fc2ブログ

出町幸神社でのある出来事

3月3日のひな祭りの日に、桜井氏に連れられて初めて行った出町の幸神社。それから3月30日にゆっくり再訪して記事を書いた。さらにそのあと、この幸神社について興味深いことがわかったので、昨日また行って写真を撮って3月30日の記事に追記した。
今朝、さらに確かめたいことがあって、散歩がてらに行ってみたのだが、もう8時だというのに、まだ閉まっていた。
null
神主さんだって普通に生活していらっしゃるわけで、ここは自宅、朝8時に門が閉まっていても何の不思議も無いのだが、でも御近所には、朝の6時くらいからお参りしたいお年寄りだっているだろうにと要らぬ心配。

さて昨日のこの神社でのことである。
やさしい関西弁を使う二十歳前と思しきカップルがいた。その言葉は、偏見かもしれないが大阪っぽくない。地元京都の若者かなと思ったが定かではない。小耳に挟んだ、というより、耳をダンボにして聞いていた二人の会話から、彼が彼女をここへ連れてきたらしいと推測した。しかし彼、カメラをあちこち向けているところを見ると、さほど詳しいわけではないらしく、裏の暗がりにいるあの猿の存在も、彼はどうやら知らないようだ。ふたりは狭い境内を一巡りすると、彼は彼女に先立ってサッサと門から出て行こうとしている。その彼を追う彼女が僕のすぐ側を通ったその時、僕は彼女に、「この神社に秘密の猿がいるの知ってる?」と声を掛けてみた。
「え?知りません」
目を輝かして、いい反応である。
「すぐそこだから、ちょっと来てごらん」
そうして、かの女を連れて、左甚五郎の猿のところまで行って暗がりを指差して「ほら」と教えてあげた。
「あ!本当だ、すごい!」
僕はそのままとっとと門の方へと歩き出す。すると背後から、すでに門の外に出ている彼に向かって彼女の声がした。
「ねえねえ、ちょっと来て」
彼は詰まらなそうな顔をちょっと上げた。そう遠い距離じゃないから、彼にはさっきの僕と彼女のやり取りをやっぱり耳をダンボにして聞いていたはずである。
(よく分かるよ、男の君の気持ち)
ともかく今ここで僕がすべきことは、この若いカップルにはもう何の興味もありませんというフリをして、そそくさとこの場から消えてやることである。それが彼のため。でも、ほんとはすごく興味あるんだよねえ、そのあと、ふたりの間でどんな会話が交わされたのか。

もしこの記事を彼女が読むことがあったなら、是非ともコメントしてね、彼氏に内緒で。でもそんなこと、あるわけないやね。
この話はこれでおしまい。

お昼は豚カツ玉子とじを食す。
null
分かっていたのです。カツが出し汁の中で泳いでいる。やっぱりちょっと苦手かな。親子丼も同様ですが、あちらは関東の親子丼とは別物だと思えばそれなりにいけるのです。でもカツの方はなんとも。衣がべちゃべちゃというのが頂けません。

“出町ふたば”という和菓子屋さん。相当有名なお店らしい。
null
豆餅が有名。
null
うまいけどね、他のお店との違いがよく分からない。
月を見つけた。そういえば、近頃月を見た覚えが無いなあ。
null
何の意味もないのだけれど、月を撮ってみた。
null
晩飯は、気に入った今出川の“わびすけ”で。
null
明日、早めに帰ることにしました。
関連記事

tag: 京都 

Comment

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する