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~としては間違っている

今日も稽古。

米国最大の先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所の名誉会長レオ・メラメド氏は、杉原千畝の発給したビザで生き延びた。彼は来日した際、こう言って同盟国日本を評価した。 
「日本政府がルールを曲げてアメリカのタリバン攻撃を支援したことは、杉原千畝が当時の外務省の指示に背いてユダヤ人にビザを発給したことに通じる」

何度でも言う。杉原千畝の「美談」に興味はない。
例えば、「八紘一宇」「日猶同祖論」「世界のユダヤ人ネットワークによる日本戦時国債の引き受け」、千畝の判断と外務省に根本的な対立があったわけではないとも言えるのだ。ドイツと同盟関係にありながら、日本は何故「ユダヤ」を差別しなかったのか、大東亜戦争を肯定するのに、格好な材料になり得る話ではないか。
戦後、日本の外務省は杉原千畝を解雇し、その理由を(たぶんキャリアではなかったというだけの理由を)明らかにしないまま、彼の業績を抹殺し続けた。千畝の死後、平成になってようやく外務省はこれまでの非礼を家族に謝罪するのだが、そのきっかけを作ったのが、かの鈴木宗男氏である。

舞台で、僕はこんな台詞を語らねばならないのだ。
「人間としては間違っていなかったと思うよ」
この千畝に言葉に、全く嘘はないだろう。僕はあの状況下での杉原千畝氏の決断とその行為を支持し、彼ならではの「偉業」に最大限の敬意を払う。だが僕は、次の言葉が気にかかるのだ。
「外交官としては間違っていたのかもしれないな」
同意しているわけではない。ただ、「美談」を持ち出して簡単に切り捨てることができるほど単純ではないと言いたいだけだ。
佐藤優氏は、鈴木宗男氏の右腕として外務省で働いていた。

今日も稽古。もうすぐ傀儡となって美談に加担する。時に僕は、自分が役者であることを、極度に嫌悪するのである。
(文責:高山正樹)
[cate.ユダヤ]

語りすぎました。
「会社のブログとしては間違っているのかもしれないな」

今日、徹ちゃんが会社の事務所に、こんなお土産を持ってきてくれました。
20100826-omiya.JPG
どうぞ、ほんわかと、口直しにしてください。
 ⇒一年前に徹ちゃんが書いた地図
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