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世田谷のお祭りで


どこのお祭りだって同じなのである。沿道の見物の安全を、半纏を羽織る人はみんな気遣ってくれる。それは何も車椅子だからなのではない。そのことをよく理解しながらも、僕はこの時の光景を、特別なシーンとして記憶にとどめるのだろう。

電信柱に手を突っぱねて、上田さんを抱きかかえるようにして守りながら、肩越しに後ろの神輿の喧騒に向けて叫んだ優しいおじさんの乱暴な声が今も聞こえてくる。
「ほらお前ら、気を付けろ!」
思い出すと、ああ、またなんだか泣けてくるのだ…

人はきっと、障がい者だから優しくするのではなく、障がいを持った人の存在が、周りの人たちを優しくするのである。
昨日、ある方から教わった蘊蓄を思い出した。
「古くから日本には、障害のある子を福子、宝子などといって尊ぶ習慣があった」

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