プログラム6「フリークス」

第五回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α 上映作品6

フリークス
(64分/1932年)
監督: トッド・ブラウニング

ハリウッド史上もっともスキャンダラスな作品
イギリスでは公開から30年の間、公開禁止。
1932年、日本で公開された時のタイトルは『怪物團』であった。
この映画は、あなたの心を写す鏡です

フリークス

肉体にハンディを持つ人々が働くサーカスが舞台。
出演者たちは自然に画面に溶け込んでいる。彼らのその優しい眼差しに救われるが、神のいたずらで人生を狂わされ、虐げられた人々の運命はまことに痛ましい。
(DVDジャケットより)
三つのフリークス
ふたつのフリークス

ひとつめ…
それは当初の劇場公開版。籠の中身を覗き込んだ女性の悲鳴が響き渡る…、そんな場面から始まり、最後にまたその場面に戻って終わるという本編だけの60分。それはあまりにも淡白な、救いようのない終わり方なのである。

ふたつめ…
何年後か、冒頭に「この世にも変わった物語を始める前に…」という2分ほどのメッセージが入れられた。これから映し出される本編の世界を、あらかじめ弁解しておくかのように。そして最後にも、やはり2分ほどの場面が付け足されている。本編の救われない物語を許してもらうためには、ハッピーエンドを装えばいいと都合よく考えているかのように。
今回は、このふたつめ、64分版をご覧いただくのではあるが…

みっつめ…
実は、完全版と呼ばれる作品があった。もちろん「ふたつめ」で付け加えられた4分はなく、そのかわりに、別途30分の最大の見せ場があった。それは、切り刻まれるクレオパトラ、襲われて去勢されるヘラクレスの最期などという、この上なく惨たらしい場面。今、その部分のテープは存在せず、もう我々は決して見ることはできないのである。



① 日時:8月24日(木)13:00~
会場:狛江中央公民館 講座室
② 日時:8月26日(土)11:00~
会場:M.A.P.


※字幕付き上映です。

【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なおM.A.P.会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com(チラシ掲載アドレス)
・・・mpro@mbh.nifty.com(従来アドレス)

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プログラム5「第九条」

第五回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α 上映作品5

第九条
(78分/2016年)
監督:宮本正樹

日本国憲法第九条は維持か?破棄か?

イントロダクション
どのような成り立ちで日本国憲法第九条の条文が出来たのか?大東亜戦争、日本国憲法成立の歴史、朝鮮戦争、米ソ冷戦、沖縄の米軍基地問題、拉致、核など、多角的に九条の存在に切り込む。果たして、日本国憲法第九条は維持すべきか?破棄すべきか?ハリウッド不朽の名作『12人の怒れる男』のごとく12人の若者が熱い議論を交わす。

「第九条」

ストーリー
20XX年、時の政府は日本国憲法第九条の改正の検討に入った。
国民の意思を聞くため、諮問委員会を様々な職種の20代の若者12人のメンバーで作った。
弁護士で九条破棄派の秋葉(南圭介)、国際ボランティアNPO法人で海外での活動から九条維持派の五井(タモト清嵐)、防衛大学生で九条破棄派の木部(馬場良馬)、ニートで人の意見に流される岩間(聡太郎)等、それぞれの立場で第九条の議論を重ねて行く。
最初は議論する事に疑問視するメンバーであったが、日本国憲法成立の歴史を知り、少しずつ議論を重ねて行き、それぞれが日本の未来を真剣に考え、自分の想いを吐露して行く。
果たして、激しい意見の格闘の末、彼らの出した結論は?日本の運命はどうなるのか?




自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!

 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

① 日時:8月24日(木)10:30~
会場:狛江中央公民館 講座室
② 日時:8月26日(土)18:00~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なおM.A.P.会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com(チラシ掲載アドレス)
・・・mpro@mbh.nifty.com(従来アドレス)

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プログラム4「天皇と軍隊」

第五回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α 上映作品4

天皇と軍隊
(90分/2009年 仏 ドキュメンタリー)
監督:渡辺謙一

9条はなぜ必要だったのか?
なぜ天皇制は存続したのか?


「天皇と軍隊」1

「天皇と軍隊」2

天皇制、戦争放棄、靖国、東京裁判、自衛隊、日米安保・・・、
日本の戦後史で議論され続ける問題に、貴重なアーカイブ映像と インタビューでストレートに切り込んだ異色作


冷戦期アメリカの庇護のもとで、日本は第二次世界大戦の荒廃から経済的復興を遂げた。ソ連の崩壊、中国の市場開放、欧州統合とグローバリゼーションの波は、日本の政治に舵を切らせた。世界の中の日本のプレゼンスを高めるための“国際貢献”である。

日本は矛盾と曖昧さの国であるとよく言う。憲法一つをとってもその矛盾は見てとれる。自衛隊の存在と、戦争および軍の保持を禁じた9条。主権在民と天皇の地位の曖昧さ。本作はこれら 3 本の軸と言える、9条、天皇そして軍隊について、天皇の貴重な映像をはじめ世界中から集めたアーカイブと、いまや鬼籍に入った政治家など、国内外の論客による秘蔵インタビューを交え、日本の戦後史を問い掛ける。



最後に…
昭和天皇と自衛隊を正面から見据えたフランス制作ドキュメンタリー
そんな映画のコピー。
僕はやるせない気持ちになる。日本人は、昭和天皇と自衛隊を正面から見据えているのだろうか、と。

《主な登場人物》
田英夫(でん・ひでお) 政治家・ジャーナリスト。2009年11月13日死去。享年86歳。
「もう、運命になっているわけですよ。だから、其の部隊にいくということは、それなりに もう死ぬことだということ、そして名誉なことだ、そういうふうに思い込まされてしまう。いやだ、という気持ちもないですね。それに尽きるんじゃないですか。これはね、なかなか容易なことじゃないですよ。死ぬつもりでいたのが、生きなきゃならない。まず生きるって事を考えました。」

ジョン・ダワー John W. Dower 歴史家。
「日本占領当初、1945年8月末から1946年初めまで、日本人はどう対処していいのかわからない状況でした。天皇は戦犯として裁かれるのか?天皇は退位させられるのか?占領 軍は天皇制を完全に廃止しようとしているのか?これから何が起こるのか?この状況は、マ ッカーサーの立場を強化するものでした。」

樋口 陽一(ひぐち・よういち) 法学者。
「11歳、小学校5年生の夏です。ひとことで言うとほっとした。それと重ねて恐怖です。なぜほっとしたのか、それは勿論、当時の軍国主義教育から解放されたということです。なぜ恐怖か、それはまさに軍国主義教育の中で、最後の玉砕だと、万一日本が負けたなら男の子はみんな数珠つなぎに軍艦に乗せられ、海に突き落とされる。女の子はもっとひどい目に合わされる、と言われていましたから。そういう恐怖です。」

小森 陽一(こもり・よういち) 国文学者。
「九条をめぐるこの国の多くの人々の記憶の問題は、日本の戦後史の矛盾そのもの。九条から日本の戦後全てが見えてくる。 」

五百旗頭 真(いおきべ・まこと) 歴史家。
「戦前の日本は、侵略戦争を無軌道に、ほしいままにして自らを破滅させた。侵略戦争は絶対にしたくない。それは第九条にもかいてあるとおり。しかし、自衛戦争については必要な場合にしなければいけないのか、いや自衛戦争もしてはいけないのではないか、 自衛戦争すらしてはいけないのではないかと本気で議論している国民は、戦後、世界に日本しかないと思うんです。」

高橋 哲哉(たかはし・てつや) 哲学者。
「天皇が裁かれなかったということ。これは、アメリカの世論などは強く訴追を要求していましたし、連合軍の中にも訴追論はあった。オーストラリアなどは一貫して天皇裕仁の訴追を求めていましたが、アメリカの判断で訴追論が押さえ込まれた。まったく免責をされた。訴追して無罪になったというのではなく、訴追すら全くされなかった。このことはやはり、国民一般に天皇の戦争責任に関する意識がほとんどなくなってしまった理由のひとつになる。」

ベアテ・シロタ・ゴードン Beate Shirota
22才で日本国憲法の人権条項の草案作成に携わる。2012年12月死去。89歳。
「与えられた7日間に私たちは様々な国の憲法を研究しました。その成果があって、日本国憲法は世界中の英知の結晶となりました。」

鈴木邦男(すずき・くにお) 元一水会顧問。
「(1970年当時は)愛国心だとか憲法改正とか天皇の問題とかそういうことを語るのは少数派でした。現実問題として三島由紀夫さんは、憲法改正を訴えるために死んだわけですから。憲法改正ということは、タブーだったし言えなかった、ですから命を懸けて言わなければならないテーマだった。」

葦津泰國(あしず・やすくに) 葦津事務所所長。
「どんな憲法作ろうと天皇はあると、そういう存在なんです、日本の場合には。文化的な側面だとか、歴史的にみんなつながっている。特に日本人の生活にくっついている祭りとは繋がっているし、そういう面からいうと法律という縛りもあるけれど、そうでもないものもたくさんあります。だから法律でいうと一行も書いてなくても天皇はあると。そして日本人はその下にいると。そういう思いでぼくはいます。」

自前で文字起こしした日本語字幕付きで上映!

 ※スクリーン脇の別途スペースに縦書きで映写します。

① 日時:8月23日(水)14:00~
② 日時:8月27日(日)18:00~
会場:M.A.P.

※27日18時の上映後、鈴木邦男氏のトークがあります。
※手話通訳の必要な方がいらっしゃる場合、スタッフが手話通訳を致します。

【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com(チラシ掲載アドレス)
・・・mpro@mbh.nifty.com(従来アドレス)

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【鈴木邦男氏プロフィール】
鈴木邦男氏1943年、福島県郡山市生まれ。政治活動家。合気道三段。柔道三段。
67年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中から「生長の家」学生会全国総連合(生学連)に所属し、書記長として活動。その後、全国学生自治体連絡協議会(全国学協)委員長。
早稲田大学大学院修士課程を中退して産経新聞社に入社。70年の三島由紀夫事件に衝撃を受け退社。
72年、犬塚博英、四宮正貴、阿部勉らと新右翼団体「一水会」を創設し会長に就任。99年、同会代表を退任し顧問に。
一水会結成当初は暴力的な行動右翼そのもののスタイルだったが、冷戦終結後から「宿敵・左翼の崩壊を危惧する」「左右の超越を訴える」といった独自の立ち位置を確立し、左右の友人と幅広い交流関係を持つ。
著書に『腹腹時計と〈狼〉』『闘うことの意味─プロレス、格闘技、そして人生』『夕刻のコペルニクス』『公安警察の手口』『増補 失敗の愛国心』『反逆の作法』『愛国者は信用できるか』『「蟹工船」を読み解く』など多数。

言論の覚悟

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