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“なおえつ茶屋”新潟その2

先生は直江津の駅からちょっとまっすぐのところで、「なおえつ茶屋」というお店をやっていました。
なおえつ茶屋

珈琲と、そして定食も出しています。お米や野菜にこだわって、とても体に良い食事なのです。
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地元の新聞で紹介もされました。
河端紀子という本名で。
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地元の人たちが作った食べ物や雑貨などもいろいろと売っています。
あ、若い頃の先生の写真、懐かしい。
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奥のスペースはミニ図書館と、駄菓子のコーナー。
昼間は子どもたちのたまり場に。
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今日はそこを使って、着付けの講習会をやっていました。
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「あ、いいところに来た」
急遽、私は助手にされてしまいました。
10年近くもお会いしていなかったのに、先生、ちょっと痩せたけど、相変わらずものすごいパワーです。

先生の大好きな浴衣が飾ってありました。
先生の大好きな浴衣

先生の長女の誓子ちゃんと、なおえつ茶屋にお米を卸している小泉君と、小泉君の彼女と、いっしょに飲んで食べて。そのうち近所の高校生も遊びに来て、そしていっしょに記念撮影。
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一番左が私、その隣が誓子ちゃんです。
誓子ちゃんは、もう10年以上、リウマチと戦っています。でも、今日はとっても具合が良さそうでよかった。

直江津の夜は更けていきました。
先生のご紹介は、あらためて、明日……。
(宇夫方路)
明日に続く…
http://lince.jp/hito/norijurou…

tag: 花柳紀寿郎 

その頃、新潟その1

【宇夫方路からの報告】
北信越地方の子ども劇場の、夏の企画会議に、山猫合奏団の制作担当として出席するため、妙高高原の駅に降りました。
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会場は赤倉ホテル。
北信越企画会議の横断幕
長野・新潟・富山・石川の各おやこ劇場の関係者と、全国からやってきた創造団体の関係者、全員で400人以上の人が、今日11日と明日12日の2日間、この赤倉ホテルでの企画会議に集まりました。

まずは上越子ども劇場のお母さんたちが、歓迎の意味をこめて歌と踊りを披露してくれました。
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でも、いっしょに舞台に上がった子どもたちには、そんなことは関係ありません。お母さんたちの思惑とは一切関係なく、最後まで自由に暴れまわっていました。
それが終わると、おやこ劇場のお母さんお父さんは、11の班に分かれて、各団体の作品の説明を聞きます。

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休憩を挟んで3回の説明会を終えた私は…
夕食の支度を横目で見ながら、お先に失礼しました。
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他の皆さんは、夕食後、音楽の団体のデモンストレーションを見る予定。そして一泊して、12日の午前中にまた説明会があって、それでこの企画会議は終わりです。

でも私は、直江津に住む日本舞踊のお師匠さんに、何年ぶりかでお会いするために、電車に乗りました。
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(宇夫方路)

続く…

tag: 山猫合奏団  子ども劇場 

“SIMON & GARFUNKEL”

ある日、自宅に帰ると、机の上にそっと置かれていた2枚のコンサートチケット。
東京ドーム“SIMON & GARFUNKEL”
13,000円×2。娘からのプレゼントです。娘にサイモンとガーファンクルの話など、今まで一度もしたことないのに。

何となくJRの水道橋を避けて、地下鉄南北線の後楽園駅を降りました。我々ぐらいの年齢の人たちがたくさん、東京ドームに一番近い出口へと向かっています。
表に出るのに長いエスカレーターが2本。みなさん左側にお行儀よく一列に並んでいらして、その右側をすり抜けていくような、アクティブな人は皆無です。たまに、メタボ対策なのか、階段を登るおじさんがいるだけ。
東京ドームでの最年長アーティストのコンサートなんだそうです。「アーティスト」という言葉は、いつ頃から使われだしたのでしょうか。たぶん、僕らには、死ぬまでしっくりこない言葉なんだろうなあ。
でも、今日はアーティ(アート・ガーファンクル)に免じてよしとしよう。

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やがて照明が落ち、万雷の拍手。

Old friends
Sat on their park bench
Like bookends.

何故だろう。何故だか涙が出てくるのです。
Old friends、特定の誰かを思い起すというわけではありません。ゴドーを待つエストラゴンとウラジミールのようでもあり、サイモンとガーファンクル、彼ら自身がそうなのでもあり…

なんとも象徴的なのです。いたって短いお付き合いでしたが、先日急逝されたI氏。読書好きが嵩じて、ついに奥様と読書関連グッズの商売を始めた。やっと軌道に乗ってきたところだったのに。
ブックエンドはたいがい複数形。

Like bookends.

Preserve your memories;
They're all that's left you

それにしても、観客はお上品でありました。しかし、手拍子が民謡のように拍の頭というのは頂けない。ひとり裏打ちの手拍子というのもいやらしいので、静かに頬杖をついていました。

Are you going to SCARBOROUGH FAIR
Parsley, sage, rosemary and thyme
……
She once was a true love of mine.

間奏でチェロ。やられました。

大島先生へ。小生、忙しくてなかなかチェロを練習する時間がとれないのですが、そろそろ追い込まなければと思っています。実は昨日、事務所で練習している画像を、私のOld friendが世界配信いたしました。
http://www.bcphotoshare…

ちなみにこのOld friendは、18日の札幌ドームのコンサートに行くそうです。たぶんこの札幌が、サイモンとガーファンクルのコンサートとして、世界で最後になるのではないかと言われています。
札幌でのラストコンサートのアンコールを歌い切って、ふたりはいったいどんな表情をして舞台を降りるのか、Old friendの報告を楽しみに待っています。

Hello darkness, my old friend
……
People talking without speaking,
People hearing without listening

THE SOUND OF SILENCE
人生とは、なんとも不条理なものです。

娘に感謝。
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そんな娘に育ててくれたカミサンにも、感謝であります。

《オマケ》
サイモンとガーファンクルではありませんが、アカペラの“サウンドオブサイレンス”
なかなか優れものなのです。

tag: 駒場28