2010年11月21日(日)15時12分
ヤマネコのこと【ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ】
【11月21日朝8時30分】
昨日からPCに張り付いて過去の記事をブログにアップしていたが、それもここまで。ああ、ブログは結局現実に追いつかず。
(だいたいこの記事でさえいつアップできるものなのか定かではないという体たらく。)
もうそろそろ吉祥寺に向けて出発する時間です。
【11月26日に追記】
井の頭自然文化園で開催されたヤマネコまつりでの山猫合奏団“どんぐりと山猫”公演は無事(?)終了しました。この日のことは、下記のブログ等に書かれています。
⇒山猫合奏団Official_Site
⇒山猫合奏団Official_Blog記事
⇒白石准のBlog“青く光る脳”
⇒大島純のBlog“セロ担いでどこ行こう”
⇒山猫合奏団Official_Blog内の“白石准の部屋”
「白石准の部屋」については、上記リンク記事の前後にも、当日の記事がたくさんアップされています。
山猫合奏団のお客様「おばちゃん」曰く……
「どこ読めばいいのよ」
おっしゃる通り。
だからこれ以上ここでは書きません。そこで変化球。
『沖縄大百科事典』より。
イリオモテヤマネコ:(八)ヤママヤー(※つまり八重山地方ではヤマネコというのだということ)八重山の西表島に分布が限定されているネコ亜種の野生ネコ。1965年(昭和40)に発見され、67年に新属新種のヤマネコとして記載発表される。当時、動物学会においては〈世紀の大発見〉とまでいわれた。(中略)耳介(じかい)が丸く(大幅に中略)頭から頸にかけて7本の黒色の縦条がある。
(中略)外部形態が、対馬のツシマヤマネコや台湾・中国中部のタイワンヤマネコなどに似ているので、本種をベンガルヤマネコ属の一員とみなすべきであると主張する学者もいる。本種の形態的特徴を検討す臆させてると、(中略)ネコ類の祖先にあたる絶滅したニムラブス亜種の一部によく似ているといわれる。(後略)
この項目を担当されたのは池原貞雄氏、片野さんのご尊父です。
井の頭自然文化園でお話を伺ったところによると、日本にはツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ以外にヤマネコは存在しないのだそうです。
“中む食堂”の西表出身の石垣仁くん情報では、イリオモテヤマネコは家ネコより弱くて、7割ぐらいのネコがネコエイズに罹っているとのことでした。
そのことも伺ってみました。そのお答えは、家ネコより弱いかどうか、何割がネコエイズなのか、それは分かりませんが、ツシマヤマネコにもやはりネコエイズが蔓延していて、そこで対馬では家ネコを表に出さないようにという運動が進められているらしいのです。
ツシマヤマネコは、いくつかの動物園で公開されています。でも、動物園でツシマヤマネコを飼っているのは、お客さんに公開するためではなく、繁殖させて再び野生に返すのが目的。公開されるのは、例えば血が濃くなってしまったり、年老いてしまったりで、もう野生に戻すことが適切ではない個体だけなのだそうです。ここ井の頭の自然園にも、公開されない元気なツシマヤマネコが何匹かいるそうです。
一方イリオモテヤマネコは、まったく島の外に出されていません。現地西表のセンターに行っても、一般客がイリオモテヤマネコを見ることはできないらしい。その理由はよく分からないのだけれど、対馬でも「対馬から外に出すな」という意見があったそうです。確かに公開するとストレスで個体は弱り、もう野生には戻せなくなってしまう。でもより多くの方に知ってもらって、保護しなければいけないという意識をもってもらうことも必要だと思うのですが、と文化園の方はおっしゃっていました。そして、山猫合奏団の“どんぐりと山猫”を是非とも対馬でやりたいですねえともおっしゃってくださいました。やりたいなあ。そして、西表でもやりたい!
公開されていたツシマヤマネコの2ポーズ。

確かに、どこか弱々しく見えるのは気のせいでしょうか。
しかし、知らないことがたくさんあるなあ。
昨日からPCに張り付いて過去の記事をブログにアップしていたが、それもここまで。ああ、ブログは結局現実に追いつかず。
(だいたいこの記事でさえいつアップできるものなのか定かではないという体たらく。)
もうそろそろ吉祥寺に向けて出発する時間です。
【11月26日に追記】
井の頭自然文化園で開催されたヤマネコまつりでの山猫合奏団“どんぐりと山猫”公演は無事(?)終了しました。この日のことは、下記のブログ等に書かれています。
⇒山猫合奏団Official_Site
⇒山猫合奏団Official_Blog記事
⇒白石准のBlog“青く光る脳”
⇒大島純のBlog“セロ担いでどこ行こう”
⇒山猫合奏団Official_Blog内の“白石准の部屋”
「白石准の部屋」については、上記リンク記事の前後にも、当日の記事がたくさんアップされています。
山猫合奏団のお客様「おばちゃん」曰く……
「どこ読めばいいのよ」
おっしゃる通り。
だからこれ以上ここでは書きません。そこで変化球。
『沖縄大百科事典』より。
イリオモテヤマネコ:(八)ヤママヤー(※つまり八重山地方ではヤマネコというのだということ)八重山の西表島に分布が限定されているネコ亜種の野生ネコ。1965年(昭和40)に発見され、67年に新属新種のヤマネコとして記載発表される。当時、動物学会においては〈世紀の大発見〉とまでいわれた。(中略)耳介(じかい)が丸く(大幅に中略)頭から頸にかけて7本の黒色の縦条がある。
(中略)外部形態が、対馬のツシマヤマネコや台湾・中国中部のタイワンヤマネコなどに似ているので、本種をベンガルヤマネコ属の一員とみなすべきであると主張する学者もいる。本種の形態的特徴を検討す臆させてると、(中略)ネコ類の祖先にあたる絶滅したニムラブス亜種の一部によく似ているといわれる。(後略)
この項目を担当されたのは池原貞雄氏、片野さんのご尊父です。
井の頭自然文化園でお話を伺ったところによると、日本にはツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ以外にヤマネコは存在しないのだそうです。
“中む食堂”の西表出身の石垣仁くん情報では、イリオモテヤマネコは家ネコより弱くて、7割ぐらいのネコがネコエイズに罹っているとのことでした。
そのことも伺ってみました。そのお答えは、家ネコより弱いかどうか、何割がネコエイズなのか、それは分かりませんが、ツシマヤマネコにもやはりネコエイズが蔓延していて、そこで対馬では家ネコを表に出さないようにという運動が進められているらしいのです。
ツシマヤマネコは、いくつかの動物園で公開されています。でも、動物園でツシマヤマネコを飼っているのは、お客さんに公開するためではなく、繁殖させて再び野生に返すのが目的。公開されるのは、例えば血が濃くなってしまったり、年老いてしまったりで、もう野生に戻すことが適切ではない個体だけなのだそうです。ここ井の頭の自然園にも、公開されない元気なツシマヤマネコが何匹かいるそうです。
一方イリオモテヤマネコは、まったく島の外に出されていません。現地西表のセンターに行っても、一般客がイリオモテヤマネコを見ることはできないらしい。その理由はよく分からないのだけれど、対馬でも「対馬から外に出すな」という意見があったそうです。確かに公開するとストレスで個体は弱り、もう野生には戻せなくなってしまう。でもより多くの方に知ってもらって、保護しなければいけないという意識をもってもらうことも必要だと思うのですが、と文化園の方はおっしゃっていました。そして、山猫合奏団の“どんぐりと山猫”を是非とも対馬でやりたいですねえともおっしゃってくださいました。やりたいなあ。そして、西表でもやりたい!
公開されていたツシマヤマネコの2ポーズ。
確かに、どこか弱々しく見えるのは気のせいでしょうか。
しかし、知らないことがたくさんあるなあ。
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Comment
しかし…ヤマネコ合唱団…見逃してしまいました。
僕ら、知らないことが多すぎます。
今度、喜多見近辺で写真展やりませんか?
なんかコラボしよう!少しでも多くの人たちに知ってもらうために。
ツシマヤマネコは環境省レッドリストで最も絶滅の恐れが高い「絶滅危惧IA種」に分類。イリオモテヤマネコも同様。1971年に国の天然記念物、94年には国内希少野生動植物種に指定された。
山猫合奏団も絶滅寸前?
そういえばMESTさん、僕たち合唱団ではなく、合奏団です。