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2014本祭11日目

10日目

今日11日目のプログラム
 10:30~「のさり 杉本栄子の遺言」
 13:00~ 長野たかし&森川あやこライブ 【詳細】【FB】
 15:00~ 劇団MOMOの人形劇“ザベスの『なんでも相談室』” 
 16:00~「イザイホウ」
 19:00~「イヨマンテ ~熊送り~」

gajumui

本日の午前中、安冨祖流絃聲会の会長、濱元盛爾先生が、M.A.P.三戦教室のためにわざわざ来てくださる。喜多見の駅に迎えに行くも、ちょっと遅れていらっしゃるようでご挨拶できず、稽古の方は人に任せて、映画祭のために戻ってきた。なんだか頭の中がグルグルしている。
06-07 10:10

「なんで映画祭の時に…」、いやいや「なんで稽古の時に?」というパラレルワールド。あの、夜は山猫合奏団の本番なんですけど。トライアングルだね。でも、実はさ、一本足じゃ立てないし、二本でも安定悪く、三脚でやっと精神のバランスを保っている。家族?そこだ。問題はそこを忘却していることだ。
06-07 10:30

役者?ふ~ん… そこは山猫合奏団でそこそこ埋まっている。それよりも小説を書きたいのである。そのために何もかもおっぽりだして、二年くらい書斎に篭もりたいのである。ほら、またぞろ家族という生活を忘却しているではないか。
06-07 10:53

シバサシと標的の村に挟まれた徐葆光。その橋掛かりを渡った数人の方に心から感謝する。だが。真っ直ぐな言葉は人の心に突き刺さる。しかし360度全方向のうちの、たった10度くらいの、そこで鏡の如く真っ直ぐこちらを凝視している人々は、胸元を開いて矢が刺さる痛みを楽しみに待ち受けている。
06-07 11:08

ボクはといえば、グルグルグルグルと、螺旋階段の、弱々しい風を吹かせてみようともがいている。全方向を巻き込むのだと意気込みながら、しかし結局、風ともいえぬ空気のかすかな揺れは、立った襟の前で為す術なく、湯気の如く霧消していくのだ。
06-07 11:50

目立っちゃいけない主催者の、禁断の奥の手です。 @KitamiFilmfes 明日16時、ヤイレンカさんの踊りの映像もごらん頂きます。また実行委員長の高山正樹が、萱野茂さんの思い出を語ります。/「アイヌの結婚式」 http://t.co/WQkLQj8DSe
06-07 23:36




昨日の長野たかしさんと森川あやこさんの夫婦漫才、いや失礼、お二人のライブと人形劇に大きな元気をもらった。注射二本打たれたくらい。某広告代理店の、原発推進のキャンペーンの仕事を断ったという話、以来仕事が…という「笑い話」、笑いながら胸が熱くなった。感謝をいくら重ねても足りない。

長野&森川夫妻のライブの後、慌しく山猫合奏団の本番へ向かう。とてつもなく強行スケジュールだが、ボクにとっては30年以上続けている居心地のいい舞台。いわば保養である。ただボクはずっと、長野たかしさんがそっとボクの脳天に振りかけた「プロテスト」の粉の匂いが気になっていたのである。

山猫があって、クラシック畑の人とけっこう繋がりがある。しかしそんな彼らと、あの時代のフォークソングの話で盛り上がったことは一度もない。残念ながらボクは、一足の草鞋ではどうにも遠くまで歩けないのだ。

だから今ボクは尖がっている。
映画祭の間は黙しているつもりだったが。

tag: 山猫のこと