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稲毛の今昔物語《日立と旧武蔵工大にあった原子炉のこと》

枡形山からここが見えたのだから、ここから枡形山が見えるはず。
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おん……?
ズーム。
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見えた!
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しかし、相変わらず多摩の横山は、開発の波にさらされているんだね。
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確か神野美奈実さんはこの辺りに住んでいるんじゃなかったっけ。

少し話しが逸れるのだけれど、でも多摩の横山の範囲のこと。
【ネオニコチノイドのこと】に続けて、日高さんの昨年夏のレポート。
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川崎市麻生区と横浜市青葉区の境に原子炉が2基あります。今日、その辺りを見てきました。

付近は、かつて大規模に開発された分譲宅地であったらしく、小綺麗な個人住宅が並んでいました。
原子炉は、一見手つかずの自然であるかのような鬱蒼と繁った樹木に覆われていて、みごとに目隠しされていました。
枝の重なりが少し薄めの場所では、日立の建屋らしき建築物の輪郭が見えましたが、携帯でとらえた建物は煙突風の塔屋のみでした。
塔屋を写した私の背後は丘陵地でして、東側約3kmに東急田園都市線が走り、たまプラーザ駅やあざみの駅があります。

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直線道路の突き当たりの「森」が、旧武蔵工大の王禅寺キャンパスです。
※武蔵工大は今春から「東京都市大学」へ名称変更になりました。
「武蔵工業大学の研究用原子炉の廃炉が決定」という記事を見つけました。

 ⇒kawasakiseisou/news…
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なぜ今頃になって日高さんのレポートをお知らせしたのか、鳥研で原発のハナシを聞いたから。
原発の掃除は、貧しい人々によって行われていて、定められた被爆量に達すると、もうそれ以上仕事は続けられないという噂。このブログで、まことしやかに「都市伝説」とやらを語りたくはない。ネットの世界では、正史と伝説の各々の擁護者たちが、お互いを罵倒し合っている。日立の成瀬くん、本当のこと、教えて欲しい。
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ただ、これだけは言えるんだ。かつて土地を耕すことでさえ、大地を傷つける行為であると、人々は「地神」の崇りを畏れていた時代が確かにあったのだ。「平家物語」を語る座頭は、大地の守護神を宥めるために「地神経」をも読誦していたらしいが、一級史料(正史)には殆どその記録はないらしい。

そして、僕は今日も鹿島田の稽古場まで自転車に乗って行くのです。

「琵琶法師」の中で兵藤裕巳氏は、17世紀の筑前の「座頭」の持ち芸として「浄瑠璃」「小唄」「稽」があったという永井彰子さんの研究結果を紹介している。「稽」とはなんだろう。チャリという「戯物語」だというのだが、初めて聞いた。
「稽」とは、元来「考える」という意味である。つまり、「稽古」は古(いにしえ)について考えを巡らすことに他ならない。昔を研究し、つまり物の道理や故実を学び、今やるべきことを考える。
「稽」という「戯物語」、なんだか興味をそそられる。「戯れに古を考えてみる」、いいじゃないか。

あれ、女性しか写っていない。決して意図的ではありません。
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大地を守護する神は女神であったとか。
北條時頼率いる一万の軍勢が、南から稲毛領に向かってくる。稲毛三郎重成は、郷の民百姓を戦いに巻き込まぬために、城から出て南で待ち構えることに決める。
「稲毛の郷を人馬に踏み荒らされることは断じて許さぬ」
心優しき男は、歴史の表舞台から消え去るのが必定。でも、河原者は、常に隠された裏の物語を語るのです。

しかし、重成の思いも、あるいは今でもあちこちで行われている五穀豊穣の祭りも、大地に対する畏れを忘れて、ただのヒューマニティーや御利益宗教で理解しようとしたら、何にも見えてこないのかもしれませんねえ。そして何も伝えられない。

人間、この先いかなる道を選ぶべきなのか、そのためにこそ古(いにしえ)を考えて、なんてね、そんなことしている暇があったらまず台詞を憶えろ、少ない台詞なんだからってか、おっしゃるとおりであります、はい。

それを考えるのは男の仕事。女性はただ美しく蝶の如く舞っていればいいのでしょうか。宇夫方路さん、教えておくれ。
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 ⇒「琉球新報“晴読雨読”本物だと信じる踊り」を読む
やっぱり“晴読雨読”じゃなくて“晴耕雨読”じゃなきゃダメなんだよね。

そしてもうひとつ、役者って、女性の範疇じゃないの、と、いうこと。

1月28日発行の「タウンニュース多摩区版」に、関昭三さんの記事が掲載されているのを発見しました。
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役者より、制作のほうが断然偉い。だって「演劇を通じて地域交流」しようなんてお考えなのだから。役者は自分勝手に楽しんでいるだけ。でも僕は演劇を通じて古(いにしえ)と現代を結ぼうと思っているのですが、俺の仕事じゃねえか……

すいません、チケット、ちっとも売れなくて。

【2月28日追記】
この日は厚木カルチャーの琉舞教室でした。やっとその記事が、琉舞専用ブログにアップされました。どうやら新しい仲間ができたようです。知らなかった……
 ⇒http://mapryukyubuyou.ti-da…

tag: 「枡形城落日の舞い」  日高 

2011年【旧正月】+【にんじんの日】

旧暦の1月1日
沖縄の正月は、まずは若水(ワカウビー:元日に最初に使用する水)を井戸から汲んできて火の神のお供えをします。
※『那覇市史』によると、イチミ(現世)がグソウ(後生)を供養する「お盆」に対し、「正月」はその「お盆」の返礼として死者が現世の者を招く月だという。(「久米村の一年」より) しかし、あの世にはあんまり招かれたくない。だから現世の人は「折角のお招きですが、こちらにもこんなに御馳走があるので、お招きは謹んで御辞退申し上げます」という意味を込めて、たくさんお供え物をするらしい。

へーそうなんだなんて、まるで異国の文化みたいに言わぬこと。「若水」は昔の大和にもあった風習なのですから。
どうやら大和では、どんどんとあの世とこの世が離れていくらしい。

さて、沖縄での新年の御挨拶。
「いー正月でーびる、若年わかわかーとぅ、うとぅんしぇーびてぃー」
※因みに「いー正月」の「い」は声門破裂音[?i]ではありません。破裂しない「い」、つまり['i]です。新沖縄文字では「い゛」と書きます。ああ、中断している「沖縄語音韻講座」を、早く再開しなくちゃいけないなあ。

沖縄では、お正月になると「またひとつ若くなりましたね」と挨拶する。だって「年を取る」んだから、年は少なくなるというわけ。これが長生きの秘訣でしょうか。

もうひとつ。今日は……
新暦の2月3日、ニンジンの日なのです。
2005年、糸満市において、沖縄県産ニンジンの消費拡大を目的に2月3日が「ニンジンの日」に制定されたました。「人参」のゴロ合わせです。

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tag: 新沖縄文字  沖縄この日何の日 

《食の安全》を云々すると赤っぽくなる【ネオニコチノイド】のこと

農民カフェで買ったトマト。
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おお、昔のトマトはこうだったかもしれないなあっていう感じ。もちろん、おいしいです。だってさあ、いい値段だもんねえ。
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先日セブンイレブンの社長に会ったんですけどね。
 ⇒ 「恒例“駒28”の新年会」の記事
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セブンイレブン直営喜多見店の人によると、3人の専門家がメニューを評価するみたいなテレビ番組で、これ、満点だったお弁当なんだって。
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まあね、不味くはないのですが、満点だっていう意味がわからない。テレビのグルメ番組なんてそんなものなんだろうなあ。

なんだか今日の記事、赤っぽい。

“中む食堂”の仁くんから聞いたワイドショーのはなし。そいつにちょいと尾ひれをつけて……
いたずらで猫を解剖した人がいたというニュース。コメンテーターという連中が、「なんてことだ」と、みんなしかめっ面して声を合わせて大合唱。
司会者がまとめにかかる。
「ほんとにひどい動物虐待ですね。では次の話題にいきましょう」
CM挟んで始まったのが、マグロの解体ショー。
なお、最近、魚にも痛点があるらしいという研究結果が発表されました。

添加物を使わないというセブンイレブンのお弁当。
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確かに、一時に較べたらずいぶん少なくなったような気がします。pH調整剤も「危険なし」だし、グリシンはちょっと危険なんていう人もいるけど、まあ問題ない。他のコンビニはどんな感じなんでしょうかね。ただ、使われている材料に(例えば「こんにゃく加工品」に)添加物が使われているのかどうかは不明。表示義務なしだから。

ボク、かつて腎臓ガンの手術後、しばらく添加物の入った食べ物を極力避けていたことがありました。でも仕事を再開すれば、なかなかそうもしていられない。どうしてもコンビニで食事を調達しなければならないことある。でも最初の頃、それを食べた後、いつも気持ちが悪くなったのを憶えています。

もう17年も前のことです。世の中、少しはいい方向に向かっているのでしょうか。

右腎臓の摘出手術を無事終えて、転移の不安を抱えながら退院する日、主治医に聞いたことがあります。
「10年前にこの病気になっていたら?」
「手の施しようがなかったでしょう」
「何が違うんですか」
「手術の技術だね」

それから17年、今なら右の腎臓も残せたのかもしれません。
なんだかとてもとりとめのない記事になっちゃった……

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