2010年07月20日(火)23時59分
恩納村での打ち上げ【海ぶどう丼発祥のお店】と【スクのこと】
恩納村ライオンズクラブ会長さんのご挨拶で始まりました。

お酒を飲まない方はビン入りペプシコーラ。

ここは“海ぶどう丼発祥のお店”。
ネットで検索すればいくらでも出てきます。それならば、まず海ぶどう丼を頂かなければいけません。

ネバネバトロトロが全くダメな四国出身の楠さんは、とろろ抜きにしてもらいました。
特別な味付けをしているわけではないので、きっと皆さんの想像通りのお味であります。素材が良ければ不味いわけがない。

「うまい!」
前会長の昇かおるさんが挨拶している間も隠れて食ってる。
そして、特にというか意外にというか、旨かったのがこれ。
海ぶどうの茶碗蒸しです。

ピンボケ写真しか撮れなかったのが残念。
その他にもお刺身たくさん。たとえば鮑とか……

それから、くだもの。

どれもこれも、もちろん文句なしです。
沖縄ならではのものもたくさん。フルーツならばパッションフルーツ。

パッションフルーツは、もともとアメリカ大陸の亜熱帯地域の果物だったようですが、今では福島県あたりでも栽培しているらしい。じゃあ「沖縄ならでは」というのは違うんじゃないの、なんてね。

スクについてはだいぶ前に一度書いたけれど、今日は第2弾。
スクは旧暦の6月1日(今年は7月12日)の大潮に乗って、さんご礁の浅瀬に大挙して押し寄せてくる。珊瑚の近くの藻を食べに来るのです。この時を逃さず、スクが藻を食べる前に一年分のスクを獲ります。藻を食べてしまったスクは臭くて不味いのです。このスク漁はたった10分で終わります。捕れたてのスクは刺身で食べます。刺身とまではいきませんが、カラ揚げだって、この時期にしか食べられないのです。あとはみんなスクガラス(塩辛)にして保存してしまうのですから。
(※実際には、一日(ついたち)を挟んで3日間は漁ができるという話も聞きますが)
そして真打登場。ヒージャー(山羊)の刺身です。

さばかれる前の山羊君は下記記事から……
⇒http://lince.jp/hito/siotoabura…
刺身なら食べられます。というか、これはおいしかった。全然臭くない。脂の部分はどうかなとも思ったのですが大丈夫でした。20年くらい前、ヤンバルで新築祝いか何かで食べた時はもっと臭かったという記憶があります。泡盛もそうだけれど、どんどんと臭みをなくす工夫がされているのでしょうか。もしかするとあの山羊汁も? いや、ヒージャー汁だけは絶対食べられない自信があります。
お店“海ぶどう”のオーナー白井敏夫さんです。

今日は本当にありがとうございました。
白井さんは神奈川県のご出身。沖縄に移住して、最初のころは色々とご苦労されたようです。お店で出す料理だって、なかなか地元の方には受け入れてもらえなかったり。それでもこの地でずっと頑張ってこられたのは、いったいなぜなんだろうなあ。
白井さん、あなたはウチナーンチュになれたのですか……
もしもこのブログが、会社や山猫合奏団や、その他いろいろな方々と関係のない個人的なブログであったなら、もっともっと書きたいことを書けるのかもしれません。この日、端っこの方の席でそっと聞いた話のこと。名護のこと。沖縄にお嫁入りするということ。
もう少しして、この憂鬱から逃れられたら、その時には、まろやかにやんわりと書いてみたいと思います。今はどうしても書けそうにありません。書かなければいけないと、ずっと思っているのに……
白井さんが、別の席で飲んでいた名城一幸さんを引っ張ってきました。沖縄芸大で三線を学んだ彼に、ひとつ唄ってもらおうというのです。

名城くんは気持ちよく唄ってくれました。こういう時、唄うことを断るようなウチナーンチュに、僕は今まで会ったことがありません。

指笛を鳴らす、というか鳴らないふたり。すーすー、ひーひー。
この島には、島酒を飲み、そして三線を奏で、そんな島唄さえあれば、ホールで聞く音楽なんていらないという人たちが、きっとたくさんいるんだろうな。その三線だって、野村流だろうが安冨祖流だろうが関係ないという人たち。
会長とスリーショットです。
貰った名城くんの名刺にはこんな肩書きが書いてありました。
“琉歌大賞・恩納村文化村文化協会担当兼三線指導者”
「大学では、まず安冨祖流と野村流の違いを勉強するんですけどね」
彼はきっと、古典も、民謡も、BIGINも、分け隔てなく弾くんだろうな。彼の三線は、東京の居酒屋で行われるライブの三線とは、やはりレベルが違う。でも、ちっとも威張らない感じ。
ちなみに、名城一幸君は東江祐吉君とは大学の同級生でした。こんなこと、沖縄ではいくらでもあることだから、もう不思議でもなんでもありません。
でもさあ、沖縄にだって、チェロの大好きなおばさんもいるんだよね、ルミさん。

譜めくりしてくれた伊禮門夏子ちゃんだっているし。

いちゃりばちょーでー!

まあ、ここ(↓)までくると、よく分かりませんが……

是非とも、また呼んでください。この恩納村のもっともっとたくさんの人たちと、「兄弟」になりたいから。
(入場料をタダにしたら黙っていてもお客さんが集まると思ったら大きな間違い。知らない人は、そう簡単に大切な時間を預けてはくださいません。価値ある時間と思ってくださらない限り。)
お酒を飲まない方はビン入りペプシコーラ。
ここは“海ぶどう丼発祥のお店”。
ネットで検索すればいくらでも出てきます。それならば、まず海ぶどう丼を頂かなければいけません。
ネバネバトロトロが全くダメな四国出身の楠さんは、とろろ抜きにしてもらいました。
特別な味付けをしているわけではないので、きっと皆さんの想像通りのお味であります。素材が良ければ不味いわけがない。
「うまい!」
前会長の昇かおるさんが挨拶している間も隠れて食ってる。
海ぶどうの茶碗蒸しです。
ピンボケ写真しか撮れなかったのが残念。
その他にもお刺身たくさん。たとえば鮑とか……
それから、くだもの。
どれもこれも、もちろん文句なしです。
沖縄ならではのものもたくさん。フルーツならばパッションフルーツ。
パッションフルーツは、もともとアメリカ大陸の亜熱帯地域の果物だったようですが、今では福島県あたりでも栽培しているらしい。じゃあ「沖縄ならでは」というのは違うんじゃないの、なんてね。
ドラゴンフルーツも同様です。

スクのから揚げ。
スクについてはだいぶ前に一度書いたけれど、今日は第2弾。
スクは旧暦の6月1日(今年は7月12日)の大潮に乗って、さんご礁の浅瀬に大挙して押し寄せてくる。珊瑚の近くの藻を食べに来るのです。この時を逃さず、スクが藻を食べる前に一年分のスクを獲ります。藻を食べてしまったスクは臭くて不味いのです。このスク漁はたった10分で終わります。捕れたてのスクは刺身で食べます。刺身とまではいきませんが、カラ揚げだって、この時期にしか食べられないのです。あとはみんなスクガラス(塩辛)にして保存してしまうのですから。
(※実際には、一日(ついたち)を挟んで3日間は漁ができるという話も聞きますが)
そして真打登場。ヒージャー(山羊)の刺身です。
さばかれる前の山羊君は下記記事から……
⇒http://lince.jp/hito/siotoabura…
刺身なら食べられます。というか、これはおいしかった。全然臭くない。脂の部分はどうかなとも思ったのですが大丈夫でした。20年くらい前、ヤンバルで新築祝いか何かで食べた時はもっと臭かったという記憶があります。泡盛もそうだけれど、どんどんと臭みをなくす工夫がされているのでしょうか。もしかするとあの山羊汁も? いや、ヒージャー汁だけは絶対食べられない自信があります。
お店“海ぶどう”のオーナー白井敏夫さんです。
今日は本当にありがとうございました。
白井さんは神奈川県のご出身。沖縄に移住して、最初のころは色々とご苦労されたようです。お店で出す料理だって、なかなか地元の方には受け入れてもらえなかったり。それでもこの地でずっと頑張ってこられたのは、いったいなぜなんだろうなあ。
白井さん、あなたはウチナーンチュになれたのですか……
もしもこのブログが、会社や山猫合奏団や、その他いろいろな方々と関係のない個人的なブログであったなら、もっともっと書きたいことを書けるのかもしれません。この日、端っこの方の席でそっと聞いた話のこと。名護のこと。沖縄にお嫁入りするということ。
もう少しして、この憂鬱から逃れられたら、その時には、まろやかにやんわりと書いてみたいと思います。今はどうしても書けそうにありません。書かなければいけないと、ずっと思っているのに……
白井さんが、別の席で飲んでいた名城一幸さんを引っ張ってきました。沖縄芸大で三線を学んだ彼に、ひとつ唄ってもらおうというのです。
名城くんは気持ちよく唄ってくれました。こういう時、唄うことを断るようなウチナーンチュに、僕は今まで会ったことがありません。
指笛を鳴らす、というか鳴らないふたり。すーすー、ひーひー。
この島には、島酒を飲み、そして三線を奏で、そんな島唄さえあれば、ホールで聞く音楽なんていらないという人たちが、きっとたくさんいるんだろうな。その三線だって、野村流だろうが安冨祖流だろうが関係ないという人たち。
会長とスリーショットです。
“琉歌大賞・恩納村文化村文化協会担当兼三線指導者”
「大学では、まず安冨祖流と野村流の違いを勉強するんですけどね」
彼はきっと、古典も、民謡も、BIGINも、分け隔てなく弾くんだろうな。彼の三線は、東京の居酒屋で行われるライブの三線とは、やはりレベルが違う。でも、ちっとも威張らない感じ。
ちなみに、名城一幸君は東江祐吉君とは大学の同級生でした。こんなこと、沖縄ではいくらでもあることだから、もう不思議でもなんでもありません。
でもさあ、沖縄にだって、チェロの大好きなおばさんもいるんだよね、ルミさん。
譜めくりしてくれた伊禮門夏子ちゃんだっているし。
いちゃりばちょーでー!
まあ、ここ(↓)までくると、よく分かりませんが……
是非とも、また呼んでください。この恩納村のもっともっとたくさんの人たちと、「兄弟」になりたいから。
(入場料をタダにしたら黙っていてもお客さんが集まると思ったら大きな間違い。知らない人は、そう簡単に大切な時間を預けてはくださいません。価値ある時間と思ってくださらない限り。)
今日も代行で帰ります。
さて問題です。偽者が一人混じっています。それは誰でしょう。

【追伸】
二日後、お店の前を通った時に、カメラで写しました。

報告し忘れましたが、今回ペンションを宿泊所として提供してくださったのも、“海ぶどう”のオーナー、白井さんです。本当にありがとうございました。
さて問題です。偽者が一人混じっています。それは誰でしょう。
【追伸】
二日後、お店の前を通った時に、カメラで写しました。
報告し忘れましたが、今回ペンションを宿泊所として提供してくださったのも、“海ぶどう”のオーナー、白井さんです。本当にありがとうございました。
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