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自民党の勉強会を侮ってはいけない

【前日のツイート】

そして今日。
朝早い。久々の通勤電車。
通勤電車を待つ行列1 通勤電車を待つ行列2
黒装束の人々が、整然と並んでいる。
これが日本人だ、と思う。

自民党本部。
自民党本部

まさか、この俺がこんな場所に来ることになるなんて、思いもよらなかった。「溶融塩炉の自民党部会、来て見ませんか」そう言ってくださった木下幹康さんの所為(おかげ)である。

「あ、入れたね」の言ったのは木下幹康さん。誘っておいてそれはないだろう(笑)

自民党の勉強会

議員たちが座る席には、朝食の弁当が用意されている。朝早いのは、きっと分刻みで動いている国会議員たちが仕事を始める前、たった1時間だがコンパクトな場を作って、集中して話を聞き、質疑までやろうということらしい。

てっきり、溶融塩炉を日本に売り込みたいアメリカベンチャー企業のプレゼンか、あるいはそれを導入したいと考える利権議員の、太鼓持ち集会なのかなと想像していたのだが、少なくとも表面上は、そんな雰囲気は全くなかった。文科省の役人の挨拶、なんだかダラダラとしゃべりそうになると、幹事の自民党議員が「そんな余計な話はいらん、時間の無駄だ!」と一括して本題へ向かう。議員を含め、参加者たちはきっちりメモを取っている。
「2030年時点でのベース電源ということを考えているが、このシステムはそれに間に合うのか。それまでに世論を説得しえるほどの高い安全性を確立できるのか、その保障があるとは思えない」
そんな厳しい質問が、自民党の議員から次々と出てくる。「頑張ってください」みたいな、にやついた発言は一切ない。

正直、この緊張感のある部会に、少し驚いた。野党は、よっぽど褌を締めてかからなければ、この長年与党の座に君臨してきた自民党には、とても勝てないだろうとさえ思った。

帰り際、国会議事堂前には社会科見学なのだろうか、大型バスでやってきた小学生たちが行儀よく並んでいた。
小学生たち

なんとしても原発対話の会は続けていかなければならないと、僕は思っていた。

tag: 木下幹康  溶融塩炉