2009年12月19日(土)23時41分
“どぅたっち”で上映会【沖縄読谷平和学】そして《知花昌一さんのこと》
昨日は三鷹、今日は駒込。2日続けての西山正啓監督の「知花昌一・沖縄読谷平和学」の上映会にお邪魔しました。
今日の上映会の場所は、山手線駒込駅のソバにある“琉球センター・どぅたっち”

普段は沖縄の物産品を売っているお店。でも、ここで三線教室をやっていたり、色々なイベントを開催していたり。
10月には読売新聞で紹介されました。

⇒“琉球センター・どぅたっち”のブログ
上映中です。


たくさんのお客様がいらっしゃっていました。
那覇のBar“土”での上映会は11日間で80名、結構大きな新聞記事にもなっていたのに、ちょっと少ない。宇夫方路が観た時はたった一人だったらしい。
⇒映画の解説はこちら
上映会の後は西山監督のお話です。


「恨(ハン)之碑」があるということの意味。
学生達が映画の中で最後に語りあったこと。
「まるで外国に来たようだ」と日本の学生。
「自分の国に帰ってきたようだ」とベトナムの学生。
韓国の学生がベトナムの学生に、韓国がベトナムにしてきたことを涙を流して謝る。ベトナムの学生は「これから仲良くなればいい」と笑います。
男子学生の少ないことがちょっと残念。
西山監督は言います。
「読谷には沖縄の全ての問題が凝縮されている」
僕はきっと、本当の読谷を知らないのだろうと思います。
僕は、宮城文子さんのはなしを思い起こしました。文子さんは長くいた東京をこの12月16日に引き揚げて、沖縄で義理のお母様と暮らすことにしました。
文子さんの義母さんはずいせん学徒隊の語り部である宮城巳知子さんで、嘉手納にお住まいです。もちろん文子さんは、今までも何度も行っているし、お正月などは長く滞在することもあった。その時には特になんとも思わなかったのだけれど、これからずーっと暮らすと決めてお宅に入った時、米軍基地から飛び立つ戦闘機の音がものすごいことに気がついたというのです。そこで生活するのだと、地に足を着けた時にはじめて聞こえてくるもの、見えてくるものがあるのでしょう。
テレビで、元の防衛大臣が蛇のような目をして、「何度も沖縄に行った」と偉そうに語っていましたが、きっと何にも見えてはいないのだろうと思うのです。
そういえば初めて巳知子さんにお会いした時、「政治家は誰も基地の現状を見に来ない」と怒っていらっしゃいましたっけ。
今度、Bar“土”のオーナーごうさんに、是非とも読谷を案内してもらおうと、あらためて思ったのです。
昨日も今日も、西山監督は、僕におきなわおーでぃおぶっくのCDの宣伝をする時間をくださいました。その上“人類館”のCDをご購入くださいました。感謝です。
宴会開始です。

スクガラス。アイゴの稚魚(スク)を塩蔵発酵させた保存食です。昔は酒の肴の定番でしたが、最近はあんまり見かけない。やっぱりちょっと塩っ辛過ぎるのかな。それにしてもこいつは魚がでかいなあ。ほんとにスクなのかしらん。

そして、今日の影の主役です。西山監督の娘さん(左)とそのお友達(中)です。

お父さんの映画会に来たのは今日がはじめて。お父さんのことは、やっぱり好きじゃなかったらしい。お父さんが何をやっているのか、全く興味もなかった。でもお母さんから父親の仕事を聞かされて、もしかすると、お父さんはすごい人なんじゃないかと思ったんだって。
お母さんが話したのがきっかけじゃありません。娘さんが変わったんだよね。そのタイミングを、お母さんはきっちり見逃さなかった。父は、きっと信じて待っていた。すばらしい親子です。
しょうがないから父も仲間に入れてあげよう。

もうひとりの女の子。(女の子じゃあ失礼かな)

那覇で西山監督の映画の上映会が行われている時のある朝、パラダイス通りを歩いていた彼女は、「土」の看板を見つけた。こんなところにほんとにバーがあるのだろうか……
「すいません……」
って、声を掛けたって店の人はいない。ところがその日店では西山さんなんかが雑魚寝していた。それが縁で、今日の上映会にやってきたのです。
不思議な出会いだなあ……。でも、沖縄に関わっていればよくあることです。
そして、不思議なメンバーで二次会へ。



今日のところは、皆さんのお名前のご紹介は控えておきましょう。きっとまたどこかでお会いすることがあると信じています。その時こそ、ちゃんとご紹介します。
今日の上映会の場所は、山手線駒込駅のソバにある“琉球センター・どぅたっち”
普段は沖縄の物産品を売っているお店。でも、ここで三線教室をやっていたり、色々なイベントを開催していたり。
10月には読売新聞で紹介されました。
⇒“琉球センター・どぅたっち”のブログ
上映中です。
たくさんのお客様がいらっしゃっていました。
那覇のBar“土”での上映会は11日間で80名、結構大きな新聞記事にもなっていたのに、ちょっと少ない。宇夫方路が観た時はたった一人だったらしい。
⇒映画の解説はこちら
上映会の後は西山監督のお話です。
「恨(ハン)之碑」があるということの意味。
学生達が映画の中で最後に語りあったこと。
「まるで外国に来たようだ」と日本の学生。
「自分の国に帰ってきたようだ」とベトナムの学生。
韓国の学生がベトナムの学生に、韓国がベトナムにしてきたことを涙を流して謝る。ベトナムの学生は「これから仲良くなればいい」と笑います。
男子学生の少ないことがちょっと残念。
西山監督は言います。
「読谷には沖縄の全ての問題が凝縮されている」
僕はきっと、本当の読谷を知らないのだろうと思います。
僕は、宮城文子さんのはなしを思い起こしました。文子さんは長くいた東京をこの12月16日に引き揚げて、沖縄で義理のお母様と暮らすことにしました。
文子さんの義母さんはずいせん学徒隊の語り部である宮城巳知子さんで、嘉手納にお住まいです。もちろん文子さんは、今までも何度も行っているし、お正月などは長く滞在することもあった。その時には特になんとも思わなかったのだけれど、これからずーっと暮らすと決めてお宅に入った時、米軍基地から飛び立つ戦闘機の音がものすごいことに気がついたというのです。そこで生活するのだと、地に足を着けた時にはじめて聞こえてくるもの、見えてくるものがあるのでしょう。
テレビで、元の防衛大臣が蛇のような目をして、「何度も沖縄に行った」と偉そうに語っていましたが、きっと何にも見えてはいないのだろうと思うのです。
そういえば初めて巳知子さんにお会いした時、「政治家は誰も基地の現状を見に来ない」と怒っていらっしゃいましたっけ。
今度、Bar“土”のオーナーごうさんに、是非とも読谷を案内してもらおうと、あらためて思ったのです。
昨日も今日も、西山監督は、僕におきなわおーでぃおぶっくのCDの宣伝をする時間をくださいました。その上“人類館”のCDをご購入くださいました。感謝です。
宴会開始です。
スクガラス。アイゴの稚魚(スク)を塩蔵発酵させた保存食です。昔は酒の肴の定番でしたが、最近はあんまり見かけない。やっぱりちょっと塩っ辛過ぎるのかな。それにしてもこいつは魚がでかいなあ。ほんとにスクなのかしらん。
にんじんしりしりーも出てきました。
そして、今日の影の主役です。西山監督の娘さん(左)とそのお友達(中)です。
お父さんの映画会に来たのは今日がはじめて。お父さんのことは、やっぱり好きじゃなかったらしい。お父さんが何をやっているのか、全く興味もなかった。でもお母さんから父親の仕事を聞かされて、もしかすると、お父さんはすごい人なんじゃないかと思ったんだって。
お母さんが話したのがきっかけじゃありません。娘さんが変わったんだよね。そのタイミングを、お母さんはきっちり見逃さなかった。父は、きっと信じて待っていた。すばらしい親子です。
しょうがないから父も仲間に入れてあげよう。
もうひとりの女の子。(女の子じゃあ失礼かな)
那覇で西山監督の映画の上映会が行われている時のある朝、パラダイス通りを歩いていた彼女は、「土」の看板を見つけた。こんなところにほんとにバーがあるのだろうか……
「すいません……」
って、声を掛けたって店の人はいない。ところがその日店では西山さんなんかが雑魚寝していた。それが縁で、今日の上映会にやってきたのです。
不思議な出会いだなあ……。でも、沖縄に関わっていればよくあることです。
そして、不思議なメンバーで二次会へ。
今日のところは、皆さんのお名前のご紹介は控えておきましょう。きっとまたどこかでお会いすることがあると信じています。その時こそ、ちゃんとご紹介します。
2009年12月19日(土)02時01分
“酒菜”にカラカラ
“酒菜”
豚の角煮。

沖縄風に言えばラフテー。泡盛で煮るのが本当。元来は沖縄の保存食だから、昔は味が濃かったのだが、最近は薄味が多い。
肴がラフテーなら、飲む酒はやっぱり泡盛。
そして、泡盛にはカラカラが似合う。

小さなお猪口は、泡盛の古酒が最もおいしく飲める大きさのもの。
楽天市場“沖縄map”で販売開始した壺屋焼のカラカラと猪口。
宮城敦さん真弓さんご夫妻の陶器工房「ピーナッツ」の作品。
カラカラは2000円。お猪口は1個300円。
酒菜でご覧になって、気に入った方は、どうぞお買い求めくださいませ。
⇒壺屋焼の“カラカラ”のページ
⇒壺屋焼の“おちょこ”のページ
12時を過ぎて19日になりました。
豚の角煮。
沖縄風に言えばラフテー。泡盛で煮るのが本当。元来は沖縄の保存食だから、昔は味が濃かったのだが、最近は薄味が多い。
肴がラフテーなら、飲む酒はやっぱり泡盛。
そして、泡盛にはカラカラが似合う。
小さなお猪口は、泡盛の古酒が最もおいしく飲める大きさのもの。
楽天市場“沖縄map”で販売開始した壺屋焼のカラカラと猪口。
宮城敦さん真弓さんご夫妻の陶器工房「ピーナッツ」の作品。
カラカラは2000円。お猪口は1個300円。
酒菜でご覧になって、気に入った方は、どうぞお買い求めくださいませ。
⇒壺屋焼の“カラカラ”のページ
⇒壺屋焼の“おちょこ”のページ
12時を過ぎて19日になりました。
tag: 喜多見_居酒屋.酒菜 ラフテー
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