2008年12月24日(水)21時29分
「儀間進さんの長い雑談」の中で出た“うちなーぐち”の名手たち
ひとつ前の記事「儀間進さんの長ーい雑談」ではタグが足りない。そこで、儀間さんが名前をあげた“うちなーぐち”の名手たちのタグだけ、この記事に移すことにした。
それだけでは詰まらないので、その方々とのその後の交流を、追記していくことにした。
※2017年11月26日投稿
比嘉光龍
2009年6月14日に会う。しかし、のちにメールのやり取りをして分かったことだが、彼にとって尊敬すべき年長者は理念上の沖縄のお年寄りだけ。つまり「●●な人」であった。
親富祖恵子
2010年5月18日にまず宇夫方がお会いした。その後、2010年7月25日にゆっくりお話する機会があった。國吉さんに対する辛辣な評価なども含め、とても大切なお話を伺った。その時の写真は、残念ながらデジカメを紛失して残っていない。またお会いした時にと思っていたのだが、2012年11月10日に急逝されたという知らせが届く。もし生きてくださっていたら、たくさんのことを教えて頂くことが出来たに違いない。無念で仕方がない。
知念ウシ
その後、沖縄問題の周辺で、ウシさんの様々な話を聞く。そして2016年9月19日、ひょんなところでバッタリ会うのである。
伊狩典子
小那覇全人
玉城満
吉田妙子
2012年11月6日に共演。
八木政男
宇夫方路は、これ以前にも琉球舞踊の公演などで面識があった。2009年2月2日、あらためてお会いしてウチナーグチについてお話を伺う。
北村三郎
2009年6月12日にお会いする。そして2012年8月7日、うちなぁぐちフィーリングの録音にご協力いただくことになる。
北島角子
2012年11月6日に共演。
それだけでは詰まらないので、その方々とのその後の交流を、追記していくことにした。
※2017年11月26日投稿
比嘉光龍
2009年6月14日に会う。しかし、のちにメールのやり取りをして分かったことだが、彼にとって尊敬すべき年長者は理念上の沖縄のお年寄りだけ。つまり「●●な人」であった。
親富祖恵子
2010年5月18日にまず宇夫方がお会いした。その後、2010年7月25日にゆっくりお話する機会があった。國吉さんに対する辛辣な評価なども含め、とても大切なお話を伺った。その時の写真は、残念ながらデジカメを紛失して残っていない。またお会いした時にと思っていたのだが、2012年11月10日に急逝されたという知らせが届く。もし生きてくださっていたら、たくさんのことを教えて頂くことが出来たに違いない。無念で仕方がない。
知念ウシ
その後、沖縄問題の周辺で、ウシさんの様々な話を聞く。そして2016年9月19日、ひょんなところでバッタリ会うのである。
伊狩典子
小那覇全人
玉城満
吉田妙子
2012年11月6日に共演。
八木政男
宇夫方路は、これ以前にも琉球舞踊の公演などで面識があった。2009年2月2日、あらためてお会いしてウチナーグチについてお話を伺う。
北村三郎
2009年6月12日にお会いする。そして2012年8月7日、うちなぁぐちフィーリングの録音にご協力いただくことになる。
北島角子
2012年11月6日に共演。
2008年12月24日(水)20時16分
儀間進さんの長ーい雑談【「わー」と「わー」のはなし】
今日午前中は宜野湾の嘉数で太鼓の稽古。
ということで宜野湾にお住いの儀間進さんと、普天間飛行場の南にある田園書房で1時にお会いすることにしました。2階の、テーブルと椅子が置いてあるちょっとしたスペースにて、儀間さんの「うちなーぐちフィーリング」をオーディオブックにする企画の現状報告、30分くらいのつもりでお話を始めました。
「たくさんの若い人たちを交えて読みたいのです。」
すると儀間さんから出てきた名前……
比嘉光龍(ばいろん)さん「正統派の方言をしゃべるねえ」
親富祖恵子さん「首里のおばあちゃんから首里言葉を教わったから上手だよ」
知念ウシさん「外国人と結婚してラディカルな考え方を持っている人だ」
伊狩典子さん「首里言葉は、日本で言うと京都の言葉みたいなところがあってね、首里言葉はお高くとまっていてねと思う人もいる、それがいいという人もいる」
小那覇全人さん「この人がいいかな」
玉城満さん「この人に言えば14、5人集まるんじゃないかな」
(註:この方はあの「笑築歌劇団」を主宰されている方。でも今は政治の道に。奥様がプロダクションをやっていらっしゃるという話は聞いたことありますとは高山正樹談でした。)
吉田妙子さん「女優さんだね」
そしてやっぱり
八木(はちき)政男さんと北村三郎さん。一番は何と言っても北島角子さん。「若い人たちを指導するなら八木さんが適任だろうな」
※以上の方々はタグが足りないので、別記事を立てました。(2017年11月25日)
こうして並べると、御年配の方も結構いらっしゃいますね。そしてみなさんこの道ではいっぱしの方々です。ご協力頂ければそれはそれは嬉しいのですが……。
ただしゃべっても生きた言葉にはならないよと儀間先生、そこはほんとにきちんとやらなければいけないと肝に銘じております。でも、だからといって、しゃべれる方々だけでこの企画をやっても、企画自体が生きたものになって拡がっていくかどうかはまた別です。たくさんの若者たちが、今はしゃべれないけれど、この企画を通して生きたウチナーグチを考え、八木政男さんのような方にご指導を受けて、一生懸命練習して、そうして出来上がったオーディオブックには、ちょっと拙いかもしれないけれど、色々な意味で彼らの生きた言葉が収録されている、そうなれば素敵だと思うのです。ハードルは高いけれど、なんとかやり遂げたいと思っているのです……
ということを、今度お会いしたときに儀間さんにお伝えしなきゃね。
「この間、目の前に八木さんが立っていたので、ポンと肩を叩いて、実はこういうふうな話があって、お声が掛るかもしれませんといっておきました」
先生、お気遣いありがとうございます。
それから儀間さんの話しは流れに流れて、あの伝説的な雑誌「琉大文学」のこととか、そして「わー」と「わー」のはなし。
⇒「わー」と「わー」をラジオでしゃべった時の記事
「わたし」と「豚」の発音の違い。そこで儀間さんは実演してくださったのですが、やっぱりよくわかりませんでした。どっちかが、「ゥわー」で、最初にウッと荷物を持つ時のように喉仏の下あたりに力を入れるのだそうです。
「ゥっ」「ゥを」「わゥッ」「ゴボ」「ブホ」「ゲポ」……、苦しい、だめだ、やっぱり、できない。無理です。
津嘉山さんは「う」と「わ」を一緒に言うのだとおっしゃっていましたが……
「をゥ」「オェ」、やっぱり無理です。
それから「やー」と「やー」も同じ。「家」と「あなた」
やっぱりどっちかが最初にイッと喉仏の下あたりに力を入れる。
「ィやッ」「うんや」「もういや」「いやん」「ばかん」「うっふん」……。できません。
方言のはなし。宮古は全く違う。沖永良部は沖縄に近い。鹿児島や熊本には沖縄と同じような言い方がたくさんある云々……。
このあたりですでに時間は2時半を回る。もう予定を大幅にオーバー。
「では、もうそろそろ……。」
「ごめんなさいね。僕は真面目な話がダメなんです。雑談が好きでね、雑談ばっかりなんですよ。教師をやっていた時も、教員室で雑談ばかり、後ろで聞き耳を立てている人がクスクス笑っていたり、お前うるさいからあっち行けと言われたりしたんです。だから今度高山さんが来た時はしゃべらないようにしますから」
「それはダメです。高山は儀間さんの雑談が大好きなんですから」
「いやいや」と儀間さんは笑っていらっしゃいました。
で、今回は儀間さんのお写真を撮るのを忘れてしまいました。
儀間さんとお別れして「おきなわ堂」へ御挨拶に。
本日の商品展示状況。

あ、coccoの隣だ!
それからちょっと頼みごとがあって琉球新報へ。
今日はいい天気でした。
ということで宜野湾にお住いの儀間進さんと、普天間飛行場の南にある田園書房で1時にお会いすることにしました。2階の、テーブルと椅子が置いてあるちょっとしたスペースにて、儀間さんの「うちなーぐちフィーリング」をオーディオブックにする企画の現状報告、30分くらいのつもりでお話を始めました。
「たくさんの若い人たちを交えて読みたいのです。」
すると儀間さんから出てきた名前……
比嘉光龍(ばいろん)さん「正統派の方言をしゃべるねえ」
親富祖恵子さん「首里のおばあちゃんから首里言葉を教わったから上手だよ」
知念ウシさん「外国人と結婚してラディカルな考え方を持っている人だ」
伊狩典子さん「首里言葉は、日本で言うと京都の言葉みたいなところがあってね、首里言葉はお高くとまっていてねと思う人もいる、それがいいという人もいる」
小那覇全人さん「この人がいいかな」
玉城満さん「この人に言えば14、5人集まるんじゃないかな」
(註:この方はあの「笑築歌劇団」を主宰されている方。でも今は政治の道に。奥様がプロダクションをやっていらっしゃるという話は聞いたことありますとは高山正樹談でした。)
吉田妙子さん「女優さんだね」
そしてやっぱり
八木(はちき)政男さんと北村三郎さん。一番は何と言っても北島角子さん。「若い人たちを指導するなら八木さんが適任だろうな」
※以上の方々はタグが足りないので、別記事を立てました。(2017年11月25日)
こうして並べると、御年配の方も結構いらっしゃいますね。そしてみなさんこの道ではいっぱしの方々です。ご協力頂ければそれはそれは嬉しいのですが……。
ただしゃべっても生きた言葉にはならないよと儀間先生、そこはほんとにきちんとやらなければいけないと肝に銘じております。でも、だからといって、しゃべれる方々だけでこの企画をやっても、企画自体が生きたものになって拡がっていくかどうかはまた別です。たくさんの若者たちが、今はしゃべれないけれど、この企画を通して生きたウチナーグチを考え、八木政男さんのような方にご指導を受けて、一生懸命練習して、そうして出来上がったオーディオブックには、ちょっと拙いかもしれないけれど、色々な意味で彼らの生きた言葉が収録されている、そうなれば素敵だと思うのです。ハードルは高いけれど、なんとかやり遂げたいと思っているのです……
ということを、今度お会いしたときに儀間さんにお伝えしなきゃね。
「この間、目の前に八木さんが立っていたので、ポンと肩を叩いて、実はこういうふうな話があって、お声が掛るかもしれませんといっておきました」
先生、お気遣いありがとうございます。
それから儀間さんの話しは流れに流れて、あの伝説的な雑誌「琉大文学」のこととか、そして「わー」と「わー」のはなし。
⇒「わー」と「わー」をラジオでしゃべった時の記事
「わたし」と「豚」の発音の違い。そこで儀間さんは実演してくださったのですが、やっぱりよくわかりませんでした。どっちかが、「ゥわー」で、最初にウッと荷物を持つ時のように喉仏の下あたりに力を入れるのだそうです。
「ゥっ」「ゥを」「わゥッ」「ゴボ」「ブホ」「ゲポ」……、苦しい、だめだ、やっぱり、できない。無理です。
津嘉山さんは「う」と「わ」を一緒に言うのだとおっしゃっていましたが……
「をゥ」「オェ」、やっぱり無理です。
それから「やー」と「やー」も同じ。「家」と「あなた」
やっぱりどっちかが最初にイッと喉仏の下あたりに力を入れる。
「ィやッ」「うんや」「もういや」「いやん」「ばかん」「うっふん」……。できません。
方言のはなし。宮古は全く違う。沖永良部は沖縄に近い。鹿児島や熊本には沖縄と同じような言い方がたくさんある云々……。
このあたりですでに時間は2時半を回る。もう予定を大幅にオーバー。
「では、もうそろそろ……。」
「ごめんなさいね。僕は真面目な話がダメなんです。雑談が好きでね、雑談ばっかりなんですよ。教師をやっていた時も、教員室で雑談ばかり、後ろで聞き耳を立てている人がクスクス笑っていたり、お前うるさいからあっち行けと言われたりしたんです。だから今度高山さんが来た時はしゃべらないようにしますから」
「それはダメです。高山は儀間さんの雑談が大好きなんですから」
「いやいや」と儀間さんは笑っていらっしゃいました。
で、今回は儀間さんのお写真を撮るのを忘れてしまいました。
儀間さんとお別れして「おきなわ堂」へ御挨拶に。
本日の商品展示状況。

あ、coccoの隣だ!
人類館のチラシを置いて頂きました。


それからちょっと頼みごとがあって琉球新報へ。
今日はいい天気でした。

tag: 津嘉山正種 琉球新報 沖縄の旅_2008年12月 おきなわ堂 おきなわおーでぃおぶっく うちなぁぐちフィーリング 儀間進 声門破裂音 太鼓
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