオーディオ大好きだけれど、スピーカーの置き方を間違えたりして…」などと知ったようなことを言ってみたりする。
「機会は知っているが、音を知らないからね」

デジタルの音は、周波数の上と下を切ってしまう。僕の声は上も下も豊かになっているらしく、デジタルには合わないのだと、CD録音の時に言われたことがあるという話をした。すると知名さんは…
「CDは完璧なんです。問題はスピーカー。完璧なCDの音をどう完璧に再生するかは、スピーカーにかかっている」」

そうして、色々と説明してくださった。

でっかくてとてつもなく重いスピーカーも作ってみたが、結局大きさではなかった。
「このでかいのは、今ではテーブルに使ってます」
大きなスピーカー

一方、吹けば飛ぶようなちっぽけなスピーカー。
「こっちの方がよっぽどいい音がする」。
小さなスピーカー

聞かせて下さった音はなんとも温かかった。この建物も楽器なんだと思った。
「これは古いCD、つまりCDは発明された当初から完璧なんです」

終わらない話を、残念ながら打ち切って、再訪を約束して店を出た。


おっと、先走っちゃった。

tag: 知名宏師  コザ  知名オーディオ  沖縄の旅_2018年11月 

実さんが元山君に電話で伝えたこと

連れがいたり、よほどの用事でない限り、特に帰り道に寄るとかいうならなおさら、金城実さんのアトリエに行くときはアポなしと決めた。いなかったらいなかったで、それはそれである。

野仏、増えたかな。
野仏群

前回買い物に行った塩ビのパイプが役に立っている。
野仏群2

「ちわ~」
「おう」

そんな挨拶のようなものを交わしたのかどうか。最近はいつもこんな感じ。

巨大な荷物?がいっぱい。
巨大な荷物?

わ~!
巨大な顔

巨大な足

巨大な手

新聞記事大阪住吉区にある市民交流センターの壁面に、部落解放運動の象徴として設置されていた実さんの作品、高さ12.3m幅7m重さ3tというレリーフ「解放へのオガリ」が8等分され、5月22日、読谷の金城さんの元に帰って来たことを報じる琉球新報の記事。

※画像をクリックすれば大きくなるので、是非全文をお読みいただきたい。開いた画面をさらに部分拡大すれば、壁面に張り付いた巨体の全貌が分かる。

前回訪れたのが5月の10日だから、そのあとすぐに届いたということか。それから5か月、ここに置かれたままになっているということ。あの巨大台風の時もここにあったわけだ。新しい設置場所は読谷の予定、元参議院議員の服部良一氏が色々と画策しているらしいが、さてどうなることか。

「いつまでもこのママにしておくと、合体する時にうまく合わなくなるんじゃないですか」
「そうなんじゃ。まあ仕方ない。どこを切るかも考えて、せいぜい三つくらいに分けたかったのだが、それではトラックにも乗らんし、職人さんも精いっぱいやってくれたんじゃろう」

語る実さん

また、こんな立て看板も。
水平社宣言 宣言の看板
実さんが名文だとしてこよなく愛する水平社宣言である。

全國に散在する吾が特殊部落民よ團結せよ。
長い間虐められて來た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々によってなされた吾らの爲の運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事實は、夫等のすべてが吾々によって、又他の人々によって毎に人間を冒涜されてゐた罰であったのだ。そしてこれ等の人間を勦るかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落させた事を想へば、此際吾等の中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集團運動を起せるは、寧ろ必然である。
兄弟よ。
吾々の祖先は自由、平等の渇仰者であり、實行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり、男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮を剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代價として、暖かい人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの夜の惡夢のうちにも、なほ誇り得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわらうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が來たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が來たのだ。
吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。
吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなゐ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何であるかをよく知ってゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。
水平社は、かくして生れた。
人の世に熱あれ、人間に光りあれ。
大正十一年三月三日 全国水平社創立大会


最後の「人間」は「にんげん」と読むのではない。「じんかん」と読むのである。

とことん闘う実さんだが…
沖縄の歴史を刻んだレリーフ「戦争と人間」が、先日の台風でこんな有様に。
倒れたレリーフ
「自然にはかなわん」
…と、笑う。識名さんと気が合うわけだと思う。

「業者に頼んどるんじゃが、忙しくてこっちまではなかなか手が回らんのじゃ。あちこちで家の屋根が壊れとるからのう、そっちが先じゃ。こんなのはどうでもいい。生活のほうが大切じゃ」

アトリエで…
※とりあえずここまで。以下後日追記するための覚書
波上宮の話
※ダニエル・ロペスの映画「カタブイ」のハナシもした。そうしたら、そのダニエルが一昨日アトリエに来たので「読谷祭りに連れて行ってやったのじゃ」そうである。そうか、南部に行かず読谷祭りに行ったらダニエルに会えたのかもしれない。
授与式の和服の話
そして県民投票の話

どれもこれも「空気」の話

知花昌一さんがやって来た。
「おう、どうした」
「ちょっと、寄っただけさ」
実さんと昌一さん

「元山仁士郎というのはナイチャーか」
「違う、ウチナンチューじゃ。そういうふうに勘違いしとるウチナンチューがけっこういる」

ちょっと寄っただけの知花さんだが、けっこうの時間一緒に話をしてお帰りになられた。
愛楽園の自治会のこととか。しかしそれについては別の記事で書くことにする。

沖縄の闘いと共産党の話。
「沖縄の闘いでは共産党の旗は揚げさせん」

「これは彼に、言っておかなければならんなあ」
(内地の、狛江の共産党や革新系の方々にこそ聞かせたいハナシ)
金城さんのいう彼とは、やはり元山君のこと。電話番号が分からないというので、僕が彼にメッセージした。すぐに返信が来る。
実さんがその電話番号に電話をするが出ない。しばらくすると、彼の方からかかってきた。
元山君に電話をする実さん

県民投票が終わらないと公開できない内容のハナシ。
「どうじゃ、誰も傷つけないように、なかなかうまくしゃべったじゃろう」
県民投票が終わったら追記する。どうかそれまでどうかお待ちを。

「イデオロギーではない、アイデンティティなんじゃ。イデオロギーは変えられるが、アイデンティティは変えられん。ウチナンチューはウチナンチューをやめることはできんのじゃ」
「金城実は右翼だよって、ボクは最近みんなに言ってるんですよ」
「おう、それでいい」
「実さんがそっちでいくなら、ボクは徹底的にアナーキストでいきます」
すると、お互いなんだかしっくりくるのである。

「まさか金城実がこんな穏やかな作品を作るなんて思わんじゃろう。芸術家は詐欺師じゃからな」
実さんの優しい作品

実さんの作品確かに
最近の実さんの作品は
野仏といい
金城実らしくないかも。

ひとのよにねつあれ じんかんにひかりあれ

飲み始めた金城さん。泡盛の缶コーヒー割り。
泡盛の缶コーヒー割り
いかん、これに乗っかったら、帰れなくなる。

水平社の旗

tag: 台風  金城実  知花昌一  元山仁士郎  沖縄の旅_2018年10月 

新生識名農場も間近か

シアタードーナッツを出て、金城さんのアトリエに向かう。
そうだ、その前に識名さんの新旧の農場がどうなったか、見に行くことにした。

古い畑は、もうすっかり更地。
更地

これだけ見ればいいと思っていたのだが、まだ時間には余裕があるので、勝連城の向こう側にある新しい畑の方まで回ってみようと車を走らせる。
南から見る勝連城。これは裏なのか、表なのか。
南から見る勝連城

新しいハウスも出来上がっていた。
新しい畑

誰かがいる気配はない。新しい畑の進捗状況を見ることができたので、それで満足して車を出発させた。しかしなあ、やっぱりここまで来て、識名さんに何も言わずに立ち去るのは如何なものかと考え直し、車を停めて電話を掛けてみた。すると、今畑の中にいるという。雑草の中で見えなかったが、作業をしているのだと。すぐに道まで出ていくからとおっしゃるので、すぐに踵を返した。

識名さんのハナシ
先日の台風で、色んなものが打ち上げられてきた。それを行政が回収して行ったので、かえって前よりきれいになった。台風のお陰と、識名さんは笑顔である。

しかしあれだけでっかい台風、大変だったのに違いない。聞けば識名さん、高潮と満潮が重なって、この腰くらいまで水が上がって来たと説明してくれた。
新しい畑
画像では、浜と道の落差が良く分からないので、5月に行った時の浜から写した画像をご覧いただきたい。
高さ2m?
いやはやとんでもない高さである。笑い事ではない。
識名さんは台風の中、ひとりでこの畑を見に来ていた。畑は盛り土してあったのでなんとか持ちこたえたが、もう少し水が高かったら、畑もすっかりやられていただろう。
新しい畑
忘れては困る。識名さんは盲目なのである。畑と道路の境にあるこのフェンスにしがみつき、腰まで水に浸りながら、今ここで大きな高潮がきたら、俺はきっと死ぬんだなと思っていたと、相変わらず笑いながら話してくれた識名さんは、やはり只者ではないと、あらためて思い知らされたのである。

今後もっと大きな台風が来るようになるかもしれない。その時はどうなるのだろうか、「だいじょうぶなんですか」と問うたボクに、「いや、大丈夫じゃない」と、識名さんはやっぱり笑って答えたのだった。



識名さんのトマトが無くなっては困るという業者さんがたくさんあって、その人たちが手伝いに来てくれるのだという。初収穫は1月かなと。今識名さんは近くの港町に家を貸してくださる方がいて、そこで1人暮らししている。

「いつでも泊まれるから」

そうか、今度はいつ来られるのかなあ。
でもその前に、次は是非とも狛江にお越しくださいませ。

tag: 沖縄の旅_2018年10月  識名盛繁  台風 

なんみんさん

なんみんさん。
波之上宮

ボクとまる子さんはこのために来た。
5月の企みが、やっと実現したのである。

もうひとつの御願所。
御願所2

まる子さんはこの後、お隣にある神宮寺会館へ。
ボク? 行くわけがない。

tag: 波上宮 

狛江のタマリバから、とあるたまり場へ


こぎつねの家の野仏

tag: 金城実