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書かずにはいられない《沖縄の旧正月に始まった高江の作業》

去年の12月24日の朝のニュースだった。
ヘリパッド建設工事が再開された翌日の23日夜、沖縄東村高江区の最も集落に近い建設予定地の傍に設置された反対派テントが、米軍ヘリコプターのホバリングによって一部損壊されたという小さな報道。
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写されたこの椅子は、まさに僕らがあの日の高江で座った椅子ではないか。
7月17日の記事の画像再掲)
あの日のテント

僕は即日そのことをブログに書こうと思ったのだが、前日の工事再開を伝えずに、この日、自分が座った椅子が倒れている画像を見つけて、いいネタがあったなどと喜んでいるような気がして、記事にすることはやめにした。

その日の午前9時半、沖縄防衛局は、工事着工に向けての環境調査を始める。反対派住民は強く抗議、午前11時15分に作業は打ち切られた。

29日、在沖米海兵隊報道部は23日夜の「事件」について、「ヘリはテント上空でホバリングしていない」という見解を発表した。 

今年は、新暦の2月3日が旧正月であった。それから数日間、沖縄から何枚もの年賀状が届く。つまり、沖縄ではまだまだ旧正月が生きているのだ。その元日の午前10時26分、沖縄防衛局の職員と作業員約60人が、テントの壊された「集落に最も近い建設予定地」で、磁気探査や伐採作業を始めたのである。

ここ3日間くらい、ずっと自宅の近くの書斎で仕事をしているのだが、昼間時計代わりにつけているテレビから、沖縄の名護にいる斉藤祐樹の情報が、連日大量に流れ出てくる。ある人の情報によると、プロ野球のキャンプが始まると、沖縄ではテレビカメラが不足するらしい。きっと今年は「祐ちゃんフィーバー」で尚更だろう。
そして、カメラのないこの機会に乗じて、高江の作業が大規模になっていく。

高江は名護から車を飛ばせば1時間もかからない。しかし斉藤祐樹に張り付くカメラのうち、たった一台すら高江に向けられることはない。つまり、斉藤祐樹を追いかける報道陣とやらの中には、高江を伝えようとするジャーナリストがひとりもいないということなのか。

沖縄語を話す会の富久さんは、「今、高江が大変なことになっていますから」といって、沖縄へ向かった。

僕も、どうしても、書かずにはいられなくなった。
斉藤祐樹に、何一つ悪いところなどないことはよく分かっている。しかし僕は、この先何年か、彼を応援する気にはきっとなれないであろう。
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tag: 高江 

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