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都民教会で久米明さんに会いました

一昨日御案内した久米明さんの朗読会に、鈴木雄介夫妻と行ってきました。会場は下北沢の教会です。
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【Yusuke氏の世界配信】
 ⇒http://www.bcphotoshare.com/photos/…

チョウゲンボウという鳥と小学生のとうすけ少年との物語。本番前、久米さんに御挨拶をしました。去年の3月、「ノロエステ鉄道」を録音した日以来です。この日お会いした久米さんは、少し足腰が弱られたのかなという印象を受けました。しかし、本番で語り始められたそのお声は、以前と全く変わらずに力強く、そして深い艶も同じで安心しました。

久米明氏と鈴木雄介の父上とは、東京商科大学(現一橋大学)の演劇サークルでの大親友。こちらは昨年1月14日以来の再会ということで、昼の部の終演後、教会の玄関前で記念撮影をしました。
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今日の僕の仕事はCD販売。まだ夜の部があります。
僕のお隣では久米明さんの娘さんが久米さんの書かれた本「朗読は楽しからずや」の販売をされていらっしゃいました。
僕がこの日購入した「朗読は楽しからずや」
久米明さんの娘さんは舞台芸術家の久米ナナ子さんです。そんなナナ子さんが、この日わざわざ僕と同じように本を売るためだけにいらっしゃったワケはありません。久米明さんは昨年倒れられました。以来こうしてお父様のお仕事に付き添われていらっしゃるとのことでした。

僕は、前々からなんとか久米明さんによる「ノロエステ鉄道」の朗読会を、それもできれば沖縄で出来ないだろうかと考えていました。大城立裕先生にもお引き合わせしたい、そんなお話をナナ子さんにお伝えしました。しかし、無理はなかなかさせられない、特に飛行機はNGというお医者様のご意見らしい。
そのあと、久米さんご本人にもちょっとお話ししました。すると「是非やりたいですねえ、きっと大丈夫でしょう」というお返事が返ってきたのですが、「でも娘が心配してねえ」とも付け加えられたのでした。

夜の部が終わって、教会内でのちょっとした打ち上げに参加させて頂きました。
下北沢で僕の仕事が終わるのを待っていてくれた鈴木夫妻を携帯で呼びました。雄介氏は打ち上げの場で、親友久米明についてオヤジさんが語った話を紹介しました。
「一番芝居のへたくそな奴が役者になった」
久米さんは実に愉快そうにお笑いになっていらっしゃいました。
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立食のパーティーです。
久米さんはいくら椅子を薦められても、最初はお断りになっていらっしゃいましたが、最後はナナ子さんに従って、素直にお座りになったのでした。

やはり、沖縄での朗読会の実現は困難なのかもしれない。しかし、それなら東京ででもいい、なんとか可能性を探ってみたい、僕はそう思ったのでした。
【追伸】
この日の会場は日本キリスト教団の東京都民教会。伺ったら同志社系の教会とのことであった。それにどんな意味があるのか、よく分からないのだが、古い書籍のコピーが置かれてあって、自由にお持ちくださいとあった。
久布白直勝著「基督教の新建設」。
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貴重な本なのだそうである。なんだか分からなかったが、娘のために一冊頂戴していくことにした。
そういえば、久米ナナ子さんから頂いた名刺には京都女子大学大学院での講師の肩書きもありました。
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tag: 久米ナナ子  久米明  朗読  京都  駒場28 

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