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おいしそうに撮れたかな

食べ物撮影用の新兵器である。
ライトオフ ライトオン
ハナから明るいお店で使ってもおもしろくない。なんとしても試したい店はやっぱり鳥研。
焼き物が焼けるのを待つ間、まずは冷奴をたのんで実験開始。豆腐は白いから難しい。
ホワイトバランスの設定を間違えるとこんな羽目になる。
赤っぽい豆腐
どんなにうまく設定してもこの程度。
それなりに白い豆腐
さて新兵器を点灯。ちょいと逆光気味にライティング。
ライトを当てて撮った豆腐
どうなんだろう。まあね。デジカメがデジカメだからね、こんなもんか。

では本番。
手前せせり一本と鳥二本。
せせりと鳥
ライトをちょっと遠目にすると……
ライト遠目にしてせせりと鳥
どんなもんでしょうか。
あー、めんどくせい。要するに旨きゃいいんだ。飲み屋に入ってツマミを注文して、いちいち食べる前に写真なんか撮ってるやつはロクなもんじゃない。とっとと食いやがれ。俺の知ってる寿司屋の板さんは、握った寿司を口に入れるまで、3秒ルールをお客に課していた。

と、いいながら、つくね二本とひざ軟骨。
つくねとひざ軟骨
うーん……
焼き鳥ってそもそも色が地味だから、美味しく写すのはきっと難しいに違いない。
ちょいと色気が入るとね、だいぶ違うのよ。ほら、これ、たたきです。
鳥のたたき
ね、旨そうでしょ。旨そうじゃなくて、旨いんだこれが。

色がダメなら脂をもう少し光らせてジューシーな感じをだしてみようか。
ぼんじり。
ぼんじり
なるほど。でも、あんまり変わらないか。
タレ焼き。
鳥のタレ焼き
タレ焼きとはいうものの、相変わらずの健康ゲームで、塩は全く使っていない。タレも高田君が気を使ってくれて、ごくわずかにしてくれた。普通にタレつけて焼いてもらえば、もっとてかって旨そうな画像が撮れたのかもしれないが、それじゃあ本末転倒。いい肉を味わうならばなるべく素材のママという定理は、タレでもいえることらしい。ほんのりしたタレの甘さがちょうどいい。
女性も一緒。
ライトアップした19歳の彼女
秘密兵器を使ったので、いつもよりはっきりくっきり撮れました。明るいライトが似合うんだから、若いっていいなあ。

食べ物をおいしく撮影する十か条というのがあって、その十番目は「撮らないこと」だってさ。言い得て妙ですな。

だしまきタマゴ。
だしまきタマゴ
鳥研サラダ。
鳥研サラダ
焼きおにぎり。
焼きおにぎり

結局食べたもの全部撮影して、本日はここまで。
今後、新兵器のライトを使って撮ったメニューは、もう撮影しないことに決めました。
女の子を除いて。(彼女はメニューにないよ)

tag: 喜多見_焼鳥.鳥力中央研究所 

狛食の奥様に知って頂きたくて

ひとつ前の記事で「ひめゆり」の上映会のチラシを紹介した。だから、お昼を“狛食”で食べることにした。

注文をとりにきたのは、奥様ではなく、若い男性だった。
「奥様、まだ悪いの」
「そうですねえ。でも薬で少しはいいのですが」
奥様は今、リュウマチで苦労されているのである。

黒酢の酢豚セットを薄味でお願いした。
酢豚セット
頼めば、味の調節はやってくれる。当たり前の話なのに、センターから半調理品が配送されてくるようなチェーン店が増えて、当たり前が当たり前でなくなった。

“狛食”はごく普通の中華食堂だが、店内を見渡せば、泡盛もあるしあちこち諸々「沖縄」がある。
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奥様のお母様はいわゆる「ひめゆりの生き残り」である。「生き残り」、嫌な言葉だ。チラシでは「ひめゆりの方々」となっている。それで分かるほど“ひめゆり”は認知されている。新聞などには「生存者」と書かれることが多い。

僕は“みやらび”の竹原くんに“狛食”にチラシ持って行ってみたらとすすめて、僕は遠慮していた。さて、チラシ、届いているかなと気になっていた。

若い男性に聞いても分からない。彼は厨房のご主人を呼んでくれた。
「今度、せんがわ劇場で“ひめゆり”って映画をやるんですけど、誰か、案内に来ました?」
「いや」
「そうですか」

ごちそうさま、と言って店を出た。
道を隔てた反対側に“中む食堂”があってお昼もやっている。そこには、竹原くんから預ったチラシを僕が届けた。そのチラシが残っているはずだ。

中村君夫妻
「この前はありがとうございました」
11月3日の試合のことである。
「どうするの、格闘技、やめるの」
「やめられなくなりました」
「そうか。また、夜来るね」
“ひめゆり”一緒に見に行こうよって言おうかどうしようか、迷っている僕がいた。結局それは言わずに、チラシを数枚戻して貰い、道を渡って狛食に戻った。

「うちに貼っておいても、誰も見ないよ」
「ともかく、奥さんにはお知らせしたくて。どうか奥さんにお渡ししてください。」
リュウマチを患っている奥様が、仙川まで来られることはないだろう。だが、近くに頑張っている若者がいるよということを、どうしても知ってもらいたかった。もしかしたら、奥様が案内してくだされば、小学校の関係とかで、来てくださる方もいらっしゃるかもしれないし。

竹原くんは、そのうちここへ来るのだろうか。一緒に行こうよと言ったのだが。僕はもしかすると先走って出すぎたことをしたのかもしれない。

一緒に行った宇夫方女史は、このあと、まず厚木へ向かった。今日は、厚木と狛江の琉球舞踊教室の日なのである。
 ⇒http://mapryukyubuyou.ti-da.net…

【追伸】
22日。Twitterで、竹原くんが(たぶんですけれど)狛食に行ったことを知りました。
 ⇒http://twitter.com/sengawahimeyuri…
「狛食」を「狛江」と間違っていたけれどそれはご愛嬌?
今度の上映会の後、竹原くんはどうするのだろう。なにか活動を続けていくのだろうか。ちょっと気になる。
何度もしつこく言って申し訳ないけれど、狛食の奥様のお母様は「ひめゆり」だが、お父様は「対馬丸」の生き残りだし、「ひめゆり」の他にも、たくさんの学徒隊の悲劇があったのだということを、多くの日本人が知らないということ、今度の“ひめゆり”を入口にして、是非とも知って欲しいと思うのです。そんなふうに繋がっていける映画であることを願って、僕も必ず見に行こうと思っています。

tag: 厚木教室  MAP琉球舞踊教室  ひめゆり学徒隊  対馬丸  沖縄居酒屋.中む食堂  狛江_居酒屋.中む食堂  #竹原学  狛江_中華.狛食  健康ゲーム 

映画「ひめゆり」自主上映会のご案内

来る11月27日(土)と28(日)の2日間、京王線仙川駅徒歩4分のせんがわ劇場にて、長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」(柴田昌平監督作品)が上映されます。
この上映会を企画したのは、仙川で“ちゅらかじ”、つつじヶ丘で“みやらび”という沖縄料理の居酒屋を経営する“まんぶー”こと竹原学氏。

M.A.P.もこの上映会を応援します。
この機会に是非この映画を観て、沖縄の声を聞いてください。

長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」自主上映会

【場所】せんがわ劇場 ⇒アクセス

【日時】
11/27(土) 《昼》13:30 《夜》17:00
11/28(日) 《朝》10:00 《昼》13:30 《夜》17:00
(※上映時間は2時間30分です。)

【料金】
学生(高校生・浪人生) 800円
一般前売り 1,000円 一般当日 1,200円

【お問合】
仙川ひめゆり自主上映の会・竹原 090-7461-7084

詳細は“せんがわ劇場”のホームページへ

チラシの表 チラシの裏

それから、昨日の東京新聞の武蔵野版にでっかく紹介されていましたね。
11月17付の東京新聞
竹原くん、やったね!
だからさ、是非とも下の記事も読んでみてください。高山正樹のたってのお願いです。
 ⇒ 「ひめゆり」上映会を応援する。そして……

tag: 沖縄戦  #竹原学