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晩ご飯は“ばくだんおにぎり”

空港で買った“ばくだんおにぎり”
沖縄のカマボコで沖縄のご飯ものを包んだ沖縄にしかない(?)おにぎり。

じゅーしーと…
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…黒米です。

糸満の家庭料理なのだとか、真偽は分かりません。いずれにしても、沖縄の人ならみんな知っているというほどにはポピュラーな食べ物ではないようです。(高山正樹のカミサン情報。)そんな隠された名物を世に出すアイデアは素晴らしいのですが、それを真似した人たちが、ネットあたりで「沖縄の伝統料理」と宣伝して同じような商品を売っていたりするのです。

伝統って、何なのでしょう。

なんでもかんでも沖縄だったらOKみたいな風潮があるとしたら、それはいかがなものでしょうか。
日本全国、世界の到る所どこにも旨いものもあり不味いものもある、同じ名前の料理を食べさせても、旨い店もあれば不味い店もある、そういう至極あたりまえのことを忘れないようにと思っています。

それが楽天市場沖縄map のポリシー。
商売として成立させるためには、商品をたくさん並べることでお客さんを呼び、また各商品が相乗効果で売れ始める状況を作ることが必要、それには最低でも1,000点くらいの商品を揃えなければダメだという尤もらしい意見があります。これも真偽は分かりませんが、もしそれが正しいとしたら、自ら決めたポリシーを守るのは至難の技です。しかし、何としても頑張ってやっていきたいと思っています。

tag: ばくだんおにぎり  沖縄の旅_2009年7月  MAP扱い商品 

嘉例山房の“ぶくぶく茶”

15:30
“ぶくぶく茶”体験のため“嘉例山房”再訪
『沖縄大百科事典』より
(実際の嘉例山房の画像を交えてお送りします。また、赤字は、お店の大城さんからご教授頂いた補足です。)
ブクブク茶:茶を泡立てたもの。ブクブクーともいう。沖縄独特の茶道で、那覇の上流家庭に始まり、しだいに一般庶民にも広くたしなまれるようになった。(中略)本式には茶のたて方・飲み方・分量・茶器などに決まりがあった。

玄米を炒って作った煎米湯と清明茶(シーミー茶:中国茶)・番茶をブクブクーザラ(木製の大鉢)に入れ
(これは玄米です。)
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茶せん(長さ約22cm)で手早く泡立てる。
(全体をかき回さずに、一箇所でカシャカシャカシャカシャと動かしてください。2〜3分すると泡が立ってきますから…)
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それには熟練を要し、昔は専門家もいたほどである。
(10分くらい待ってください。そうしたら泡が固くなります。)
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茶碗に小豆御飯と熱い煎米湯を少量入れ
(お茶は何でもいいんです。冷たくても熱くてもお好みで。)
※ちなみに私はゴーヤー茶、金城君はさんぴん茶にしました。

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その上に山のように泡を盛り
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刻んだ落花生をふりかける。
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両手で持ち、箸を使わずに泡を飲み干す。さっぱりした後味がよく、戦前は婦人たちの集まりや船出の祝いなどに盛んにおこなわれたが、現在はほとんど姿を消してしまった。
(あの、私たち、今、飲んでるんですけれど…)

18:00
羽田空港。
プリティー千恵ちゃん、通訳の仕事が長引いて会うことかなわず、また次回。

tag: 沖縄大百科事典  沖縄の旅_2009年7月  沖縄の呑食処.嘉例山房  ぶくぶく茶 

スペインからの手紙

12:00
お昼。豚チリ丼580円をたべながら。
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私の両親は沖縄に今の居をかまえる前、14年間、スペインのカタルーニャ州にあるサンポールに住んでいました。サンポールはカタルニア地方の地中海に面した小さな町です。そこのお友達から、両親宛の手紙が届いていました。
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町のお祭りのことが書いてあるようです。

カタルニア語は、スペイン語よりもフランス語に近くて、フランス語とカタルニア語で話しても、意味が通じるそうです。つまり日本語とウチナーグチよりずっと近いということですね。母はスペイン生活の14年間、ずっとスペイン語とカタルニア語を勉強していて、今でもお友達と手紙のやり取りをしています。
でも、ずいぶんスペルが間違っているんだ、と話していました。

この町の年配の人たちは、カタルニア語を話し、文字も読めるのですが、書けない人が多いのだそうです。ここにも、沖縄にもあった言語と政治の歴史がありました。

現在のスペインのカタルニア地方とフランスのルシヨン地方は、昔はひとつの独立した国でした。しかし複雑な歴史を経て、スペインとフランスにそれぞれ分割併合されることになりました。それ以降の事情は、スペイン側とフランス側では全く違うようです。フランスについてはよくわからないのですが、スペインのカタルニアに限っていえば、フランコ政権の時代になると、カタルニア語の使用が禁止されました。自分たちの言葉で話すことが出来ない時代がありました。それでもカタルニア人は、密かに自分たちの言語を伝えてきたようですが、文字を書けない人が多いのは、やはりその時代の所為なのです。

でも、フランコの没後、新しい憲法が制定され、現在カタルニア地方では小学校3年生までカタルニア語で勉強していて、スペイン語を習うのは4年生からだと聞きました。
はたして、カタルニア語は守られたということなのでしょうか。

スペインの首都マドリッドと、カタルニア地方のバルセロナとは、まだまだほんとに仲が悪い。母がマドリッドで買い物をしていたら、店員からスペイン語が上手だとほめられ、どこで勉強したのかと聞かれたので、「バルセロナだ」と答えた。その途端、急に冷たくなって、それからは絶対にオマケしてくれなくなったそうです。

そういえば、踊りの世界でも、フラメンコといえばスペインだと思っている人も多いと思いますが、マドリッドの人は、フラメンコをスペインの踊りとは認めていません。フラメンコはアンダルシア地方のもの、アンダルシアは主に印度から流れてきたジプシーの住んでいるところで、つまり、フラメンコはジプシーの踊りだと差別されているのです。

多言語国家スペインが抱える問題は、まだまだ根が深いようです。なんとか仲良く出来ないものかなあと思う私は、考えが甘いのでしょうか。
(宇夫方路)

14:30
県立図書館へ。
大城立裕文庫開設待ち

tag: 沖縄の旅_2009年7月  宇夫方隆士  沖縄の呑食処.麺や晃凛  うちなーぐち 

石鹸と日食と結婚と

10:00
うるま市役所ちかくのA&W。
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森山さんご夫妻が販売用の石鹸をさっそく用意してくださったので、それを受取りに行きました。

なんだか薄暗くなってきた。雨かと思いましたが、ちょうど日食でした。
10:50
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11:10
MOSO’Sの工房へ
MOSO’Sは日食中でした。
隣の家の男の子が、すりガラスを貸してくれました。

きのこと大人の女とお団子と
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使ってみて、と、森山さんの石鹸を一つプレゼント。
石鹸使ったらコメント待ってます!
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(あれ、波々してるから安いほうあげたの?高山)

で、きのこさん、結婚するんだって!
で、ご主人の仕事の関係で、今月末には宮古島へ行っちゃうんだって!
でも、MOSO'Sは辞めないって!
三人はいつまでも一緒だって!

石鹸と日食と、そして結婚と。

工房を後にして、何だか感動している宇夫方路でした。

tag: 沖縄の旅_2009年7月  MOSO’S  沖縄の呑食処.A&W