2011年02月09日(水)23時55分
食ったホウボウとカレイに合掌
ようやく毛ガニの動画をyouTubeにアップしたので、やっと1月17日のコンケン・アイの記事を一個仕上げることができた。
⇒ お待たせコンケン・アイ《活き蟹と茹で蟹とどっちが旨い》
そしてそれから、1月21日にコンケン・アイにお昼を食べに行った時の記事を書いた。
⇒都道114号線沿線《コンケン・アイのホームページはM.A.P.after5です》

書いた記事を眺めていたら、どうしてもコンケン・アイに刺身を食べに行きたくなったので、今から行くよという電話を入れた。だって、ちょっと遠いからさ、行って閉まってたら悔しいからね。
テーブルに座ったら、いきなりこんなのが出てきた。

「来るってえからよ、さばかねえで待ってたんだよ」
ホウボウ(魴?)である。
そうなのかい。写真に撮られるの、待ってたんだね、ほうぼうちゃん、いい子だこと。
パシャ!

目が、怖い……
電話するのがちょっと遅くて、既に半身にされてしまったカレイ(鰈)。

そうか、君は半身のママ、僕を待っていたのか。

頼むよ、そんな目でオイラを見ないでおくれ。
「食うか」
「食う」
人間とは、むごたらしいものである。
山口昌男氏が、「磁気を帯びすぎている行為」の範疇に「食べること」を含めているが、妙に納得してしまうのだ。
⇒異界と交信する琵琶法師
土に植わっている野菜を見たこともなく、ブリ(鰤)は切り身で海を泳いでいると信じている子どもたちが住んでいる日本なのだ!って威張ってどうする。なんだかなあ。
今日のお通しが出てきたのはその後。

大根もわさび(山葵)も野菜だからね。大根の葉っぱなんか虫だらけ。貝柱は筋肉だ。
カレイの死体、じゃない、お刺身です。

縁側だってあるさ。

しょうがねえよなあ、うまいんだから。原罪って、きっとこういうことなんだよね。
しかし、ホウボウの刺身は絶品だ。なんたって、目がないのがいい。

目は鍋の中に水没していた。

そしてやがて溶けていった。
成瀬川土左衛門。

「どざえもん」と「どらえもん」は一字違いだ。太っていることはどっちもおんなじだね。
誰かさん、ついこういうの頼んじゃうんだよね。

生きている「どざえもん」を「どらえもん」という。
寒ブリの刺身。

その昔、芝居のツアーで泊まった江田島の民宿でハマチの養殖をしていた。そこで、魚犇めく水槽にハマチエードという肝臓の薬(と聞いた)を大量に放り込んでいる光景を見て以来、ブリ系の刺身は一切食べられなくなった。しかし、コンケン・アイに来るようになって、ブリの刺身もついつい口にするようになった。
しかし、今日はいったいどれだけ殺生すれば満腹になるんだろうか。
今日はあんちゃんもコンケン・アイで殺生をしていた。

そのあんちゃんからのおすそ分け。ウニ(雲丹)。

これね、ウニの生殖巣です。知ってた?
生殖巣といえばコンケン・アイの常連代表、西川さんである。

中学を卒業してからずっと、中東からアジアにかけて世界中で仕事をしてきた人。そんな西川さんのセクシュアルな体験談は実に刺激的なのだけれど、ブログじゃあ危なっかしくてとても書けないのが残念。ただ、世界は、まともなニュースを見ていただけでは決して知ることのできない巨大な裏の世界の力によって動いているんだよなあと、あらためて思ったわけで。そんなことはわかっているつもりだったんだけれど、やっぱり世界はだだっぴろい。きっと沖縄は、日本よりもそうした世界に近い。だから面白い。
コンケン・アイのオヤジさんの過去だって、ブログで書けないことばかり。お知りになりたい方はコンケン・アイの常連におなりください。簡単になれますから。
この日2回目という若者がいた。

黒澤覚くん。四谷三丁目の牛禅というお店で働いているんだってさ。さて、彼はコンケン・アイの常連になるのでしょうか。
みんな訳あってひとり者。

人間は、やっぱりアウトローのほうがおもしろいんだよなあ、きっと。
⇒アウトローの人生こそおもしろい
エロスとタナトスがなければ世界そのものが死んじまう。「働かざるもの食うべからず」、いやいや「食わざるもの生きるべからず」だな。
魴?と鰈たちに合掌。
“ぎま”に続く……
⇒ お待たせコンケン・アイ《活き蟹と茹で蟹とどっちが旨い》
そしてそれから、1月21日にコンケン・アイにお昼を食べに行った時の記事を書いた。
⇒都道114号線沿線《コンケン・アイのホームページはM.A.P.after5です》
書いた記事を眺めていたら、どうしてもコンケン・アイに刺身を食べに行きたくなったので、今から行くよという電話を入れた。だって、ちょっと遠いからさ、行って閉まってたら悔しいからね。
テーブルに座ったら、いきなりこんなのが出てきた。
「来るってえからよ、さばかねえで待ってたんだよ」
ホウボウ(魴?)である。
そうなのかい。写真に撮られるの、待ってたんだね、ほうぼうちゃん、いい子だこと。
パシャ!
目が、怖い……
電話するのがちょっと遅くて、既に半身にされてしまったカレイ(鰈)。
そうか、君は半身のママ、僕を待っていたのか。
頼むよ、そんな目でオイラを見ないでおくれ。
「食うか」
「食う」
人間とは、むごたらしいものである。
山口昌男氏が、「磁気を帯びすぎている行為」の範疇に「食べること」を含めているが、妙に納得してしまうのだ。
⇒異界と交信する琵琶法師
土に植わっている野菜を見たこともなく、ブリ(鰤)は切り身で海を泳いでいると信じている子どもたちが住んでいる日本なのだ!って威張ってどうする。なんだかなあ。
今日のお通しが出てきたのはその後。
大根もわさび(山葵)も野菜だからね。大根の葉っぱなんか虫だらけ。貝柱は筋肉だ。
カレイの死体、じゃない、お刺身です。
縁側だってあるさ。
しょうがねえよなあ、うまいんだから。原罪って、きっとこういうことなんだよね。
しかし、ホウボウの刺身は絶品だ。なんたって、目がないのがいい。
目は鍋の中に水没していた。
そしてやがて溶けていった。
成瀬川土左衛門。
「どざえもん」と「どらえもん」は一字違いだ。太っていることはどっちもおんなじだね。
誰かさん、ついこういうの頼んじゃうんだよね。
生きている「どざえもん」を「どらえもん」という。
寒ブリの刺身。
その昔、芝居のツアーで泊まった江田島の民宿でハマチの養殖をしていた。そこで、魚犇めく水槽にハマチエードという肝臓の薬(と聞いた)を大量に放り込んでいる光景を見て以来、ブリ系の刺身は一切食べられなくなった。しかし、コンケン・アイに来るようになって、ブリの刺身もついつい口にするようになった。
しかし、今日はいったいどれだけ殺生すれば満腹になるんだろうか。
今日はあんちゃんもコンケン・アイで殺生をしていた。
そのあんちゃんからのおすそ分け。ウニ(雲丹)。
これね、ウニの生殖巣です。知ってた?
生殖巣といえばコンケン・アイの常連代表、西川さんである。
中学を卒業してからずっと、中東からアジアにかけて世界中で仕事をしてきた人。そんな西川さんのセクシュアルな体験談は実に刺激的なのだけれど、ブログじゃあ危なっかしくてとても書けないのが残念。ただ、世界は、まともなニュースを見ていただけでは決して知ることのできない巨大な裏の世界の力によって動いているんだよなあと、あらためて思ったわけで。そんなことはわかっているつもりだったんだけれど、やっぱり世界はだだっぴろい。きっと沖縄は、日本よりもそうした世界に近い。だから面白い。
コンケン・アイのオヤジさんの過去だって、ブログで書けないことばかり。お知りになりたい方はコンケン・アイの常連におなりください。簡単になれますから。
この日2回目という若者がいた。
黒澤覚くん。四谷三丁目の牛禅というお店で働いているんだってさ。さて、彼はコンケン・アイの常連になるのでしょうか。
みんな訳あってひとり者。
人間は、やっぱりアウトローのほうがおもしろいんだよなあ、きっと。
⇒アウトローの人生こそおもしろい
エロスとタナトスがなければ世界そのものが死んじまう。「働かざるもの食うべからず」、いやいや「食わざるもの生きるべからず」だな。
魴?と鰈たちに合掌。
“ぎま”に続く……
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tag: 松原通_居酒屋.コンケン・アイ
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