2010年10月17日(日)23時59分
喜多見勝忠の祖先は秩父氏の末裔【喜多見氷川神社御輿巡幸その2】
神楽殿では里神楽が厳かに行われていた。

八雲神詠。天照大神の弟、須佐乃男命(素戔鳴尊)が大蛇を退治する物語。
喜多見の氷川神社は、天平12年(740)に建てられたと伝えられる。祭神は素戔鳴尊、配祀神は天照大神と稲田姫命。古くは多摩の川岸にあったというが、延文年間(1356〜1360)、暴れ川と呼ばれた多摩川の洪水で古文書などが流失し、創建の頃の史実は定かではない。
永禄13年(1570)、江戸頼忠が社殿を修復。その孫、喜多見勝忠が神領五石二斗を寄進、三代将軍家光から10石2斗を賜る。
その後、喜多見重政が貞享3年(1686)に2万石の大名になって立藩、喜多見藩主となる。今の東京都の範囲で、江戸時代に大名がいたのは、ここ喜多見だけなのである。
…と、偉そうに書いているが、この日まで何も知らなかった。
時代はローカルだなどと言い、沖縄の文化を学べば大和が分かるなどといい、喜多見情報というカテゴリを作ったはいいが、居酒屋情報に終始し、京都のカテゴリに至っては私的な事情があるとはいえ、あたかも日本において沖縄に対抗しうる文化は京都にしかないといわんばかり、いやはや我ながら呆れている。喜多見で活動していながら、この町を見ようともせず、その古の歴史など少しも興味がなかった。
当たり前のことだが、日本中いたるところに生活があり、そこに住む人々が営々と繋いできたその歴史に、重い軽いの区別などあろうはずもない。
佐藤優さんが、大太鼓や神輿の説明をしてくださった。

中真水才も、宇夫方路も、感心して聞いている。しかし、きっと水才くんは家族の住む沖縄の歴史を知らず、路女史は生まれた盛岡の文化を学んではいない。得てして、そんなものなのかもしれない。

「いったいこれ、いくらするんだろう」
「こら!」
「商人だけが世界をひとつにする可能性を持っているのだ」
こんなふうに、まぜっかえさないといられない性癖なのだ。大和魂とは程遠い。
しかし、それにしても不思議ではないか。川崎の市民劇「枡形城・落日の舞い」があるらしいと知ったのは昨日のことなのだ。
喜多見勝忠の祖先である江戸氏は、桓武平氏秩父氏の末裔であった!
……なんて言ったって何のことやら分からない。また悪い癖。と同時に、結末の分からない新しい連載小説の始まりである。
佐藤さんと初めて出会った“ばりき屋”で一杯やることになった。

佐藤さんのかわいいメル友(左)と、宇夫方路。

「犯罪ですよね」と佐藤さんの息子のヒデ君(右)。

その左で、楽しそうに今日の神輿のことを語り合っているのは、佐藤さんとメル友のお父さん。
さて、神輿のこと、たくさんご教授いただいた。
割り箸使ったりして…

しかしそれについては、あまりにも付け焼刃なので、ここでお話することは控えよう。また来年。
そういえば、去年も喜多見のお祭りの記事があるけれど、しょぼい内容だったなあ。
⇒去年の10月4日(日曜日)の記事
そうして乾杯、一本締めで、長い一日が終わった。

お見苦しい何かが見えましたなら、今日はお祭り故、どうかお許しのほどを。
10月17日は終わったが、夜はまだ終わらないんだよねえ。
八雲神詠。天照大神の弟、須佐乃男命(素戔鳴尊)が大蛇を退治する物語。
喜多見の氷川神社は、天平12年(740)に建てられたと伝えられる。祭神は素戔鳴尊、配祀神は天照大神と稲田姫命。古くは多摩の川岸にあったというが、延文年間(1356〜1360)、暴れ川と呼ばれた多摩川の洪水で古文書などが流失し、創建の頃の史実は定かではない。
永禄13年(1570)、江戸頼忠が社殿を修復。その孫、喜多見勝忠が神領五石二斗を寄進、三代将軍家光から10石2斗を賜る。
その後、喜多見重政が貞享3年(1686)に2万石の大名になって立藩、喜多見藩主となる。今の東京都の範囲で、江戸時代に大名がいたのは、ここ喜多見だけなのである。
…と、偉そうに書いているが、この日まで何も知らなかった。
時代はローカルだなどと言い、沖縄の文化を学べば大和が分かるなどといい、喜多見情報というカテゴリを作ったはいいが、居酒屋情報に終始し、京都のカテゴリに至っては私的な事情があるとはいえ、あたかも日本において沖縄に対抗しうる文化は京都にしかないといわんばかり、いやはや我ながら呆れている。喜多見で活動していながら、この町を見ようともせず、その古の歴史など少しも興味がなかった。
当たり前のことだが、日本中いたるところに生活があり、そこに住む人々が営々と繋いできたその歴史に、重い軽いの区別などあろうはずもない。
佐藤優さんが、大太鼓や神輿の説明をしてくださった。
中真水才も、宇夫方路も、感心して聞いている。しかし、きっと水才くんは家族の住む沖縄の歴史を知らず、路女史は生まれた盛岡の文化を学んではいない。得てして、そんなものなのかもしれない。
「いったいこれ、いくらするんだろう」
「こら!」
「商人だけが世界をひとつにする可能性を持っているのだ」
こんなふうに、まぜっかえさないといられない性癖なのだ。大和魂とは程遠い。
しかし、それにしても不思議ではないか。川崎の市民劇「枡形城・落日の舞い」があるらしいと知ったのは昨日のことなのだ。
喜多見勝忠の祖先である江戸氏は、桓武平氏秩父氏の末裔であった!
……なんて言ったって何のことやら分からない。また悪い癖。と同時に、結末の分からない新しい連載小説の始まりである。
佐藤さんと初めて出会った“ばりき屋”で一杯やることになった。

佐藤さんのかわいいメル友(左)と、宇夫方路。
「犯罪ですよね」と佐藤さんの息子のヒデ君(右)。

その左で、楽しそうに今日の神輿のことを語り合っているのは、佐藤さんとメル友のお父さん。
さて、神輿のこと、たくさんご教授いただいた。
割り箸使ったりして…

しかしそれについては、あまりにも付け焼刃なので、ここでお話することは控えよう。また来年。
そういえば、去年も喜多見のお祭りの記事があるけれど、しょぼい内容だったなあ。
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