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第3回 沖縄映画祭⑨「人魚に会える日。」

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品16
「人魚に会える日。」
(93分/2016年)
監督:仲村颯悟

人魚に会える日。

私たちは無力なんですか?
沖縄の高校生ユメは、生まれた頃から⾝身近にある米軍基地の存在に何の疑問も 感じずに育ってきた。基地の建設で県⺠民の意見が賛成・反対に二分されている ことを知っていても、ユメにとって大きな問題ではなかった。 同級生の結介がある日突然姿を消すまでは...。

美しい海が基地建設によって奪われることをひどく気に病み、突然姿を消して しまった結介。そんな結介を探すべく、ユメは基地建設の計画が進む村を訪れ る。その村では古くから、自然界の神の許しを乞いながら生活していた。

基地はあるべきなのか。
基地にまつわる争いが終わるときは来るのか。
村人の思い、姿を消した結介の思い、神の思い。
ユメは突然突きつけられた沢山の思いを前に、ひとつの答えを見つける。


COCCOと

① 日時:1月29日(日)10:00~
会場:M.A.P.
② 日時:2月4日(土)15:00~
会場:西河原公民館 ホール


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)
  ※ご家族やお友達と分けてのご使用が可能です。

 ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
  (なおM.A.P.会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)


 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
  ⇒CoRich 直通(PC用)
  ⇒CoRich 直通(携帯用)

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
 総合案内記事へ



上映用ブルーレイと一緒に、たくさんの宣材用データが届いた。その多さに圧倒された。応援する人たちから寄せられた大量の言葉。しかし、この映画に、こんな饒舌さが必要だろうか、そう僕は思った。あたかも、小説家が沈黙を表現するために、膨大な言葉を必要とするように。
でもさ、これは小説ではない。映画なのである。せっかく送ってもらったデータだけれど、だからほとんど使わないことにした。ただ、せっかくだから、Coccoの言葉だけは載せておこう。(沖縄出身のカミさんがCoccoのファンだから)
(文責:高山正樹)

身に覚えのある戦いだと、
そう想った。
沖縄に生まれた者として
沖縄に恋し焦がれ
そして憎んで、それでも
ありったけの声を上げていた頃。
あれからもう20年が経つというのに
私はその戦いを終らせることができず、
挙げ句、あの頃生まれた子供たちが
まだ同じ問題と戦っているのを
こうして目撃している有様だ。
「これから生まれ来る子供たちが
また同じ戦いの目撃者に
なってしまわないように」
懐かしい涙の味にも似た若い力で
一生懸命に製作された
このファンタジー映画を観ながら
そう願わずには いられなかった。

Cocco

第3回 沖縄映画祭⑧「島尾伸三が語る『狂うひと』,その他のこと」

12月7日、ゲストが島尾伸三さんだというので、梯久美子さんの「狂うひと」出版記念イベントに出かけた。
伸三さんに沖縄映画祭で「死の棘」について語ってもらおうという思惑があったのだが、トークショーの話を聞いて諦めた。
さてどうするか、それからずっと考えていた。「死の棘」は諦めたが、しかしやっぱり“父敏雄と母ミホ”について、今回も前回に続いて話してもらいたい、「狂うひと」の評判を思えばおさらだという思いが強くなっていく。
映画祭に来ていただくことは決まっていたが、内容をどうするか、はっきり決まらないまま、「島尾伸三と黒糖酒を飲む会」という仮称でお茶を濁していたのだが。
思い切って「狂うひと」について語ってもらいたいと、伸三さんに打診した。二つ返事であっさり「いいですよ」となった。感謝である。とはいうものの伸三さんのことだ。話はそれだけにとどまらないだろう。なので「その他のこと」と付け加えておくことにした。
もちろん、“島尾伸三と黒糖酒”は副題にして残してある。

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 特別企画1
島尾伸三と奄美の黒糖酒を飲もう会!Vol.4

「島尾伸三が語る『狂うひと』,その他のこと」

狂うひと

ノンフィクション作家の梯久美子が、膨大な未公開資料の検証と関係者への徹底的な取材によって、島尾敏雄ミホ夫妻の実像を暴く。狂っていたのは本当にミホの方だったのか…
「恐ろしいばかりの人間の業の深さ」
本年度No.1ノンフィクションとの呼び声が高い。

※島尾敏雄さんとミホさんのプロフィールは沖縄映画祭2016の告知記事をご覧ください。
  ⇒島尾伸三が島尾敏雄と島尾ミホを語る

日時:1月28日(土)17:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
  ⇒CoRich 直通(PC用)
  ⇒CoRich 直通(携帯用)

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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【島尾伸三さんの御紹介】
写真家、作家。1948年に神戸で生まれ、奄美大島で育つ。1974年、東京造形大学造形学部写真専攻科卒業。1978年に写真家の潮田登久子と結婚し、ともに中国香港の庶民生活をリポート。父は作家の島尾敏雄、母は島尾ミホ。娘は漫画家のしまおまほ。
島尾伸三

tag: 島尾伸三 

第3回 沖縄映画祭⑦「七島正月とヒチゲー」+α

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品15
「七島正月とヒチゲー」
(ドキュメンタリー 42分/1998年) 制作:民族文化映像研究所
  +えぐさゆうこ・熊坂路得子ライブ

2017年1月28日は旧正月!
近頃の日本のお正月、どうも御先祖様の影が薄い。
というわけで、旧正月に仏様の正月をちょっと考えてみたり…


【七島正月とヒチゲー】
鹿児島県の吐噶喇(トカラ)列島の悪石島で催されるひと月早い正月、先祖の霊を迎え祝福する“七島正月”と神を敬い畏れ慎む“ヒチゲー”を記録。(1988年収録)
旧暦11月から12月にかけておよそ2ヵ月に亘って神を村に迎え、住民一体となって祈り踊る姿は圧巻。


七島正月とヒチゲー

【えぐさゆうこプロフィール】
えぐさゆうこ元南海放送アナウンサー。奄美大島のシマ唄に出会い、尊敬する唄者のもとで修行を積み、歴史や唄掛け、方言などの奥深さを学ぶ。父の生まれ故郷・屋久島での現地調査を江草啓太とともに行い、伝承者が少ない幻の名曲「まつばんだ」を知り、自身が歌うようになる。古謡採取の活動は夕刊フジ、サンデー毎日、南日本新聞等で紹介。「圧倒的な表現」(スポニチ)と評される。2016年に初のソロアルバム「宝歌-takarauta-」をリリース。『RADIO SAKAMOTO』で多重コーラスアレンジの「朝顔」がオンエア。現在はトカラ列島など南西諸島を中心に様々な地域の歌の採取を手がけている。


【熊坂路得子プロフィール】
熊坂路得子(くまさかるつこ)
アコーディオン奏者
6歳よりピアノを始め、18歳でアコーディオンと出会った。美大在学中、学校行事や個展等で演奏を始める。現在ではソロ演奏から、ジャンルを超えて様々なミュージシャン達とのセッションを展開。精力的に演奏活動を続けている。


日時:1月28日(土)14:00~
会場:M.A.P.

 ⇒えぐさゆうこさんが作ったFBのイベントページ

【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
  ⇒CoRich 直通(PC用)
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電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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tag: えぐさゆうこ 

第3回 沖縄映画祭⑥「沖縄(1970)」

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品14
「沖縄(1970)」
(189分+休憩10分/1970年)
監督:武田敦

第一部=一坪たりともわたすまい
第二部=怒りの島


主役のふたり

主人公ふたり2

キャスト
玉那覇朋子=佐々木愛
島袋三郎=地井武男
山城宗昭=加藤嘉
玉那覇さわ子=佐々木すみ江
玉那覇亘=トニー和田
古堅秀定=中村翫右衛門(3代目)


当時のパンフレットの「かいせつ」より
第一部「一坪たりともわたすまい」では、土地とり上げと闘う農民たち、苦悶しながらも、たくましく生きる若者たちの群像が、第二部「怒りの島」では、教職員、軍労働者を主軸に、全県民がストライキにたちあがっていきます。


三代目中村翫右衛門の古堅秀定(阿波根昌鴻がモデル)が抜群にいい。
中村翫右衛門

「ひとりひとりでは弱いけれど…」
闘争

しかし、竹中労は言った。
「人は弱いから群れるのではなく、群れるから弱いのだ」

この映画の中では、戦果アギヤーはヤクザにならず、労働者の闘士となっていく。
それを、美しいと思うか、あるいは甘いと感じるのか…

※戦果アギヤーとは、戦後の沖縄で、アメリカ軍の物資をちょろまかしたり、横流ししたりする人たちのことをそういった。2009年に、「戦果アギヤー」についてブログに書いている。
 ⇒戦果アギヤーのこと


※2016年は、戦果アギヤーを扱った芝居を2本見ました。そんなこともあって、Twitterのモーメントという機能を使い、「戦果アギヤー」に関する呟きをまとめてみました。お読みいただければ幸いです。
 ⇒モーメント「戦果アギヤー」

日時:①1月28日(土)10:00~1月30日(月)15:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
  ⇒CoRich 直通(PC用)
  ⇒CoRich 直通(携帯用)

電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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tag: 佐々木愛 

第3回 沖縄映画祭⑤-1~3「オキナワノコワイハナシ」その1、2、3

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品5~13
「オキナワノコワイハナシ」その、その、その

オキナワノコワイハナシタイトル

その① 日時:1月27日(金)20:00~ ※字幕付きで上映決定
その② 日時:1月29日(日)18:30~
その③ 日時:2月2日(木)19:00~
その⓪ 会場:M.A.P.


【各回の上映作品が決まりました!】
  1. ヲナリ(2014年)※字幕付
    カタブイ(2015年)※字幕付
    チエコの霊(2014年)※字幕付
  2. スイッチ(2009年)
    方言札(2016年)
    アイドル(2015年)
  3. だるまさんがころんだ(2004年)
    デンパ(2016年)
    煙が目にしみる(2006年)

作品によっては、沖縄の慣習や風習、また言葉が分からないと、なかなか理解できない要素があります。今回は、各上映作品ごと、上映前や上映後に、それらの説明(沖縄のお盆とかお葬式のこと)や、沖縄の後生(あの世)事情(行ったことはありませんが)などを、わたくし高山正樹が簡単にお話させていただくことにしました。そんな沖縄を知れば、もっともっといろいろな沖縄の映画も楽しんで頂けると思います。
いわばミニ沖縄講座付き上映会です。

また1月27日の三作品について、文字起こしをして、字幕を画面の外に表示して上映することにしました。沖縄にルーツの手話の出来る実行委員に、耳の聞こえない人でも楽しめて、沖縄のことを理解していただけるような作品を選んでもらったものです。
1月27日は、トークも手話通訳付きでやらせていただきます。

【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

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ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:mpro@mbh.nifty.com
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tag: 手話 

第3回 沖縄映画祭④「はるかなるオンライ山~八重山・沖縄パイン渡来記」

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品4
「はるかなるオンライ山」~八重山・沖縄パイン渡来記
(ドキュメンタリー 85分/2015年)
監督:本郷義明

はるかなるオンライ山1
(c)はるかなるオンライ山

沖縄と台湾の国境を越えた文化交流
沖縄の特産物パイナップルは、今から80年前に台湾から入植した人々によってもたらされた。当時の台湾は日本の領土であり、入植者たちは日本国民ではあったが、言葉や文化の違いによる衝突や差別もあった。しかし、最後には様々な苦難を乗り越え、パイン産業を沖縄に根付かせることに成功する。
映画は八重山に根を下ろした二世の人々や、その子孫に取材し、これまで語られなかった人々の人生を描き出す。


はるかなるオンライ山2
(c)はるかなるオンライ山

はるかなるオンライ山3
(c)はるかなるオンライ山

日時:①1月27日(金)18:00~2月2日(木)10:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

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電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
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はるかなるオンライ山

はるかなるオンライ山うら

第3回 沖縄映画祭③「宮古島トライアスロン」

第3回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭+α 上映作品3
「宮古島トライアスロン」
(ドキュメンタリー 90分/2014年)
製作総指揮:鈴木隆一
監督・脚本:高野裕規
総監督:すずきじゅんいち
※誰が一番偉いのかなあ…

[出演]
角田尚子 石井麻実 石川智紀・敦子 酒井絵美 
安倍昭恵(総理夫人) 下地敏彦(宮古島市長
※三宅洋平君と高江に行った総理夫人と、宮古島への陸自配備容認した下地市長

それでも挑戦する 敗者のいないレース!

日時:①1月27日(金)15:30~1月30日(月)19:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)
 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)

  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
 11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)

 ⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
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トライアスロン宮古島大会とは
スイム3キロ、バイク155キロ、ラン42.195キロ、全長200.195キロにおよぶ日本屈指のロング・ディスタンスレース。
制限時間は13時間30分に設定、トップアスリートは8時間前後でゴールする。 出場者は1700人程度、3000人超える応募者から抽選で選ばれる。
宮古島大会が人気の秘密は、東洋一を誇るエメラルドグリーンの海と島をあげての歓迎ムード。アスリートひとりひとりに「ワイドー・ワイドー」(頑張って、頑張って)と声をかける島民の温かい応援。
30回目という節目の大会。内閣総理大臣賞および内閣総理大臣杯が創設され、安倍昭恵総理夫人がスターターを務めた。

選手たちの熱いシルエットがエメラルドに輝く美しい海
晴れ渡った空に吸い込まれていく
宮古島の美しい景色の中を旅する人々は
そこに何を見つけるのか。




スペシャルムービーを見ると、もっと大きな画面で見たくなる!