2009年03月28日(土)23時40分
六本木から帰って
俳優座劇場のまん前には、地下鉄六本木駅の入り口がある。その地下へ降りる階段で、知った顔とばったり会った。

半年前の同窓会以来である。
話題は自然と、某社長のはなしになった。
30年近く前、そんなところに就職して大丈夫なのかと、友達は心配した。同期はみんな辞めてしまった。それだけ厳しかったらしい。食料品部門の責任者として、弁当に国産の食材を導入して売上を上げた。それがあの有名なドンに認められたのか、とうとう頂点にまで登りつめた。生え抜きとしては初めてのTOPである。
がんばって、ほしいよな…
そりゃそうだ…
きっと、たくさんの知人が、あいつを頼って会いに行くことになるのだろう。しかし…
「友達とはビジネスはしない。金が絡むと友達ではなくなる。」
いたって賢明な選択。できれば僕もそうしたいし、事実、人を使うことになる前まではそうしてきたのだ。しかし会社となればそうはいかない。小さな会社なら尚更である。
友達を失うことも覚悟の上、食わしてやらねばならぬ者たちがいる。だから、なりふり構わず、使えるものなら何でも使う。
⇒ちょっと関係ある裏ブログへ
「この写真、うちの会社のブログにのせてもいいかな」
「俺は構わないよ」
「感謝するよ…」
⇒彼についての最初の記事へ
「そうだ、毎年クラブの同窓会やってるんだ、今度参加しないか?」
「そうだな、行こうかな」
「連絡するよ」
⇒その同窓会の記事に続く
何故かまっすぐ帰る気にならず、“あさの”へ飯を食いに行った。

アルバイトの彼は、某社長と同じ大学の6回生である。

半年前の同窓会以来である。
話題は自然と、某社長のはなしになった。
30年近く前、そんなところに就職して大丈夫なのかと、友達は心配した。同期はみんな辞めてしまった。それだけ厳しかったらしい。食料品部門の責任者として、弁当に国産の食材を導入して売上を上げた。それがあの有名なドンに認められたのか、とうとう頂点にまで登りつめた。生え抜きとしては初めてのTOPである。
がんばって、ほしいよな…
そりゃそうだ…
きっと、たくさんの知人が、あいつを頼って会いに行くことになるのだろう。しかし…
「友達とはビジネスはしない。金が絡むと友達ではなくなる。」
いたって賢明な選択。できれば僕もそうしたいし、事実、人を使うことになる前まではそうしてきたのだ。しかし会社となればそうはいかない。小さな会社なら尚更である。
友達を失うことも覚悟の上、食わしてやらねばならぬ者たちがいる。だから、なりふり構わず、使えるものなら何でも使う。
⇒ちょっと関係ある裏ブログへ
「この写真、うちの会社のブログにのせてもいいかな」
「俺は構わないよ」
「感謝するよ…」
⇒彼についての最初の記事へ
「そうだ、毎年クラブの同窓会やってるんだ、今度参加しないか?」
「そうだな、行こうかな」
「連絡するよ」
⇒その同窓会の記事に続く
何故かまっすぐ帰る気にならず、“あさの”へ飯を食いに行った。

アルバイトの彼は、某社長と同じ大学の6回生である。
tag: 松原通_居酒屋.あさの 井阪隆一 駒場28 その他の登場人物 裏へ
2009年03月28日(土)20時52分
ひとみ座の“マクベス”
俳優座にて。
先日ご案内した人形劇団ひとみ座の「マクベス」

こちらがマクベスです。

では、バックステージツアーへ。

虫たちです。


なんで虫なのかは不明。


白状すると、私、高山正樹は、大人向けの人形劇が大好きなのです。大人向けといっても、R18とか、そういう類のものではありません。というか、世間には、大人向けの人形劇というと、どこかの秘宝館しか連想できないほど、人形劇は子どものものだという既成概念があるようです。しかし、人形浄瑠璃も結城座も人形劇です。歌舞伎の演技は、浄瑠璃の人形を真似たところから誕生したのです。
ひとみ座だって、ひょっこりひょうたん島だけじゃないんだよ!
何故これほど人形劇に惹かれるのか、それは人形の「肉体」に感じる力の所為です。役者として僕は、どうしても勝てないと思い込んでいるのです。人間ならば嫉妬もするでしょう。しかし相手は人形、僕は人形に対して、かなりミーハーなようです。
さらには、人形遣いと人形の距離感です。それは、役者の精神と肉体の理想的な関係の見本でありながら、自らの精神に影響されて乱れる肉体を捨て去ることのできない役者にとって、決して到達できない境地なのです。
確かに、肉体は役者の半分、残りの半分に、逆に肉体から影響を受ける言葉の問題があります。この言葉に関していえば、ひとみ座さんの場合も、まだまだ修練すべきことは多いでしょう。しかしそうした不足分があるにしても、人形の魅力はそれを覆い隠してなお余りあるもののようです。
(肉体に影響される言葉については、只今「社長とは呼ばないで」に連載中。よろしければ私のへ理屈を、どうかお読みくださいませ。)
ああ、いつか大人の人形劇、やりたいなあ……
左が、龍前照明の西川ちゃんです。今回のオペレーター。
ちなみにプランナーは坂本さん。

つわものどもがゆめのあと…


篠崎さん、魔女役、お疲れ様でした。
先日ご案内した人形劇団ひとみ座の「マクベス」
こちらがマクベスです。

では、バックステージツアーへ。

虫たちです。


なんで虫なのかは不明。


白状すると、私、高山正樹は、大人向けの人形劇が大好きなのです。大人向けといっても、R18とか、そういう類のものではありません。というか、世間には、大人向けの人形劇というと、どこかの秘宝館しか連想できないほど、人形劇は子どものものだという既成概念があるようです。しかし、人形浄瑠璃も結城座も人形劇です。歌舞伎の演技は、浄瑠璃の人形を真似たところから誕生したのです。
ひとみ座だって、ひょっこりひょうたん島だけじゃないんだよ!
何故これほど人形劇に惹かれるのか、それは人形の「肉体」に感じる力の所為です。役者として僕は、どうしても勝てないと思い込んでいるのです。人間ならば嫉妬もするでしょう。しかし相手は人形、僕は人形に対して、かなりミーハーなようです。
さらには、人形遣いと人形の距離感です。それは、役者の精神と肉体の理想的な関係の見本でありながら、自らの精神に影響されて乱れる肉体を捨て去ることのできない役者にとって、決して到達できない境地なのです。
確かに、肉体は役者の半分、残りの半分に、逆に肉体から影響を受ける言葉の問題があります。この言葉に関していえば、ひとみ座さんの場合も、まだまだ修練すべきことは多いでしょう。しかしそうした不足分があるにしても、人形の魅力はそれを覆い隠してなお余りあるもののようです。
(肉体に影響される言葉については、只今「社長とは呼ばないで」に連載中。よろしければ私のへ理屈を、どうかお読みくださいませ。)
ああ、いつか大人の人形劇、やりたいなあ……
左が、龍前照明の西川ちゃんです。今回のオペレーター。
ちなみにプランナーは坂本さん。

つわものどもがゆめのあと…


篠崎さん、魔女役、お疲れ様でした。
tag: 龍前正夫舞台照明研究所 ひとみ座 照明屋さん 篠崎早苗 裏へ
2009年03月28日(土)10時43分
東京の「石敢當」
わけあって、久しぶりに自宅から事務所まで、7kmほど歩きました。
通り道で見つけた「石敢當」。

ここは沖縄ではありません。それにちょっと場所が変です。本来はT字路や三叉路の道の突き当たりに置かれる魔よけ。ここT字路だけど突き当りじゃないし。突き当たりは反対側。
時々、うちの地図調査員が、現地表記として「石敢當」って調査結果を拾ってくることがあるんだけれど、どうも表札と勘違いしているらしくて、「石敢當」の文化を知らなければ致し方ないことかもしれないが、調査員たるもの簡単なフランス語の表記程度は読めなければならないということになっているのだから、やっぱり「石敢當」くらいは知識として知っていて欲しいかななどとも思うし、でも、表札と間違えるような場所にお土産で買ってきた「石敢當」なんかを置いてしまう沖縄フリークの「ナイチャー」の方がきっとよっぽど問題なのであって、沖縄の魔界の住人の習性から考えると、まっすぐ歩くしかないマジムン(魔物)が、突き当たりの反対側にある「石敢當」にぶつかって砕け散ることはまず無さそうなわけで、魔物の進入を拒むという本来の力を発揮する機会を奪われた「石敢當」は、なんともかわいそうだし…、しかし待てよ、そうか、あそこを三叉路だと解釈すれば、あの設置場所もあながち間違いとは言えないなあ、でも酔っ払ってヨロケたマジムンしかあの「石敢當」にはぶつからない……
テクテク歩いていると、頭の中でズラズラと言葉がめぐります。
なんだか気持ちがザワザワしています。
それを象徴するかのような突然の光景。

7kmほど歩いた「ワケ」は、いずれ…
S社のKさんが事務所にいらっしゃいました。早期希望退職制度に応募して、今月いっぱいでお辞めになるとか。希望といっても、現実的に選択肢はなかったようですが。
しばらく休んで、仕事先を探すとおっしゃっていました。
ともかく、長らくお世話になりました。
みんな大変、でもここを乗り越えれば、きっと明るい未来がある、それを信じて頑張ろう。
通り道で見つけた「石敢當」。
ここは沖縄ではありません。それにちょっと場所が変です。本来はT字路や三叉路の道の突き当たりに置かれる魔よけ。ここT字路だけど突き当りじゃないし。突き当たりは反対側。
時々、うちの地図調査員が、現地表記として「石敢當」って調査結果を拾ってくることがあるんだけれど、どうも表札と勘違いしているらしくて、「石敢當」の文化を知らなければ致し方ないことかもしれないが、調査員たるもの簡単なフランス語の表記程度は読めなければならないということになっているのだから、やっぱり「石敢當」くらいは知識として知っていて欲しいかななどとも思うし、でも、表札と間違えるような場所にお土産で買ってきた「石敢當」なんかを置いてしまう沖縄フリークの「ナイチャー」の方がきっとよっぽど問題なのであって、沖縄の魔界の住人の習性から考えると、まっすぐ歩くしかないマジムン(魔物)が、突き当たりの反対側にある「石敢當」にぶつかって砕け散ることはまず無さそうなわけで、魔物の進入を拒むという本来の力を発揮する機会を奪われた「石敢當」は、なんともかわいそうだし…、しかし待てよ、そうか、あそこを三叉路だと解釈すれば、あの設置場所もあながち間違いとは言えないなあ、でも酔っ払ってヨロケたマジムンしかあの「石敢當」にはぶつからない……
テクテク歩いていると、頭の中でズラズラと言葉がめぐります。
なんだか気持ちがザワザワしています。
それを象徴するかのような突然の光景。

7kmほど歩いた「ワケ」は、いずれ…
S社のKさんが事務所にいらっしゃいました。早期希望退職制度に応募して、今月いっぱいでお辞めになるとか。希望といっても、現実的に選択肢はなかったようですが。
しばらく休んで、仕事先を探すとおっしゃっていました。
ともかく、長らくお世話になりました。
みんな大変、でもここを乗り越えれば、きっと明るい未来がある、それを信じて頑張ろう。
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