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二風谷の記憶、アイヌの俎板《1986年の萱野茂氏の思い出》

昨夜の10時からでした。どなたかご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか、こんなTV番組がありました。

ETV特集「あるダムの履歴書〜北海道・沙流川流域の記録~」

番組の内容を詳しくお知りになりたい方は下記サイトへ 。
2010年2月7日(日)第305回「あるダムの履歴書」の番組解説をご覧ください。
 ⇒http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum…
※直接リンクのURLを見つけました。(2013年7月5日)
 ⇒http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0207.html

ただ僕は、とめどなく涙があふれて仕方がなかったのです。
アイヌのこと、二風谷のこと、萱野茂氏のこと…
それらは「社長とは呼ばないで」に、少しづつ綴っています。
例えば…
 ⇒萱野茂「アイヌの碑」
 ⇒着いた日のこと

「社長とは呼ばないで」は、遅々として進まないブログではありますが、これからも必ず続けて書いていきます。この“MAPafter5”をやめる事はあっても、「社長とは〜」はやめません。めでたく社長の任を解かれたら、「もう社長ではありません」という題名に変えてでも続けます。その中のカテゴリー、「アイヌのこと」を是非お読み頂きたいと思うのです。
 ⇒「アイヌ」のこと
 (※ブログを移行し、新ブログでは「アイヌ」というタグです。)

その「アイヌのこと」に書くつもりのなかったいくつかのこと。
1986年から2年間、僕は沙流川のアイヌの伝説を基にした芝居の主演を務めていました。その最期の公演を終えて、僕は観客に向かってこう語りかけました。
「今、沙流川に大きなダムが作られようとしています。そして、アイヌの聖地が失われようとしている。本当にダムを作ることが必要なのでしょうか……」

あれから二十数年、あの美しかった沙流川は死にました。ダムも、建設当初から一部の学者が指摘していたように、完成からわずか5年で土砂に埋もれ、その機能を失いつつあります。

その芝居で共演していた女性が、沖縄出身の、今の僕の妻です。
萱野茂さんは、アイヌ式の結婚式を開いてあげようとおっしゃってくださったのですが、シャモ(大和の人間)である我々には荷が重く、お断りしました。

その時に、二風谷の工房の方に記念に彫っていただいたアイヌの俎板を、久しぶりに引っ張り出してきました。
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使わなければいけないよと言われていたのに、もったいなくて結局一度も使っていない。間違っていた、と、僕は今、思っています。

俎板の側面には、「二風谷」と掘られています。
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YUSUKE氏に借りたNIKONで撮ってみたのですが、うまくいきません。
そうだ、事務所に持っていって、五味さんに撮ってもらおう…

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「五味さん、ここに彫ってある文字を撮りたいのだけれど…」

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なるほどねえ…

そういえば昨日は北方領土の日でした。
二風谷の民宿で一緒になった外国の青年が言っていた言葉を思い出しました。
「北方領土を返せ、しかし日本にではなく、アイヌの人々に」

それが僕の「沖縄」の始まりでもあったのです。
 ⇒「社長とは呼ばないで」の「沖縄のこと」
 (※ブログ移行中のため、旧ブログへ飛びます。)

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この日の五味さんのブログ
※番組がyoutubeにアップされていました。いつ削除されるかわかりませんが…(2013年7月5日)

















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tag: 五味正伸  沖縄  アイヌ 

Comment

No:686|
人はどれだけ傲慢に自然を破壊しつくせば、気がすむのでしょう?
あぁ......
アイヌの人々やネイテブアメリカンの人たちは例外ですが。
ぼくたちは、罪深い民の末裔なんですね。
これから、生きている間に、どれほどの罪滅ぼしができるでしょうね......
   
No:687|
この記事のことと、それから以前書いた記事(http://lince.jp/mugon/space...)のことを書いて、土のオーナー、ごうさんにメッセージを送りました。そうしたら、ごうさんがこんなコメントを返してくれました。
素敵なブログを送ってくれてありがとう。
「北方領土を返せ、ただし、日本にではなく、アイヌに」ですね。
琉球も日本にではなく、琉球人に返すのが自然なことですね。
軍事基地抜きで、破壊した生活文化や土地を修復して。
軍事基地を作るために、自然破壊しその代表的なジュゴンを生きられないようにすることと、
子どもを生かすためになら猫の皮をはぐことを同列に議論するのは乱暴でしょう。
熊をいただくことを神に感謝し、自分たちに必要以上には殺さず、魂を宇宙にお返しする心がもてれば、軍隊は作らないでしょうね。
ごうさん。僕はこのブログではあまり立場を主張しないと決めています。でも、メッセージは大歓迎です。
ごうさん、こちらこそ、ありがとう。
No:1301|No:687のコメント内のURL
旧ブログから新ブログに移行するにあたって、コメント内のリンクが機能しなくなりました。修正も出来ないので、あらためてここで案内します。

No:687のコメント内のURLです。
http://uramapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-248.html

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