2010年08月28日(土)22時02分
路ねえさんが“ばりき屋”で肉を焼く【喜翔睦會長佐藤優氏とその息子さん】
そのうち行こう行こうと思っていながらなかなか行く機会がなかった店。世田谷通り沿いにある交番の近く、ばりき屋。

※5月14日に写した画像です。
ホルモンの焼肉屋さんなので、この年齢になるとそうそう食べたくはならないのである。しかし、たまにはいいだろうと、ついに初見参である。
この人、焼かせたら右に出る者はいない。

特に今日は踊りの本番があって、お腹が空いているからなお更である。
因みに、もんじゃ焼きを焼く宇夫方路は絶品である。昔の記事をご覧あれ。
⇒もんじゃを焼く宇夫方路を見る
ロース!

ホルモン!

と、頑張ってみたものの、そうそう食べられるもんじゃない。
それなりの肉である。どこかのチェーン店の肉と比べてはいけない。とはいえ上品過ぎず、若者にはきっとこのくらいがちょうどいいのだろうが、齢50を過ぎると、ちと食べればもう十分満足したよと脂抜きの中国茶でもすすりたくなる。始めは袖まくって食べ始めたが、情けないことにほどなくホッピーなどをチビチビやる羽目になった。と、隣の席からなにやら話し声、聞くとはなしに聞こえてきた内容に、高山正樹はにんまりほくそ笑んだ。

どっから見たってサラリーマンとは思えないおやじさんが、息子と思しき青年に、働くってのはなあみたいな説教をしている。息子は黙って肉を食う。この親父の説教が、なかなかいいのである。要領よく世の中渡り歩くとは正反対の、まっとうな生き方を説くのである。
いつしか意気投合して一緒に飲み始めた。親父さんは奥さんと別れて、男手ひとつで息子さんを育ててきたらしい。何があったかは知らないけれど、息子は「母を憎んではいない」と、オヤジのいる前で、堂々と誠実に話した。オヤジはそれでいいというように頷いた。いい親子だと思った。
佐藤優と書かれた名刺を頂く。あの佐藤優氏からはいっこうに音沙汰ないけれど、この親父さんの名前が「佐藤優」とは、これも何か不思議な縁である。肩書きは「喜翔睦會長」、お祭り事情・神輿事情がよく分からないのでなんとも説明できないのだが、ともかく喜多見の氷川神社の神輿を担ぐ男たちの頭ということらしい。関東一円、祭りがあれば神輿を担ぎに出かけていく。祭りが人生という男。
「神輿、担がしてやるよ。着るものも貸してやるからさあ」
いやいや、脂っこいものはもう無理な年齢。それでも祭りには是非とも行ってみたいと思った。
宇夫方女史を會長はいつしか「ねえさん」と呼んでいた。
「ねえさん、10月の17日が氷川神社の祭りだから、電話しなよ。どこに神輿がいるか教えてやっからさ」
路ねえさんは手帳の10月17日に、「おまつり」と書いて、脇に会長の携帯の電話番号を記入した。
最後に、ばりき屋の店長を呼び出して記念撮影。

佐藤さん、店を仕切ってたから常連さんなのかと思ったら、ばりき屋に来たのはこの日初めてなんだとか、これも何かの縁ですなあ。
佐藤さん、ご馳走様でした。
⇒明日の記事へ

※5月14日に写した画像です。
ホルモンの焼肉屋さんなので、この年齢になるとそうそう食べたくはならないのである。しかし、たまにはいいだろうと、ついに初見参である。
この人、焼かせたら右に出る者はいない。
特に今日は踊りの本番があって、お腹が空いているからなお更である。
因みに、もんじゃ焼きを焼く宇夫方路は絶品である。昔の記事をご覧あれ。
⇒もんじゃを焼く宇夫方路を見る
ロース!
ホルモン!
と、頑張ってみたものの、そうそう食べられるもんじゃない。
それなりの肉である。どこかのチェーン店の肉と比べてはいけない。とはいえ上品過ぎず、若者にはきっとこのくらいがちょうどいいのだろうが、齢50を過ぎると、ちと食べればもう十分満足したよと脂抜きの中国茶でもすすりたくなる。始めは袖まくって食べ始めたが、情けないことにほどなくホッピーなどをチビチビやる羽目になった。と、隣の席からなにやら話し声、聞くとはなしに聞こえてきた内容に、高山正樹はにんまりほくそ笑んだ。
どっから見たってサラリーマンとは思えないおやじさんが、息子と思しき青年に、働くってのはなあみたいな説教をしている。息子は黙って肉を食う。この親父の説教が、なかなかいいのである。要領よく世の中渡り歩くとは正反対の、まっとうな生き方を説くのである。
いつしか意気投合して一緒に飲み始めた。親父さんは奥さんと別れて、男手ひとつで息子さんを育ててきたらしい。何があったかは知らないけれど、息子は「母を憎んではいない」と、オヤジのいる前で、堂々と誠実に話した。オヤジはそれでいいというように頷いた。いい親子だと思った。
佐藤優と書かれた名刺を頂く。あの佐藤優氏からはいっこうに音沙汰ないけれど、この親父さんの名前が「佐藤優」とは、これも何か不思議な縁である。肩書きは「喜翔睦會長」、お祭り事情・神輿事情がよく分からないのでなんとも説明できないのだが、ともかく喜多見の氷川神社の神輿を担ぐ男たちの頭ということらしい。関東一円、祭りがあれば神輿を担ぎに出かけていく。祭りが人生という男。
「神輿、担がしてやるよ。着るものも貸してやるからさあ」
いやいや、脂っこいものはもう無理な年齢。それでも祭りには是非とも行ってみたいと思った。
宇夫方女史を會長はいつしか「ねえさん」と呼んでいた。
「ねえさん、10月の17日が氷川神社の祭りだから、電話しなよ。どこに神輿がいるか教えてやっからさ」
路ねえさんは手帳の10月17日に、「おまつり」と書いて、脇に会長の携帯の電話番号を記入した。
最後に、ばりき屋の店長を呼び出して記念撮影。
佐藤さん、店を仕切ってたから常連さんなのかと思ったら、ばりき屋に来たのはこの日初めてなんだとか、これも何かの縁ですなあ。
佐藤さん、ご馳走様でした。
⇒明日の記事へ
tag: 喜多見_焼肉.ばりき屋 喜多見の佐藤優さん
2010年08月28日(土)19時38分
金沢公会堂で「仲里節」【金沢区民参加ステージ第2回公演「潮の音」】
横浜市金沢区の金沢公会堂にて。
金沢区民参加ステージ2010 第2回公演「潮の音」

昨年から始まったこの公演は、金沢区を拠点として活動する様々なジャンルの芸術家を一堂に会しての催しです。
私は佐藤美智子さんと「仲里節」を踊ります。私も佐藤さんも金沢区とは関係がないのですが、昨日の記事でも書きましたが、野村流古典音楽保存会の水谷亮介さんに声を掛けていただいての出演となりました。
私たちが楽屋入りしたときは第一部のお芝居の準備中でした。
地元の民話を元に作られた「身代わり観音」というお芝居には、金沢区民の皆さんが出演します。小学生も一緒です。金沢区にお住まいの水谷さんご夫妻は村人役でのご出演。

奥様がかわいい!
さらに水谷さんは、このお芝居の音楽を担当していらっしゃるとか。大活躍ですね。
第二部はいよいよ地元の芸術家たちの競演です。
筝・尺八、かっぽれ、民謡、パントマイム、三線、フラダンス、創作舞踊というさまざまなジャンルの舞台が続きます。
水谷さん出番は5番目。お琴の嶺井幸枝先生の伴奏で水谷さんの独唱が2曲。3曲目が「仲里節」で、私たちが踊るのです。地元の方たちは、琉球舞踊を見たことのない人がたくさんいるとのこと、そこで踊りも見せたいという水谷さんの思いから、私と佐藤美智子さんが踊ることになったのです。

「仲里節」は今度の私のお披露目公演でも踊らせていただこうと思っている曲です。本当は踊り手が舞台に出る前に、袖で琉歌を歌うのですが、これが難しい。発音もイントネーションも難しいのです。今回は残念ながら歌なしでやりました。
沖縄語と唄三線を頑張って勉強して、お披露目公演では何としても歌入りでやりたいと思っています。
私が所属している玉城流喜納の会では、通常は安冨祖流の地謡をお願いします。毎年夏に行われる古典芸能コンクールを受けるときにも安冨祖流の音楽で踊ります。コンクールの本番は琉球新報が用意するCDで踊るので、受験生は予めそのCDを買って練習するのです。そんな関係もあって、三線を習うなら安冨祖流の古典と決めていました。
けれども、実際に県人会のフェスティバルや琉球新報主催の公演など、色々な舞台で踊るときには、野村流の地謡で踊ることもしばしばです。同じ曲でも、歌い方や伸ばし方が微妙に違って、微妙だからなおさら音取りが難しいのです。でも、安冨祖流でも野村流でも踊れなければプロとはいえないのです。
今回野村流の水谷さんの地謡で躍らせていただいて、踊り手と地謡との気持ちが合えば、流派は関係ないと感じました。一緒にやらせていただけたことは、とても有意義だったと思っています。
楽屋でも舞台裏でも、スタッフや他の出演者の皆さんがとても一生懸命で、私たちも気持ちよ躍らせていただきました。ありがとうございました。また機会があれば、是非呼んでいただきたいと思いました。

(左から、私、水谷さんの奥様、水谷亮介さん、嶺井先生、佐藤美智子さん)
金沢区民参加ステージ2010 第2回公演「潮の音」

昨年から始まったこの公演は、金沢区を拠点として活動する様々なジャンルの芸術家を一堂に会しての催しです。
私は佐藤美智子さんと「仲里節」を踊ります。私も佐藤さんも金沢区とは関係がないのですが、昨日の記事でも書きましたが、野村流古典音楽保存会の水谷亮介さんに声を掛けていただいての出演となりました。
私たちが楽屋入りしたときは第一部のお芝居の準備中でした。
地元の民話を元に作られた「身代わり観音」というお芝居には、金沢区民の皆さんが出演します。小学生も一緒です。金沢区にお住まいの水谷さんご夫妻は村人役でのご出演。
奥様がかわいい!
さらに水谷さんは、このお芝居の音楽を担当していらっしゃるとか。大活躍ですね。
第二部はいよいよ地元の芸術家たちの競演です。
筝・尺八、かっぽれ、民謡、パントマイム、三線、フラダンス、創作舞踊というさまざまなジャンルの舞台が続きます。
水谷さん出番は5番目。お琴の嶺井幸枝先生の伴奏で水谷さんの独唱が2曲。3曲目が「仲里節」で、私たちが踊るのです。地元の方たちは、琉球舞踊を見たことのない人がたくさんいるとのこと、そこで踊りも見せたいという水谷さんの思いから、私と佐藤美智子さんが踊ることになったのです。
「仲里節」は今度の私のお披露目公演でも踊らせていただこうと思っている曲です。本当は踊り手が舞台に出る前に、袖で琉歌を歌うのですが、これが難しい。発音もイントネーションも難しいのです。今回は残念ながら歌なしでやりました。
沖縄語と唄三線を頑張って勉強して、お披露目公演では何としても歌入りでやりたいと思っています。
私が所属している玉城流喜納の会では、通常は安冨祖流の地謡をお願いします。毎年夏に行われる古典芸能コンクールを受けるときにも安冨祖流の音楽で踊ります。コンクールの本番は琉球新報が用意するCDで踊るので、受験生は予めそのCDを買って練習するのです。そんな関係もあって、三線を習うなら安冨祖流の古典と決めていました。
けれども、実際に県人会のフェスティバルや琉球新報主催の公演など、色々な舞台で踊るときには、野村流の地謡で踊ることもしばしばです。同じ曲でも、歌い方や伸ばし方が微妙に違って、微妙だからなおさら音取りが難しいのです。でも、安冨祖流でも野村流でも踊れなければプロとはいえないのです。
今回野村流の水谷さんの地謡で躍らせていただいて、踊り手と地謡との気持ちが合えば、流派は関係ないと感じました。一緒にやらせていただけたことは、とても有意義だったと思っています。
楽屋でも舞台裏でも、スタッフや他の出演者の皆さんがとても一生懸命で、私たちも気持ちよ躍らせていただきました。ありがとうございました。また機会があれば、是非呼んでいただきたいと思いました。
(左から、私、水谷さんの奥様、水谷亮介さん、嶺井先生、佐藤美智子さん)
(宇夫方路)
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