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沖縄語の音韻講座、プロローグ(1)

ウチナーグチの音韻を体系的に説明しようと、ちょいと言語学の勉強を始めました。
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ところが、言語学の世界は何と深いことか、様々な企画を抱え、雑用もたくさんあるというのに、このままでは、生きているうちにウチナーグチの音韻に関するレポートを提出することなど、とてもできそうにありません。
でも、それでは困るので、若干正確さに不安もあるのですが、そこらあたりはどうか大目に見ていただくとして、ここらで「えいやっ!」と、これまでの研究成果の報告を始めてしまいたいと思います。
なお、もし間違いや別見解などが見つかれば、追ってコメントなどで修正なり補足なりを、きちんとして参ります。

まずは音韻について。
少しばかり理屈っぽいはなしになりますが、どうかしばらくのご辛抱を。

さて、「音韻」という概念を、言語学的に、狭義に定義して考えてみたいと思います。
言語の音を考える際、その物理的特性を研究するか、あるいは機能的(心理的)特性を研究するかによって、学問が違います。前者を扱うのは「音声学」で、後者を扱うのが「音韻論」なのです。
どういうことかというと、例えば鼻濁音を例にとってお話しましょう。
「が行」の鼻にかかる音、「ンが」とか「ンぎ」とかいう音が鼻濁音です。こうした音そのものを研究するのが音声楽です。
ちなみに、昔は、鼻濁音ができないとアナウンサーにはなれませんでした。
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でも今の事情は違います。
サザンオールスターズがデビューしてもう30年くらい、桑田圭祐の辞書には、鼻濁音は存在していないようです。
だからといって、今の若者が鼻濁音を全く使っていないのかといえば、そうでもありません。地域にもよりますが、鼻濁音を使っている若者はいくらでもいます。
ただ、鼻濁音であろうがなかろうが、そんなことはどうでもいいと感じる人が多数派になってきたということなのでしょう。

つまり、日本語には鼻濁音と鼻濁音ではない二種類の「音声」が存在するのですが、そこに意味の区別がないのならば、狭義の音韻としての区別はないということになります。「異音だが同じ音素である」なんていう言い方をすると言語学っぽいですね。
今の若いアナウンサーの中には、鼻濁音のできない人が出てきています。そしてそれを放送局も特に問題としなくなってきました。20年前には考えられなかったことです。
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「音韻」「音素」として区別のない「物理的な音声のみの差異」は、長い時間の中で、やがて消えていく運命、鼻濁音がなくなるのもそう遠くはないようです。(厳密にいえば鼻濁音がなくなるのではなく、鼻濁音かどうかの区別がなくなるということで、実際の音声がどうなるのかは分かりません。)

こうした言葉の変化を、人はどう受け止めるのでしょうか。豊かさが失われてゆくと悲しむのか、あるいは機能的な進歩だと考えるのか……
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※鼻濁音についての補足。
東北地方で、例えば「刷毛(はけ)」を「はげ」と言う場合があります。この場合の「げ」は鼻濁音ではありません。しかし元々「はげ」である「禿げ」の「げ」は、はっきりと鼻濁音で発音します。そのように言い分けなければ、「刷毛」と「禿げ」の区別ができないのです。また、「柿(かぎ)」の「ぎ」は鼻濁音を使わず、「鍵」の「ぎ」は鼻濁音で言う、これも同じで、こうした事例はいくらでもあります。
鼻濁音とは違うのですが、やはり東北の言葉で、例えば「旗(はた)」を「はだ」と発音するようなことがあります。ではこの場合、もともと「はだ」である「肌」と、どのように区別されるのでしょうか。それは、「肌」の「は」と「だ」の間に、「わたり」という鼻音「ん」が入って「はンだ」と発音されることによって区別されるのです。これって、なんとも東北弁ぽい発音ですよねえ。
さらに、あっちこっちとインターネットを調べたのですが、東北地方で家の周りに暴風のために植える屋敷林を「えぐね」というそうですが、この場合の「ぐ」は鼻濁音で、鼻濁音を使わずに「えぐね」というと「良くない」という意味になってしまうという話も見つけました。
つまり、東北の言葉においては、鼻濁音は意味を区別するために必要な音韻・音素であり、従ってそう簡単に消えてなくなることにはならないのです。「刷毛」を「はげ」と言う事がなくなり、「えぐい」という言葉が死語になれば、話は別ですが。


ともかく私たちは、ウチナーグチの「音韻」を考えることによって、沖縄の文化に出会うことができるのではないか、そしてそれを鏡として、自らの中にある日本を検証することもできるのではないかと期待しているのです。

さて、いよいよウチナーグチの音韻を考えていきたいのですが、その前に、いわゆる「標準語」の音韻体系をまずご覧ください。
東北地方の言葉に敬意を表して(決してアナウンサー養成講座の御年配先生にではなく)、ここに鼻濁音を入れるべきではないかと迷いましたが、どのみちウチナーグチに鼻濁音はないので、ここでは省くことにしました。
(※また、厳密な言語学を語るつもりもないので、「っ」と「ー」も除きました。)

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それでは本題へ、といきたいところですが、今日は時間切れ。
次回、母音と子音の話から始めたいと思います。

 ⇒沖縄語の音韻講座、プロローグ(2)へ

tag: 【音韻講座】 

島バナナをつまみ食い

今日の島バナナ。
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もうだいぶ熟れてきていて、ちょっと持ち上げたらヘタがいくつか折れたので、思い切って全部ヘタから外してバラバラにしました。
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だいぶ柔らかい。茶色くなってから食べるのがいいと思っていたけれど、もういいんじゃないかな。
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というわけで一本、味(あじ)してみました。(というふうに、沖縄の人は言います。)
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まだ少し酸味があるけれど、ばっちり食べ頃です。むしろとろとろに甘くなるより、こっちの方が好き。国際通りで買ったのより、ずっとおいしいみたいです。
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あたしにも頂戴よ、と宇夫方女史。

これから毎日、一本ずつ食べて、その変化を楽しもうかな。
西岡さんに大感謝、ほんとにありがとうございました。

tag: 島バナナ  事務所の光景 

いろんなこと

お友達が来た。
7月17日以来。
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島バナナがだんだん…
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本日のゴーヤーは特に変化なし。ゴーヤーと言えば「沖縄ゴーヤーレシピ」と新・100店シリーズ「BAR100」をBOOKS GOROに納入。
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間もなくBOOKS GOROの店頭に並びます。
もちろん楽天市場沖縄mapでも販売中!
「沖縄ゴーヤーレシピ」
「BAR100」

酒菜。
おひたし頼んだらゴーヤーのお浸しにしてくれた。
ゴーヤーのワタの天ぷらの話をしたらサッと揚げてくれた。
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サービスで人参を入れてくれたので、綿の味がいまいち分からなかった。要するにあんまり味がしないということですね。

奄美の黒糖焼酎“浜千鳥”をちょいと飲んでみた。
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喜多見駅前にある居酒屋“串かん”
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いつかご紹介をと思っているのだけれど、なかなか機会がない。極々普通の居酒屋。でもそれでいい。それがいい。焼き鳥(豚)は勿論、居酒屋の定番メニューは殆どある。その品数は、たぶん喜多見でトップクラス。特に何がどうだというわけではないが、それでいい。それがいい。

既に酒菜で満腹なので串かんは無理。ならば帰ればいいのに、ネオンに誘われて隣のとなりの“ラ・ポール”で、角の水割を一杯だけ。
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それでようやくおやすみなさい…

tag: 喜多見_居酒屋.串かん  喜多見_居酒屋.酒菜  喜多見_Bar.La・Port  ヤモリ君  ゴーヤー  黒糖酒.浜千鳥の詩  100シリーズ 

ホントにタダのブログ

この先、どうするんだ?
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島バナナ。おいしそうに見えるが、食べ頃は茶色。
しあさってのゴーヤーへ

要するに過去の記事を差し込んだということ…
中真光石の試合のこと(7/23)

tag: ゴーヤー栽培.2009  島バナナ 

たまに喜多見でタコライス

久しぶりに、喜多見駅前の“ラ・ポール”でランチ。
そしたらメニューにタコライスがありました。
スープとサラダとデザートがついて800円。
スパゲッティーを食べるつもりだったのだけれど、タコライスはたまにしかやらないというので、タコライスを注文。

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今度、いつ食べられるかは不明です。
(う)

tag: 喜多見_Bar.La・Port  沖縄の食物 

突然黄色くなった!

ゴーヤーが伸びてきた。
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明後日のゴーヤーへ

島バナナが突然黄色くなった。
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ものすごく旨そうに見えるけど、まだまだ早い…
我慢。

要するに、今日も一日過去の記事の処理でした…
差し込んだ記事だいだい第29弾ぐらいかな…
「森の和」スペシャル登場(7/21)
石鹸と日食と結婚と(7/22)
スペインからの手紙(7/22)
嘉例山房の“ぶくぶく茶”(7/22)
神田古書店街(7/25)
肩書きを捨てられますか(7/25)

tag: ゴーヤー栽培.2009  島バナナ 

セブンイレブンのバイトと社長

このシールがさ、
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ほら、やっぱりベタつくんだよな
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昨日、約束どおり、ちゃんと社長に言ってきたよ。
 ⇒http://mapafter5.blog.fc2.com/blog…

彼女は疑っているのか。
仕方ない。ほれ、と画像を見せてやった。
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「あ、すごい!」

だからさ、もしかすると、バイトの女の子の意見で、セブンイレブンのお弁当のパッケージが変わるかもしれない。おもしろいじゃないか。
社長がね、君と、社長の顔を並べてブログにのっけてもいいってさ。

「ほんとですかー!」

ほんと。

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Eちゃん、満点の笑顔だよ!

フルネームをわざわざメモまでして教えてくれたけど、おじさん心配だから、それは載せないでおこう。

それからさ、今度社長に会ったら言っとくよ。
君は孤独じゃないぜ、たくさんの人に支えられているよ、ってさ。

喜多見のセブンイレブンにて

tag: セブンイレブン喜多見店  駒場28  井阪隆一 

ゴーヤー君、ふにゃ

暑さの所為か…
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ふにゃ
明日のゴーヤーへ

島バナナは…
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特に変わりなし

今日もまた、過去記事差し込み情報のみ。
差し込んだのは…
房指輪の比較とCocco(7/21)
大城立裕新作組踊「さかさま執心鐘入」(7/21)
西原町のさがり花(7/21)


tag: ゴーヤー栽培.2009  島バナナ 

喜多見商店街夏祭速報

喜多見商店街の夏祭りは25日と26日、昨日今日の2日間。
今年は狛江のお祭りと日にちが違うので、なかなか盛況、という昨日情報あり。

ただ今26日のお昼の12時。
喜多見駅前にて福引中。
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盆踊りは6時くらいからです。
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tag: 喜多見 

コンクールと夕顔

今まで、琉球舞踊のコンクールの話題は折々に触れてきました。
去年の8月には、コンクール真っ最中の楽屋の記事をアップしました。
http://lince.jp/hito/kanpoo…

ここでちょっと、沖縄の芸能コンクールおよび琉球舞踊界のお話をしたいと思います。

沖縄には、大きなコンクールがふたつあり、それぞれ「沖縄タイムス」と「琉球新報」という新聞社が主宰しています。
「沖縄タイムス」は「沖縄タイムス芸術選賞」(1966年創設)の「伝統芸能部門」の中で、新人芸能家の登竜門としてコンクールを行っていて、琉球古典舞踊をはじめ6部門があり、「新人」「優秀」「最高」「グランプリ」の四つのクラスがあります。
一方、「琉球新報」が主宰するのは「琉球古典芸能コンクール」、今年で44回目を迎えます。部門は「舞踊」「三線」「箏」「太鼓」「笛」「胡弓」の6部門、そしてクラスは「新人」「優秀」「最高」の三段階です。

沖縄の古典芸能にはたくさんの流派があります。琉球舞踊に限っていうと、その流派(会派)は50ほどあり、その殆どが、「沖縄芸能協会」か「沖縄芸能連盟」のどちらかに参加していて、「協会」がタイムス、「連盟」が新報の系列で、琉球舞踊をやっている人は、自分が参加する研究所の流派が、どちら系列であるかによって出るコンクールが決まっているのです。
(ちなみに1989年の沖縄開発庁の調べでは、研究所は300ほどで、5,000人くらいの人がやっているとか。研究所の数はわかりませんが、実際の踊りの人口は、この統計よりもずっと多い感じがするのですがどうでしょう。)

私、宇夫方路が所属する「関りえ子琉球舞踊研究所」の流派は「玉城流喜納の会」で、連盟・新報系。ですから今までM.A.P.after5で話題にしてきたコンクールは、琉球新報の主催する「琉球古典芸能コンクール」のことでした。

日舞の名取制度との違いは、下記記事をお読みください。
http://lince.jp/hito/shoutikubai…

さて、今年度の琉球古典芸能コンクールが、いよいよ来月の1日から23日にかけて、琉球新報ホールで行われるわけですが、「関りえ子琉球舞踊研究所」は神奈川県の川崎にあり、そこからも今年5名がコンクールに参加します。今は詰めの稽古の真っ最中、ということで今日は稽古場へ先生の助手としてお手伝いに行きました。

今年優秀賞に挑戦するユウコさんが料理して持ってきてくださった夕顔をみんなで頂きました。
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冬瓜は「ふにゅー」ってなるけど夕顔は「ツルーン」っていう感じ。分かりにくい?

『沖縄大百科事典』より。
ユウガオ:(沖)ツフル、ツブル、(宮)ツグイ、ツブリ、(八)チィブリィ
戦前はニガウリ、ヘチマ同様さかんに栽培されていたが近年急激に少なくなり、宮古、八重山の一部に残っている。沖縄ではトウガンと同様、煮物、炒め物として食用に用いるが、本土ではカンピョウの原料として栽培されたり、スイカの台木としてさかんに利用されている。


夕顔の花言葉は「はかない恋」…
コンクール前の稽古には、ちょっと不向き?

tag: 沖縄大百科事典  宮古  琉球舞踊  沖縄芸能コンクール  沖縄の旅_2009年7月  沖縄の食物