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食ったホウボウとカレイに合掌

ようやく毛ガニの動画をyouTubeにアップしたので、やっと1月17日のコンケン・アイの記事を一個仕上げることができた。
 ⇒ お待たせコンケン・アイ《活き蟹と茹で蟹とどっちが旨い》
  

そしてそれから、1月21日にコンケン・アイにお昼を食べに行った時の記事を書いた。
 ⇒
都道114号線沿線《コンケン・アイのホームページはM.A.P.after5です》
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書いた記事を眺めていたら、どうしてもコンケン・アイに刺身を食べに行きたくなったので、今から行くよという電話を入れた。だって、ちょっと遠いからさ、行って閉まってたら悔しいからね。

テーブルに座ったら、いきなりこんなのが出てきた。
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「来るってえからよ、さばかねえで待ってたんだよ」
ホウボウ(魴?)である。
そうなのかい。写真に撮られるの、待ってたんだね、ほうぼうちゃん、いい子だこと。
パシャ!
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目が、怖い……

電話するのがちょっと遅くて、既に半身にされてしまったカレイ(鰈)。
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そうか、君は半身のママ、僕を待っていたのか。
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頼むよ、そんな目でオイラを見ないでおくれ。

「食うか」
「食う」
人間とは、むごたらしいものである。
山口昌男氏が、「磁気を帯びすぎている行為」の範疇に「食べること」を含めているが、妙に納得してしまうのだ。
 ⇒異界と交信する琵琶法師
土に植わっている野菜を見たこともなく、ブリ(鰤)は切り身で海を泳いでいると信じている子どもたちが住んでいる日本なのだ!って威張ってどうする。なんだかなあ。

今日のお通しが出てきたのはその後。
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大根もわさび(山葵)も野菜だからね。大根の葉っぱなんか虫だらけ。貝柱は筋肉だ。

カレイの死体、じゃない、お刺身です。
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縁側だってあるさ。
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しょうがねえよなあ、うまいんだから。原罪って、きっとこういうことなんだよね。

しかし、ホウボウの刺身は絶品だ。なんたって、目がないのがいい。
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目は鍋の中に水没していた。
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そしてやがて溶けていった。
成瀬川土左衛門。
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「どざえもん」と「どらえもん」は一字違いだ。太っていることはどっちもおんなじだね。

誰かさん、ついこういうの頼んじゃうんだよね。
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生きている「どざえもん」を「どらえもん」という。

寒ブリの刺身。
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その昔、芝居のツアーで泊まった江田島の民宿でハマチの養殖をしていた。そこで、魚犇めく水槽にハマチエードという肝臓の薬(と聞いた)を大量に放り込んでいる光景を見て以来、ブリ系の刺身は一切食べられなくなった。しかし、コンケン・アイに来るようになって、ブリの刺身もついつい口にするようになった。
しかし、今日はいったいどれだけ殺生すれば満腹になるんだろうか。

今日はあんちゃんもコンケン・アイで殺生をしていた。
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そのあんちゃんからのおすそ分け。ウニ(雲丹)。
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これね、ウニの生殖巣です。知ってた?

生殖巣といえばコンケン・アイの常連代表、西川さんである。
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中学を卒業してからずっと、中東からアジアにかけて世界中で仕事をしてきた人。そんな西川さんのセクシュアルな体験談は実に刺激的なのだけれど、ブログじゃあ危なっかしくてとても書けないのが残念。ただ、世界は、まともなニュースを見ていただけでは決して知ることのできない巨大な裏の世界の力によって動いているんだよなあと、あらためて思ったわけで。そんなことはわかっているつもりだったんだけれど、やっぱり世界はだだっぴろい。きっと沖縄は、日本よりもそうした世界に近い。だから面白い。

コンケン・アイのオヤジさんの過去だって、ブログで書けないことばかり。お知りになりたい方はコンケン・アイの常連におなりください。簡単になれますから。

この日2回目という若者がいた。
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黒澤覚くん。四谷三丁目の牛禅というお店で働いているんだってさ。さて、彼はコンケン・アイの常連になるのでしょうか。

みんな訳あってひとり者。
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人間は、やっぱりアウトローのほうがおもしろいんだよなあ、きっと。
 ⇒アウトローの人生こそおもしろい

エロスとタナトスがなければ世界そのものが死んじまう。「働かざるもの食うべからず」、いやいや「食わざるもの生きるべからず」だな。
魴?と鰈たちに合掌。

“ぎま”に続く……

tag: 松原通_居酒屋.コンケン・アイ 

日高さんが来ただけのことなのに……

久方ぶりに日高さんが“喜多見で沖縄語を話す会”にやってきました!
……という記事を書こうと思ったのですが、M.A.P.沖縄関連教室合同新年会のことをまだアップしていなかったので、まずはその記事を先に書きました。
 ⇒「M.A.P.の沖縄サークル合同新年会」の記事

それから、日高さんから届いていたレポートが二つばかりあったので、それも先に御紹介しておかなければと思ったのです。

まずは【ネオニコチノイド】のこと。
でも、これについては添加物を使っていないというセブンイレブンのお弁当のことと一緒に記事にしたかったので、まず「セブンイレブンの社長に会ったぞ」という記事を、さらに先に書くことにしました。
というわけで……
 ⇒《同窓会でセブンイレブンの社長に会った》
 ⇒【ネオニコチノイド】のこと

日高さんのもうひとつのレポートは川崎市にあった【原発】の話し。
こっちはもっと大変です。この原発がかつての多摩の横山の範囲にあったのと、狛江市の“鳥研”の前にある電力中央研究所の中にも原発があったとかなかったとかで、まずもって川崎市民劇の暫定記事と“鳥研”の暫定記事を仕上げなければなりません。
というわけで……
 ⇒「2011年初“鳥研”」の記事
 ⇒「電研のこと」と「狛江市のカテゴリ」の記事
 ⇒市民劇《省エネ化した言葉から言霊が消えていく》
 ⇒市民劇《広福寺から桝形山を歩く》
 ⇒市民劇《異界と交信する琵琶法師》
 ⇒市民劇《稲毛の今昔物語》多摩の横山に【原発】があったという話

これでやっとこの日の日高さんについて書けるようになりました。
というわけで……

日高さんが“沖縄語を話す会”にやってきました!
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まるで、ヘリコプターから降って来たようないでたちです。
“沖縄語を話す会”でどんな勉強をしたかについては、専用ブログをご覧ください。
 ⇒「第25回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)」

たったこれだけのことを書くために、どんだけ手間取ったのでしょうか。

M.A.P.after5はいくつもの連載記事で成り立っているのです。
めんどくせえブログ。

【追伸】
狛江の「中央公民館のつどい」では、“沖縄語を話す会”のメンバーが、ウチナーグチで司会をします。

http://www.facebook.com/kumaso.hidaka

tag: 日高   

少し白い雪が降った

※2月9日の記事です。
《2月8日23時50分〜9日9時》
市民劇の稽古から自転車で喜多見に戻ればもう11時。
あの世のモノと出会うためには磁気を帯びた行為が必要。よって「食べる」!
(一つ前に記事をお読みくだされば意味が分かります。きっと……)
この時間から何かちょいと旨いものをつまもうと思ったら、喜多見では今のところ“酒菜”しか知らない。
あら、へー、そうなんだ……
開店16周年記念ドリンク女性半額の貼紙
まあ関係ないけど。
スーさん曰く「男性半額なんかやったら17周年はないね」

久しぶりにゴーヤーチャンプルーなんかを頼んでみた。
「減塩でね」
「わかってますよー」
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“酒菜”に、ゴーヤーチャンプルーはこうでなくちゃいけないなんてルールはない。そういうことにこだわるお客さんもいない。スーさんの思い付き料理を、みんな軽く楽しんでいる。今日のゴーヤーチャンプルーはタマゴがトロトロ。好きだな、これ。

「小松菜、どうします」
「なんかさあ、飽きちゃったんだよね」
「そうだよね、飽きるよねえ」
そこで今日は胡麻和えにしてくれた。
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それから煮付けなんか頼んだりして。
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あ、雪だ。
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結構降って来たね。
今日も本部に泊まり。畑もうっすら雪化粧。
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最近、農業が気になっている。しかし、ここにどんな作物があったのか、ちっとも思い出せない。どうせ税金逃れの農地だろうくらいにしか見ていなかったように思う。結局、俺は流行に影響されてるだけなんだよな、と反省している。きっと雪の所為だろうなあ……

今日の朝。
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昨夜の雪はどこへやら。「最近農業が気になっている」だって、それ、ホントかよ。やっぱり案の定だ。ちっとも反省なんかしていない。

tag: 喜多見_居酒屋.酒菜 

旧暦1月7日は“七日の祝”です

旧暦1月7日、七日の祝(ナンカヌスク)

久米村:ナンカノシュク。七草雑炊(ナナクサジューシー)を霊前に供える。
首里:七日の節供(ナンカヌスク)といって雑炊(七日粥)と酢の物を供える。
那覇:七日祝(ナンカヌスク)である。七草を入れた雑炊をご霊前に供える。
(※那覇の項を担当執筆した方は、子供の頃経済的な理由でやらなくなったそうである。)
真和志:七日(ナンカ)の祝(シュクー)。年の夜(ユルー)に飾った、仏壇、神棚、床、火の神、および門の芯松(シンマーチー)、色紙など一切を取り下げる。晩に、御仏壇に雑炊飯を供える。
小禄:豚のコー引きといって豚小屋を拝みに行く。
(以上すべて『那覇市史』資料篇より)

『沖縄大百科事典』では……
七日節句(なのかのせっく)
【奄美】〈ナンカンセク〉という。奄美諸島では、床の間、先祖棚などに飾ってあった供え物を下げて雑炊(七草がゆ)を作って食べる。また地域によっては、この日に天から鬼が降りてくるとか、正月料理を食べて肥満した人間を、夜、鬼が食べにくるとかいう伝承があり、雨戸をたたいたり、鉄砲を天に向かって撃ったり、ホラ貝を吹きたてたりして、村中いっせいに騒ぎたてた。
【沖縄】〈ナンカヌシュク〉という。各家夕食時に火の神、仏壇に雑炊、汁を供える。地域により祈願目的に相違があり、折目であることを報告するだけ(与那原町板良敷)、豊作を乞う(石川市)、正月豚の初七日でその厄を払う(本部町備瀬)など。七日の祝いの料理は豚肉雑炊を供えるところが多いが、那覇市久米村のように七草雑炊というところもある。竹富島ではこの日を後生(グショー)の正月だとして墓地へいくのを忌む。読谷村宇座那覇市泊与那城村伊計のように、この日に正月飾りを取り払うところもある。

たぶん、これごく一部です。はあ、もう大変。
これが沖縄なのです。

今晩は“ゆんたくの会(沖縄語を話す会)”です。勉強しているのは首里の言葉です。那覇の言葉とはニアリーイコールです。ヤンバル(沖縄本島中部)とは…… 勉強不足でよくわかりません。
これが沖縄なのです。

tag: 沖縄この日何の日  ゆんたくの会  首里  沖縄大百科事典