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那覇の夜です【生活の柄】

栄町の市場の中、6月に来て以来の4度目の“生活の柄”です。
生活の柄の看板
でも、「生活の柄」のカテゴリーは作りません。なぜなら、お店の方と一度も話ししたことがないから。これはM.A.P.after5が、自らに課しているルールです。
今日あたりは、下のカウンターで飲めばよかった。色々と繋がりがあるのだから。2階の座敷で飲んでいるかぎり、きっと進展はないだろうなあ、と、壁のくらげに目をやる高山正樹でした。さて。
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「生活の柄」という名前についても、マスターと話しをしていないので、これまでM.A.P.after5では適当にお茶を濁してきたのですが、きっと山之口貘の詩から取ったのに違いない。

歩き疲れては
夜空と陸との隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
ところかまわず寝たのです

高田渡が歌っていましたっけ。


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はたして、次はいつ? それまで中の泡盛が残っているわけないよね、長池さん。
店を出ると、赤いライトの中に隠れる女。いつものことなのだけれど、今回の旅では妙に気になる。辻の女のこと。もう新宿あたりじゃあ見なくなったなあ。残念ながらカメラを向けることはできませんでした。

西岡さんと“ななしん屋”へ。
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ななしん屋はカウンターしかないから、じゃなくてママがステキだから、ちゃんとカテゴリーがあるのです。

「西岡さん、なんだかとってもきれいになったね。何かあったのかな」
「おじさん、余計なことは言わないの」
「作品が変わるかもしれないな」

tag: 山之口貘  高田渡  沖縄の呑食処.生活の柄  沖縄の呑食処.ななしん屋  沖縄の旅_2009年11月  西岡美幸 

オオシッタイの上山弘子さんの藍染工房

昨日の17日、“M.A.P.after5情報”を見たという世田谷の方から、こんなメールが届きました。

琉球藍染め展のご案内です。
2009年11月21日(土)〜23日(月・祝)
 11:00AM〜7:00PM(21日はPM1時〜)
会場:らくだ&TUBO(楽多ビル2F)
世田谷区南烏山6-8-7 03-5313-8151
22日午後より作家の上山さん来場。
22日16時から、23日14時から、トークイベント開催。

お誘い合わせてお出かけ下さい。
美しい藍染め(美ら藍・ちゅらえ)に出会いに来てください。

◎上山弘子(沖縄県名護市やまあい工房)琉球藍染め展◎
沖縄・自然からの贈り物−オーシッタイの豊かな自然の中で育てた琉球藍を100%使用した手作りの染物です。

自然があるからこそ、藍染めができる、そんな上山さんの思いは、
http://www.qab.co.jp/news/20080611…
2008年6月11日、琉球朝日放送で放送された「美ら島の提案 未来へ残せるか沖縄の姿 琉球藍を育て自然を守る」を参照してください。
また、国土緑化推進機構の今年度「森の名手・名人100人」に選ばれました。
(沖縄タイムス、琉球新報にて既報)


行きたいなあ。でも、その期間はまだ沖縄にいます。そうか、だったらこの上山さんという方が東京に向けて出発する前に、この沖縄で会えばいいんだ、これも何かの縁、電話しちゃえ。

上山さんはとても丁寧に“ふれあい工房”までの道順を教えてくださいました。きちんと聞いておかないといけません。近くまで行って分からなくなって聞こうとしても、とっても山奥なので、携帯電話は通じませんから。

森山さんにそのお話をしたら、一緒に行ってくださることに。
ちょうど名護市と東村の境のあたり、オオシッタイ(大湿帯)の中に上山さんの工房はありました。数年前まで、電気も来ていなかったらしい。

今、ちょうど染料を作る時期で、刈り取られたばかりの藍の畑は、静かに整然としていました。
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那覇の“てんぶす”で開かれる沖縄県の展覧会と、東京の展覧会が重なって、てんてこまいの忙しさなのに、上山さんは丁寧に工房を案内してくださいました。
沖縄の藍染めについては、私たちはまだまだ勉強不足、いずれきちんとお話できるときも来るでしょう。だから今日は、画像だけのご紹介です。
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若い人が、何人か働いていらっしゃいました。寝食を共にしているのかなあ。
「お弟子さんですか」
「ええ、でもみんな内地の女の子、ウチナンチュはなかなか続かない」
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那覇の“てんぶす”にお伺いする約束をして、お忙しい工房を後にしました。

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tag: 上山弘子  森山和江  やまあい工房  沖縄の藍染  三線  沖縄の旅_2009年11月  森山さんの石鹸 

石鹸の材料探索その2

本部(もとぶ)の伊豆味(いずみ)にある伊佐みかん園。
伊佐常信さんと奥様。年齢を伺ったらびっくり。
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本部は平地の少ないところ。若いころ、常信さんひとりで開墾されました。でも生活は苦しかった。みかんなんてぜいたく品だから、ちっとも売れない。穏やかに話される奥様。ただ黙っている常信さん。でも、きっと大変なご苦労があったに違いありません。サラリーマンになった同年輩の方々が、定年後にみかん作りを始められる。でも殆どはうまくいかない。
「体もきついし。そんな簡単なことではないですよ。ねえ。」
やっぱり常信さんは、静かに微笑んでいらっしゃるばかりです。
「好きだったからさ」

そろそろみかん狩りの季節。
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入場料250円で食べ放題。お持ち帰りは1kg250円だそうです。安い。
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色々と説明してくださったのですが……
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採って食べるのに忙しくて……
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いずみべに、紅ざくら、シークヮーサー、タンカン、アンコール、カーブチー……
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どれがどれだかわかんなくなっちゃいました。

でもこれは間違いなくカーブチーです。
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種が多いので、都会の腐れ女は「いやだ」とか言いそうですが、実にみずみずしくて、そしてさっぱりしていておいしいのです。
みずみずしい乙女ふたり……?
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夏に収穫したグアバのネクターとシークァーサージュースの冷凍保存。
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種から皮から丸ごと全部ジュースにしたシークァーサーは、サーターアンダギーに混ぜるのだそうです。
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名刺交換などしたりして、お土産たくさんいただいてしまったりして、再会を願って、伊佐さん、有難うございました。

森山さんのお薦めのお店、“さくら庵”へ。
全てがキティちゃん。ピンクの洪水に、若干背筋がゾクゾクしましたが……
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薬膳料理。テビチがあったり、ゆし豆腐があったり。
飲み疲れている体がすっきりした気がします。これで今日からまた飲める。ん?
森山さんに御馳走して戴いてしまったのです。ありがとうございました。

このお店で、森山さんの石鹸が買えるのです。
それから、ここ伊豆味の歌のCDも。
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あれ、作詞と、そして歌っているのも、なんと伊佐常信さんではありませんか!
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もう、びっくり。

tag: 森山朝順  森山和江  サーターアンダギー  沖縄の果物  沖縄の呑食処.さくら庵  沖縄の自然  沖縄の旅_2009年11月  森山さんの石鹸 

石鹸の材料探索その1

森山さんに案内されて、石鹸の材料のルーツを巡る。
〈海藻〉
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具志堅用高の父上と同じ。海アッチャー。
「ウミンチュ」と「海アッチャー」のこと

〈牛脂〉
中村畜産。
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「*+<●!%#△・・・」
「???」
後ろから、森山さんの奥さんが助け舟をだしてくださった。
「どこからいらしたのですかって」
「あ、東京です」
「あいや、そうですか、よくいらっしゃいました」
きっとこのおばあさまは、ヤンバルの言葉と、那覇あたりの言葉と、いわゆる標準語と、みっつの言葉を使い分けることのできる「スーパーオバア」に違いない。「ちゃんと写真を撮らせていただけませんか?」
するとおばあさまは「あたしなんか」といいながら、上着を脱いで襟のあたりをさりげなく整えた。
なんてかわいいおばあちゃんなのだろう。
「息子さんもご一緒に」
すると朝考さんは、極々自然に母の肩を引き寄せた。なんて素敵な親子なのだろう。
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中村朝考さんの育てた牛は、宮城に送られて宮城産として市場に出された。あのけたたましい知事の宣伝に乗って。
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でも今は、沖縄の中村さんのブランドとして売れるようになった。朝考さん自慢の牛なのである。

ひときわでっかい牛が散歩から帰ってくる。
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聞けば、闘牛の牛なのだという。

〈ヤギの脂〉
丸市食肉。
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丸市の奥様と、森山さんの奥様と。
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ヒージャー君たち。
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君たち、食われちまうのか……

ここにも闘牛の牛が。
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本部(もとぶ)へ移動する車中、森山さんに聞いた。
「闘牛は趣味なんですか」
森山さんは、そっと公然の秘密を教えてくれた。

tag: 森山和江  沖縄の自然  うちなーぐち  沖縄の旅_2009年11月  森山さんの石鹸 

森山さんの石鹸の中身

本日の朝ごはんです。
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沖縄が日本一の長寿県だなんて、今は昔。確かにお年寄りは長生きなのですが、アメリカ文化に塗れて以来、今や沖縄は日本一のメタボ県らしい。
でも今日は、沖縄の自然の力を感じることができそう。

うるま市の森山さんにお会いして、石鹸を作っている現場を見せていただけることになったのです。

森山さんが丹精込めて作る石鹸は、何をどれだけ入れるかということがきちんと決まっているわけではありません。石鹸を作るその季節のその日に、沖縄の土地に自生しているものを摘んできて入れるのです。だからその時々によって、色々な風貌を見せてくれるのです。といっても基本的な要素はいつでも入っています。ただその比率が違ったり、プラスアルファするオマケが違ったりしているのです。

アセロラ。
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モリンガ。(※註あり)
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シークァーサー
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ノニ。(※註あり)
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パパイヤ。
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ハイビスカス。
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クワ。
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ゲットウ。⇒月桃についての記事を読む
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キンカン。
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などなど。
その他、企業秘密の素材も。
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今日はハイビスカスを多めに入れてみました。
「それでも赤くはならないよ」
それから海藻のエキス。
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海藻の元はこれ。
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ここまでが基本です。

この基本の素材に、何をどう加えていくのか、日々試行錯誤を繰り返して、そうしてスペシャルな石鹸が誕生していくのです。

たとえば、牛とか豚とかヤギの脂。
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どれがどれだか、聞いたのですが分からなくなっちゃいました。

森山さんが作る“世界一の石鹸”東京バージョン、M.A.P.は販売するスペシャル石鹸をどうするのか、最終の会議です。
そして、ついに決定! でもまだ内緒のミステリー。
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ヒント。画像左上の袋に入っているのは、沖縄の宝「クチャ」です。
森山さんに丹精込めて作っていただいて、それから最低でも一カ月くらい寝かせてまろやかにして、使ってみてからのご提供です。
今しばらくお待ちくださいませ。

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tag: 森山朝順  ノニ  沖縄の自然  ポークたまご  沖縄の旅_2009年11月  森山さんの石鹸