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“琉球古典舞踊の勉強会”という挑戦

第一回琉球古典舞踊の勉強会
日時:2020年1月19日(日)15時開演(開場は30分前)
会場:狛江市西河原公民館 3階ホール
入場無料


首里城

以下1月15日追伸。
やっと踊る曲目が決まりました。


《予定演目》
1.かぎやで風:屋比久涼子
2.四ツ竹:金城多美子
3.若衆揚口説:宇夫方路
4.かせかけ:中真ゆうき、新城弓子
5.上り口説:中田弘子、中田真依
6.天川:屋比久涼子、佐藤究
 (休憩)
7.瓦屋節:佐藤究
8.松竹梅鶴亀:
  松・鈴木里実 竹・新城弓子 梅・中真ゆうき 鶴・中田弘子 亀・中田真依
9.伊野波節:宇夫方路

【地謡】
 唄三線:栗原健司(四ツ竹)、高山正樹(伊野波節)
      琉球古典音楽野村流保存会寺本さやか研究所の皆さん
 笛:杉本直子、住田千裕
 胡弓:下村佑世、新城弥生
 筝:寺本さやか

「第一回」としたのは、できるだけ近いうちに第二回を、と考えているからなのです。そう考えたのにはワケがあります。ひとつは所作台のこと。

琉球舞踊にはいくつかの種類があるのですが、その中からあえて古典舞踊を踊ってみようと考えたのは、西河原公民館に所作台のあることが分かったからなのです。舞台に所作台を敷き詰めて、その檜の上で踊る、それならやはり、琉球王朝の時代に生まれた古典舞踊が一番似合うにちがいないと。
しかし、残念ながら西河原の所作台は、きちんとメンテナンスされておらず、今回はその使用を諦めるしかありませんでした。公民館の職員さんたちと協力して、近々所作台を乾拭きしたりしたうえで、その状態を確かめたいと思っています。それで使えると分かったら、その時こそ生徒さんたちを所作台の上で踊らせてあげたいのです。

もうひとつ、今回は全部の演目を古典舞踊にすることができませんでした。「松竹梅鶴亀」は明治以降に作られた「雑踊り」であり、さらに「若衆揚口説」はもっと新しい「創作舞踊」です。どちらも古典舞踊の趣のある踊りですが、数少ない古典舞踊ではありません。次の機会には、是非とも全て「古典舞踊」の勉強会にしたいと思っています。まだまだ難曲が、最高峰と呼ばれる踊りがあるのです。

今まで私たちは、どんな小さな舞台でも、琉球舞踊を知らないお客様にも楽しんでいただけるようにと心がけてきました。でも今回はそういうことを考えないで、ややもすると難解で冗長な、見るには忍耐も必要な古典踊りを頑張って踊る、そういう挑戦をしてみることにしたのです。でも、むしろかえって興味深く楽しんでいただけるかもしれません。

琉球舞踊は、日本舞踊よりむしろ能に近い踊りです。どうぞ皆様、格調高い無料公演(笑)ですので、お気軽に、客席でゆっくりお休みに、眠りにいらしてください。お待ちしています。
でも、鼾だけはかかないでくださいね。