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仕事始め!【ハチウクシー】、それからおまけに【トゥシビー】のこと

旧暦1月2日、ハチウクシー
(以下、『那覇市史』から)
ハチウクシー(初興し)。要するに仕事始め。小禄では3日。久米村では書初めをする。首里は那覇市史に記述なくてわからない。初拝みは小禄でも同じ。

年男年女が、この日以降の最初の干支の日にトゥシビー祝いをする。今年はトラ年だから、旧の1月8日(新暦2月21日)がその日にあたる。
女の子は13歳に盛大なお祝いをする。何故なら、次の25歳の時には、きっとお嫁に行っているだろうから。

※追記
トゥシビー祝いにはマドゥトゥシビーとウフトゥシビーの二種類がある。正月明け最初の自分の干支の日に行われるお祝いがマドゥトゥシビー。それに対し、年男年女のお祝いがウフトゥシビー。通常トゥシビーといえばウフトゥシビーのことである。
 ⇒【ハチウクシー】と【マドゥトゥシビー】(旧暦1月2日「ハチウクシー」の情報更新記事)


『沖縄大百科事典』
トゥシビー:奄美・沖縄では、自分の生まれた年と同じ十二支の年を生まれ年といい、その年の正月初めの同じ十二支の日に、無病息災を先祖や火の神に願い、祝宴を開く。(中略)生まれ年は12年ごとにまわってくるから、数え13歳・25歳・37歳・49歳・61歳・73歳・85歳・97歳に年祝いを催すことになる。このほか88歳(米寿)にも年祝いがおこなわれる。88歳と97歳の祝いはそれぞれ旧暦の8月8日と9月7日におこなう慣わしであった。沖縄諸島では88歳の祝いをトーカチ、97歳の祝いをカジマヤーという。また、生まれ年を厄年といい、今でも一部に家や墓の新築または結婚を忌む遺習がある。(中略)首里・那覇では、マドゥトゥシビーといって還暦以降は、毎年正月に生まれ年と同じ十二支の日に小宴を開く習俗がある。原武雄によると、トゥシビーは年忌の訛であろうという。(後略)



沖縄とは関係ありませんが……

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tag: 沖縄この日何の日  沖縄大百科事典 

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No:700|
トゥシビーのアヤカーユンについて書きました。
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